
総合評価
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powered by ブクログ一巻完結でよくまとまってるっていう漫画のおすすめだったので読んでみた。 今数学者って聞くと、あまりにかけ離れた存在なので、大学にお勤めの数式に魅了されたロマンチストな変人…(ごめんなさい、本当にごめんなさい。すごい偏見です)というイメージを持っていまして…。 でもはるか昔は、戦争にダイレクトに関わるような知識を持ってる人で、それは目に見えにくいだけで今もきっとそうなんだろうな…なんて思う。 ヘウレーカ、「わかった!」という意味で、アルキメデスの逸話に深く関わるワード。 知ってる人なら、ヘウレーカと聞いただけでアルキメデスを連想するのかもしれない。だからタイトルなのかもしれない…でも考えてみる。なにが「ヘウレーカ」? 権力は、常に正解ではない。間違うことがある。そこに被害を受けるのは、末端の人間。その末端も、知略や勇気、団結を持てば上に噛みつき、大きなうねりとなって権力を掠めることもできる、とか?
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たしか10年前くらいにブックオフで購入、久しぶりの読み直し。 寄生獣他何作は読んだがヒストリエは途中で止まっているくらいで、岩明均のファンというわけではない。だが今回、だいぶ前に読んだはずなのに要所要所のシーンが思っていた以上に記憶に残っていることに気づかされた。 主人公ダミッポスの言葉がいちいち心に刺さる。アルキメデス、ハンニバル、マルケルスといった史実キャラもみな魅力的。 作中で出る「アルキメデスの機械」はどう考えても紀元前の技術を超越していてフィクション性はかなり高いのだが読んでいて不思議とそこまで気にならない。 1巻で綺麗にまとまっていてサクッと読めるのもとても良い。 世界史に詳しければきっともっと面白いのだろう…
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログヒストリエみたいな感じかなと思って買った本。 一巻ですぐ読み終わったので少し物足りない気がしますが、一巻に完結させていることが素晴らしい作品でした。
0投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ一冊の中で伏線が全て機能してきちんと処理されている。 大勢的には歴史通りなんだろうけど当然細部は創作な話で、これだけ見事に物語を完成させるのは流石だなと思う。
0投稿日: 2024.09.24ヒストリエの原型
ヒストリエの主人公エウメネスのような青年が登場します しかしただの実験作ではなく本作単体で古代史への興味を倍増させられた名作です
0投稿日: 2024.07.03岩明さんが好きなら。。。
ヒストリエほどではないが、やっぱりおもしろい。 読み切り程度の長さなのでさらっと読めるのはいい。 ただ、重厚なストーリーを求めるなら違うかも。
0投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログ2011年4月29日(日)にジュンク堂書店大阪本店にて購入。5月26日(木)に読み始め、同日読み終える。 打ち切られたのか作者が途中で書く気をなくしたのか(あるいはもっと別の理由によるものなのかはわからないけど)、いままで観たことがないくらいの急展開、というか展開もなにも突然終わったという感じ。面白く読み進めていただけに、残念。
