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三頭の蝶の道
三頭の蝶の道
山田詠美/河出書房新社
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総合評価

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    まずは蝶を一頭と読むことから学ぶ。エイミーの作品はいつも賢くなれる。 自分の心のままに生きてきた3人の女性作家。 それぞれの個性を殺さずに、周りの編集者や伴侶に恵まれて素晴らしい作品を描けた、その時代の香りをすごく感じた。全く知らない世界を覗けた。 文学作品は読んできてないから、これをきっかけに手を出してみようかな。何を感じるか。

    6
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和の香りがするような… 詠美先生の過ごしてきた当時の文壇と呼ばれる世界の生きづらさや人間関係などりあるすきて魔窟を恐るおそる覗き込んでいるようで落ち着かない。何に対してなのかわからず恥ずかしくなるほど。

    13
    投稿日: 2025.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノンフィクションを読んでいると錯覚するようなリアリティのある作品。 文学史に名を残すようか女流作家というと、人々は誰を思い出すのだろうか。 今とは違う。「女流作家」がいた、その時代が克明に描かれている。 今は様々な媒体で誰でも。気軽に小説を書くことができる。しかし「女流作家」は文学に命を懸けた女性たちだ、と思う。文学を愛し、書くことに情熱を捧げる。そこまでできる作家がどれほどいるだろうか、そう思い知らされるような作品だと思いました。

    2
    投稿日: 2025.10.23