
コーンウォールに死す
ダニエル・シルヴァ、山本やよい/ハーパーコリンズ・ジャパン
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総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025年の24冊目は、ダニエル・シルヴァの「コーンウォールに死す」です。ガブリエル・アロンのシリーズ新作となります。ほぼ1年ぶりですが、エンタメ作品として安定の面白さですし、現在の西側社会が抱えている問題、闇に対しての痛烈な風刺にもなっています。 コーンウォールの海辺で、オックスフォード大学の美術史学科教授シャーロット・ブレイクが、当地で騒がれている連続殺人鬼〈斧男〉と思われる人物に殺害されます。教授は、ナチスの略奪絵画であるピカソの肖像画の行方を探していました。果たして、教授を殺害したのは、本当に〈斧男〉なのか?それとも探していた絵画が原因なのか?ガブリエルが、前回パートナーを組んだイングリッド・ヨハンセンと共に事件の真相と美術売買の闇、世界の富裕層の資金洗浄問題、イギリス政界の腐敗にまで立ち向かう事になります。 最後は、キッチリと〈斧男〉の事件も解決して見せます。 ☆4.5ガブリエルの正義っぷりは見事です。
0投稿日: 2025.07.02
