
総合評価
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powered by ブクログ編み物大好きな私。 図書館で、ヤングアダルトの所から、借りてきた。 おばあちゃんっ子の 豪太郎は、編みぐるみが大好きである。 表紙のブタやシーサーなどの製作を隠して編んでいる。 男の子は男の子らしく! 女の子は女の子らしく! なんて、古い時代には、言われて来たけど、今の時代、皇室から一般人になった真子さんの ご主人も長髪で、ポニーテールの時代である。 それでも、教室の中で、長髪を揶揄う者や、ヤングケアラーで 不登校の篠田をおかしいと、思う者がいる! そんな二人を見ながら、豪太郎自身も、人に言えない事。 緊張で、尿漏れや、男の子なのに 編みぐるみが好きな事など……… 豪太郎と篠田は、ちょっと生真面目で 融通のきかない者同士。 しかし、二人は、少しずつ距離を狭めて、相手の事を思うようになる。 青春を有意義に、過ごして欲しいなぁと、応援したい気になった。 2少年が、とても 素直で、優しい気持ちに、こちらもさせられた本であった。
1投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ可愛い表紙と題名からはちょっと想像していなかった内容だった。 編みぐるみを作ることが大好きで、人形も小さい時から好きな豪太郎、しかしそのことで小学生の時「キモい」とからかわれたことがトラウマになって心と身体が傷ついている。 同じクラスの篠田はくんは不登校、どうやら家族の誰かをケアしているヤングケアラーらしい。そんな篠田くんと職場体験が一緒になる。 前の席の歩陸くんは転校生でサラサラのロングヘアー、しかしそれをからかわれているし、野球部にも顧問の先生から男らしくない、と入部を許可してもらえない。 自分らしく生きようとしている二人に豪太郎は刺激を受け、少しずつ自分らしく生きることを選択していく。 心無い一言が如何に人を傷つけるか、子どもだから許されるものではない。 「キモい」「ウザい」、こんな言葉が子どもの間でも蔓延していて、平気で使われている。 その一言、自分に向けられたらどう思う?と問いたい。 大人も同じ、野球部の顧問の言葉は、もし本当にまだこんな先生がいるならあまりにも情けない。 そんな顧問にいたたまれなくなって歩陸くんはまた元の学校に帰ったのだろう、それも自分らしく生きる方法。 篠田くんは、宇宙へ行くことを望んでいるようだ。 豪太郎と篠田くん、職場体験を通して知り合い、お互いを分かり合い、いい友だちになれそうだ。 お互いの痛みを理解し合って、そしてお互いを認め合って、ずっといい関係を築いていってほしい。 爽やかな読後感だった。 中一の孫に薦めてみようっと。
1投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ読めてよかったなぁ。 悩みや葛藤を抱える少年たちの、繊細な心の痛みを丁寧に掬いあげて、「自分らしく生きる」ことの困難さと尊さを見事に描いた作品。 主人公の豪太郎は、あみぐるみを編むことが好きな中学生。周りには、その趣味は「男らしくない」からと秘密にしている。 そんななか、髪の毛を大事に伸ばしていた転校生の男の子や、ヤングケアラーで不登校の篠田と関わるようになり、少しずつ成長していくという話。 多様性といわれる現代においても、少数派の人間を排除しようとする風潮はまだまだある。特に、学校などの閉鎖された社会では同調圧力が生まれやすいのだろう。 それでも。自分の大切にしたいものを大切に、まわりの人の大切にしたいものも大切にできる人でありたいなって思わせてくれた。
59投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ新刊紹介を見て、読んでみたかった本。ちゅうでん児童文学大賞受賞作。自分の好きなことを人に言えずに、普通を装って無理している豪太郎。ヤングケアラーで、学校に登校していない篠田、髪を伸ばしている転校生男子、歩陸。男子ばかりの野球部にたった一人入っている花奈。豪太郎の周りにも「普通」に抗っている生徒たちがいる。見えているものだけではなく、その人の想いを知って理解しようとする優しい心をみんなが持たないとなあと強く感じた。よく似た設定の話はたくさん読んだけれど、妙にリアルで、ただめでたしめでたしでないところが、より深く考えさせられる。特に中学生に読んでほしい。色々考えるきっかけになると思うので、読書感想文におすすめ。
7投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ高学年~。あみぐるみが好きなスポーツ万能人気者の中学生の男の子が主人公。嶽まいこさんの装画がかわいい1冊。
1投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログとても可愛らしい表紙絵と挿絵に釘付けになりました。 主人公、彦坂豪太郎くん(中2、野球部、編みぐるみ作りが好き)と同級生、篠田くん(ヤングケアラー、不登校、宇宙へ行く夢をもつ)の友情の行方を見守る気持ちで読みました。 思春期の繊細な心の揺れが丁寧に描かれ、途中、ほろっとする場面もありました。「自分に正直に生きているかな?」「色眼鏡で物事を見ていないかな?」考えさせられました。読み終えた後、爽やかな風が吹き抜けていくように感じました。豪太郎くん、篠田くんに幸あれ! 登場人物のキャラが立っていて読みやすく、職場体験や部活動のことも盛り込まれているので、中学生が感情移入しやすい作品だと思います。 「本なんて字ばっかりで大嫌い。」という中学生にこの本をすすめたら「めっちゃおもしろい!」と言われなくても、「結構いいかも。」と言ってくれそうです。 【2024年ちゅうでん児童文学賞大賞受賞】
17投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログちゅうでん文学賞受賞作。 あみぐるみを作るのが、趣味の男の子というと、おとなしめのキャラを想像するが、この小説の主人公の男子は、スポーツ万能で人気者、だからこそ自分の趣味が公表できず、ホントの自分を苦しめている。 皆に受け入れられるために、自分を作り上げる少年、大人でもありがちな悩みだ。
12投稿日: 2025.05.19
