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おいしいごはんが食べられますように
おいしいごはんが食べられますように
高瀬隼子/講談社
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総合評価

512件)
3.6
76
202
163
28
13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルに裏切られた〜〜 思っていたホッコリではなくて今まで読んだ中でもトップレベルで後味の悪いお話でした 美味しいご飯を食べたいなと思って食前に読んだけど間違ったみたい笑

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無邪気な善意で周りが一部疲弊しつつも職場の大半の人は「好意を無碍にはできない」と倫理観を守っていて、正しいけどなんか疲れるな…と思った。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルが素敵だったのと、芥川賞受賞と、今時珍しい(気がする)小作品で完結している一冊なので読んでみましたが、作品の良し悪しではなく自分には全く合わない作品でした。 気怠げにセックスをして、倫理観もなく次に行こうとしたり(未遂なのでセーフ‼︎ではないと思うのですよね、むしろやらずに未遂にする所がきもい)、挙句の果てには職場で学級会迄が勃発。学級会の前段の揉めもここは中学校かなんかかなってレベルで…そもそもイジメ同盟組む所も中学生女子みたいな嫌な所が全面に押し出されている。未成熟な中学生ではなく良い大人がするのだからきもい。 それが現実のリアリティといえばそうなのかもしれないけど純然たる一次創作で敢えて読みたいか? と言われると、自分はそんな事はないタイプでしたという迄でした。 二次創作の同人誌とかにありそうな恋愛展開と揉め事だなぁと途中迄ずっと思ってました。 しかし一次創作なのでそもそものキャラ萌えもシチュ萌えも原作におけるこれをそう解釈するという発見も何もない。つらい。 最後の押尾さんの美味しい論と送別会エスケープはスッキリしたけど、この話の主人公は二谷であり。 現実に溜飲を下げたい人は好きなのかも知れない… 『おいしいごはんが食べられますようにww(pgr』でした。おいしいごはんが食べられたのは負けヒロインでありサブヒロインの押尾のみ‼︎ タイトルは押尾から二谷に送る捨て台詞、主人公は一生おいしいごはんは食べられないし、それに甘んじる主人公もきもい。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    芦川さんも二谷さんも押尾さんもキツいけど、一番無理なのは原田さん。そして想像に難くないのが辛い。鈍感で想像力が無くて感受性に乏しくて視野が狭い、そしてそれらの全てに自覚がない、自分の見てきた世界しか知らない、自分から発される言葉が、どんな効果を持つかを考えない、というか興味がない、のになんかめっちゃ喋る、全部知ってる風に喋る、年季の入った顔をおっきくして、濁った唾を飛ばしながら喋りまくる、黙れよ原田さん、俺はあんたみたいなおばさんの絶望に満ち満ちた負け顔が見たいよ。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルからは美味しいご飯を食べながら人間関係に頑張るような話をイメージしたが、裏切られた。食を通して人間関係を描くのに食をこんなに悪く書けるかと驚いた。みんな邪悪。芦川さんに苛つく気持ちは分かるけど、その反応がそうなるか?あるあると見せかけてそんなんある?いや、世間的にはあるんかな。どこにでもある人間関係の歪さを強調した話っぽいけど、どこにでもあるか?自分が割と楽天的に生きているだけなのか。なんか気になって先を読んじゃうけど、違和感を残す変な読後感だった。

    0
    投稿日: 2025.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    毒の痺れ感がたまらなく良かった。人の意地の悪いところを見るのが好きなので、この小説はぴったりだった。やってることは終わってるが押尾さんと考え方が近く、弱いものが肯定されてその場をおさめれるのが嫌いなのでめちゃくちゃ共感した。 二谷さんは押尾さんも芦川さんもその他の女性も多分あんまり人間として見てなさそう。自分より弱そうな、主張がなさそうな、時間がないから孫を見せるために子供を産めそうな顔がかわいい芦川さんが選ばれただけなのかと感じた。他にも色々ありそうだけど。 中途半端に弱い人より突き抜けた方が生きやすいし、本能か意識的かは最後までわからないが芦川さんは役を理解してて賢いと思う。近くにはいてほしくないが、1人勝ちで普通に好き。

