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教養としての三菱・三井・住友
教養としての三菱・三井・住友
山川清弘/飛鳥新社
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総合評価

(18件)
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3
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10548840

    0
    投稿日: 2026.09.14
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    3大旧財閥のことを意識して仕事をしたこともなかったし、日本の財閥は戦前で戦後の現在には影響力が小さいと決めつけていたこともあり、著書は目から鱗の内容でした。 身近なところでこんなに関係性があり、各企業風土が根付いていたことを知れて、見える世界が変わり違った面白みを感じました。 様々な仕事があるので、仕事のためもいいですが、視野の拡大や雑学がてらと軽い気持ちで手に取ってみても新たな発見が得られてオススメです。

    5
    投稿日: 2026.09.03
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    財閥の知識を増やしたく手にとる。 一番面白かったのは、 今の企業とのつながりと、その背景。 三菱、三井、住友がこれだけ 長く日本経済の中心に残っているのには、 やっぱり理由がある。 時代に合わせて事業を変え、 必要なところに資本を振り向けながら生き残ってきた。 投資でも、今の株価や配当、決算を見るだけではなく、その会社が「なぜ今まで生き残ってきたのか」を見ることは大事なんやと思う。 長く続いていること自体が、 その企業の強さを考える一つの材料になる。 企業の歴史を知ることも、 投資なんやなと思えた一冊。

    16
    投稿日: 2026.08.29
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    三社については知っているようで何も知らないことが多く、大変勉強になりました。社会人として知っておくべき、教養だと思いました。

    0
    投稿日: 2026.08.26
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    知っているようで知らないことが多い三大財閥について、その通りこの作品を読んで知ったところも多いが、内容がちょっと淡白な印象だった。あまり踏み込むと身の危険を感じるような影で国家を動かす闇の部分・・・なんてNetflix のドラマ調も少し期待した感じだったが、さすがに教養として、のタイトルであればこの通りと思う。

    0
    投稿日: 2026.08.23
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    組織の三菱、人の三井、結束の住友 過去に3台財閥と称された三菱、三井、住友。 財閥解体後に再集結した彼らの特徴、グループ会社についてまとめている。 本書でのそれぞれの特徴は冒頭の通りで、各社の手掛けている事業を見ることでその印象はより鮮明になる。 関連会社と関わったりすることもある中で、知識として持っておくのは有益と感じた。 もっとも冒頭のビール銘柄の話はちょっとくだらないなと感じ、自分はこれらの会社の中でガッツリ働きたいと思うかというと、あまり思えないのだが。

    0
    投稿日: 2026.07.24
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    戦前の財閥解体前の姿、戦後の財閥解体、その後の再結集はどうなっているのかなど知りたいと思っていて、その欲を満たしてくれる本だった。旧財閥名を冠していないがあのグループに属している、など知らないことも多く面白かった。日本を代表する巨大グループ、投資している企業も多いので今後にも期待したい。

    8
    投稿日: 2026.06.22
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    【学びたいこと】 三菱グループ企業との商談を控えている。 本書を通じて、三菱グループの成り立ちや特徴について体系的に学びたい。 【質問】 Q1 三菱グループの成り立ちは? Q2 三菱グループの特徴は? Q3 東京海上ホールディングスの特徴は? 【本書の答え】 A1 ・明治期に日本政府と深く関わりながら、海運事業を基盤として成長。 ・鉱業、造船、金融など国家戦略上重要な分野へ進出し事業を拡大。 ・戦後の財閥解体により各社は独立したが、その後は自主性を尊重しながら必要に応じて連携する企業グループとなった。 A2 ・「組織の三菱」と呼ばれる。 ・三綱領(所期奉公、処事光明、立業貿易)が共通理念。世のために、公明正大に、世界を相手に。 ・丸の内に三菱村を形成している。 ・エネルギー、素材、金融、重工業など幅広い事業領域で日本社会を支え、世界でも存在感を発揮している。 A3 ・三菱系保険会社を東京海上が吸収合併した経緯から、社名に「三菱」を冠していない。 ・三菱グループにおける保険引受やリスクマネジメントの中核を担う。 ・銀行依存ではなく、独自のリスク分析や提案力 を強みとしている。 【本の概要】 本書は、旧三大財閥である三菱・三井・住友の歴史や企業文化、現在まで受け継がれている特徴を体系的に解説した一冊である。 著者は東洋経済新報社の編集長を務める山川清弘氏。 ・「組織の三菱」:国家とともに成長し、強固な組織力を強みとする。 ・「人の三井」:個社の独立心が強く、個人の才覚やバイタリティを重視 ・「結束の住友」:大阪を本拠地とし、人と人との信頼関係や結束力を重んじる。 現在も3グループの時価総額は東証プライム市場全体の約2割を占め、日本経済を支えている。 【感想】 ・各グループの成り立ちが現在の企業文化や価値観につながっていることが興味深かった。 ・特に三菱は「組織の三菱」と呼ばれるだけあり、共通理念やグループとしての一体感を重視している点が印象に残った。 ・商談では、社会や組織全体への貢献という視点を意識して提案したい。 ・今回は三菱を中心に読んだが、三井や住友についても改めて読み返し、それぞれの違いを理解したい。 【実践すること】 ・提案内容を「社会や顧客にどのような価値を生むか」という観点で整理する。

