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0の殺人
0の殺人
我孫子武丸/講談社
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総合評価

51件)
3.6
8
15
20
4
0
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    殺戮にいたる病と同じ作者でビックリしました。 あとがきの清涼飲料水が110円って時の流れを感じます。 本編は今読んでも遜色ないし、サクッと読めてコミカルで面白かったです。

    1
    投稿日: 2024.11.11
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    読者への挑戦状が載っている作品を読みたいと思って購入した、この0の殺人。 ノートにメモを取りながら読了しました。 藤田カツ、串田浩子、串田辰夫、三浦源治。 この4人の中に犯人はいる。 騙された、というか、そんな偶然起こるかーい!ってツッコミたくなりました。 0の殺人。 タイトル回収ですね。 速水三兄弟の他の作品も読みたい!

    4
    投稿日: 2023.07.11
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     速見三兄妹シリーズ第二作目です。今回は最初に犯人が提示されます。それから色んな事件が起こりますが、最後には「巧くやられた!」と驚嘆の声を上げる事に。前作の『8の殺人』に肩透かしを食った人にも安心してお薦め出来ます。読み終えた時にタイトルの意味を知る事に...

    1
    投稿日: 2023.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「三人の人間が、一人の人間を殺そうと色々と計画を練った挙げ句に全部失敗して、その当人は自然死しちゃったわけよ?つまりこの一連の事件の中には、殺人なんて一つもなかったってことになるのよ」。今作は王道的だった前作とは違い、構成も結末も変化球。なんとか読者を驚かせようという気概を感じた。各々の事件がひとつの真相のもとに繋がっていく様は気持ちがいい。速水兄妹&木下のコミカルな雰囲気も健在だけど、一番好きな場面は、串田辰夫のアパートの管理人トヨばあさんとのやりとり。これより面白く老婆を形容する作家はいるのだろうか。

    2
    投稿日: 2023.01.15
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    物語冒頭に入る作者からの挑戦。 幕間に入る殺人者の独白。 あなたは4人の容疑者から真実を見抜けるか。 デビュー作から続きまして速水兄妹シリーズの2作目。 読者への挑戦ものだが一筋縄ではいかない感じがにじみ出ている。 200Pほどの短めの構成、分かりやすい章立て、幕間の遊び心、兄妹ならではの軽い掛け合いで非常に読みやすい作品になっている。 初心者におススメも納得の整った作品である。 

    1
    投稿日: 2023.01.12
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    やっと速水3兄弟シリーズを読み終わった。 アリバイ関連については予想できるものの全部を当てるのは難しそう。99人が100人に1人になるんじゃないかな。 やっぱり、いちおがどうもハマらないんだよなぁ。シリーズ通してずっと、いちお、いらなくない?って思ってた。 そして、お楽しみの木下君。あれ?今回は注意に注意を重ねて無事に怪我もせず、むしろラッキーな方?…な訳がなかった。官邸爆破犯、GJ!

    3
    投稿日: 2022.08.04
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    速水三兄弟シリーズの2作目。 警部補である恭三が、一般人である弟の慎二と妹のいちおの推理に頼って真相を究明するという話。 恭三があまりにも人間臭くて、ミステリーでなくユーモア小説を読んでいる感じ。でも、ミステリーとしての骨格は非常にしっかりしている。 ゆる〜いミステリーを読んでもいいな、と思われる方はどうぞ。 20年ちかく前に読んだ作品で、作者から予め、「犯人はこの4人の中から」と限定されている。劇のようで、安心感と楽しさがある。 2021年最後に読んだ本。2021年、いちばんよく聴いたkirinjiの「再会」をかけながら本作を読み、新年を迎えたいと思う。 フォロワーのみなさん、今年一年、本棚&感想で楽しませていただきました。ありがとうございました。2022年もよろしくお願いいたします。 まーちゃんさん 岡嶋二人さん、「そして扉が閉ざされた」とても良かったです。来年もよろしくお願いします。 akodamさん いろいろな本棚&感想を参考にできました。まだ手にしてない高評価本を読む日を楽しみにしています。来年も引き続きよろしくお願いします。 えびっちゅさん 「ハケンアニメ」と「ななつのこ」特に良かったです。来年も引き続きよろしくお願いします。 goya626さん 本棚に専門書のような本がときおり並んでいるのが魅力です。来年も追いかけますのでよろしくお願いします。 ダイちゃんさん 感想が詳しく分かりやすいです。今後、本棚から数冊ピックアップしていこうと思います。引き続きよろしくお願いします。 以上です。