    0
    投稿日: 2025.12.16
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    私の職場に芦川さんいるんですよね。 だからより共感できて面白く読めました。 そして二谷の食への考え方もわかるところがある。 食に翻弄されている人への嫌悪感が特にわかる。 食事を丁寧に大切にすることはどう考えても大切。 素敵なことで、こだわれることは正しい。 ただ、それを強要することは違う。 けど現実社会避けて生きることはできない~

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    社会人になって忙しさにかまけ、コンビニやスーパーで出来合いのものを食べ続けたことはあっても、なんで食べなきゃいけないんだとは思ったことが一度もない。むしろ美味しいものが食べたい!と思って買ってる。そのため、主人公とは相容れないし、私は芦川さんのような考えも持ってるし、押尾さんのように社会人として、という考えも持っているから、共感ができたりできなかったりを繰り返しながら読んだ本だった。芦川さんのような人にはまだ出会ったことがないけど、職場にいたら嫌だなぁと思う。けど、事情があるのも知ってるならそんなことを思う自分に罪悪感が湧くだろうなぁ、。

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説にもあったようにきっと美味しいのだろうが、またはまずくないのだろうが、二谷の身体感覚に表される嫌さの表現がよかった。味に関係なく、豊かなものとして自分に提供されたもの。というのが嫌なのだろう。腹が減るから食べているだけだが、そこに豊かさや栄養、趣味趣向、気分、そんな前向きな感情ばかりが乗っかったまま、生きることに同意させられる感覚はわかるものがあった。押尾は芦川が羨ましい、鼻につく、のだろうが、二谷は芦川を見下している。押尾は変に真面目で会社員として芦川を認めているからこそ苛立つのだろう。自分にもこういう意気地の悪さがある。猫を助ける時に、傘を持って立っているだけ、男を呼ぼうとする芦川にはドン引きした。自分は女だから男に頼る。ということになんら抵抗がなくて気持ちが悪い。多様性と言われる今でも、女として扱われたいんだから余計なことをするなという人間も一定数いる。自分たちが舐められている。同等に見られないことが悔しくはないのだろうか。わからない。

    0
    投稿日: 2025.12.13
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    あいは、美味しいもん目がけて出掛けるし、偏頭痛で仕事休むやつうざいし、仕事できないやつが可愛からって許される世界なんて滅びしまえ!と思う。でも、辞めるからってあんな堂々と本音は言えません。

    13
    投稿日: 2025.12.12
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    タイトルと表紙からエッセイだと思ったが、結構キレキレの小説だった。 私は美味しいものが好きだしいっぱい食べたいが、時間と手間をかけて料理しようとはあまり思わないので二谷の言いたいことはわかる。 職場で弱い立場の人が守られて、他が割を食う不公平もわかる。 一方で押尾さんみたいに正直になるのは悪いことじゃないと思いつつ、職場にそういう人がいたら面倒。 いじめの犯人探しみたいなことが起こったら心の底からうんざりだ。 私は職場ではドライでいたい派なのだろうと思った。 みんなの職場観が試される小説かも。

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おいしいごはんを食べたいのが普通だと思って生きてきました。 食べれればなんでもいいという人とは仲良くなれないとも。 でも精神的に不安定だとなんでも食べれればいいと思う。 だから美味しいご飯が食べたい気持ちは健康や心の安定につながるバロメーターだとも思っていた。 価値観の違いって怖い。 それをいつのまにか他人に押し付けて そのストレスでおかしくなってしまうほどの ストレスを誰かに与えているかもしれない。 いろんなハラスメントが叫ばれる世界で 自分もずっと誰かに無意識に 美味しいご飯ハラスメントをしていたのかもしれない。 なんでこの人のお話を読まずにきたんだろう。