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    投稿日: 2026.06.17
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    プライドが高くスケールが大きい三菱。組織の三菱。 三菱金曜会。日本をどうするか、世界をどうするか、 一緒に大きなことを!担当者不在でも情報が共有。 御三家、三菱商事、三菱重工業、三菱UFJ銀行 他にもAGC、キリンビール、日本郵船、ENEOS、ニコン。 日本で唯一戦車を製造している三菱重工業。 風立ちぬのゼロ戦、三菱自動車工業はそこから独立。 2011年に日立と経営統合の話が出たが、実現せず。 日立は25.4兆。三菱重工業は15.2兆。 三菱UFJ銀行、名古屋支店の支店長は東海銀行出身。 三菱地所、丸の内大手町の30%を所有。 2021年着工のTOKYO torch。390メートル、日本一。ニセコのリゾート開発。福岡空港の運営権と持ってる。 キリンビール、最近はヘルスケアに力を入れている。ファンケルも子会社に。 クールでスマート、でも軽くない三井。人の三井。 利益と倫理を両立させる。個社主義。越後屋がルーツで三越。日本橋が本拠地。 御三家は三井物産、三井不動産、三井住友銀行 接待はサッポロビールだが、一番気にしない。 合理性があればOK。 三井物産は鉄鉱石と天然ガス(LGN)が強い。 三井不動産。農耕民族で財政難の千葉県に変わり埋立工事を行い土地を貰う。そこから建物から街づくり。三井アウトレット、ららぽーと。 三井住友銀行は若手の登用が早い。支店長、部長クラスは40代前半で抜擢。 三井金属、スマホの極薄銅箔のシェアほぼ100%。 東レ、ヒートテック、リストラはしない。 商船三井、住友との連合だか、今は住友色はない。 三越伊勢丹は高級路線にシフト。大衆の集客に活路はなく、富裕層を重視。 サッポロは苦戦が続く中、恵比寿ガーデンプレイスの不動産で息を吹き返す。今は本業回帰で不動産は海外に売却。 真面目で融通が利かない住友。愚直なまでに真面目。結束の住友。 酒で親睦を深める体育会系。 住友はもともと銅精錬・貿易を営む商家で、屋号は「泉屋(いずみや」。白水会。屋号の泉を上下で分けた。大阪、関西がルーツ。 別子銅山の煙害や林業復旧から社会課題に対して誠実に向き合う。 NECも系列。アビームコンサルティングを買収。顔認証システムの強化。アサヒビールは住友銀行が昔助けたから、そこから仲が良い。

