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この世は生きる価値がある
この世は生きる価値がある
長谷川まりる、RYO/ポプラ社
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総合評価

16件)
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    ずっと気になっていた作家さん。 最初は自己中心的だった主人公が、人と関わる中で「この身体を離れたくない=死にたくない」と変わっていく過程が印象的。死にたい少女と、生きたい主人公の対比も胸に響き、「それでも生きろ」という作者のメッセージが伝わってくる。生きることの痛みと希望を優しく描いた作品だった。

    2
    投稿日: 2025.11.05
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    表紙やタイトルから想像していたのとはまっく違う内容で意表を突かれた。生きることの喜びと苦しみが、この世ならざる者の目を通して描かれている。 今自分が生きて、友だちと笑い合ったり、親と喧嘩したりしていることが、とても尊いことだと気づかせてくれる作品。

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    読んだきっかけ:母に勧められて読んでみました! この本は命とは何なのか、生きるとは何なのか、この世とはどういうところなのかを考えさせてくれるような本です。 この本の中で1番気に入ったところは 「ごめんね、キツネ。でもおれは、この世界が好きなんだよ。この世界を、なにより美しいと思ってしまった。泥の中で咲く花みたいに、きれいだと思っちゃったんだ。だから……」 という主人公のセリフです。 私はこのセリフの中の「泥の中で咲く花」にすごく考えさせられました。 綺麗な花畑で咲く花もいいけれど、泥の中のような汚くて見ることも拒否してしまうような場所に咲く花は、綺麗な花畑で見る花とはまた違った綺麗さがあると思います。 泥の中で咲くというのはとても大変だけれど、その大変さを味わったからこそあらわれる美しさがとても素晴らしいものだと思うのです。 同じように人生も、辛いこと、悲しいこと、大変なことがあると思いますが、それを乗り越えて咲いた花は、きっと人それぞれ様々な色や形、匂いがあってとっても美しい花だろうな思います。 この本を読んで、私は心が挫けそうになっても美しい花を咲かせるためだと考え、乗り越えていこうと思いました!

    3
    投稿日: 2025.10.13
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    正直な感想を書くと、この本を読んでも、この世には生きる価値がある、とは感じられなかった。 この世には生きる価値がある、と、説得されるような本を読みたい。

    8
    投稿日: 2025.10.04
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    法事で会った親戚の価値観の違いをさらっと流すのが、流石だなあと思った 帰り道の父と息子の会話が一番の応援メッセージに思えた

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人は死んだら天国へ。そして輪廻転生をする。 そんな期待をして生きているなか、輪廻転生の対象外の生き物の視点で描かれていた。 普段は当たり前に感じている鼓動や感情に振り回されているが、生きていると実感するために必要な要素であるので有難いと感謝していきたい

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    生きる喜びと悩みを1年のあいだに体験する。 意外と切ない話ではあるのだ……。 『カラフル』とたしかに似ているのだけど、ゴードン・コーマンの『リスタート』もちょっと思い出したり。あちらは生きかえるわけではなく、記憶喪失で人格が変わる話だけど。 ツンデレだけど寄りそってくれる相手がいたり、がっつりと苦みが残るあたりも著者らしいのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    なるほど、こうきたか…。 急死した中3男子、天山の体に入り込んだとある「魂」。魂の正体は不明のまま、物語は進んでいく。 生きるって素晴らしい、この世は素晴らしい、もっと生きていたい…という思いを、長谷川まりるはこう描くのか、という。 「杉森くん」のもう一つの物語だと感じた。 人を救うって、人の人生を背負うって、どういうことか、ということ。

    6
    投稿日: 2025.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    亡くなった少年の体に魂が...、という設定は私の中で森絵都「カラフル」が最高峰なのだけど、こちらの少年はいわゆる「陽キャ」。感情移入できるかな...と読み進めていったのだけれど、途中、なるほどこれはもう一つの「杉森くん」の物語なのだな、と思った。宮下さんを助けるには素人の中途半端な手助けではダメで、きちんと専門家を頼るということ。物語的には盛り上がりに欠けるんだろうけど現実的にはその通りで、この部分は信頼できる。でもだからこそ、このラストで宮下さんと父親が遺されたことを思うと、やるせなくなる。天山の望みは叶ったのかもしれないけど。

    1
    投稿日: 2025.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *魂がインフルで亡くなった中学生の体を借りて過ごす1年間。 *森絵都さんのカラフルか⁉︎と思った。魂の正体は、極楽浄土のお貴族様(キツネ曰く)だったけど。そしてカラフル時よりも今風な感じ。 *至る所に漢字に振り仮名があるので、中学生は読みやすいと思う