    1
    投稿日: 2025.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。ずっとモヤモヤを抱えつつ、それでも面白くてグイグイ読めました。 「わかるけど分かりたくない」な登場人物たち全員のどこか一部分に、自分にもこういうとこあるわ…って思ってしまうのが嫌なんだろうと思う。 それをまざまざと見せ付けられるのが… (体調悪くて定時で帰るのに、お菓子作る時間はあるのかよ…) お菓子作りで職場に貢献してるつもりなのかもしれない、そういうところを見て見ぬふりされてるのにも気付いた上でやってそうなところが……!!という訳で、わたしも芦川さん嫌いです。 でも、芦川さんが「一番出来ない人」ポジションでいてくれることで救われる気持ちもある。「この人よりマシ」というのは甘美な毒です。冷静な時は、出来ないやつと比べてどうするよ!ってなるけど…解説の一穂ミチさんの、「ごまめでない側が歯ぎしりさせられることのほうが多いような…」に深く共感しました。 おいしいごはんを人と食べるのは好きだけど、「おいし〜!」を大げさに求められるのが嫌。 「美味しいねぇこれ」、と時々ハッと気付くくらいで、後は関係ないことくっちゃべっていたい。 食を楽しむも楽しまないも、みんなで一緒に同じように〜でなくて良いのでは。。。 卵や牛乳、小麦のアレルギーの人とか、グルテンフリーしたい人とか、持病で糖質やカロリー制限してる人がいるかも?というのは考えないんだろうから、芦川さんはなかなか図太いと思いました。 でも頭痛いときは帰りたい!自分の身体を労れるのは自分自身しかいないので…潰れたら元も子もないので「無理しない」ラインを自覚して、何があろうとサッサと帰れるところは芦川さんのえらいところです。

    1
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おいしいご飯をみんなで食べると幸せだよね♪ という話と思っていたら、騙された。 面白くて気持ち悪くて一気に読んだ。 二谷はどうしたいんだろ、二谷さんにとって結婚はなぜ必要なのか分からなかった。でも食べ物をプレッシャーに感じる気持ちはわかる。 芦川さんの行動にはイライラしたけれど、自分の精神を大切にして早退する行動については否定はしたくない。私だっていつ早退が必要になるときがあるか分からないし、今まで周りの優しさに救われたこともあった。そして、芦川さんの誰かのためにご飯を作りたいという気持ちもわかる。ただ、人の手作りが苦手な人もいることを想像できないところ、ごはんでプレッシャーを与えるところは好きじゃない。 嫌悪感を感じる行動をする登場人物に対して、でもこの部分はわかるよなという気持ちにもなったりする。 わたしも押尾さんと同じ状況になったら絶対服装の汚れを気にしたりしたくない、猫を真っ先に救える行動をしたい。 ケーキを芦川さんの机に置く行動にはなにも共感できないが、これまで押尾さんが抱えてきたもやもやには少し理解できる。 イライラしたり気持ち悪くなったり変な読書体験だった。 みんな食べれる量も好きなものも違うよね。 私の好きじゃないものがある飲み会もその後のラーメンも嫌いだった。あの時のわたしが救われた。

    0
    投稿日: 2025.12.08
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    ずっと気になっていた作品。 リアルな会社のお話。 出てくる人物が本当にいるよねぇーって人達。 そして、こういうタイプの人が苦手だし、でも理解しなきゃっていう、この矛盾もわかる。 食べ物に関しても、理解できる部分がある。 食に関して好き嫌いをざっくり分類してもあるけど、その他大勢で食べたくないとか、強要されるのが苦手とかもっと分類したら沢山あると思う。 複雑な食への思考を持っている彼が真逆の人とこれから食をどう共有していくのかが気になった。

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやぁ、全然共感はできなかった。食べ物雑に扱うところとか、好きではない。なのにあまり不快感なくするする読めてしまった。二谷の食に対するアレルギーに近い心情が、なぜか説得力があったせいかもしれない。

    2
    投稿日: 2025.12.06
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    気持ちはわかるんだけど行動が理解できなかった。 でもこういう理解できない人たち現実にいる。 結局、弱い人というか、我慢せずに物事を言うことができる(そういう環境にいた。そう育てられた)人が強いんだと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    芦川さん嫌い。イライラした。 そういう私は押尾さん側の人間だからだ。 繊細ヤクザ的な、弱い人間が周り人に気をつかうのを強要してくるのが辛い。

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そこまで芦川さんが嫌われる理由が分からなかった、、 お菓子のくだりはちょっとひどいなと思ってしまって、 個人的には悲しくなった、、

