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宗教の本質
宗教の本質
釈徹宗、若松英輔/講談社
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総合評価

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    心に沁み渡るような言葉が随所に散りばめられていた。 必死で言葉を追って、二人の思考の跡を辿れて良かった。沢山引用してくれるのも嬉しいところ。 ここからまた自分なりに考えて思考を打ち立てるのはまた別の作業になるんだろうな、じゃないとあまりに時を要する笑 とにかく、難しいテーマをこれだけサクサクと読み進めやすくまとめてくれたことに感謝。良い体験だった!

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    投稿日: 2025.11.06
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    釈徹宗・若松英輔著『宗教の本質』の感想です。 他の著作で目にしたことのあるお二人の新刊を見かけて購入。やはりいいですね。言葉ではうまく表現できませんが、自分の知らない斬新な視点を提示されつつ、なぜか共感できる安心感のようなものを感じます。 マルティン・ブーバーやキルケゴールの受け売りのようですが、自分自身も「宗教の本質は不合理である」というのがしっくり来ます。イサク奉献がその代表。 ちなみに個人的には「科学の本質は再現性である」と思っています。 そう考えると「宗教が常に個人的体験とともにある」とすれば、やはり科学と宗教は本質的に別の世界を対象としているのではないかと思いました。 だからといって対立するものではなく、お互いに補い合って世界を構成している性質のものでしょう。 現実に、この世界には、再現不可能な個人的体験が、無数に転がっているのですから。

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    投稿日: 2025.10.12