0投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログ塩野七生の『ローマ人の物語』(途中でうっちゃってあるけど)で、カエサルにもまして面白いのがハンニバル戦記だろう。 そのハンニバルがシチリア島を落とさんと狙う。対するは「ローマの剣」マルケルス将軍。シチリア島シラクサ市民会では、従来の親ローマ派と、ハンニバルの力を借りてローマから独立しようとするカルタゴ派が争っている。 スパルタ人で「変な名前」と常に突っ込まれるダミッポス、彼が主人公だ。ダミッポスはローマ系の彼女クライディアとハイキングしている。平和なシラクサ。そこにカルタゴ派によるクーデター。ローマ系の住人は捕らえられ始める。クライディアの両親も捕らえられ、クラウディアを匿うためにどこかないのかとダミッポスが訊くと、使用人から出てきた名前は、アルキメデス先生。 『ヒストリエ』のアリストテレス先生みたいな設定だが、まだ元気なアリスト先生と違ってアルキメ先生のほうは、ちとボケがはいっている。ダミッポスはスパルタ人なのに「軟弱」な優男で、でも知恵が回る。アルキメ先生にすっかり気に入られてしまう。 シラクサを攻めるローマ艦隊に対するのは、アルキメデス先生の発明した数々の戦争機械。マルケルスはいったん撤退を余儀なくされる。 戦争機械はアルキメデスにとっても作りたくなかった核兵器のような大量殺戮兵器である。アルキメデスの弟子扱いになってしまったダミッポスは、よそ者の身で、シラクサ内のローマ対カルタゴの闘いに巻き込まれ、シラクサ外のローマに知略で対抗しなければならなくなる。さて── これも面白いよ。ダミッポスの痛快な活躍と、それでも戦争をどうしようもできない厭戦感と。 捕らえられたクラウディアを解放するために、女性ばかり集めて、平和的な方法でローマ艦隊に攻撃を加え、「どうかな? ローマ戦艦7隻に損害を与えたんだけど……」とシラクサの将軍にダミッポスが迫る場面、最高。ついでにマルケルスを怒鳴りたおす場面も。
1投稿日: 2016.02.10アルキメデスの生きた時代の見た事もない戦争。
アルキメデスが生まれたのは紀元前287年らしい。 私が想像する紀元前の戦争といえば大きな丸い盾と長い槍を持った屈強な男たちが戦う姿だったが、この漫画ではアルキメデスの発明した兵器が大活躍する。 紀元前の技術で実現される兵器を見るだけでも楽しめる。 そこに岩明均の描く人間ドラマが展開されるので、読み応えがありとても面白かった。
0投稿日: 2015.09.11
powered by ブクログなかなか読む機会がない漫画。偶然にもローマものを二冊借りた。 流行の? 『寄生獣』の作者の読みきり。 アルキメデスの偉大さや戦いの理不尽さはわかったけれど、この漫画の良さはわからず…。
0投稿日: 2014.12.19
powered by ブクログあるかもな、というリアリティ。そしてワクワク感。なんかできそうな気がしちゃう発明とかの距離感。不思議。
0投稿日: 2014.06.28
powered by ブクログタイトルの「ヘウレーカ」はアルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したときに叫んだ言葉で「わかった!」という意味だそう。 シラクサの戦いが舞台の歴史漫画。 登場人物が活き活きと描かれていて、面白かったです。
1投稿日: 2013.12.29歴史に疎くても面白い
ヒストリエの読み切り版?という印象です。(←実際どうなのかはよくわかりません、ごめんなさい) 時代のうねりに翻弄される若人、自らうねりになろうとする大人、後悔とともに生きる老人。 最初から一冊にまとめる構想だったのかな、というくらいにすっぽり見事におさまっており、 ちょっとした映画を見ているような気持ちになります。 歴史ものだからといって敬遠されてほしくない作品です。
2投稿日: 2013.12.03見たことのない歴史漫画、を読む楽しみ。
かの有名な寄生獣、そして現在連載中のヒストリエでご存じの方も多いと思われる岩明均氏の 古代ギリシア・アテネの世界を描いた、読み切り歴史漫画。 歴史好き以外には、あまり馴染みのない時代、世界観でありながら、 戦記モノとしての魅力、群像劇としての魅力を存分に内包し、一気に読ませる 作品となっているのはさすが、である。 そして、このような濃厚な人間ドラマがあった彼の地は、現在 草に覆われた地中海の遺跡として、ひっそりと佇む、という描写で 締めくくられるあたりに、なんとも言えない、人の世の無常観、切なさが漂う。 それでも、どんな時代でも、おかれた環境で人々はそれぞれ精一杯生きてきている訳であり、 現在の視点から、彼らの判断に善悪の裁きを加えるのは、大変に僭越な事と知るべき。 氏の本作は、歴史に対してあくまで中立の立場で、登場人物への分け隔てない やさしい眼差しで、いきいきと人物が描かれている。今どきの言葉遣い、の会話も テンポ良く読ませるための、工夫であろう。このあたりもさすが、である。 歴史漫画、かくあるべし。 愚かしくも、愛おしい、そして切ない・・・人間ドラマ。氏の筆致が冴え渡る。