    0
    投稿日: 2026.06.15
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    ■作品紹介・あらすじ ・歴史学にして地政学。日本経済の「空気」を言語化してみせた驚異の一冊 ・「住友系の企業の接待で、うっかりキリンビールを注文してしまい、場の空気が一瞬で〝やらかした〟感じに変わった」そんな失敗談を、みなさんは耳にしたことはあるでしょうか。もしかしたら、ご自身が冷や汗をかいた経験があるかもしれません。 ・たかがビール、されどビール。日本のビジネス界には、いまだにこうした「知らなかったでは済まされない不文律」が厳然として存在しています。これらは決して、昭和の時代の笑い話や、都市伝説の類たぐいではありません。 ・令和の今でも脈々と受け継がれるグループの歴史、人格、関係性、ルール。日本社会に多大な影響を与え、〝裏で操る〟とも評されることのある旧3大財閥のそれらは「知っておいて損はない、大人のための教養」です。 ・本書は、単なる企業データ集や業界地図ではありません。「三菱・三井・住友」という巨大なプリズムを通して、日本経済の構造と、そこに息づくビジネスの「作法」を読み解くための教養書です。 ・かつて、財閥は日本経済そのものでした。そして今、形を変えた「グループ」は、日本経済のインフラとして、空気のように私たちの生活を取り巻いています。 マンションを買えば、それは三菱地所や三井不動産、住友不動産が建てたものかもしれません。コンビニでおにぎりを買えば、その具材は三菱商事が輸入し、パッケージは三菱ケミカルの素材で作られているかもしれません。車に乗れば、住友ゴム工業のタイヤで走り、三菱電機の電装品が制御し、ENEOS(三菱系)でガソリンを入れているかもしれません。 ・私たちは知らず知らずのうちに、この3グループの手のひらの上で生活しています。 ・だからこそ、彼らの論理、彼らの歴史、彼らの不文律を知ることは、日本で働き、暮らし、投資をするうえで、最強の武器となるのです。 ■おすすめポイント ・ビールは、時に「見えない地雷」になる。少なくとも、ある種のビジネスシーンにおいては。取引先によっては、特定の銘柄のビールを置いている店を選ばなければならない。三菱ならキリン、三井ならサッポロ、住友ならアサヒ。そんな都市伝説のような暗黙の了解が、令和の今も一部残っているという。 ・三菱・三井・住友は、いわゆる旧3大財閥である。戦後の財閥解体以降も、各グループ内の企業同士の緩やかな結びつきは残り、日本経済を支え続けてきた。 ・もっとも、仕事で取引があったり、投資先として調べたりしない限り、その実態を知る機会は少ないだろう。一方で、各グループの企業は金融、商社、不動産、メーカーなど幅広い領域に広がり、私たちの仕事や暮らしとも密接につながっている。冒頭の「ビール」の話も、その一端である。 ・本書は、そんな三菱・三井・住友の歴史と現在地を多角的にひもとく一冊だ。創業の背景、各グループの理念、系列企業の広がり、さらにはデータをもとにした企業分析も紹介されている。就職・転職・投資はもちろん、日本企業の理解にも役立つ内容だ。 ・何より興味深いのは、3グループが積み重ねてきた歴史のスケールの大きさだ。身近な商品からインフラ、宇宙開発に至るまで、影響範囲は実に広い。3グループの実像から日本経済の構造そのものが見えてくる。企業に息づく独自の価値観や「ビジネスの作法」も学べる、知的好奇心を大いにくすぐられる教養書である。 ■本書の要点 ・三菱の原点は、海運業で活躍した岩崎弥太郎という人物にある。国家戦略と結びつきながら成長したが、戦後の財閥解体を経て、「三菱金曜会」を通じて再び結束しはじめた。 ・江戸時代の呉服屋に起源を持つのが三井グループである。番頭が大きな権限を持ち、戦後も自立分散型の経営色が強く残った。 ・住友政友は武士や僧侶としての経歴を持っていた。住友家は別子銅山の経営で頭角を現していった。合理的な経営と「家訓」を重視する点が住友グループの特徴である。 ■三菱グループ ・その繁栄は国家と共にあった ・岩崎弥太郎という一人の男から三菱の歴史は始まった。現在の高知県にあたる土佐藩の下級武士の家に生まれた弥太郎は、海運業に関わったことでその才能を遺憾なく発揮した。岩崎は「三菱商会」の社主に就任し、これが三菱グループの出発点となる。 ・三菱商会は明治政府との強いつながりによって発展し、西南戦争の際には兵員や物資輸送といった兵站部門で活躍し、大きな利益を上げていた。三菱は岩崎家のリーダーシップのもと、鉱業、造船、銀行、保険、製紙などを担う日本を代表する財閥へと成長していく。 ・大正から昭和初期にかけ、近代日本は「富国強兵」や「殖産興業」を掲げて近代化を進めていった。こうした国家戦略において重要な分野を担っていたのが三菱である。造船、鉱業、金融といった分野で強い存在感を放ち、日本が誇る海軍力を下支えしていた。金融や経済インフラにも深く関わっていた三菱は、国家と民間の境界があいまいな存在として特権的な立場を築いていく。これは「官商一体」と呼ばれ、三菱は政策決定に強い影響力を持っていたのである。