    5
    投稿日: 2021.12.31
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    身内が次々に奇妙な死を遂げる連続殺人事件…未解決なまま一旦捜査打切り?で、素人探偵の登場✨ ミステリー好きだからといってこんな難解事件を?笑 …と、そこが小説ですが、構成と真相は凄い。ドロドロ感も悲壮感もなく、ただただミステリーを楽しめます。

    0
    投稿日: 2021.10.05
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    冒頭で作者から「百人に一人くらいは、最終章までに真相を見破れない人がいるかもしれない」と煽られる 軽めのユーモアミステリでありながら、謎解き部分は堅実な仕上がり

    0
    投稿日: 2021.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺戮にいたる病で我孫子作品に魅力され、デビュー作(8の殺人)に続けて一気読み。 巻頭から作者からの注意として、これから読む読者に対して謎解きのヒントが。 結論、私はきっちり100人に1人の読者でした。 これ以上はネタバレになりそうなので...速水三兄妹の第3弾、メビウスの殺人はまだ購入してませんが、近いうちに必ず読む。 何故なら、私は完全に我孫子作品に取り憑かれた読者の1人だから。 説明 内容紹介 容疑者リストつき異色の新本格推理。 冒頭で明かされた容疑者たちのなかからあなたは真犯人を突きとめられますか? 物語の冒頭に置かれた<作者からの注意>に、驚くべきことに、奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち4人のリストが公開されている!この大胆かつ破天荒な作者の挑戦に、果してあなたは犯人を突きとめられるか?ご存知、速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する、異色の傑作長編推理。 内容(「BOOK」データベースより) 物語の冒頭に置かれた〈作者からの注意〉に、驚くべきことに、奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち四人のリストが公開されている。この大胆かつ破天荒な作者の挑戦に、果してあなたは犯人を突きとめられるか?ご存知、速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する、異色の傑作長編推理。

    2
    投稿日: 2019.07.29
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    なるほどそれで0の殺人、と読み終わってようやく気付きました。100人に一人くらいわからない人がいるかもしれない、という最初の挑戦状でしたが二つめのトリックに想像がついたくらいで、結局最後にビックリさせられてしまいました。やられた、という感じです。ユーモアミステリと言うだけあって楽しかった。前回ファンになった木下刑事、今回もラストで笑わせてくれました。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    速水三兄妹シリーズの二作目です。 冒頭に「作者からの注意」として、容疑者のリストが公開されています。 そして最後には、「百人に一人くらいは分からない人もいるのではないでしょうか」という、挑戦的な言葉が。 その言葉に乗せられた時点で、既に作者の術中に陥っていたんですね。 大胆なアイデアを、冗長にならずコンパクトにまとめる、見事な手腕が発揮されていました。 前作と同様に、本格ミステリとコミカルな作風の融合は巧みで、次々と人が死んでいくにもかかわらず、悲愴感が全くないという不思議な作品です。

    1
    投稿日: 2019.05.26
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    速水三兄弟2作目! 冒頭の容疑者の提示が 読者への挑戦のようで 作品に対して 気合と気持ちが入りました。 爽快に解けていく面白いミステリー タイトルに最後に納得できる 物語ってほんとに大好き。

    1
    投稿日: 2018.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    速水三兄弟シリーズ。 これも当初オチに驚いた。 当初と言うか今でもかなり凄いオチだと思う。 これを超えたのは殊能将之だったのでどれほど異端なのかは分かってもらえるかと。 まあ、良いか悪いかの判断はお任せしますが、僕は殊能将之も大好きなのでこれも大好きです。

