
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ぼくはこんなふうに本を読んできた 池上彰 ∞----------------------∞ どんな本でもただ読んでいくのではなくて、ちゃんとそれを自分のものにしなくちゃ意味がない。ショウペンハウエルの『読書について』は先日読んだ『遅読のすすめ』にも載ってた気がするのだけど、読んだ後にはしっかり考えることが大事だと。これは後半で出口治明さんのところにも出てきた。教養が無いと例え英語ができても外国人との実のある会話(交流)は難しいと。 トランプさんのことが多く書いてあったけど、実は結構好きなんだよね。あれだけ多くのことを素早く成し遂げてるってすごい人だと思う。日本人や他国の人には厄介だけど、自国民にとっては良い政治家なんじゃないかな。こんな人、日本の政治家にはいないよね。『トランプ王国』も読んでみたいかな。 そして本を読む時間が無いと言ってる人はそもそも読む気がないのかもってこと。ここにも書かれてたけど、読む気のある人は常に本は持ち歩くし、全ての待ち時間を読書に当ててるのは当然のこと。それでもさらに無理やり読書時間を作り出すというのはただの本好き(褒めてるし、私もそう)。だけど、移動時間が車なので本が読めないのは辛いところ。 著者の言葉はTVでも書物でもとても分かりやすいので、私自身はこういう説明上手になれるといいなという思いもあって本を読んでる節もある。分からなかったことを著者のテレビ解説で知ったことも多い。 そんな著者が紹介してる本だけあって、読みたい本がいくつもあって困るけど(興味のないのもあるけど)、読むならちゃんと身に付けたい。 でもなんだかんだ言って、本を読むのも大切だけど、人生の転機を自分でスパッと決められる力とかの方が必要だと思う。 2025/11/23 読了(図書館)
2投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ池上彰先生の本を読む中で大切な心構えや本を読む事により得られる経験を実体験を基に綴られている本です。文系・理系問わず様々な書籍が紹介されていて、世界史についても触れています。書籍が書かれた背景もか書かれているので自分が普段読まないような本も読んでみたくなりました。これからも様々なジャンルの書籍を読んでいきたいです。
0投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ「この部分について分からないことがあるから調べよう」と思った次の瞬間には説明をくれている。さすが池上さん。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ世間ではいろいろと言われている池上さんですが、世界を実際廻られている事、読まれた本のボリューム、質、等など私は凄い方だと思います。本作の中にも読みたい本が見つかりました!
9投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ本紹介の連載→書籍化。まさに、こんな本どうですかといろいろ紹介してくれる。自分の興味のない分野も池上さんがわかりやすく案内してくれるので、嫌いな味も一口は食べられたような自信と勇気が出る。 読書のコツを知りたくて手に取ったが、違った意味でいろんな本を読もうと意欲が出た。
5投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ少し古い本だが、立花隆に「ぼくはこんな本を読んできた」というプロの読書家とはこういうことだという凄い本がある。著者は違うが、タイトルは似ている。池上彰ならどう書くか、気になったので手に取る。やはりプロの読書家は違うと改めて思った。 ご自身の若いころからの読書体験、都度都度の著書の紹介。随所に読書に対するひたむきな姿が見え隠れする。 「どうしてそんなに読書が好きなのか?それは、1冊1冊の小さな入れ物の中に広大な宇宙が詰まっているからです。ページを紐解くことで、宇宙が少しずつ姿を現してきます。そのワクワク感がたまらないのです。」 一流の読書人はこんな感覚を持って読書しているのか。 「こうして本好きが高じると、ついつい読めもしない本を大量に購入してしまいます。その数ざっと2万冊。」 池上先生は、私の人生は読書に助けられたと読書の効用を説くが、ぼくは、『ドナルド・キーン自伝』の項にある「やがて私は、『源氏物語』に心を奪われてしまった。アーサー・ウエーリーの翻訳は夢のように魅惑的で、どこか遠くの美しい世界を鮮やかに描き出していた。私は読むのをやめることができなくて、時には後戻りして細部を繰り返し堪能した。私は『源氏物語』の世界と自分のいる世界とを比べていた。物語の中では対立は暴力に及ぶことがなかったし、そこには戦争がなかった」とドナルド・キーンが日本文学に魅了されることになった背景が記されている。この感覚の方が受け入れやすい。
2投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログタイトルは読み方の話をしているのかな?と思うが、実際は読んできた本を紹介するような本となっている。少しだけ忙しくても読む方法が書いてあるが、これを読み切ることのできる本好きは、わかっている気がする。 読みたい本がなくなった時に参考にするにはいいかもしれない。読む理由と読んだ結果どうなったかは人それぞれ。
