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濱野京子、牛久保雅美/くもん出版
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総合評価

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    中三の三人の女子 それぞれに事情を抱えて日々過ごしている お互いの境遇をうらやんだり、悩んだりしながらも、自分を見失わないというか、分別があるというか 最初はなんとなく一緒にいるだけだった三人だが、共通性、同じ価値観を感じいつしかその絆を深めて成長していく

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    中学三年生の宙(ヒロ)、美森、紗奈は、母子家庭で、それぞれ母親に感謝しつつ複雑な気持ちを抱いている。クラスでは地味なグループとしてなんとなく一緒にいるようになるが、互いのことを知っていくうちに、かけがえのない友人だと思うようになる。 三人の母親たちがそれぞれに格好いい。男社会で生きるしんどさをはねのける強さやしなやかさがある。 ソフトなミソジニスト、マンスプレイニング、など印象的な言葉が使われているが、攻撃的な物語ではない。 中高生の男子にも女子にも広く読まれてほしい物語だ。作中、ある絵に対する意見を相手の人間性を図る物差しにするエピソードがあるが、この物語を読んだ感想もその人の人間性を図る物差しの一つになると思う。

    6
    投稿日: 2024.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の少ない、主張の強い女性の多いお話しでした。母娘の親子、3組それぞれの生活を隣の芝は青いとはいいつつも、素敵な親子関係が見られた。 テーマは「女性の生きづらさ」や「私たちを取り巻く社会の不均衡」というだけあって、女性視点の意見が多い中、ちょっとだけ男性の意見も出てくる。 親子での会話がきっかけで、娘たちの世界も少し広がったこともあり、最後の言葉、「わたしたちは、出会うべくして出会ったんだよ。」は胸にきた。

    20
    投稿日: 2024.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    修学旅行をきっかけに何となく仲良くなった3人の半年間。 3人それぞれの一人称で話(恋バナ皆無で)は進む。 主に母親との関係や思いが語られる。 この物語に流れるのはジェンダー問題…男らしさとか女らしさとかの勘違いや無意識の差別など。 この著者はだいたいいつもテーマがはっきりしている。読書感想文におすすめの作家なのだと今更ながら気がついた。

    0
    投稿日: 2024.07.24