こうしたあり方は「組織の三菱」という企業風土をつくり上げていった。 ・岩崎家が掲げた「所期奉公」「処事光明」「立業貿易」という三綱領が三菱の理念となった。これらは今日の三菱グループにも受け継がれ、三菱商事では三綱領の名をそのまま企業理念の根幹に据えている。 ■金曜会と緩やかな結束 ・日本が敗戦すると、財閥は戦争責任の追及の一環でGHQによって解体された。1945年にて自発的に解散したものの、GHQは人事交流や資本系列にも鋭いメスを入れた。こうしてバラバラになった三菱では、各社が独自の経営を迫られる。しかし、社員の間では三菱精神を共有するアイデンティティが残っており、「旧三菱系」という横の連携が少しずつ復活していった。 ・時は1952年、サンフランシスコ講和条約の発効によってGHQによる財閥解体政策は終焉を迎えた。こうした情勢下で三菱グループの中核企業群が結集する兆しが見え始める。その象徴的な存在となったのが「三菱金曜会」である。 ・1954年に始まった同会合は、三菱系企業のトップがグループとしての意思疎通を図るための任意団体で、金曜に集まったことが名前の由来となった。三菱金曜会に参加する企業は徐々に増え、派生組織も増えていった。ただし情報交換を主目的とし、経営統合や業績連携などの実態はない。三菱グループは各企業が必要に応じて連携し合う「緩やかな連合体」というのが事実に即している。 ・変化と適応を繰り返しながら三菱金曜会や三菱広報委員会といったネットワークのもとに連携しつつ、それぞれが独立性を尊重する企業集団。これは他の旧二大財閥とは違う「三菱的な結束の形」といえるだろう。 ■三井グループ ・番頭政治という特色 ・三井グループの起源は江戸時代前期の商人・三井高利(たかとし)までさかのぼる。高利は日本橋に呉服店「越後屋」を開き、「現金安売掛値なし」というその当時の呉服店の常識を覆す商売方法を考案した。当時の常識を疑い、お客様目線で商売をする。こうした革新の精神から三井グループは産声をあげたのである。 ・越後屋で財を成した三井家は、江戸時代後期にビジネスの軸足を「金融」へと移していく。特筆すべきは、明治政府誕生の際に政府紙幣を三井が率先して引き受けてその信用を支えたことだろう。信用基盤が脆弱な新政府にとって三井は大きな後ろ盾となった。 ・1876年には三井銀行が誕生し、明治政府の金庫番として国庫金を管理した。さらに1870年代後半には「三井物産」を設立し、貿易にも業務を拡大していく。こうした三井を支えたのは「三井家」ではなく、後ろに控える「番頭」だと言われている。番頭は今でいう社長や経営幹部のような実務の担い手であり、分権型ガバナンスを育んでいった。 ・三井はその拡大に伴い官僚組織や政府といった国の中枢とも太いパイプを持つにいたる。民間企業でありつつも国家の方針に柔軟に協力するという独自性を持っていた。また、番頭による調整型・合議型の意思決定は、岩崎家のカリスマ性に牽引される三菱とはまた違うものであり、「人の三井」の風土を築いていった。 ■自由連合としての三井 ・日本が敗戦すると、三井も財閥解体の対象となった。しかし、番頭の意思決定権が強かった三井はそれぞれの事業会社が独自の経営基盤を有していた。 ・三井物産、東レ、王子製紙、三井化学、三井信託銀行などはそれぞれが単体でも戦後の復興を支えるだけの実力を備えていたのである。また、持ち株会社という縛りがなくなったことで、個々の裁量で自由な経営判断を下せるようになり、再成長が加速した面もある。三井は戦前の「三井本社」の後継となるような統括本部を復活させることなく、グループは緩やかな連携によって再構築されていく。住友や三菱に比べて三井は自立分散型の色合いが濃かったのだ。三菱が「系列」や「結束」であるならば、三井は風通しのいい「自由連合」といえるだろう。 ・こうした体制は平成以降、変化の兆しが見られるようになってくる。企業再編の波が訪れた2000年代以降、さくら銀行(旧三井系銀行)と住友銀行が合併した。これは、三井と住友という二大財閥が資本主義のグローバル化の荒波を乗り越えようと手を取り合った瞬間でもある。 ・グループとしての結束よりも商人的な「損得勘定」を優先させる「人の三井」を象徴する出来事ともいえる。 ■住友グループ ・「家訓」を重んじるプロフェッショナル ・住友グループは江戸時代初期の京都に端を発する。創業者は住友政友(まさとも)で、越前の武士の家に生まれたと言われている。京都に移住した後は涅槃宗の僧侶となり、その後市民に戻ってから1615年頃には「富士屋」という屋号で仏教書や薬の商売を始めた。また『文殊院旨意書』を店員に与え、商売は心を込めて慎重に行うこと、軽々しく保証人にならないことを説いた。これは近代住友家法にある「信用を重んじ、確実を旨とし、浮利に走らず」という言葉の原点である。 ・やがて住友家の商売は銅の取引へと変化していく。1691年には四国の別子銅山の経営にも進出して当時世界一を誇った日本の銅の産出を支えた。「信用第一」「浮利を追わない」「正しい道を行く」という価値観が共有されていった。 ・1869年、住友はフランス人技師を雇い、近代企業への道を切り開いていく。