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    高瀬隼子さん、ほんとに良い作品ばかり書いてらっしゃる… 私が高瀬さんの名前を記憶したのが今作の受賞のときなのだが、こんなにいい意味でおいしくない作品だとは。芦川さんみたいな人に出会いたくない。自分が汚いものに思えてしまう。一穂ミチさんのあとがきまで面白かった。 私の感覚に1番近いのは押尾さんだ。だからずっとモヤモヤしながら読んだのだけど、読み終わってもなお心が晴れず、それでいて5分と置かず一から読み始めてしまったほどの魅力がある。二谷が食事を疎みながらも食べずに生きられないのと似ている。 高瀬さんにハズレなし、これからもよろしくお願いします。

    11
    投稿日: 2025.12.05
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    タイトルだけで手に取るとギャップでやられてしまうかもしれない。 個人的にはスカッとしない終わり方でもやもやしたし、自分が今後生きる中で芦川さんみたいな人とは出会いたくない。

    0
    投稿日: 2025.12.03
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    もやもやする、みんなのもやもやの気持ちもわかるけど、この捻くれてる主人公たちと同じ思想を持っていないと、世間から軽蔑するような目で見られるのではないだろうか、ということにもやもやする。物語は主観で書かれているから、やっぱり本当に世間から外れているのは二谷と押尾だろうに、、と思いたい。 芦川さんのような人は私に心当たりがある。1番高校の時に仲良かった子。大学になってからは1回しか会ってない。みんなの保護の対象のようになっていて、カワイイ〜と言われ、無理はしない女の子。私もみんなのようにカワイイ〜、といいつつ、本心は社会人になったらどうやって生きていくんだろう、どうやったらこのポジションを手に入れられるんだろう?と思っている節もあった。だからなんとなく、卒業して5年たって疎遠になっているのだと思う。でも、結局社会人になっても芦川さんのようなポジジョンを手に入れるんだろうなー、だって本人は何も悪くないんだもん。でも私は、美味しいものは美味しいと、人と共有しながら食べたいし、食べるためにいきたい。 それだ、たべることを大切にする本が好きで、そうかと思って読んだら、全然違って、なんなら蔑ろにしたい人たちの本でどう処理していいか分かんないんだ。衝撃的な本だった。

    0
    投稿日: 2025.12.02
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    ごまめって自分のことかもしれない 芦川さんも自分だし、押尾さんも自分だし、芦川さんも自分 ご飯も食べるのも嫌い、体調が悪ければ仕事は休む、多少無理が必要な時は自分も押し殺してみんなのカバーをする 3人それぞれの属性を持ち合わせているからこそ面白い読むのに2時間もかからなかった、面白い、非常に面白い

    11
    投稿日: 2025.12.02
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    高瀬隼子の本はわたし至上、最もなめらかに読むことができる。それはなぜなのかを考えてみた。 高瀬隼子の世界には、たくさんのリアルな“人間の嫌なところ”が存在する。 それは、丸かったり、角ばっていたり、トゲだらけだったり、棒状だったり、霞のようだったりと、かたちはさまざまだ。 言葉にするならば、したたかさ、意地の悪さ、依存心、偽善、利己心と言ったところだろうか。 人間が集団で存在するような場所では、それは人間の数だけ存在し、ひしめき合い、その場をどんよりと埋め尽くしているだろう。 ふと、我に返ってみる。 当然、私の心のなかにもさまざまな“嫌なところ”がある。 もしくは、これまでの集団生活の中で“経験してきて”もいる。 「あー、気持ちわかるわー」 「いたわ、昔の職場にこういう人」 「オタサーの姫じゃん」 作中にある“人間の嫌なところ”の解像度が高すぎるゆえに、つい、脳内でひとりごとを呟いてしまうほど、共感性が高いのだ。 ──お前にも内なる闇があるだろう? そのように問われている気がしてしかたがない。 しかし、さまざまなかたちをした“人間の嫌なところ”の性質は、ひしめき合ったり、重なり合ったりしながらバランスをとって、共存するのだろうと私は思う。 誰かが得をしたり、損をしたり、または甘い蜜を吸ったりしながら巡り巡っていく関係性なのだ。 ところで、私は本作において、共感はできるが、味方ができる人物はひとりもいなかった。そして、共感できない点もあった。 それは唯一、”食べ物に対する価値観”だ。 “おいしいごはんを求める必要がないこと”も理解しがたいし、“食べ物を粗末にする”ことも理解しがたいかった。 “食べ物を粗末にしないこと”など、幼少期に学ぶ道徳的常識ではないかと憤りさえ滲む。 しかし、この人道的マナーすら覆してしまうほど、澱み尽くした“人間の嫌なところ”が膨張した結末がまっている。もはや事件と言っても過言ではないはずだ。 本作は、ある意味、サイコホラー。 あるいは人が死なないミステリー。 もしくはサスペンス。 表紙のシンプルでかわいらしいデザインに騙されることなかれである。

