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「生」の日ばかり
「生」の日ばかり
秋山駿/講談社
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総合評価

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    2009年の頃のエッセイがまとめられている。秋山駿(1970-2013)氏の最晩期の作品である。 白紙の原稿に向き合う秋山氏のいつもながらのエッセイだが、奥さんの介護が生活に入り込んでいて、「生」についての思考が多くなっている。 古いノートと最新のノートが混ざり合うように並んでいて時系列はバラバラだが、違和感は全くない。ずっと同じ場所で、同じように格闘してきたのである。 ヤラナケレバナラヌモノハ、ヤラナケレバナラヌ それをひたすらにやってきた記録の断片がこの著作である。 自分の生き方に並んでいる人は、秋山さんみたくノートに向き合うのも良いだろう。私もそうしてる。

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    投稿日: 2025.06.02