別子銅山支配人に就任した広瀬宰平は最新の採掘・製錬技術を欧州から導入し、採掘量を増やしていった。また、社宅、学校、病院、商店など労働者や家族のために環境を整備したのも画期的だった。 ・さらに宰平は住友家当主が「所有者」、宰平のような総理事が「経営者」というように、二つの領域を明確化して企業経営を守ったのである。 ・しかも、プロフェッショナルな経営者が住友の「家訓」という絶対的な規範を重要視するという独自の「監督」システムを有していた。これがガバナンスの原型を築くことになる。 ■信用を重んじ、浮利に走らず ・戦時中、国家総動員法の前では「浮利に走らず」「信用第一」という言葉は無力に等しかった。工場の熟練技術者が戦地へと赴き、現場は経験の浅い人材で回さざるを得なくなる。 ・財閥解体の際には、住友財閥は比較的すんなりと解体を受け入れた。住友の「君臨すれども統治せず」という気風がそうさせたのかもしれない。トップダウンの三菱、番頭による合議の三井と違い、「家訓」や「商法」という行動規範によって運営されていた住友は独自のプロフェッショナリズムを有していた。そのため、GHQによる解体についても、当時の総理事の判断が経営のプロフェッショナルの決断として支持されたのである。 ・一方、各社は「住友の精神」を持ち続け、戦後経済の重要な担い手となった。GHQの統治が終わると、各社に住友の名が戻り、社長同士で情報交換をする「社長会(白水会)」を基盤に再編が急速に進んだ。現在でもグループ企業の集まりが盛んで、元が関西商人の住友という個性が色濃く出ている。 ・住友の「信用を重んじ、浮利に走らず」という精神は今も貫徹されている。 ■【必読ポイント!】 各グループの企業 ■三菱商事 ・ここからは各グループの主要企業について一社ずつ紹介する。 ・ビジネスの世界では「商事」と言われれば三菱商事を指す。「物産」は三井物産、「住商」といえば住友商事などと、略称で呼ばれることが少なくない。なかでも「商事」は特に説明がなければ三菱商事を指すことから、存在感の大きさがうかがえる。 ・加工食品の原料から遠い国での資源開発プロジェクト、宇宙開発や衛星ビジネスまで、三菱商事の事業は地球上のあらゆる場所に広がっている。三菱商事はその凄まじいネットワークを通じて、あらゆる分野で活躍する日本最大の総合商社なのである。その内情は取引を仲介する「トレーディング会社」にとどまらず、事業経営にも深く関与する「事業投資型商社」といえるだろう。 ■東レ ・日本を代表する総合素材メーカーとして「東レ」がある。東レは三井グループの支援を受け、日本の衣料品産業を支えてきた。オイルショックを機に繊維産業が斜陽化しても、東レは「安易なリストラをしない」という鉄の信念でリストラを回避し続ける。 ・東レはその優れた高分子技術を応用した先端素材で成功をおさめ、炭素繊維「トレカ」は鉄よりも軽くアルミニウムより強いという強みを生かし、同分野で世界首位を誇っている。また、2006年にはユニクロを運営するファーストリテイリングと戦略的事業提携を結び、「ヒートテック」の開発に成功している。一方で三井の結束よりも「事業の合理性」を優先するなど、グループ内では「独立」の気風を持っている。 ■住友林業 ・住友林業は「林業」の名を冠しているものの、森林経営から木材建築の製造・流通、不動産など、木を軸とした事業を一貫して展開している総合住生活関連企業である。 ・森林経営の歴史は300年以上とグループ内で最も長く、現在は広大な社有林を国内外で管理し、植林から伐採、利用、再植林という持続可能なサイクルを回している。 ・19世紀後半、銅山の開発により森林が荒廃したため、「国土報恩」の考えのもと「大造林計画」を樹立した。この理念は持続可能な経営である保続林業を確立させる原点となった。 ・住友林業は戦後に木材の輸入商社として成長し、1975年に住宅事業へと進出した。現在収益の柱は国内よりも海外の住宅・不動産開発事業となっている。 ・同社は脱炭素社会の実現や持続可能な林業経営を目指すなど、環境面にも配慮している。持続可能な林業経営に向けて、インドネシアでは計画的な区分けや植林から伐採までの循環型の取り組みに力を注ぐ。また2019年には、森でオランウータンの親子が撮影されるなど生物多様性が維持されている。 ■一読のすすめ ・グループ傘下の企業紹介では、各社の成り立ちや企業名の由来、事業の現状などがコンパクトにまとまっており、興味深い。結束の固いグループの中にあって一匹狼を貫く企業や工場を持たずに高い機動力を発揮する海洋開発の企業など、知れば他の人に話したくなるような個性豊かな会社が次から次へと登場する。たとえば三菱グループとキリンビールの結束が強い背景は何か、三井住友銀行の合併劇の舞台裏とはどのようなものなのか。こうした背景を知っておくと、取引先の理解や転職活動での企業分析にも大いに役立つはずだ。 ・また、時価総額、従業員数、海外売上高比率、初任給などの「数字からわかる3グループの現在地」は、ランキング形式で各社の実態がつかめるようになっている。財閥という厳めしい言葉からは想像もつかないほど豊かで興味深い教養の世界がそこにある。