    0
    投稿日: 2025.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルとは違って内容はなかなかダークな感じの内容。 芦川さんは弱くて、みんなが守ってあげないといけない、配慮しないといけない存在で、でもそれには納得いかない気持ちの人も沢山いて…… どちらかと言うと自分は押尾さんの気持ちの方に共感できるな、と思いました。 でも強いものが勝つんじゃなくて、弱いものが最終的に勝ったことは少し複雑な気持ちになりました。 芦川さんは弱いように見せて、本当は神経が図太かったり、嫌なことには鈍感で居られる強さがあるんじゃないのかなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.12.01
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    世の中って割とこういう関係で溢れているんだろうなと感じた。 人は思っていること全てを言葉にはしないし、なかには表情にも出さず、平気で少しも思っていないことを言葉にできる人もいる、ということを学んだ。自分に正直に生きたい、生きた方がいいというのは私のエゴで、本当は正直になることなんて求められていないし、それなりにその場の雰囲気にあったことを言って過ごす方が楽に生きられるのかもしれない、そう感じてもやっぱり正直にいたい、という自分の気持ちを初めて知った。

    0
    投稿日: 2025.12.01
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    どの職場でもありそうな、微妙に不快な人間模様が描かれている。 まずメインとなる登場人物が二谷、芦川、押尾。 二谷という男は食に対しての興味が一切なく、むしろ美味しく健康的な食事を摂ることに対して、嫌悪感すら抱いている。 成り行きで付き合うことになった芦川は実家住みのテンプレートのような男が守りたくなる女。 料理も得意で、毎日カップ麺をすする二谷に家庭的な料理を作ってあげている。 また、それだけでなく職場にも手作りお菓子を毎日持ってくるようになっていった。 二谷はその場で食べなくてよいお菓子は夜誰もいなくなってから足で踏みつけたり手でぐちゃぐちゃに潰してからゴミ箱に投げ込み、それを押尾が嫌がらせのため芦川のデスクに毎回置く、という行為を続けていた。 物語としては大きな抑揚のない話であるが、なんとも不快な気持ちにさせられた。 不快な気持ちになったのは上記の行為やそれを行った二人ではなく、むしろ純粋な被害者であるような芦川に対しての思いが大きい。 彼女の狡さはきっと同年代の同性であれば強く感じとれるものであるが、小説に出てくる藤というおじさん世代や、彼女と歳がかけ離れた原田のようなおばさん達には、彼女は優しく守るべきか弱い女の子になる。 おそらく芦川が勤める職場の人間構成が変われば、話は全く変わっていただろうが、残念ながら芦川の嫌らしさを押尾と共有できる存在が彼女の付き合っている男しかいなかったため、結果押尾が加害者というレッテルを貼られ爪弾きにされた。 押尾が彼女に対して感じていた不満は、声に出して糾弾するほどではないが、なんとなく喉に何かつっかえたもやもやが溜まっていくのが分かる 体調不良を周りにアピールすること それで繁忙期に当たり前に早退すること にも関わらず帰ってからお菓子は毎日作れる元気はあること 手作りお菓子を当たり前のように皆が喜ぶと思っている傲慢さ お菓子の件一つとっても挙げればきりがないが…。 とりあえず押尾は会社を退職するはめになったが、結果辞めたことがハッピーエンドのように思える。 次の会社には第2の芦川がいないことを願うばかり。

    0
    投稿日: 2025.11.30
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    面白かった、と思う。 「嫌なものを見たな」という不快感と同時に野次馬心みたいな高揚感のまま読み進めて、気がつけば完読していた。うーん、語るには難しい本だ

