
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次 ・小三郎の罵倒 ・王子稲荷結願の御利益 ・稀代の悪党和田山龍円 ・外し忘れた魚籠の値札 ・物ぐさ女房の恩返し ・丸亀塩商人怨霊の祟り ・一石二鳥の敵討ち ・日笠源之進、返り討ちの後始末 短編集になってからはずっと、一話目に出てきた人物が一冊を通しての主人公となり、最終話ですっきりと解決するという流れだったのだけど、この巻ではキーパーソンとなるはずの日笠源之進が出てくるのは第七話になってから。 シリーズの雰囲気がぐっと変わっている。 半次の事件も勧善懲悪とは言えずにもやもやしたもの、または半次が最後までは関わらずに事件から手が離れてしまうものなど、なんとなく「やっつけですか?」という気がしてしまう。 と思ったら、この巻の最終話がシリーズの最終話であった。 解説もあとがきもない。 ただ、「最終話」とだけなって、終わっていた。 何かあったんだろうか。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ半次捕物控 さくさく読める本。 最後の二編が前後編。 蟋蟀さん大活躍。 半次と蟋蟀小三郎のやりとりが楽しい。
0投稿日: 2018.08.26終わってないよー
前作「御当家七代お祟り申す」までの全9冊で 完結と記載されてるが、こうして新作が出ていますよ(SONYさんよろしく)。しかし、ぬるま湯感の強かった最近の半次シリーズなら、まあ終わってもいいかなと正直思っておりました。 いや、ぬるま湯のシリーズ物も嫌いじゃないんですが、半次シリーズは出だしがかなりハードだっただけに、どうにも竜頭蛇尾感が‥。しかし、本作は面白かった!思うに蟋蟀小三郎をかっこいいと感じたのは今回が初めてかも。 傑作、というより極上の佳作と言いたくなる感じ(伝わるかな?)。とにかく、こんな作品が読めるんなら、まだまだ終わってないですな、「半次」は。
3投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ備中池田家を出奔した日笠源之進(ひがさげんのしん)は、江戸への道中、道場破りで小遣いを得ることに味をしめる。江戸到着後、源之進は名物男・蟋蟀小三郎(こおろぎこさぶろう)に道場破りを仕掛けるが完敗。小三郎に挑み続けることで、道場に居座る源之進を国元からの追っ手が見つけたことから、江戸中を騒がす事態に発展する。半次が打つ手は?
0投稿日: 2015.05.11
