
H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って
ミシェル・ウエルベック、スティーヴン・キング、星埜守之/河出書房新社
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総合評価
(3件)3.7
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powered by ブクログラブクラフト作品の精髄を鮮やかに構造化して示す手際はさすがである。一方で最終章の不穏なタイトルが示す通り、HPLの生涯からその恐怖譚の背後にある「思想」をえぐり出すところは激しく論争的で、これもやはりウエルベックの真骨頂というべきだろう。
4投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ小説・漫画・映像・ゲームへ大いなる影響を与え続ける架空の神話大系「クトゥルフ神話」。その創造者であるホラー作家ラヴクラフトの生涯と作品について、ウエルベックが偏愛すぎるほどに語った伝記(にしてウエルベックのデビュー作!)。人種主義、絶望、孤独。“晴れやかな自殺のように物語を始めよ”
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログフランスの作家・詩人であるミシェル・ウェルベックによるH・P・ラブクラフト論。 まず、著者であるウェルベックのラブクラフトに対するクソデカ感情に恐怖した。 論じされている内容は概ね納得できるものではあるが、やや暴走気味な感もある。序文をスティーヴン・キングが書いているけど、キング自身は割と納得いってない感じなのも判らんでもない。とりあえず、著者であるウェルベックがラブクラフトのこと好き過ぎるということは良く判った。
0投稿日: 2025.08.20
