私自身、不登校の生徒を抱える学級担任として悩んでいる。以前は学校に来られるようにするのが「正解」だった。管理職にも、保護者にも感謝された。現在もそう考えている人が多いだろう。しかし、辛い思いをして学校に来ることが、果たして将来その子のためになるのだろうか。少子化の中、不登校の子どもたちの数が増えている。新たな解が求められている。本書は、その一助となると確信する。 池添氏の失敗談が一つも著されていなかったことが、逆に信憑性を下げている気がした。