    1
    投稿日: 2016.11.06
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    シリーズ2作目はいきなり作者からの注意事項が述べられている。それは「容疑者は4人で、さらにその容疑者は減っていく、したがって多くの方はこの事件の真相を見破れるだろうけど、百人に一人は見破れないかもしれない」といった趣旨の文章だ。 もちろん、一ミステリ読者としては見破れらいでか!とばかりに勢い込んで読むながら推理するがいやあ、ものの見事に百人の一人になってしまった。 コメディタッチの軽い文体はクイクイ読み進めてしまうので、推理が組立てられないまま、終わりに向かってしまう。でも本書においては真相を見抜けなかったことが全然悔しくなく、むしろ爽快感が得られる。これほど綺麗に騙されると非常にすがすがしい。読後、誰かに勧めたくなる作品だ。本当はもう一つ付け加えたい賛辞があるが、それをいうと頭のいい人は察してしまうので止めておこう。 しかし思えばこの頃から異色の存在ではあったんだろう、その後の彼のミステリ作家としての道のりはいわゆる新本格作家たちとは違う方向に進む。前述したゲーム『かまいたちの夜』の原作者という他ジャンルへの係わり合い、もう無くなったが電子書籍サイトE-Novelの立上げなど、様々なことにチャレンジしている。他のミステリ作家が本格ミステリの本道を極めんと内側に意識が向かっているのに対し、彼はミステリで何か他に面白いことが出来ないかと本という媒体を越えて興味が外側に向かっているのが特徴的だ。 さて『殺戮に至る病』が未読の私は本作が我孫子氏のベスト。したがって私は躊躇なく5ツ星を献上する。ちょっと最近5ツ星が連発しているが、これはまだミステリ初心者であった私が読んだ作品群であり、その初読の印象に基づいて採点していることによる。つまり島田氏から端を発する綾辻氏、法月氏、我孫子氏、歌野氏の一連の新本格作家達の諸作品が私にとってミステリの黄金体験なのだ。 5ツ星の割には少ない感想だが、これは未読の方はぜひ読んで欲しい。軽~く読んで、スパッと騙されて下さい。

    2
    投稿日: 2016.11.02
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    サラッと読めます。かといって読了した後読み飛ばした感が無いのが、いいですね。 最後の「メビウスの殺人」も読んでみようかな。 今度は、題名にも注意を払って。

    1
    投稿日: 2016.06.23
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    なんだかいまいち気持ちの乗らない物語だった。小説を読まされている感というか、事件も登場人物も、なんだかこう少し浮いていて、あまり楽しめなかった。

    0
    投稿日: 2016.06.01
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    途中で犯人もタイトルの意味も解ってしまいました。 昔似たような話読んだのかなあ・・ 残念・・(><) タイトルの意味は良かったけど、 結局・・・だから読後感は悲しかったです。

    0
    投稿日: 2015.02.19
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    読み終わって初めてタイトルの意味が分かりました。目の付けどころが面白いです。こういうコメディー推理小説みたいな雰囲気は好きです。 真相は「やられた!」と言いたくなるサプライズでしたが、全て偶然で成り立つものだったので不満もありました。

    1
    投稿日: 2013.07.15
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    200ページちょいだったのでさくっと読めました。 冒頭から容疑者が4人に絞られているの ですが、途中からあれ?おかしいぞ、と違和感を抱きながら読み進めていきましたが、なるほどこういう落ちか、と。 殺戮にいたる病のように、最後でがっつり落とされるようなラストではないですけど、これはこれで面白かったです。 ただ少し消化不良かなー。

    0
    投稿日: 2013.03.26
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    冒頭に作者からの「犯人は以下の四人のうち、誰でしょう?」という挑戦状付き。 コンパクトにまとまってて読みやすかったが、「騙された!!」という爽快感はそんなにないかも? 「殺戮にいたる病」が非常に良かっただけに、期待し過ぎてしまった感じ。

    0
    投稿日: 2012.09.02
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    シリーズものの第二弾みたいです。 「殺戮にいたる病」と同じ作者とは思えないほどコミカルな掛け合いにびっくりしつつも、その掛け合いが面白すぎる。物凄くレベルの高いライトノベルといった感じで、これはこれで大ありです。 「作者からの注意」という挑戦的な始まり方に違わない、謎解きの虚をついた真相でした。ミステリーが好きな人ほど引っかかるんじゃないかな。 タイトルも秀逸。

    1
    投稿日: 2012.06.01
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    最後の最後になって、殺人者の独白の意味が繋がる。 最後まで読み終わったところで、 「おぉ!おもしろかった!」って思う本でした。

    1
    投稿日: 2012.04.05
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    藤田カツの喜寿の祝いのために集まった弟と姪と甥、 そしてカツの主治医とお手伝いの沙由理。 その目出度い席で姪が毒殺された。 甥が疑われるも決定的な証拠がない。 その後、甥も不可解な状況で死んだ。 更にはカツの弟まで・・・ 犯人は誰だ? 相変わらず軽いタッチで読みやすい。 そして、ものの見事にやられました。 そこで初めてタイトルの意味がわかるんだけど 全てがわかった時のやられた感が気持ちよかったです。