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    投稿日: 2026.06.10
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    三菱、三井、住友、これらの財閥を起源とする会社は、格式が高く、入社には、東大を始めとする有名大学出身でなければ入れない、眩しい会社である。その会社員であれば、信用があり、身分証明書はいらないのではないかと思われた程である。本書はそんな財閥系企業を簡単にわかりやすく紹介している。この中には、なぜ、ニコンが三菱グループなのに紹介されてないないのか?等人によってとらえかたがちがうとはおもうが、日本をリードしてきた財閥系企業のあらましはわかると思う。

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    投稿日: 2026.06.09
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    財閥とは・・・ある一族が支配する巨大企業グループのこと。 トップには持株会社という他の会社の株を持つことでグループを支配する会社があり、その下に銀行・商社・メーカーがぶら下がる。 三菱・三井・住友などの旧財閥は明治以降に急成長し戦前の日本経済を支配、戦後GHQによって財閥は解体、持株会社も禁止。 *戦前の持ち株会社と現在の持株会社とでは、目的が違い戦前の場合 ・一族の富の維持や、あらゆる産業の独占、国家の主要産業を丸ごと囲い込んでコントロール。 現代の場合 ・経営のスピードアップとリスク分散。 ・グループ全体の経営戦略や投資先の選定 実際に事業(製造・販売など)は子会社に任せグループ全体の共倒れを防ぐ。 ビールメーカー ・三菱:キリンビール ・三井:サッポロビール ・住友:アサヒビール(経営難に陥った時、住友銀行が中心となって再建した 三菱 ・造船や鉱業、金融といった国家戦略にとって重要な分野で三菱が圧倒的な影響力を持っていた。 ・昭和に入り、日本は軍国主義へ舵を切り三菱財閥は国家に不可欠な「軍需財閥」へ。 戦艦「武蔵」、航空機を製造する名古屋航空機製作所、潜水艦や砲弾の生産を手がける。 三井 ・江戸時代前期の商人 三井高利 江戸日本橋に開いた呉服店「越後屋」はのちに百貨店「三越」へ。 「掛け売り」から「現金安売り掛け値なし」の商法へ変換。お金を持っている人なら誰でも売ることができる。 ・三井は江戸時代後期からビジネスの軸を「金融」へ。「両替商」へ力を入れ、幕府の金融管理に深く関わっていく。特筆すべき点は、明治政府が誕生してすぐ発行された政府紙幣を、三井が率先して引き受けその信頼を支えた点。そして「三井銀行」誕生へ。 ・三井物産も設立し、輸出入を中心に貿易業務を本格化、外貨を稼ぐ事に成功。貿易、流通、金融、情報まで一気通貫で支配。 住友 ・「富士屋」という屋号で仏教書、薬を扱う商売が始まり。 ・創業者 住友政友の義兄、理右衛門が西洋伝来の「銅」の精錬法を学び、大口の銅取引業者へ成長。当時、江戸幕府は金・銀・銅は国家に重要な専売品として統制。別子銅山は幕府やオランダ商館からの信頼も厚く、幕末まで輸出銅を生産。 ・広瀬宰平(住友の手代・店員)で幕末期には別子銅山支配人が大改革。「所有と経営の分離の明確化」。感情や血縁に左右されず合理的な判断ができる。 ・明治の終わりから昭和にかけて、住友グループは「銅の会社」から「総合財閥」へ。別子銅山で得た資本と経験をベースに、金融・製造・化学と言った幅広い分野に進出。 ・1895年、住友銀行誕生。 三菱は重工業や造船、三井は商社や金融が中心、住友は「技術重視」「非政治性」 「組織の三菱」 御三家:三菱重工業、三菱商事、三菱UFJ銀行 「名前に三菱がつかない企業」 ・AGC(旧旭硝子) ・キリンホールディングス ・日本郵船 「人の三井」 御三家:三井物産、三井不動産、三井住友銀行 「名前に三井がつかない企業」 ・東レ ・サッポロホールディングス ・日本製鋼所 三井物産の強みは資源。特に鉄鉱石や液化天然ガスの権益剣は国内勝者で断トツのトップ。 旧三井銀行+旧太陽神戸銀行=太陽神戸三井銀行誕生(さくら銀行) さくら銀行+住友銀行=三井住友銀行誕生 「結束の住友」 御三家:住友商事、住友電気工業、NEC 厳格な家訓:「信用・確実」「浮利に走らず」 ・住友不動産の経営哲学は「開発物件は自社保有が原則」住友不動産は開発したビルをほとんど外部に売却しないことで、賃貸収入という安定収益を中長期的に享受し続ける。 ・住友生命保険:「非保険領域」へのシフトが成功。住友生命は契約者から請求がなくても支払い漏れがないかシステムで精査する「請求勧奨システム」を構築。 健康増進型「Vitality」を核としたビジネスモデルへの転換:「運動や健康診断などの取組みをポイント化し評価する」という仕組みを通じて保険料が変動する。 ・住友重機械工業:JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」のサンプル採取装置の開発 ・NEC:1980-1990年代初頭にかけて国内市場で大半のシェアをしめたパソコン「PC-9800シリーズ」の成功。世界の潮流はマイクリソフト(OS)とインテル(CPU)が標準規格を握り、製造は異なる企業が分担するモデルへ移行。 NECは成功体験と「自社開発したものが優れている」という思い込みで屋台骨が揺らぎ、半導体事業も劣勢へ。 ・住友ゴム工業:「ダンロップ」「ファルケン」と言ったブランドを展開するタイヤメーカー。1984年、子会社が「親のダンロップを飲み込んだ」という、世界的にも異例の海外制覇戦略として大きな注目を集めた。

