
総合評価
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powered by ブクログ易しくはないですが、行間等の体裁の効果なのか重々しくは無く、難解すぎるというほどでは無かったです(自分比)。 速読脳を諫めるのにはもってこいの本ですw
6投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ哲学でよく使われる10の言葉、「正義」「技術」「権力」「暴力」「自由」「労働」「疎外」「国家」「宗教」「戦争」の哲学的使われ方がよく分かって、勉強になった。特に「国家」は、ギリシア時代のポリスと今の国民国家との違いが鮮明だった。哲学って、勉強すればするほどよく分かってくる面白い学問だなと思った。
7投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ主要テーマと重要なアイデア: 文書の内容を簡潔に箇条書きでまとめました: 哲学概念の多義性と考察 言葉と概念の曖昧さ 哲学的議論では言葉の意味や使い方が定まっていないことが多い 哲学者の専門用語(概念)は時代や人によって異なる意味を持つ 言葉の定義のずれが議論の停滞や誤解の原因となる 「世界」の捉え方 「世界」の理解自体が根本的な問い サピア:「言語が違うと住む世界が違う」 ハイデガー:「世界内存在」という人間理解 マルクス・ガブリエル:「世界は存在しない」という主張 「正義」の多義性 近代の正義観:カントの道徳主義、ロックの所有権、ライプニッツの調和 現代アメリカの正義論:ロールズの公正、リバタリアンの批判、コミュニタリアンの共同善 カントの定言命法:「普遍的な立法として妥当するように行為せよ」 ロックの国家目的:所有権の保全 コミュニタリアン:個人主義への批判と「共通善」の重視 プラトン:国家と魂の類比、調和としての正しさ 「自由」の概念 バーリン:「二つの自由概念」(消極的自由と積極的自由) フロム:「自由からの逃走」 「本質主義」と「非本質主義」の対立軸 ミル:「他者危害原則」(他人に危害を与えなければ自己決定が自由) 「暴力」の考察 「暴力はいつでも悪なのか?」という問い ウェーバー:国家による暴力の独占 ベンヤミン:自然法的/実定法的暴力、神話的/神の暴力の区別 アレント:「権力」と「暴力」の区別(権力には正統性がある) 「疎外」の概念 エコロジー思想、フーコーの「狂気」、ハーバーマスのコミュニケーション理論 ヘーゲル:精神現象学における「疎外」(三位一体論との関連) マルクス:「物象化」の概念(人間の労働が独立した力として人間を支配) ルカーチ:「物象化論」(人と人の関係が物と物の関係として現れる) フーコー:「狂気」を「精神の疎外」として捉える 「国家」の概念 語源の変遷:koinonia politike(ギリシア語)→societas civilis(ラテン語)→stato プラトン:哲人政治の構想 ホッブズ:「リヴァイアサン」(自然状態から社会契約による国家成立) リバタリアン:最小国家論 ウェーバー:「正当な物理的暴力の行使の独占」としての国家 アルチュセール:「国家のイデオロギー装置」と主体形成 アンダーソン:「想像の共同体」としてのネーション 「宗教」の考察 デカルト:コギトエルゴスムと神の存在 ヘーゲル:「表象」によって理解する宗教観 テルトゥリアヌス:「不合理ゆえにわれ信ず」(信仰と知の対立) デカルトとパスカル:神の捉え方の対比 キルケゴール:実存主義(「この私」の救済を重視) ニーチェ:「神は死んだ」(近代における信仰喪失) 自然主義:HADD理論など宗教現象の自然科学的解明 「戦争」の考察 時代と地域によって異なる戦争の「大義」 アウグスティヌス:キリスト教における正戦論の形成 カント:「永遠平和論」(理性的道徳に基づく国家連携) ヘーゲル:現実主義的戦争肯定論(国家自己保存の手段) 現代戦争の概念変化:総動員、ハイブリッド戦争、サイバー戦争 ドゥルーズ:「戦争機械」概念 ドゥーギン:「新ユーラシア主義」(リベラリズムvs第4の政治理論)
0投稿日: 2025.04.11