4投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ本と取材が下地になって池上さんが生きてきた過程が存分に書かれていて面白かった。 アメリカ政治のチャプターは、『そうだったのか、アメリカ〜』シリーズ感もあって高校時代の記憶が蘇った。聖書しか読まない福音派がアメリカにはたくさんいるということで、西海岸や東海岸だけでアメリカを知ったつもりになるなという話だとかが印象に残った。 紹介して自身のエピソードを書いた本のうち、10冊くらいは読んだことのある本だったけれど、現実とどのように繋げて考えるかや、どの部分に自身が影響を受けたのかを述べる力がさすがだなと思わされる。井上陽水さんの歌詞を翻訳する話が一番興味深かったけれど、一回読んだ本も含めてもう一度読んでみたくなった。 ============ ・池内了『なぜ科学を学ぶのか』の「科学する」過程 1. 仮説を提案する 2. 実験・観察を行って仮説を検証する 3. 過不足なく検証できれば法則として採用 ・村木厚子『公務員という仕事』 公務員の仕事は、国民のニーズや願いを汲みとり、それを翻訳して法律の形につくりあげていく翻訳家のような仕事 ・出口治明『人生を面白くする 本物の教養』 本をじっくりと読み、その内容について、自分の頭で考えてみる。「腑に落ちる」まで徹底的に考える。「腑に落ちる」という感覚が大事だというのです。 ・広中平祐『学問の発見』 学ぶという中には知恵という、目に見えないが生きていく上に非常に大切なものがつくられていくと思うのである。この知恵がつくられる限り、学んだことを忘れることは人間の非とならないのである。 ・瀧澤三郎『「国連式」世界で戦う仕事術』 一般的に日本人は対立や紛争への対応が上手ではありません。画一的な考えが評価される日本文化の中では意見や利益の違いは言語化されないまま圧殺される傾向にあり、紛争の存在はネガティブに捉えられます。実際には残る問題が解消されたことにされ、対立と紛争は内在化します。積もった不満は好き嫌いの個人的な問題に転化され、人間関係を悪化させます。その結果、紛争を処理する技術も向上しないのです。日本人の幹部職員がなかなか増えなかった理由の一つが、自己主張を是としない文化にあると思います 中川浩一『総理通訳の外国語勉強法』 私はアウトプットの学習から開始しました。スピーキングのためにとにかくたくさんの単語、表現、文章を覚え、外に『発信』していくと、そのレベルの向上に合わせ相手の話もわかる、つまり『受信』できるようになっていきました。 ロバート・キャンベル『井上陽水英訳詞集』 「今 あなたに Good-Night ただ あなたに Good-Bye」 さて、これをどう英語に訳すか。当初キャンベルさんは、「ただ あなたに Good-Bye」を「あなたに向けてグッドバイ」だと思って、「Jus for you, goodbye」と訳したそうです。すると、陽水さんは、@あなたに向けてではないと言ったのだそうです。「陽水 『ただあなたに』ではなくて、かける言葉はいろいろあるかもしれないけれど、『グッバイ。ただこの言葉ぐらいかな』みたいなニュアンスですかね」 キャンベルさんはビックリ。そこで、この部分を「Simply, for you, goodbye」と書き換えました。「Just」ではない、「Simply」だと。 「あなたに贈るためのグッドバイではなく、今日という日が終わる、また明日が来る。このときにグッドバイと言いたいだけ」だったのだとキャンベルさんは述懐します。 マックス・ウェーバー『職業としての学問』 自分の知識や学問上の経験を聴講者らに役立たせるかわりに、自分の政治的見解をかれらに押し付けようとしたならば、わたくしはそれは教師として無責任きわまることだと思う。
0投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ池上さん流の本との付き合い方とオススメ本の紹介でした。 読むだけだと意味なくて、読んだあとに思考を巡らせる事で自分の血肉にしていくというのは、なるほどと思いました。そしてその思考を巡らせるのはひとりでは限界があるので、読書会をすると良いよって。 読書会に馴染みがなかったのだが、ちょっと興味がわいた。読書会参加してみたい。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログすぐに役に立って本は、すぐに役に立たなくなる。 読み終わった後なら、この言葉の意味がよく分かります。 自分の読書は実用書ばかりに偏っていたなと反省した。 著者の読んできた本が紹介されているが、他国を舞台に書かれた本を多く取り上げられていたことが印象的だった。 自分の知らない世界を知ることも読書の醍醐味だと思うので、海外の著者の本も読んでみよう。
0投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ『ひたすら本を読んでいたら自分の頭の中は「他人の思想の運動場」になってしまう。他人の思想が頭の中に入ってくるだけで、自分でものを考えられない人間になる。』 この文章は私にとって耳が痛かったです。 本を読み終わると、すぐに次の本を読んでしまい、自分で考えることをしていなかったからです。 自分の意見や思想が乏しいのは考えてこなかったからだと気づかされました。 考えることの重要さを教えてくれた本です。
2投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログタイトルや帯から忙しい人のための読書術のような内容かと思ったが、池上さんがおすすめの本を紹介する本でした。 この本を読むと自分に足りていない知識が分かり、知識を埋めるために何を読めば良いのかまでわかります。ただ、本をおすすめするだけの本ではない!この本とはもっと若いときに出会いたかったです。 紹介されていた本から気になった本をこれから少しずつ読んでいこうと思います。 中学生から社会人まで幅広い人におすすめな本です。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ本書はNHK「ラジオ英会話」に連載していたコラム「こんな本どうですか」から生まれたようです。興味深い本の紹介もありますが、どちらかというとライトなラインナップといった印象ですね。巻末にでも紹介しきれなかった本の一覧とか、せっかくなんで池上さんの本棚や鞄の中に入れている本の写真なんかあればよかったのになあ。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ著者の半生とともに、いつどんな風にどの本との出会いがあったのか書かれている。ジャンルが多岐に渡り、流石、の一言。紹介されている本を読みたくてたまらなくなる。
0投稿日: 2025.08.12