3投稿日: 2013.11.10
powered by ブクログヒストリエのパイロット版のような? 頭脳派スパルタ人が主人公。 話としてはヒストリエの方が面白い。 1巻で完結しているのは評価。ヒストリエは終わる気配が無いので。
0投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログ思わず「ウーンうまい」と唸ってしまう構成力の高さ。少ないページ数でこんなにしっかり楽しめてしまうなんて、やっぱり才能なんだろうなぁ~凄いなぁ~。この無機質である意味記号的な絵柄がいいんだよ、また。。。ぜひ一読を!でも表紙はチョット怖い。
0投稿日: 2013.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同作者の連載作品「ヒストリエ」以前に書かれた、紀元前のローマの戦争を描く作品。槍合わせの部分よりも知恵を使って戦う部分がクローズアップされている。 対立するカルタゴとローマの間で揺れるシチリア島のシラクサ市。有力者・エピキュデス将軍の一存により、カルタゴにつく意を表明し、ローマからの制圧軍と戦うことになる。 このため、市内のローマ人が捕らえられるという状況にあたり、シラクサに住むダミッポスは、ローマ人の友人・クラウディアの危機を救うため、アルキメデスの兵器や自身の知恵を活かして、敵軍と戦う。 物語がキレイにまとまっていて、さらにまとめるのはなかなか難しい作品です。古代ローマの戦闘を描くコミックであまりないですから、時代に興味のある人にはオススメです。
0投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログポエニ戦争でアルキメデスの殺戮兵器が大活躍する話。殺戮のグロシーン、老いて痴呆気味となったアルキメデスの悲哀、上官エピキュデスのゲスっぷり、チョイ役のハンニバルの不気味さ、いつもながらの飄々とした切れ者の岩明主人公・ダメッピくん…もといダミッポスなどは楽しかった。が全1巻なのでやはりボリュームが薄く、作品としてもものすごく意味のある話というわけだはない。あくまで古代ギリシアの歴史書を換骨奪胎した短編という感じ。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ「あの絵」でキャラクターがふるまうだけで何か満足するところがある。 アルキメデス先生の投石器で投げた石が人にあたるとぶつかったところがきれいに吹っ飛ぶ(体にきれいな穴が開いたりする)描写があるけど、さすがにやり過ぎでしょう。ジョジョのクリームにやられたみたいになってるで…
0投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログヒストリエの前身って感じかな。古代ギリシアローマ世界が舞台。 カルタゴのハンニバル将軍、ローマのマルケサス将軍。ローマ側からカルタゴ側に寝返ったシチリア島の都市国家シラクサと、ローマ軍の攻防劇。
0投稿日: 2012.10.01
powered by ブクログ研究室の整理中に読む。面白いです。一気に読みきってしまいました。今年は時間があるので、ローマものを読んでみようかな。塩野七生を読んでみるのも悪くない。