    1
    投稿日: 2012.03.26
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    富豪一族をめぐる連続怪死事件。挑戦状とも読み取れる「作者からの注意」により容疑者が4人に絞り込まれるが、はたして犯人は誰? *** 作者は「百人に一人くらいは分からない人もいる」と言うけれど、確かな証拠がないので、おぼろげに推測するしかなかった。状況証拠に基づいた謎解きもやはりモヤモヤ感が残る。 それでも一つの試みとして面白かったし、速水恭三や木下のスラップスティックな笑いも良かった。ベタなのにニヤついてしまうのは作者の筆力のせいなのか。

    1
    投稿日: 2012.02.29
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    こういうの好きだ。「大引っかけ問題」みたいなやつ。冒頭の注意書きに「ほとんどの人は見破れるだろう。でも100人に一人くらいは分からないかも」と書かれていたのだけど、ああどうせアタイはその1/100ですよ!と悲しくなってしまうくらい分からなかった。 余りに展開が読めなさすぎて、「速水警部補やその他の登場人物は嘘をついていません」と書いてあるからにはこの注意書き自体がウソ付いてるんじゃないかとさえ邪推した。そんなの反則中の反則だっていうの。読者が怒るよ。 内容的には完全にトリックありきのプロットという感じ。書きたいことが先走り過ぎてて全体的に慌てている感じがする。この構成だったら、もう少し長くても良かったんじゃないかしら。それでも十分楽しめたと思うのだけど(実際単行本としてもかなり薄い)。 速水警部補と弟妹達のドタバタ劇は、前よりも一層磨きがかかっている感じ。いちおの寒いノリは相変わらずだけど、憎めない警部補とキレ者の慎二のおかげでこのシリーズがとても好きになりかけてる自分が。そして前作より断然パワーアップしているのが、部下の木下。全くもって何をしているわけでもないのだけど(むしろ全く何もしていない)、毎回オチで使われているのを見れば重要キャラなのは間違いない!ガンバレ木下!

    1
    投稿日: 2012.02.18
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    期待しすぎたな~うーん、こういうベクトルで「すごい」のね。。 冒頭4人の容疑者が提示され、 薄々感じた通り彼らは次々死んでいく…そして誰もいなくなった的展開。 確かにうまいな、とは思うし論理の破綻もないけど、 正直20年前は画期的でもある程度ピンキリ、正統派からキワモノ・バカミスまで出尽くした感がある21世紀に読むと、 埃のかかった斬新ミステリって感じです。 トリック部分以外の人間描写とかが深かったらよかったんですが、 最大の謎一本で立っているので、そこが肩透かしだと何も残らないかな。。。 すれてしまった自分に悲しみを感じる読後感。

    1
    投稿日: 2012.02.14
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    物語の冒頭に置かれた〈作者からの注意〉に、驚くべきことに、奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち四人のリストが公開されている。この大胆かつ破天荒な作者の挑戦に、果してあなたは犯人を突きとめられるか?ご存知、速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する、異色の傑作長編推理。

    0
    投稿日: 2011.06.24
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    冒頭に作者からの注意があり、そこで容疑者が4人に絞られます。おまけに物語が進むに連れて人間が減って行く。 各章の始めに犯人の独白まで入っているので、あれこれ推理して読み進めたのだけど、やっぱり分かりませんでした。勘の鋭い方は、目次を観てピーンとくるかもしれないな。 殺人事件を扱っているけれど、全く暗くなく、とても読みやすい本です。事件の数ヶ月後に主人公が探偵役に相談している、という形なので緊迫感がないのかな、と思うけど、文章のタッチも大きい気がする。 冗長でなく要点を抑え、かつ遊び心に溢れている文章。 あとがきでも作者は「当初の予定通り、過不足無く仕上がった作品」と称しています。 文章量がちょっと少ないけど、お勧めの1冊です。 「8の殺人」の続巻だけど、未読でも読めます。

    1
    投稿日: 2010.10.17
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    資産家の数少ない肉親が次々と不可解な死を遂げていく話。 速水兄弟シリーズ。 冒頭には“作者からの注意”。そこで容疑者は4人に絞られています。 相変わらずどたばたしてますが、謎解きはしっかりしてます。 おもしろいです。

