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「遅読」のすすめ
「遅読」のすすめ
齋藤孝/SBクリエイティブ
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総合評価

14件)
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    私は読むスピードがそこそこ早い自覚があるのでゆっくり読めというだけの話だったらなんか嫌だな、と思いながら手に取ったけれど(速く!と意識して読んでる訳ではない)、単純にスなピード論ではなく、味わい方の話で安心した。情報がとめどなく流れるコスパ・タイパの時代だからこそあえて立ち止まりゆっくり読む事が大切だという考え方や、読書の意義、読書をする人生としない人生の分岐についてなど、同じ本が好きな人間として共感できることがたくさんあった。

    9
    投稿日: 2025.10.14
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    読書は急ぐ必要のない旅なのです。 最後のフレーズが心に響きました。 どうしても積読を消化しなきゃと追われるように 貪るように読んでいましたが、本当に 味わって読んできただろうかとふと立ち止まって 考えさせられます。遅読にオススメの本もたくさん紹介されてるので、気になった本はチェックしました。 いつも持ち歩いて1年かけてゆっくり読む、 なんどもなんども繰り返し読んで 奥の深さを体感していく。 かなりいいなぁと思ってしまいました。

    4
    投稿日: 2025.10.05
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    齋藤孝さんらしい優等生的な真面目な「味わう読書は良いよ」本。読みやすい。 スキミング的な読書術ばかりに嫌気がさして本書を手に取った。表紙は嫌い。 ギアを意識して読む、習慣化などは多くの読書家と同様。 「読むスピードを決めるのは読む側ではなく本の方」 なるほどゆっくり読むタイプの人間は、そもそもゆっくり味わって損のないような本を選ぶべし。 ただおすすめ本のレベルが高いw

    6
    投稿日: 2025.09.27
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    理屈はシンプルでわかりやすいです。後半は著者のお勧めの本がたくさん登場します。日本や外国の古典のオンパレードです。私は古典が苦手なので、そこは少し厳しい部分だったかなと思いました。ただ本をゆっくり読むと言う事はとても味わい深く意義あることだと思いました。どうしても急いで読んでしまうので、一言一言を噛み締めたいと思いました。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    本をゆっくり読むことの利点、ゆっくり読む方法などが書かれていた。でもこの本のメインは、第4章の齋藤さんの本のおすすめコーナーじゃないかなと思う。(ページ数的にもこの章が一番多い)ガチの読書家がおすすめするラインナップは正直言ってつまんなそうと言うか、敷居が高いなと感じるものが多かったけど、いつか興味が出たらチャレンジしてみたい。 本を読んでて、あまりにも面白いと読むのをやめてしまう時があるって前半の章で書かれてて、めっちゃ分かるーーとなった。少しだけ読んで「おもろ!むり!もったいない!」って言って閉じた本がわたしの手元に幾つかある。たくさん読むことを読書の目的にしちゃうと読書の楽しみ方激減しちゃうよなぁと改めて思った。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    目新しいことは特に書いていないが、コスパ・タイパ時代を生きる現代の人々にあえて「遅読」をおすすめする著者の思いが伝わってくる1冊。 最近読書をしていても内容がなかなか頭に入ってこなかったり、記憶に残らなかったりする。 小説を読む際に、映像化したり登場人物に自身を投影する面白さが著書から伝わってきた。 また、本書の中にかなりの数の本が著者の感想付きで紹介されている。次に読みたいと思える本も発見でき、良かった。 映像化されたものをただ受け取るだけの受動的な読み方から、時間をかけて作品世界を作っていく能動的な読み方をしっかりしていきたいと思える1冊だった。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    読書スランプに陥って「読みたいのに読めない」状況が続いてモヤモヤが溜まっていた自分にピッタリの1冊でした。 近頃全く読書に集中できず、読むペースが激落ちして「早く読みたいのに…!」と焦りを感じていましたが、本書の「自分のペースで良いんだよ」「読む習慣を少しずつ思い出していこう」と寄り添ってくれる文章に心が軽くなりました。 最近では、動画すらショートが主流で「タイパ・コスパ重視!マルチタスクできて当たり前!!」みたいな…只々コンテンツを消費していくスピード社会に疲れていたので、「遅読」する事で本の世界にゆったり浸って自分のペースを思い出して!と言われているようでハッとしました。 後半はスマホとの距離の置き方や、読書習慣を取り戻す方法などが記載されているので、私のように「最近、なんだか読みたいのに読めないんだよねー」とモヤモヤしてる方にお勧めです。