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    あさきょさんの本棚から。 長谷川まりるさんは中高生に向けてどんな風に「この世は生きる価値がある」と伝えているのか… 気になって早速手に。 森絵都さんの「カラフル」にやはり設定は似ている。でも伝えたいことのニュアンスがやっぱり微妙に違っている。 まりるさんのほうが「つまんない」と不満ばかりの中二病達に「この世に生を受けること」や「日常の今を楽しむ」ことがどれだけ素晴らしいかを伝えたいのかな…と感じた。 我が家にまさしく中二病の息子がいるけれど、一番読んでほしい彼は残念ながら絶対に読んでくれそうにない。 そもそも親が薦めた本を素直に読むような中高生は、「この世に生きる価値がある」ことにとっくに気づいていそう。 一番必要な人になかなか届かないという…残念。 でも 昨日図書館の返却棚に「カラフル」があるのを見つけて、なんだか嬉しかった。 「カラフル」と読み比べるという形で、一人でも多くの中高生がこの本を手にしてくれたらなぁと期待してしまうのである。

    38
    投稿日: 2025.08.03
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    人間の世界を知らない魂が、インフルエンザで重症化し死を彷徨っている中学2年生の男子、高梨天山の体に入り込む。天山の体の中で生活できる期間は1年間。人間界で魂は生きる喜び、悲しみ、苦しみを理解していく。 もう、読む前にこのタイトルだけで星5つを付けたくなる。 森絵都さんの『カラフル』に似てると話題だが、『カラフル』が刊行されて20年以上がたち、今の中高生は『カラフル』を知らない子もいる。確かに似てる。でも、『カラフル』は『カラフル』で森絵都さんの思いがあり、この本にはまりるさんの生きることの思いがいっぱい詰まっている。そう、この世には生きる価値があるんだよね。 生きることがくだらない、なんで勉強しなきゃならないの、親の小言がウザいと言っている中二病の子たちに読んでほしいし、読んで何かを得てほしい。 その後の天山ファミリーがどうなったのか、めちゃくちゃ気になる。私は天山のお父さんが好きだなー。

    57
    投稿日: 2025.07.19
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    亡くなった中学生男子・天山の身体に入ってしまったのは、天上の世界から地上を見下ろしていた魂。 記憶喪失ということで1年間だけ天山として生きることになる。 父と2人暮らしで母の存在がないことや浅川という女生徒の不登校の原因などを知ってしまう。 生きることがどんなことなのかを体験して理解できたとしても、天山としての1年ではとても足りなくて、もっとここにいたくなった。 他人の人生じゃなくて、ひとりの人間としての生きるを真っ当したいと。 生きるということの大切さや価値があるものだということを誰かになることで気づく。 それなら自分の人生を生きたくなるのは当然だろう。

    62
    投稿日: 2025.07.18
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    急死した中2男子天山の体に入り込んだ「魂」、1年間限定で天山として生きる物語。 記憶喪失となった天山として生きる1年は、すべてが新鮮で、喜びに満ちた日々。 「魂」の正体は?と思わせながら最後まで謎のまま描き、最後はふわりと着地させてもらった。 たくさんのものや情報に囲まれ渇望するという経験が少なくなりがちな今の時代、生きることを渇望する最後「魂」の姿は特別なものかもしれない。 でも天山として生きている間にいろいろなことを感じ、考え、決してきれいごとばかりではないことも理解した上で「この世は生きる価値がある」と訴える「魂」の叫びは、心に何かをのこしてくれる気がした。

    3
    投稿日: 2025.07.16
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    主人公はいったい何者? 天山ってどんな少年だったの? これからどうなるの? ?マークだらけで物語が進んでいくから、先が気になって仕方ない! 結果、一気読みでした。 全ての謎が解けるのは、最後の最後。 それまで興味を惹きつけて離さない、著者のストーリー運びの上手さに感服。 章立ても粋な演出があって、よかった!

    8
    投稿日: 2025.06.27
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    杉森くんに続いて長谷川まりるの本を読む。そうだね、本当にこの世には生きる価値があるよ。色々考えちゃったな。ラストもなかなか良かった。でもこの構造は救いがないな〜。元々の宿主も死んでしまっていて彼は語る言葉すら持たないし、結局その体は死を迎え周囲は入れ替わっていた事すら気づかずに悲しむわけだ。読みながら物語の舞台として設定されてしまった天山本人の事を想わずにはいられなかったな。そこについては好きではない。

    2
    投稿日: 2025.06.18