    1
    投稿日: 2010.07.31
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    あなたは果たして犯人を知ることが出来るか。 富豪の老婆とその縁者を巡る殺人劇、その容疑者として作者が挙げるのは四人の人間。一体誰が犯人なのか? 不可解な事件の謎に速水三兄弟が迫る。 * * * 冒頭に「作者からの注意」と題して実質読者への挑戦が掲げられています。凄く煽っているので、俄然力が入りますね。 犯行のトリック自体はさほどではなく、犯人当てというか事件の真相追及がメインです。 我孫子さんのさらりと読みやすい文章で、そうめんでも食べるみたいに読めてしまいます。しかし『8の殺人』に比べると、それ程コメディという感じはしません。やはり木下刑事があんまり不憫な目にあっていないからでしょうか(笑)あっていないという訳ではないのですが……オチは彼担当です。

    1
    投稿日: 2010.07.03
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    最後タイトルにあぁ、なる程。 いろいろ勿体ない様な、ちょっと物足りない様な。 ささっと読めて面白いので、短時間で読みたい場合はいい。

    1
    投稿日: 2010.03.27
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     あらすじ  大富豪である藤田カツ(76)には身寄りが少なく、残された親族は甥と姪、そしてカツの弟しかいなかった。カツは莫大な財産を築いており、その遺産の行方が注目されていた。そんな折、カツの喜寿を祝う席で姪が毒殺される。    作者は我孫子武丸。前作「8の殺人」から続く速水3兄弟のシリーズ第2弾です。  あらすじを読んだ人は、なんだ遺産相続絡みのよくある話かと思いきや、そうは問屋がおろしません。    この話の最大の特徴は、1ぺージ目に挿入された「作者からの注意」にあります。    それによると主要登場人物は藤田カツとその甥と姪、そしてカツの弟、また速水警部補とその弟・妹そして部下の木下の計8名です。速水警部補と弟・妹、そして木下は「殺人者」ではなく、またこの4人は故意嘘をつかないとはっきり明言されています。  ということは、容疑者はたったの4人しかおらず、なおかつ物語が進むにつれて、その容疑者も死んでいくので推理の範囲はどんどん狭まっていき、容易に解答可能でしょう。  …などといったようなことが書かれています。  あげく、最後の1文には、「こんなに簡単だけれど100人に1人ぐらいは間違えてしまうんじゃないでしょうか、その一人があなた(読者)であることを願っています」といったようなことまで書かれています。    たぶん「作者からの注意」というより「作者からの挑戦状」なんでしょう。    僕はあまり深く考えず読み進めましたが、真相はなるほど僕も100人のうちの1人になってしまいました。  話の流れは演劇を意識しているのか各章のタイトルは「1幕」「2幕」などとなっています。ラストの「カーテンコール」はすばらしい演出だと思います。  ぜひお勧めなんですが、残念なことにこれ…もう絶版なんですよね…。8の殺人みたいに新装版でないかな。 (漢字帳)

    2
    投稿日: 2010.01.28
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    (・∀・)ウン!! 我孫子さん さすがのオチ(*ノωノ) 面白く読めたし オチも意外で面白かった…

    1
    投稿日: 2009.12.27
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    速水3兄妹シリーズ2作目。 冒頭に作者から、疑うはこの4人と名前が書かれております。 やられましたー!名前のリストも題名も 各章の最初にある、犯人の告白も全てにやられました。 コメディタッチなので、さらっと読めます。

    1
    投稿日: 2009.12.09
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    09.10.17.Sat 読了。 我孫子武丸さんは、中高学生のころに「かまいたちの夜」というノベルゲームの1と2をプレイしたこともあり、自分としては馴染みの深い作家さんというイメージです。でも本を読むのはこれが初めてだったりする。 そしてミステリ&ホラーに免疫がなかった時代(今も恐怖物はそんなに得意じゃない)だったので、三日ほど一人で眠れなくなった事は記憶に新しいです。 まあ、それはそれとして。 この0の殺人、普通に面白かったです。 かなりかっちりとした推理物なのですが、主人公3人、速水兄弟がとても個性豊かで魅力的。 殺人も起こるんですが基本的に明るいタッチで描かれているので、重苦しい雰囲気はないです。 若干ブラックジョーク的な?いやそれも少し違う気がするなあ。 「かまいたちの夜」で我孫子さんのギャグセンスは知っていましたが、つい、くすっと笑ってしまうような計算されたセンスは素晴らしいです。 シリーズ物らしく、この「0の殺人」の前に「8の殺人」、これの続編で「メビウスの殺人」などが出ているらしいですが、自分はこの小説から入りましたがあっさり入れたので恐らくどこから読んでも大丈夫。 あらすじとしては、1989年の2月から4月にかけて起こった事件を、担当刑事だった速水恭三が約半年後の12月になって弟・慎二と、妹・いちおに相談していく、という構成になっています。 この慎二といちお、かなりのミステリマニアという設定で、ちらちら出てくるミステリの知識などに我孫子さんのミステリに対する愛を感じます。 こう、交互に事件の経過や犯人の独白、兄弟の推理などが出てくるんですが、最後の推理でだまされたぁー!ってなります。 自分はなりました。まあ、ミステリ慣れしていないということもあるのでしょうが…。 タイトルにも実は意味があります。それもまたオモシロイ。 ミステリが好きな人もそうでない人もさらっと楽しめる一品だと思いますね。