    2
    投稿日: 2025.08.24
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    学生時代から古文や漢文に触れて、とても興味はあったのだけど大人になってから読むことはなくなってしまって。 それがとても残念だなと感じていたときにこの本と出会えました。 そして名作や傑作と呼ばれる作品を長い時間をかけて味わっていく読書感覚を体験してみたいと強く思いました。

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    あえてゆっくり読むことの価値を教えてくれる本。速く読めば効率的だけど、著者は「時間をかけてこそ得られる深い理解や感動がある」と説く。遅読は、著者の思考や物語を自分の中に根付かせ、考える粘りを養う訓練。情報が氾濫する今だからこそ、焦らず本と向き合い、自分の心に碇を下ろすような読書が大事だと実感しました。速読と遅読を使い分ける意識も大切。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    読書人生が浅く、速く読めない自分に少し焦りを感じていたが、深く読み込むという方法があることを本書で学ぶことができて良かった。 本ははやく読むべきだと考えている方は是非ともこの本を手に取って欲しい。 本書において粘り強く考え続ける「脳の持久力」が大事だという言葉がある。 私は日々この能力が足りないと痛感してきたので、この言葉を読んだ時にはっとさせられた。 是非とも遅読を習得したいと思う。 また、本書で読書をトレーニングと表現する箇所がある。 私自身読書は好きだが、毎回新しい本を読み始める前などは若干の抵抗を感じてしまう。 そういうモヤモヤをこれまでに大量に本を読んできた読書好きの著者から「読むのは少し面倒臭いのです。」という言葉を得られたことが嬉しかった。

    1
    投稿日: 2025.08.05
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    速読の対義語でもある遅読は決して悪者ではないし、悪いことでもない。 もちろん速読が称賛されているのにはそれなりの理由があるわけだが、遅読には遅読なりの良さがある。 ひとまずタイパのことは脇に置いて、物語や著者の主張に時間をかけて触れてみる。 その上で、自分が感じたことや考え紙にまとめてみるなどすることで、知性や教養が磨かれるのではないか。

    1
    投稿日: 2025.08.02
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    遅読のメリットについて書かれた本。 前半はメリットなどが書かれていて、後半は遅読におすすめな本を紹介している

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    投稿日: 2025.07.25
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    2025.7 6冊目。 速読=情報を素早く取り入れ役に立つから読むもの 遅読=読む時間そのものを楽しむもの 本書では速読について否定することなく、遅読の必要性や遅読をすると何が変わるのか、具体的な方法や遅読に向いている本が書かれており、普段遅読を行なっている身としても為になった。 遅読に向いている本の紹介が100ページ程あり、紹介されているものはどれも自分には難しいな…と感じたし、数ヶ月や数年かけて読むことをおすすめしておりとても真似できるものではなかった。 序章に出てくる「一冊の本は、一本の木にたとえられます。」という言葉がでてきて、読めば読むほど木が集まり林、そして森になっていくというのがとても面白いなと感じた。 本の種類が多いほど様々な生物が住む生態系を作りあげると書いてあるので、「森」ではなく「村」と置き換えるとより楽しめるなと感じ、普段読まないジャンルも「脳内の村」を発展させるために読みたいと思った。 次はコンビニを題材とした本を読む予定なので、近々村にコンビニが誕生するであろう。

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    投稿日: 2025.07.15
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    速読と遅読は読書という点では同じだが、両者は全くの別物。 速読は資料の読み方に近いが、本来の読書といったら、遅読のことを指すト思う。 ゆっくり、味わいながら著者や登場人物との会話を楽しみ、背景を浮かべながら読む。 本を読むことそのものが楽しい。 それこそが遅読の真髄。

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    投稿日: 2025.07.08