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    ごはん系ほのぼの小説かと思って読み進めたら、不穏。人のお茶勝手に飲むとか何これと思って、裏表紙のあらすじ見たら芥川賞だった…そうだった…。 文学部に行きたかったのに経済学部に行ったように、二谷は自分の主張を受け入れてもらえた経験が乏しく、親の価値観に沿って生きてきたのではなかろうか。妹が芦川さんを義姉にちょうど良さそうと言ったように古い価値観の親に育てられている。 我慢我慢の人生で、特に嫌なことを主張するのは苦手でありそう。 ところが、押尾さんに芦川さんは苦手だとこっそり言われる。さらにいじわるをしようと言われる。芦川さんはみんなに好かれているのに、だからこそ彼女にしたのに。 押尾さんのように、こそこそ主張して、こそこそいじわるするようになる二谷。ごはんを作ってもらったあとにラーメンを食べる。押し付けられたスイーツをこっそり捨てる。 いやーー…それなのに付き合い続けて結婚まで匂わせるなんて嫌すぎるな〜…。 早退しといてスイーツ作ってる芦川さんも、それを良しとする周りも嫌すぎるなあと思ったけれど、配慮を当たり前としていたり、それを実はむかついていたりするのはあるあるなのかもしれないな。

    18
    投稿日: 2025.11.29
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    職場のあの何とも言えない人間関係や会社という社会の縮図をえげつない解像度で書いている、知らず知らずのうちにに飲み込んでいた違和感やあの時押し殺した感情がどっと込み上げてくるような、苦虫を噛み潰すような感覚。 この中の誰にもなりたくないし、誰にも感情移入はできない。正義が勝つのではなく、弱い人が守られることで勝つ社会、130ページそこそこの本でぎゅっっっと凝縮された濃すぎる内容に胃もたれしてしまう。 この可愛い表紙と優しいタイトルがどれだけの皮肉を孕んでいるのか、これを買った時は想像もつかなかった、かなり好きな作品

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    芦川さん、いろいろお前のせいやぞ!と言ってやりたい。。でもそうさせてるあの環境がな〜。。。 ずっとむしゃくしゃする話やった。 二谷みたいなやつはモテるよね。 あと芥川賞ってどういう選定なんやろ、他のやつも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まずこの本はめちゃめちゃ薄いんですよ。すぐ読めるかなって思って買ってみた。この薄さにこれだけ濃い内容詰めれるのすごい。舞台も本当に狭いで身近すぎる。自分の席の隣で起こっててもいいくらいな。二谷には感情移入できないし、芦川さんまじで身近にいてほしくない。押尾さんの最後にメンバーに放った言葉にはガッツポーズ。書評の通り、このタイトルが良い意味じゃないことってあるんだ。

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    世界観はすごく好きだけど後味がすっきりしないので、読んだ後にモヤモヤを残したくない人にはおすすめしない。 私はこの本の登場人物誰にもなりたくないけど、自分との共通点を感じてしまうのがすごく嫌だ

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    どこにでもありそうな社会の不条理。 押尾さんを応援したいけど、応援しきれない感じもあり、、、笑 実は芦川さんを苦手に思ってる人は多数いそう。 読みやすかったけれど、何となく後味が悪くて少しモヤっとしてしまった。

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    ずーっとそういう女いるよな。と結局そういう女とそういう男が人生うまく行ってるように見えるんだよなって感情が渦巻いてなんかむかついた。笑