0投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログおもしろかった!! 欲を言えば、ハンニバルもっと出てきてほしかったー。話の長さが中途半端ではあった… ヒストリエに続いてよかった。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ古代ギリシアのお話。 「ヘウレーカ」から、アルキメデスが主人公だと思っていたけれど、 アルキメデスに関わった、一人の青年が主人公だった。 話は面白かったし、アルキメデスの発明についても触れられており、 また、歴史も少しだけ分かる。 が、どこか中途半端さも感じた。 「ヘウレーカ」は、 アルキメデスが銭湯に入っているときに、「浮力の原理」を発見し、 嬉しさの余り、「ヘウレーカ」「ヘウレーカ」と叫びながら、すっぱだかで家に帰ったというお話が元になっているらしい。 「ヘウレーカ」の意味は「みつけたぞ!!」 ちなみに、このマンガでは上記の話はまったく関係がない。
0投稿日: 2012.05.22
powered by ブクログ岩明均のは寄生獣以来初。 時代もので、ただどこに重きがあったのかなーって考えちゃった感じ。 ダミッポス?なのかアルキメデスか・・・ でも普通に面白かったな、みたいな感じだった。
0投稿日: 2011.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全然本の感想じゃないですが・・・数年前に読んだことがあったんだけど、途中までしか読んでなかったので、ようやく最後まで読めました。 古代ローマを舞台にしてて、来たことがある歴史上の人物が出てきて、不思議な感じです。岩明均さんらしく、ばんばん人が死んでいきます。
0投稿日: 2011.12.06
powered by ブクログシラクサの結末を知っているが故に、読んでいる最中、感情移入すればするほど憂愁の感情が募ってくる。読了後の感想はやっぱり悲しいの一言。歴史の中のふとした所に目を付け独特の観点でシナリオを構築するる岩明さんの歴史漫画は本当に素晴らしいです。
0投稿日: 2011.11.21
powered by ブクログアルキメデスの兵器無双。 先生がこんな亡くなり方をしたのなら、本当に残念だな。 シラクサ市民の分裂も見てて辛かった。 作中の二人も無事結ばれて、ローマに逃げて欲しかったなあ。
0投稿日: 2011.10.27
powered by ブクログローマVSカルタゴ。 戦争とはグロテスクなもの。 天才アルキメデスの変わった機械。 主人公のダミッポス。 裏切り。 対人ではなく、 機械的な殺戮。 現代にも劣らない虐殺。 「寄生獣」好きなら読むべし。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ争い、血を流した年月より、理解と寛容に努めた歳月の方が長い。 そう言える未来を迎えることができるのかな。 『プルターク英雄伝』 河野与一 『ハンニバル』 長谷川博隆 『図解古代・中世の超技術』 小峯龍男 『ヨーロッパ ①』 ノーマン・デイヴィス 『世界不思議物語』 リーダーズダイジェスト 『アインシュタインと手押し車』 ピエール・チュイリエ他 『ハンニバル戦記』 塩野七生 『戦術書』 ポリュアイノス 『ギリシア軍の歴史』 ピーター・コノリー L・E・ユンケル 『ローマ軍の歴史』 ピーター・コノリー クリスティーヌ・ジョリエ 『図解ギリシア』 周藤芳幸
0投稿日: 2011.07.17
powered by ブクログ『ヒストリエ』前章もしくは原型のような短編。2001~2002年にヤングアニマル増刊『Arasi』に連載されていたものです。シラクサを防衛するためアルキメデスが発明した秘密兵器でのローマ軍の殺戮場面が、『寄生獣』チックな描写でさすがの岩明作品。 ダミッポスとエウメネスの顔が同じ。ラストは無常。
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログシチリアにいってみたくなる本 歴史って色々な思惑と人が織り交ざっていくんだろうなって感じさせる名作
0投稿日: 2011.07.05