    2
    投稿日: 2009.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読始:2009,6,4 読了:2009,6,5 お勧めしてもらって読んだのに評価低くて申し訳ないww 小説が始まる前に“作者からの注意”と称して容疑者は四人に限定され、だからこそ読者も犯人特定は簡単だろうと挑発される 章の合間合間には殺人者の独白まで入っている … 最後まで読みきったときタイトルの意味がようやくわかった うん この冒頭を読んだ段階では「おっ!また一風変わった面白そうな展開…」とかなり期待して読み進めた が、言ってしまえば好みじゃなかった まず文体?じゃなく構成?ぃゃ描写が好みじゃない 人物の特徴を読者に知らせるのに「冷静沈着で隙がなく、観察眼にも優れ…」(←これは私が作ったでまかせな例)のように言葉で説明している点が好みじゃない もっと何気ない動作や言動の端々からそれらが読み取れるような表現を望んでいるというか、そんな言葉で○○だと強制的に与えられるが納得いかないというか…うーん また探偵役とその補佐役が幼稚というか、やりとりが陳腐というか、なんか小学生がミステリ作品作ってみましたというような感じ そしてラストだが、なんかもの足りない えっ?これで終わり?あの人らは………なんにもなかったの? じゃなんであんなことかいたんだ??? 納得できないというか… う〜ん まぁ作者のミスリードにひっかからなかったとはいえないから、そこは作者の腕なのかもしれないが、真相が…あそこからさらに実は○○が欲しかったのが本音 イマイチというか全然満足できなかったが、冒頭で期待させてくれた点を評して★2

    0
    投稿日: 2009.06.05
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    主人に「読みやすい本格ミステリーが読みたい」とリクエストしたら、 この本を出してきてくれました。 我孫子氏の作品は初めてでしたが、この作品は本当に読みやすい! コミカル! 内容も意外性があって◎ 確かに、あと味スッキリ♪ 後を引かない・気持ちが落ちない(笑)ミステリーです。

    1
    投稿日: 2009.04.30
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    ミステリだと思ってたら・・・ミステリじゃなかった・・・ とりあえず失笑、というのが読後の感想。 物語が始まる前に作者からメッセージが入っていて、そこにはっきりと容疑者は四人だと絞られている。 すなわち老婆カツと彼女の甥の辰夫、姪の浩子、弟の源治。 最初の事件は毒殺。浩子がコーヒーを飲んだところ、そこに入っていた青酸カリの毒で死亡した。 警察は犯人を、砂糖を入れてやった兄の辰夫と断定。 しかし間もなくその兄の辰夫も墜落死という不可解な死を遂げ、さらには源治も飛行機事故に巻き込まれ、カツも・・・!? こっからネタバレ感想ね。 <殺人者>のモノローグですが、あれって不自然じゃないですか? 幕間一の殺人者は「本当なら二月五日に死ぬはずだった人物の殺害計画を、再び立て直した」と述べてますよね? でも真相から見ると、この人物が二月五日に何かしようとした、という事実はないわけで。 ていうかこのオチは、清涼院流水、とはいかなくとも、それと同じくらいに掟破りですねえ。 常識的に考えて、マンションを飛び移ろうとする人間がいるのか?いないだろ。 そして不審点がある事件(特にアリバイに)なのに、警察は部屋の中の物を押収して調べないんですか? 刑事の速水恭二も薄気味の悪い思い込みの強いキャラクターでまったく思い入れることができないし、速水兄妹にしてもどこかで見たようなキャラクタ設定。(ちょっと虚無への供物っぽい) 謎を売りにして読み進めさせたのに、種明かしをされても全然すっきりできませんでした。 「殺戮にいたる〜」もあんまり納得できる本ではなかったし、この人とは相性が悪いのかもしれません。

