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古川くんと二ノ瀬さん 七草寮青春推理譚
古川くんと二ノ瀬さん 七草寮青春推理譚
入夏紫音/宝島社
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総合評価

20件)
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2
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    推理小説初めての方にもおすすめしたい本。 古川くんと二ノ瀬さんの関係性が良すぎる。 章が進むにつれて登場人物たちの性格が少しずつわかってきてとても面白かった。 忙しくて読み進めるのにかなり時間がかかってしまったけど内容忘れることなく完読できて驚いた、章が分かれているからだろうか…? 個人的には第1章の爽快感と第4章のこれってつまり…と後味残る感じが好き。 続編も期待!!

    0
    投稿日: 2025.12.12
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    学生寮という閉じた世界に日々芽吹く小さな謎を追っていく青春連作短編ミステリ。好奇心旺盛な二ノ瀬さんと泰然自若な古川くんの攻めすぎず引きすぎない絶妙なパワーバランスや甘酸っぱい距離感が魅力的だった。続編希望!

    1
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイムカプセルの話と最後の話が腹落ちしなかったから考察が知りたい···これあってる? タイムカプセル 15年前の先輩達のタイムカプセル勝手に開けた。 手紙は10年後の私たちへ、と書いてある。 つまり本来開けるタイミングを5年過ぎている。 その当時の仲間たちはタイムカプセルのことは忘れてバラバラになってる。 ハイスクールヒーロー 生徒会長は違法薬物の件を問い詰めることなく保身を取って、違法薬物の件の告発者もまた自分が生徒会長の本を盗んだことを告白できないままっていうオチ。本を盗んだ告白ができないから本棚は空いたままだし、違法薬物騒動がないからスポーツ大会も普通に開催された。

    1
    投稿日: 2025.12.08
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    【三行感想】 短編の中身によるが、どちらかというとラブコメ多め配分。 一話目のコインランドリーは、日常の謎として面白い! ミステリーとしてよりも、ラブコメとしてこの続きを読みたくなる

    10
    投稿日: 2025.11.11
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    新たな青春ミステリーとの出会いです。 私が大好物な日常ミステリーとラブコメが混ざった新感覚な作品で、他の作品と比べるのはよくないが、米澤穂信の「小市民シリーズ」に通ずる作品だと感じました。 県立神子浜高校に通う2年生の古川と二ノ瀬。 2人の推理力も注目なのだが、2人の関係性も 物語を輝かせている。 お互いが意識しているのかどうか分からない丁度いい距離感がラブコメ的要素を彷彿させる。 日常系ミステリとラブコメの要素が上手くマッチした作品です。

    36
    投稿日: 2025.08.22
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    高校生という年代の未成型な感情・素朴な感情が謎の背景にあるように感じました。そのような感情ゆえに時として人を傷つけたり衝突の原因となったり。 続編をぜひ読みたいです。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    チャラい美男美女高校生カップルがイチャイチャしながら日常の謎を解いていくのか、ケッ、 …と思って読み進めたら、意外にも落ち着いた筆致で、なにより性格のよさにひかれていくことになって、学校が舞台のミステリーとしてはなかなか出色の出来なのでは。 このふたりにまた会いたい。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。パイセン本。 入夏紫音著『古川くんと二ノ瀬さん』は、派手な演出や過剰な感情表現とは一線を画した、静かで繊細な青春小説だ。不器用で言葉少なな古川くんと、どこか距離を保ちながらも確かな優しさを持つ二ノ瀬さん。2人の関係は、いわゆる「恋愛」という枠に収まりきらない、どこか曖昧で、それゆえにリアルな温度感をまとっている。物語は大きな出来事に頼らず、日常の中にあるわずかな心の揺れを丹念に描いており、その静けさが読者の心に深く染み渡る。互いに無理をせず、ただ隣にいるという関係の尊さを、改めて思い出させてくれる一冊だ。感情を説明しすぎず、行間に託された思いが余韻となって残る本作は、日々の喧騒に疲れた大人の心に、やさしく寄り添ってくれるような読後感をもたらしてくれる。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日常的な謎解きに、同じ寮内に住む高校生男女が挑んでいく話。 美男美女で同じ寮に住んでてお互いがお互いを意識してて、、、なんて、すごい青春!ちょっと恋愛が絡んでてほわほわしてる感じは、本格ミステリー好きな自分としては、うーんと思うがこれはこれとして軽く読めて面白くあった。