powered by ブクログタイトルが「エウレカ」もしくは「ユリイカ」のことだろうと興味を持って、手に取ってみました。 古代ギリシア時代のカルタゴ対ローマの第二ポエニ戦争期で、現シチリア島のシラクサの町が舞台となっています。 主人公は、「名前が変」「スパルタ人なのにやさ男」と言われてばかりのギリシア人、ダミッポス。 仲の良い女友達クラウディアはローマ人ですが、二人の馴れ初めなどは語られずに話が進んでいきます。 当時のギリシアは、カルタゴにつくか、ローマにつくかで、揺れていたんですね。 そこに、カルタゴのハンニバル将軍のもとに亡命していたエピキュデス将軍が躍り出て、クーデターを起こし、ローマ撲滅に奮闘します。 敵となった彼女の安全のために二人が身を寄せたのは、発明家アルキメデスの屋敷。 少しもうろくしている稀代の天才の晩年が、物悲しく描かれます。 自分が発明したものが、戦いの武器に応用されていることへの責任感を持つ彼。 ローマ軍に殺されたという逸話がきちんと描かれていました。 そういえば、アルキメデスは、ギリシア人だとばかり思っていましたが、実際にはシチリア人で、そこで命を落としたわけなんですね。 ローマでは、氏族の名前が同じ場合は、同じ先祖とみなされ、助け合う義務があったことを、この本で知りました。 ダミッポスは、初めは全く主人公としてのオーラを感じませんでしたが、そのうちに機転もきき、ローマのマルケルス司令官相手に丁々発止を繰り広げるなど、弁が立つこともわかります。 迫力のある筆致ですが、絵に動きが感じられず、表情も乏しいのが残念。 でも、読み進んでいくうちに、古代のアルカイック風であるようにも思えてきました。 2千年経ったところで終わります。 次の巻は現代に飛ぶのかな?と楽しみになりましたが、どうやらこの1巻で終わりの様子。 そう考えると、なんだか最後のまとめが若干中途半端だったような気がしてきます。 もう少し話を発展させてもらえたら、もっと楽しめたのになあと思いました。 『テルマエ・ロマエ』のギリシア版・シリアス版のような気持ちで読みました。
0投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログ「一冊の中によくまとまったな」というのが最大の印象。 歴史に関連する本は、ある程度時代背景や登場人物を知った上で読むと面白みはますけど、まったくない状態だといくらか反応は薄い部分が出てくるのかなと考えているが、この作品はそんなことを考えなくても十分に面白い。
0投稿日: 2011.04.05
powered by ブクログ良い。 シラクサ陥落まで非常にテンポ良く一冊にまとまっている。 クラウディアとのデートの伏線もちょっと綺麗過ぎる程に回収。すばーらしい。 この無常感は歴史マンガはこうあるべき、というある種お手本のようなもの。作者の創作部分も含めてね。 ボケたアルキメデスの描写が悲しい……。
0投稿日: 2010.08.20
powered by ブクログアルキメデスが浮力の原理を思いついた時に叫んだ「ヘウレーカ」を題名とする漫画です。 プルタルコスの『対比列伝』のマルケルスの章をベースに、第二次ポエニ戦争で陥落したシュラクサイが舞台になっています。スパルタ出身の若者とローマ人の娘との悲恋、アルキメデスの技術とその最後が描かれているのです。エンターテイメントとしてはとても良く出来ていて、お勧めの一冊です。 さてこの漫画ではアルキメデスが、研究以外のことについては痴呆状態であるかの様に描かれていますが、果たしてそうなのでしょうか。 J.E. ゴードンの『構造の世界』によれば、古代の兵器の進歩はここシュラクサイで始まり、下級官吏から身を起こし僭主となったディオニュシス一世は、軍事政策の一環として世界で最初と思われる武器研究所を設立し、全ギリシャから最も優れた数学者と職工を集めた、とあります。 私の推測では、アルキメデスの先祖が家業としての数学を携えて応募したとも考えられます。頭脳と技が集積したシュラクサイが辺境でありながら武器の開発で地中海世界でトップランナーなり、マルケルスを苦しめる技術開発を成し遂げられたのかもしれない。