新紀元社の文豪アンソロジー第三弾。『文豪誕生』、『文豪死す』に続いての今回は『微妙な関係』。 ということで、切り口は (1)芥川と谷崎の「文芸的な、余りに文芸的な」論争 (2)無頼派三人衆(座談会エピソードなど) (3)中原中也と周囲の友人達 となっています。 人物相関図や年表、代表作の紹介(あらすじに加えて、その作品の解説付き)なので、文豪に興味ある人の入門としてはとても良い本だと思います。