
総合評価
(3件)| 0 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ専門書で分厚いため読むのに少し時間がかかった。 だけど税について詳しくなくとも、このデザインはこういう背景があるのか、昔からこういう話があったのかと、とても理解深まる一冊でした
0投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ頭を叩くと大怪我するレベルの厚さの本 前書きの時点でムムッという感覚があった 興味ありそうな所を数ページ読んだが 全く興味が湧かず即返却した
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ1. 課税の歴史的背景 - イギリスの茶税とアメリカ独立運動: - 1773年、イギリスは茶税を廃止しアメリカの茶価格を引き下げることで利益を得ようとしたが、結果的にはアメリカの独立派の支持を強めることになった。 - 東インド会社への特権がアメリカの商人との対立を生む原因となった。 2. 課税の経済的影響 - 政府の借入能力と課税能力: - 政府の借入能力は課税能力によって支えられているという見解が強調され、課税が政府の財源確保に不可欠であることが示されている。 - シニョレッジとインフレ税: - シニョレッジ(通貨発行による利益)は政府の資金調達手段であり、インフレ税との関係が議論されている。 - インフレは通貨の価値を下げ、結果として富の再分配に繋がることが説明されている。 3. 社会的公正と課税 - 水平的公正と垂直的公正: - 課税の公平性に関する議論が展開され、特定の集団への差別的な課税制度はほとんど存在しないが、黙示的な差別化は依然として存在する。 - 貧富の差に基づく課税の配分は、経済的および哲学的な問題として扱われている。 4. 現代の課税システムの課題 - 納税者のコンプライアンス・コスト: - 複雑な税法により、納税者が負担するコンプライアンス・コストが大きく、これが税収に対する影響を及ぼしている。 - 電子ファイリングやコールセンターの設立など、税務機関がコンプライアンス・コストを削減するための努力がなされている。 5. 多国籍企業と税負担 - 租税回避の手法: - 多国籍企業が税負担を軽減するために用いる手法(例: 移転価格設定)が紹介され、これに対する規制の必要性が強調されている。 - 特にデジタル企業が物理的な拠点を持たずに利益を得ることができる現状において、課税の適正化が求められている。 6. 課税と社会的影響 - 外部性と課税: - 課税が外部性(例: 環境問題や公共の健康)に与える影響についての議論があり、適切な課税が公共政策において重要であることが示されている。 - 税が社会的行動に与える影響についても考察されており、行動経済学の観点から課税の設計が求められる。
0投稿日: 2025.03.02