アルキメデスは若い頃学んだアレキサンドリアに自分の研究成果を書き送りますが、テーマは数学に限られます。彼自身も軍事技術に関わっていたに違いないのですが、これは軍事機密で公表されることが無かったので、記録にも残らなかったのでしょう。 漫画に登場するシュラクサイ側の投石器は回転する一組のローラーによって球を打ち出す「ピッチングマシン」をモデルにしていますが、勿論古代にはこれを実現する技術はありえず、弾性体に蓄えたひずみエネルギーで石を打ち出すパリントノン(palintonon, ギリシャ)またはバリスタ(ballista,ローマ)です。バリスタと言っても電子デバイスではありません。 スパルタ人ダミッポスがシュラクサイの女性を集めてローマの軍船を手鏡の反射光で焼き払う場面があります。作者の創作なのですが、この話の元ネタはヨハンネス・チェチューズの『歴史の書』です。この書は12世紀に書かれたことが『解読!アルキメデス写本』を読んで分かりました。これだけの衝撃的な戦闘ならば、記録に残るはずなのですが、「講釈師見てきたようなうそ」に違いありません。
1投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログヒストリエ以前に書かれたもので、その原型となる作品。時代背景は若干違いますが、古代地中海社会。有名な「アルキメデス」のお話。 この漫画の醍醐味の一つはアルキメデスが発明した最新兵器の数々。それれが本当に存在したのか興味が出てきて調べてしまった。漫画に出てくる武器の殆どは断片的な言い伝えだけある、ほぼ作者の創作と見て間違いないでしょう。 少し前に、ディスカバリーチャンネルでこのアルキメデスの兵器を再現する、という企画があり楽しく見ることができました。
0投稿日: 2010.05.20
powered by ブクログ古代ローマを取り扱った作品。 やはりこの時代は、史実が残されていたり 残されていなかったりして まだまだ憶測の余地がある分 好きな人は夢を馳せることができると思います。 また魅力的な特性を持った民族が多いので とても興味深いですよね。 歴史を学ぶ上で楽しむという点で この漫画を読んでもいいと思います。
0投稿日: 2010.03.03
powered by ブクログずっとほしかった漫画。先日運よく50で手にいれられた。僥倖! 主人公の顔がもろエウメネスなのが気になるが(笑)、この漫画の見どころは何と言ってもひとがばっさばっさ死ぬところ(ビシッ)岩明氏の漫画の特徴でもあるが、この人の人死にシーンは至極あっさりあっけらかんとしている。刃で切られ、あるいは食いちぎられして死ぬ、悲鳴や悶えもかかれてはいるが、なんと言うのかな、「どこまで行っても2次元的」というか・・・リアルさがない。というかむしろそれを排除しているのだと思う。それが好き。 一番好きなシーンは自動投石器で人がスパーーンと打ち抜かれてミンチになるところだけど、一番印象深いのは回転刃でスパーーーンと人が上下ばらばらになるところです。
0投稿日: 2010.02.16
powered by ブクログローマとカルタゴの戦争に巻き込まれたスパルタ人の青年・ダミッポスとローマ人の少女・クラウディアの恋。 一巻完結で非常にきれいにまとまっている。『ヒストリエ』の習作か。 アルキメデスが開発した投石器による戦争描写が凄惨。特に、馬の首の飛ぶ演出が印象的だった。 最後、マルケルス将軍に背を向けて歩いていくダミッポスはどこへ行ったのだろうか。 ダミッポスにぽ〜っとしたり「光の兵器」作戦にノリノリだったりする、イキイキとした市井の女性たちの姿が清涼剤。
0投稿日: 2009.08.05
powered by ブクログヒストリエの練習作のようなもの。 主人公はダミッポス…と見せかけてアルキメデス。 でも例の全裸「ヘウレーカ!!」イベントはありません。
0投稿日: 2009.06.23
powered by ブクログ良いですね。 相も変わらず、目の付け所が。 「どうかな? ローマ戦艦7隻に損害を与えたんだけど」 の絵がよいね。