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    投稿日: 2026.06.06
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    財閥が形成され、成長し、戦後解体されてから、再びまとまり〜現在までの歴史と主要産業について。三菱・三井・住友の成り立ちの比較や、各グループのまとまり方の違いを面白く読んだ。個性が全然ちがって興味津々。組織力の三菱。自由で個人主義的な三井。結束の住友。それぞれが国策事業やでかい仕事をやっていて格好良い。 三菱のルーツが土佐にあったなんて知らなかった。 坂本龍馬の貿易結社・私設海軍である海援隊を支えた岩崎弥太郎。龍馬の仕事、明治維新を経て海援隊を九十九商会へと屋号を変えて引き継ぎ、1代で海運・炭鉱・造船など多角的経営を行い、三菱財閥の基礎を築いたそうだ。すごい。 「はじめに」に書かれているのは、各社のビール事情。三菱=キリン、三井=サッポロ、住友=アサヒ。取引や接待の時に各グループのビールを選ぶのは、何かしらの番組に出る時にスポンサーに配慮するのと似ている。スポンサーの飲み物を飲むか、ラベルを剥がしてメーカー名を分からないようにするなど。社会のあらゆるとことでこんなことは起こっているよね、サッカー選手がスポンサーの服を着たり。 その他、商社、銀行、不動産、造船・海運、化学、電機などの事業内容を広く教えてくれた。ビジネスマンは格好良い。 FIREできるほど稼いでいても、東京に残って生きがいになるような仕事をし続けるか、地方に移住して家族友人と充実した時間を過ごすのか、生き方や考え方があらわれるよなあ。

