
総合評価
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powered by ブクログ今村将吾が描く平家物語。清盛の死後、平家は滅亡の一途を辿るのか。人は何のために戦をするのか。上巻での源平の戦いは五分五分。下巻でどうなるか楽しみ。
10投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログ平知盛は武士としての戦い方にとらわれず、優れた知力をもって源氏を迎え討つ。しかし、盛者必衰とはこのこと。偉大な父清盛亡き後、平家は滅亡の道を辿る。先を知っているからこそ読んでいて辛いな。でも、見届けたい彼らの生き様を...!早く下巻を買いに行かねばならん。
9投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ今村翔吾さんによる新しい平家物語。 尾崎士郎の現代語訳平家物語を読んだ際は、本作の主人公平知盛のことはあまり記憶に残っていない。世間の評価をひっくり返して見せる今村作品ならではなのか、知盛は実際にすごいひとだったのか、史実に興味が出てきた。 西仏に知盛のことを語って聞かせている人物が誰なのかは上巻ではまだわからない。 平清盛による天下三分の計、という発想は、天下を取った後の構想としては、あまりリアリティを感じることができないものの、公家を黙らせて政から遠ざけるためには戦争状態である方が好都合、という考え方はわからないでもないような。。
35投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ知盛が主人公の平家物語。 とてもわかりやすく読みやすい。 だれが西仏に平家物語を語っているのかが 気になりながら、読み進める。
0投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ幼少期に病弱の為に出世が遅れたが頭がキレ、平清盛死去後の事実上の総大将となった四男平知盛、分家筋であるが王城一の強弓精兵と呼ばれた平教経。二人を中心に描く新説平家物語。 フィクションの要素が強い場面も多いが今村さんらしく娯楽として読みやすい作品。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ今まで平家物語は、中立的な立場で見ようとしていても知らないうちに源氏寄りな目線で見ていたのだが、今回はがっつり平家の目線。 平家最高の知将知盛と、勇将教経。堪らない魅力。 まさに義経と弁慶。 上巻では、義経が登場する前までだが、歴史にそんなに詳しくなくても分かり易く物語が進んでいく。 結末を知っているだけに茜の色が、平家の赤が切ない。
1投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ取り上げている時代のせいもあるかもしれないが、他の作品に比べるとサプライズが少ないように感じる。後半に期待したい。
16投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ今村先生による平家物語。上下巻で読みごたえたっぷり。知盛が主人公なんですねー 平家側から見た源平合戦がどう描かれていくのか楽しみです
3投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ 大昔に憶えたものは、忘れてませんね 自分にちょっとびっくり 一人一人の考えは其々にあり まとめる立場の人はたいへん カリスマ性を発揮するか調整力を磨くか 適度に混ぜながら社会を渡っていくか 清盛亡きあとの平家の方々は……
8投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ主人公の充て方が絶妙で、これが故に史実として結果が分かりきっているにも関わらず、ありきたりのストーリーに落とさず、ついつい読み進めてしまうような仕上がりになっていると思う。登場人物の相関の匠さ、映像に浮かび上がるような合戦描写など著者ならではも発揮された良い作品だと思う。
0投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ平家の見る目が変わった。 どうしても義経好きとしては平家は敵という認識だけれど、平家視点から描かれると魅力的な人物が多いこと。
12投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ平清盛の四男・知盛は、弟分の教経と共に前線に立つ。没落に向かう平氏を盛り返すことはできるのか。 平家物語とその物語が誕生した背景が同時進行で進む展開で、とても奥深い作品でした。 主人公の知盛という存在は、今まで心にとめたことはなかったのですが、この人物を中心にすることで、平家物語が戦いの記録であり、さらに、人の本質をとらえた作品であるということが強く伝わってきました。 また、知盛も魅力ある人物として描かれていますが、知盛を支える教経が最強の武士であり、熱い魂を持った好人物として描かれており、この二人の友情に胸が熱くなりました。 上巻では、源氏との闘いが徐々に本格的になり、義仲や頼朝、義経たちが登場し、最終戦へ向けて進む展開で、下巻に向けて否が応でも盛り上がっていく感じでした。 題名の「茜唄」の意味を下巻でしっかりと受け止めるつもりで読んでいきたいと思います。
44投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログどうして今村さんの本は毎回 「興味も知識もないし…読めるかな」 と思いつつ読みはじめたハズなのに こんなにハマってしまうんだろう。 早く下巻が読みたい。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ平家物語を、平清盛の四男知盛の視点から描いた作品。今まで源氏を平氏から権力を奪還する判官贔屓的に見ていたのだが、この作品上巻は平知盛から見た清盛の苦しみや偉大さ、平家一族への不満や葛藤、妻子との深い家族愛、そして京を捨てた平家と木曽義仲との闘いを描いています。 新鮮な気持ちで読めました。 2025年6月8日読了。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ感想は下巻にて✎☡ ✎︎____________ 自らが受けた非道より、自らが為した非道のほうが、人の心を蝕むものなのかもしれない。(p.234) 人は飯を食い、糞をして、眠るだけではない。人は元来、唄う生き物なのだ。 それは生きていることを誰かと共に喜び、この世に生きたことを留めんがためではないか。(p.297) 依り代となるべきものが地上から滅したとしても、思い出そのものが消えるわけではない(p.341) 音曲は人の心を見事に表す。人そのものと言っても過言ではない。故に人と人が交わることで一生に変化が生まれるように、音曲によって人の一生を変えることも出来る。いや、望むと、望まぬとにかかわらず、変えてしまうこともあるのだ。(p.343) 人は何故争うのか。それを問うたところで答えは出ない。これまでも、これからも、人は変わらずに争い続けるだろう。幾らそこから目を背け、自らを美しく装ったとしても、ただ争うという一点だけで、人はすでに愚かしく、汚らわしい生き物ではないか。それなのに、どうにか醜さを隠そうと、無用な作法や美徳を作る。そのせいで戦は長引き、民は貧困を強いられる。 ならばたとえ卑しいと罵られようとも、臆病と詰られようとも、醜さを隠さず、愚かさを晒し、戦の無益を知らしめ、戦を鎮める戦をしようと心に決めた。(p.385)
58投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログいやーあ、、、素晴らしかったです、、、いつかまた絶対読み返したいと思いました。今村作品はどれも大好きですが、過去イチかもしれません。 教経のようなコワモテしかし愛されキャラの武士が大好き。 小中高校生相手に教育関連の仕事をしていますが、中2国語のみならず、この作品を副読本にしてほしい。 大半の子どもたちは、「平家物語」とか「古文・古典」と聞いただけで、うっ、、、と拒絶します。細かい文法ばかりにとらわれすぎず、とっつきやすく、感情移入しやすく、登場するキャラが分かりやすいこういった作品に、できれば出会ってほしい。 続けて、白蔵盈太さんの「義経じゃないほうの源平合戦」と司馬遼太郎の「義経」に進みます‼︎
9投稿日: 2025.05.31