0投稿日: 2009.05.12
powered by ブクログ完成度高し。やべー。 題名良い。 シンプルで淡々。 ただ「ハリウッド映画」っぽい。 相変わらず終わり方も綺麗。
0投稿日: 2008.12.26
powered by ブクログ第二次ポエニ戦役、マルケルスのシチリア奪還戦を、主人公であるスパルタ人の目から追っています。 主人公が当事国の国民ではないからこそ、善も悪もない戦争の悲壮感のようなものが感じられます。 この時代が好きなら読んで損はないです。 最初は丁寧にゆっくり描かれているけど、後半尻つぼみ気味。
0投稿日: 2008.01.03
powered by ブクログ紀元前2世紀,古代ローマとカルタゴとの戦争(第二次ポエニ戦争)の頃のシチリア島を舞台とする漫画.ハンニバル,アルキメデス,マルケルスなど実在した人物が登場し,シチリア島シラクサ市とローマ軍との戦闘を背景に,さまざまな人間ドラマが描かれる.シラクサ市に配備された「アルキメデスの防具」(機械兵器)の描写が圧巻.かなりの部分は,著者の想像力でまかなわれているのだろうか.シンプルで淡々としているが,並々ならない表現力だと思う
0投稿日: 2007.11.12
powered by ブクログ題材は良いと思うけど、淡白な作品。人間の業の深さを描こうとしているのかもしれないが、深く伝わってこないのが残念だ。
0投稿日: 2007.09.30
powered by ブクログ岩明均のヒストリエを感じさせる作品。これがそれなりにうまくいったから次作ヒストリエを描こうとしたんじゃないかなぁ。内容はローマとカルタゴの戦争があった中でのスパルタ人の主人公とローマ人の女性が戦乱に巻き込まれていくお話。有名なアルキメデスなどに関わっていく展開に違和感はあまりなく、うまーくまとまってます。歴史もの漫画が好きならオススメです。
0投稿日: 2006.11.18
powered by ブクログアルキメデス、バンザーイ!! でも惨殺シーンは怖かった。 数学者のアルキメデスは、自分が考えた原理をこのように使われたくはなかったのではなかったんじゃないかって思えた。アタシってあまい?
0投稿日: 2006.09.13
powered by ブクログローマ対カルタゴで揺れるシラクサの町。タイトルは、アルキメデスがその原理を発見した時「ヘウレーカ(見つけた)!」と叫び裸のまま街に飛び出したという逸話から。相変わらずの淡々とした物語・描写が見事。
0投稿日: 2006.08.16
powered by ブクログローマ対カルタゴの時代。城塞都市シラクサにローマ軍が迫る! しかしシラクサには数学者アルキメデスと彼の設計した防御兵器が!
0投稿日: 2006.07.26
powered by ブクログヒストリエへと続く作風ですね。この淡々と描写していく感じは良いなぁ。あとは、人の死を冷淡というか、客観的な出来事として描写するのは、まさにそれ、といった感じ。どーもこの人の作品は人死が多いですが(笑。こういう歴史叙事物の場合には、後半が破綻してしまったり、終わりきらなかったりする例が多いのですが、さすがは岩明均。きっちりと終わらせてあるので、読後感がよいです。
0投稿日: 2006.03.01
powered by ブクログなんかトボケた感じなのに妙にリアリティーがあるのが岩明均の画力とセリフのうまさだと思う。その作者が歴史物を描いたのがこの作品。僕らにはなかなか想像つかない古代ギリシャの世界観を見事に表現していると思う。ちなみにヘウレーカとはアレキメデスが「アレキメデスの原理」を思いついた時に叫んだ言葉だそうです。
0投稿日: 2006.02.06
powered by ブクログこれを読んで「続き読みてー!」と思っていたらヒストリエが始まって幸せ。こういう人結構いるんじゃないかな。
0投稿日: 2004.12.15
powered by ブクログ共和制ローマとカルタゴの第一次ポエニ戦役を舞台としたシチリア攻防戦を描いた物語。 数学者アルキメデスを身近に感じられる一冊。
0投稿日: 2004.11.21