    0
    投稿日: 2008.10.05
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    相変わらずすばらしいユーモアミステリーで、絶妙な笑いを入れつつもトリックなどの軸は非常にしっかりとしています。特にお気に入りなのは前回散々な目に合っていた木下刑事です。(今回は平気かと思ったのですがね・・・・まさかあんな目に遭おうとは) トリックがわかったのは第3の事件のみでした。しかし、そうだったのか・・・・・・・・ 最後のカーテンコールは虚しさがひしひしと伝わってきました

    1
    投稿日: 2008.08.23
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    こういうオチは初めて。こういうのもあるのかと思った。ただハッキリスッキリした話が好きなので、満足に欠ける。恭三のキャラが好き。(2007/10/04)

    1
    投稿日: 2008.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    速水三兄妹シリーズ 晩餐中に毒殺された串田浩子。浩子の伯母・藤田カツの遺産。飲み物に混入された青酸カリ。捜査が行き詰る中起きた第二の事件。マンションから転落した浩子の兄・辰夫。自然死した藤田カツに刺されたナイフ。カツの弟・三浦源治。事件当夜飛行機事故で死亡した源治。  1997年9月16日購入  1997年10月6日初読  2011年9月8日再読

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    投稿日: 2008.07.17
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    3兄妹シリーズ。 3兄妹の掛け合いが古臭くてあんますきじゃないけど、 最後はタイトルを見直して驚いた

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    投稿日: 2008.07.08
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    冒頭に「作者からの注意」として容疑者リストをあげた挑戦状。 速水警部補シリーズ第2弾。 第1弾以上に偶然の関与する要素が大きく, ミステリーとしての完成度は高いとは言えない。 ただ独特のユーモアを含んだ筆致で笑いとしては楽しめる。 挑戦状があるとついつい穿った見方をしてしまうので, 結末は何となく予想できてしまった。

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    投稿日: 2008.01.31
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    我が家にある数少ない推理小説。 面白いのは冒頭で4人の容疑者が作者よりリストアップされる点。そして話が進むにつれ、犯人は絞られていき…。 最後は、こんな結末ありか、というものすごい肩透かし感。そして、やられた感。 推理小説としての先入観があればあるほど、作者の術中にハマッっていきます。

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    投稿日: 2007.04.24
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    『8の殺人』で初めてミステリの楽しさを知って、これもすぎに買いました。小学校6年生当時、ラストのオチには唖然・愕然・茫然としたものです。しかし、ああいう結末もありでしょう。犯人を捕まえさえすればメデタシメデタシではないのです。

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    投稿日: 2007.03.18
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    速水兄弟シリーズ第二弾!!今回はなんと、最初に犯人のリストがついてます。4人のうちの誰が犯人なのか?話が進むにつれて絞られてくる犯人。はたして結末は・・・? 今回もおもしろかった〜コミカルな会話。何度も夜中に読みながら笑っちゃったょ(笑)私が好きなのは主人公もさることながらやはり部下の木下さんだな〜典型的などじ男なんだけど、憎めないのよね(笑) プロットもすごくよくできてた。最後にもう一度読み直すと「あぁ〜そういうことね」と驚きの布石が打たれてる。ラストの「カーテンコール」読んで、思わず嘆息しました。すばらしかった。 ジョークはあるし、謎もよくできてるし、いうことなし。

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    投稿日: 2007.02.17
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    軽〜い微炭酸のドリンクをプハー!ミステリ物でそんな爽快感が得られるなんて!?そんな素晴らしい着地にお見事!その全てが分かったときの清々しさときたら! 「髪の毛がはいっているじゃないかー」にアハハ、、オエー

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    投稿日: 2006.09.07
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    最初に容疑者はこの四人ですって注意書があったので、 読みやすいかと思って購入。実際読みやすかったです。 ちょっとそんなのあり?って思う真相でした。 でも面白かったです。