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    高校生男女2人が身の回りで起こるちょっとした事件について推理して解決していく青春ミステリ。 よくある感じではあるけど、目新しいのは2人ともクラスの上位カーストと思われる美男美女で、かつ2人とも頭もよく、性格もよろしい。それでいて嫌味もないのですんなりと好きになれる。謎については考えなかったけど、少なくとも解決シーンは「おっ!」となった。結論としては続きを早く出して下さい何卒よろしくお願い申し上げます。

    1
    投稿日: 2025.07.08
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    ミステリー初心者にはおすすめ。殺人は起こらないから、血や死体の描写が苦手な人に向いているかもしれない。 日常の中で事件が起きる、という展開が好きな人には向いていると思います。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    絶妙な距離感の高校生男女2人を探偵役とした爽やかラブコメテイストの日常の謎系ライトミステリ連作短編かと思いきや、謎を解く度に人間関係の苦みもきっちり抽出されていくところに作者の強いこだわりを感じる。青春の瑞々しさとほろ苦さのバランスがほどよく、2人の関係性を温かく見守っていきたいと思える一冊。シリーズ化するといいのだけれども。

    1
    投稿日: 2025.06.24
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    軽い青春日常ものからなかなか内面や立ち位置を深く描くミステリで良かった。 2943冊 今年171冊目

    5
    投稿日: 2025.06.21
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    面白かったぁ。 こういう学校もののお話好き。 学校の中で起こる事件を解決していく話で,読みやすかった。 古川くんと二ノ瀬さんの距離感も愛おしい。 続き出るかわからないけど,楽しみだなぁ。 是非続き描いてほしい!!

    6
    投稿日: 2025.06.13
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10284867

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    県立神子浜高校と、その寮である七草寮を舞台に、「天然王子」の古川くんと、「好奇心のかたまり美女」の二ノ瀬さんが、人が死なない日常の謎を解き明かしていく。 ミステリ―もさることながら、2人のイチャつきが甘酸っぱすぎる! 早く付き合っちゃえよ!!というくらい、イチャイチャにお腹いっぱいになる。

    0
    投稿日: 2025.06.02
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    とっても印象に残ってるのは、あかるちゃん古川くん柚月くんそれぞれの会話が関係性によってしっかり分けられているところ。 長い付き合いなんだなぁとか、気に入ってるんだろうなぁなど、特に説明がなくとも会話の雰囲気で伝わってきました。 物語の内容は決して重すぎず、むしろ青春を感じました。学生が関われる範疇の事件だなと。 可能であれば古川くんとあかるちゃんのこれからを見守りたいので続編が欲しいところですね。何卒…!

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    とても素敵な青春ミステリ。真実の裏には隠された人の思いがあって、それを暴くことがすなわち救いになるとは限らない。日常の裏にある謎と、どこか達観したビターな空気が良かったし、そういう風に思わざるを得ないのが切ない。好きなキャラは丹波柚月です。

    5
    投稿日: 2025.05.14
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    甘々ほのぼの青春ミステリー 古川くんと二ノ瀬さんという仲良しな男子高校生と女子高校生が探偵役となり、日常ミステリーからもう少し深い謎まで解決しようとする。 その過程で二人のほのぼのとした関係性を読めたり、古川くんの現在を作る過去に触れたり。 ミステリーがメインではあるけれども、青春の日常を読める作品としても面白かった。 各編のラストを読者に委ねるのが著者の作風なのだろう。これも作品について読後も色々考えられるし、再読を促され面白かった。 二人の活躍をまだまだ読みたい。この登場人物での作品が生み出される事が楽しみです。 それくらいいい作品でした。

    2
    投稿日: 2025.05.12
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    県立神子浜高校の学生寮・"七草寮"に住む古川くんと二ノ瀬さんが、嵐のなかで残らせたと思わしき傘の謎、何年も前に亡くなった生徒が書いた創部届の謎、旧音楽室から盗まれた吹奏楽部部長のタオルの謎など日常で起こる様々な謎を解く話。 面白かった! かなり好きなタイプの小説だった。

    4
    投稿日: 2025.05.10