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    投稿日: 2026.06.04
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    組織の三菱、人の三井、結束の住友。 日本経済を支える三大財閥の沿革、特色、主要企業の紹介など。 思わぬところで日常生活に深く関わる企業のトリビアな魅力。 本書の内容の素材となった「週刊東洋経済」の取材力と原稿、こちらの力も素晴らしい。

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    投稿日: 2026.05.26
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    こういう違いが分かっていることがビジネス戦闘力が高いというのだろう。 内容はとても勉強になったが、もっと裏話的なところが知りたかった。 就活生の必読書ではないだろうか。

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    投稿日: 2026.05.23
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    金融機関サラリーマン27年目、御三家についてはかなり知っているつもりだったが、意外と知らないことがあって、勉強になった! 三菱は土佐、九十九(ツクモ)商会を設立し海運業 三井は伊勢、江戸に越後屋呉服店、三越! 住友は越前、銅鉱山!白水会は、源流の泉の名前を分解したもの。住友化学の事業は、もともとは銅鉱山の公害を防ぐために廃材を活用!住友林業も公害を防ぐための事業から!NECも住友グループとは知らなかった! 数字からわかる3大グループの整理は秀逸! 時価総額、従業員数、海外売上割合まで、、、 住友電工の時価総額が6兆円!従業員30万人でダントツトップ!驚愕の事実だった。。。

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    投稿日: 2026.05.05
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    日本を代表する3大企業グループについて、過去の歴史から、現在年収1,000万円以上稼ぐ人からのレビューを集めて現状をまとめた意欲作。 三菱は「組織」、三井は「人」、住友は「結束」という今も存在しているそれぞれのキャラクター性について、東洋経済新報社の株式ウイークリー編集長が週刊東洋経済のバックナンバーも活用して快活に述べている。 三菱・三井・住友3グループの主要企業の時価総額を合計すると、東証プライム市場全体の約2割を占めるとも言われているが、、、知らなくても人生なにも困らない。

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    投稿日: 2026.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    意外と日本は三大財閥でできている。その財閥の一員として、読了。 ・三菱グループ「組織力」「官僚的」「プライド」 ・三井グループ「自由」「個性的」「スマート」 ・住友グループ「結束」「精神論」「実利」 ・名乗らない財閥系の罠。AGC・キリン・日本郵船・ニコン・東京海上は三菱系。 ・組織の三菱、人の三井、結束の住友。 ・プライドが高くスケールが大きい三菱。「三菱の人はプライドが高い」という話を聞くこともあり、否定しきれない。歴史的にも岩崎弥太郎以来の「国家観」や「使命感」に根差すもの。スケールが大きく、視座が高く、日本をどうするか、世界をどう動かすかという視点で考える人が多い。 ・クールでスマート、でも軽くない三井。 ・真面目で融通がきかない、住友。 ・金額的には、「重工・エネルギー」の三菱、「不動産・流通」の三井、「素材とテクノロジー・暮らしと環境を支える」住友。 ・従業員は、三菱UFJ(17万)・三菱電機(15万)、三井住友FG(12万)、住友電気工業(29万)、NEC(10万)などが人数が多い。従業員が多い企業は多様な仕事が存在し、海外を含む広い範囲で活動している企業。 ◎三菱グループ ・岩崎家が掲げた「所期奉公」「所事光明」「立業貿易」という三綱領。 ※ 所期奉公:世のため人のためにつくす   所事光明:公平で私利私欲無く堂々とした態度  立業貿易:世界を相手に事業を展開する ・古くから「三菱の人」と称される社員像には、誠実・勤勉・控えめ、といった気質がある ・三菱電機は1921年創業。三菱造船(現三菱重工)の電機製作所が独立する形で誕生。実はジャー炊飯器やオーブンレンジなどは三菱電機が業界に先駆けて手がけたが、販売力やマーケティング力の弱さからシェアを奪われている。 ・グループ内企業の時価総額ランキングを見ると「金融」「商社」「インフラ・重工」「不動産」「エネルギー」「海運」など、景気や世界経済の動きに強く連動するスケールの大きな業種が多い。 ◎三井グループ ・分権型ガバナンスと呼べる体制。リーダー(岩崎家)が強力に引っ張る三菱と異なり、「プロの経営者たちの自律性」を重んじる、独自の組織文化を育んだ。 ・三井物産などは海外にも進出しており、細かいビジネス上の決断を日本の本社に頼っていたら間に合わなかった。 ・三菱が整然としたピラミッド型組織であるなら、三井グループは個性豊かな独立独歩の企業が集う「強力な連合体」と言える。 ・グループ内企業の時価総額ランキングでは、「不動産」「物流」「消費」に強い。「モノとエネルギーを運ぶ力」と「街や生活を作る不動産・小売」が同居しているのが特徴。 ◎住友グループ ・商売は心を込めて慎重に行うこと、軽々しく保証人にならないことなど、住友家法の「信用を重んじ、確実を旨とし、浮利に走らず」という言葉につながる。目先の利益よりも信用が大事。 ・住友グループが「ただの商人」から「近代産業の担い手」へと変わる大きなきっけかは、愛媛県の別子銅山の経営。 ・グループ内企業の時価総額ランキングでは、「電気・IT」「素材」「不動産」「森林・住宅」がバランスよく並んでいる。

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    投稿日: 2026.04.30