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    投稿日: 2006.02.10
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    【 速水警部補と推理マニアの弟妹の活躍第2弾 】   「速水兄弟シリーズ」第2作。 速水警部補と推理マニアの 弟妹の活躍が見られます。 驚くべきは物語の冒頭「作者からの注意」で、 この殺人劇の容疑者達4人のリストが 公開されている!ということ。 あっと驚く楽しい真相に、 ミステリファンなら我孫子武丸の魅力に 釘付けになることでしょう。 読了日:2005.11.13 分 類:長編 ページ:236P 価 格:400円 発行日:1989年8月講談社ノベルス、1992年9月発行 出版社:講談社文庫 評 定:★★★★ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 : 速水 恭三 語り口 : 3人称 ジャンル : 本格ミステリ(安楽椅子探偵系) 対 象 : 一般向け 雰囲気 : ギャグ --------------------------- ---【100字紹介】------------------- 物語の冒頭「作者からの注意」で、殺人劇の容疑者達4人のリストが公開されている!大胆かつ破天荒な作者の挑戦に、貴方は犯人を突き止められるか?速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する長編ユーモアミステリ! -------------------------------------- 「8の殺人」に続く「速水兄弟シリーズ」の第2作です。 これはやってくれますね。いきなり冒頭から、「作者からの注意」です。「挑戦」じゃないからと言って油断してはいけません!何しろ容疑者4人の名前を羅列してくれる訳ですからね。 そして、すぐに事件。とてもベタな…、パーティー中にお茶を飲んでいるときに、1人が青酸カリ入りに大当たり!…な事件です。うふふ。思わず笑みがこぼれてしまいますね?過去、一体どれだけのミステリ作家が、同じようなシチュエーションを描いてきたことでしょうか?そして、それぞれに様々な楽しい答えを用意してきてくれたのです!我孫子氏はどんな手法で、我々を愉しませて下さることか?ベタなシチュエーションは、そんな期待感を読者の胸に呼び起こすのです。 物語は全3幕+終幕+カーテンコールで構成されています。1つの幕で1つの事件…、つまり大きく3つの事件が起こります。幕内には更に3場から成っていて、第1場が被害者、第2場が警察官、第3場が素人探偵、と銘打ってあります。つまり事件ごとに当事者による事件、警察官視点による捜査、それらの話を聞いた素人探偵の推理が描かれるのです。ここで言う警察官とは主人公・速見警部補であり、素人探偵とは、速水警部補の弟の慎二と妹のいちおです。第3場では、2人が速水警部補から「事件」と「捜査」の話を聞き、速水警部補も含めてディスカッションするわけです。 事件ごとに「事件」「捜査」「推理(ディスカッション)」が繰り返され、まるでパイのようなつくりになっています。 探偵役は第3場にしか基本的には登場せず、1場、2場の内容を速水警部補から聞いて推理する、ということでこれはいわゆる「安楽椅子探偵」に属すると言えましょう。 またそれぞれの事件の前に幕間として「殺人者」の章も。ここまでされたら、もう犯人を捜すしかないじゃないですか!ああ、菜の花ってミステリ大好きなんですけど、すっごい駄目なんですよー、全然犯人分からない人です。だからいつもは、何も考えずに読んじゃうのですが、本作は一生懸命考えちゃいましたよ、いや考えないではいられないでしょう?ここまで作者にやられてしまっては!しかも、この作品ときたら、ノリはとっても軽いのです。こんな軽い連中に負けてられるか!ってなものです。…まあ、最終的には1勝1敗1引き分けって雰囲気(謎)。 作風は前作「8の殺人」と変わらずのユーモアミステリ。というか、ギャグですかね。でも、前作よりはちょっと大人しくなったかな〜、という気もしなくもありません。菜の花としては、この辺りがいいところかな、と思います…マイルドで。 なかなか、面白い真相で、十分愉しませて頂きました。いや、やりますね、我孫子武丸氏。次は「メビウスの殺人」、いってみましょう、うん。どう捉えるべきか前作読了後はちょっと迷っていたのですけれど、本作で気に入りました。2作目で印象が上昇する作家は本物です。って、菜の花に認められても仕方ないでしょうけどね(苦笑)。 --------------------------------- 文章・描写 :★★ 展開・結末 :★★★ 簡 潔 性 :★★★★ 独 自 性 :★★★★ 読 後 感 :★★★ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…トヨ 「ずーっとここにおるよ。まだ生きとったらな」(トヨ)

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    投稿日: 2005.11.13
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    スラップスティックな笑いを楽しめる速水兄弟シリーズ第二弾。今回は冒頭で作者自身が容疑者を四人に絞り、その中で連続殺人事件が繰り広げられるという何とも人を食った仕掛けを施している。どれもこれも不可能犯罪で解けるのかどうかも分からない(冒頭の条件下では)ような事件が続発。どう収集を付けるのかと思いきや…やられた。まさにタイトル通り。これは良い。カーの怪奇性云々なんて感想もあったけど俺はこのくらいあっさりしてるほうが好み。

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    投稿日: 2005.02.01