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    タイトル、表紙のイラスト、ストーリーがマッチしていない。そこがストーリーの深さを表現しているようで良い。 各々が少しずつお互いに違和感を感じている。感じではいるけど、明確にしない。違和感を無視するわけではなく、いろんな表現方法で主張はしていく。 どんな人も弱いようで強い。強くないと社会では生きていけない。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    72点:「まあ、でも、そういう時代でしょう、今」 「わかってます。でもむかつくんです」 よくあるようなことを意地悪い目線で描写しながらブンガクっぽい文章を連ねていく純文学、という感じで読み進めていて、こういうのってエッセイコミックとかのほうが解像度高いような気がするし、単純なおもしろさもそっちの方が上なんじゃないかと思いながら前半は読み進めました。 ただ後半にいくにつれ、こういうのは劇的にせず淡々と書くからじわじわきてそこがいいのだ、という結論になり点数上げました。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    文章は読みやすい。 だけど、内容的にはここ最近読んだ本の中で一番意味が分からず、登場人物の中の誰にも共感できなかった… ただただ気持ち悪さが残る。 二谷が食を嫌悪する気持ちを読者にリンクさせるのが目的ならば大成功しているのですごいと思う。 ケーキをあんなに不味そうに描写できる人なかなかいないと思う…笑 最初から最後まで意味がわからなかったし、芦川さんもなかなか難ありで近づかない方が良さそうだけど、私的には二谷さんと押尾さんのやり取りの方が無理だった。 全体的に気持ち良さを感じられるシーンがない本。 読み終わってみんなのレビューとか本の解説少し読んだら、【共感が止まらない! 「わかりすぎてえぐい」職場ホラーNo. 1】って書いてあってなるほど、そもそもがそういう趣旨だったのかって腑に落ちた。でもこれが芥川賞受賞作&30万部のベストセラーで 世界各地で翻訳されまくっているというのはなかなか解せない。笑 こういうのが求められてるのか…。 表紙・タイトルのほっこり感と内容とのギャップは確かに感じた。ほっこり系だと思って読み始めたら全然違ってびっくりした…。

    1
    投稿日: 2025.11.23
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    表現が繊細で読み込むのが楽しかった。 読者が望むようなハッピーエンドにするのではなく、「結局そうなっちゃうのか」っ言うような現実味のあるエンディングが悔しかったけど、最後の解説で「やっぱりこれは私だけが思ってるわけじゃないんだな」って、自分のもやもやの存在も肯定して貰えた気がして後味が良くなった。薄くて短い小説だけど、十分に読み応えがあり、私はまだ1度しか読んでいないけれど、読む度に違う印象を受けそうだと思った。

    8
    投稿日: 2025.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後に思ったのは、【この話好きだなぁ】だった。タイトルからは、ほっこり系を思わせられたが、全然違うし、「現実ってこうだよね!」「こういう人いるよね!」と思いつつ、「あれ?自分はこの中だったらどの人物に当たるんだ?」なんて考えたりもして面白かった。 一穂さんの解説を読むと、さらに頷けた。 しかし、二谷の【食】に対しての考えは、【食】に恨みがあるのか?と思わせるものがある。【食】の在り方は個人でバラバラでいいのに、強制されるのが嫌なのだろうか?【食】ぐらい弱い立場でいさせて欲しいという心の現れか? 芦川さんをよりモンスターに仕立てたのは藤さんと原田さんだと思う。ああいった人たちが1番やっかい。持ちつ持たれつというのなら、君たちが仕事を肩代わりすればいいんじゃないかな?と思う。芦川さんは箱入り娘で厳しい環境を体験していない。家族に馬鹿にされても、【馬鹿にされる代償として護られること】を選んでいる。顔がある程度可愛くなかったら無理だろうなぁ、と冷めた感想も浮かぶ。二谷は芦川さんがある程度可愛いからと、【結婚しなきゃいけない】から芦川さんといるんだろうし。 無理に結婚しないで好きに遊べばいいのに、とこれまた冷めた感想が浮かんだ。 押尾さんは、まともに芦川さんを喰らいやすいから余計に巻き込まれて【意地悪する】行為に至ってしまった。芦川さんに巻き込まれないようにするにはどうしたらいいのか…おそらく、1番上の人が自分の感情ではなくみんなの気持ちを代弁してくれる人だったら少し回避しやすいかもしれない。ましてや「材料費をカンパしよう」なんていうアホ上司じゃなければ救われていた。「休んだのに手作りのお菓子をもってくる、ということがどれだけ反感を買うか」を芦川さんに教えてあげれる職場だったら良かったのに。せめて週明けにお菓子作って配るならわかるけど。そもそも、【手作り】が苦手な人もいるという前提を理解せず押し付けるのが意味がわからなかった。 こんな風に自分の黒い部分を刺激される、面白い話だった!

    2
    投稿日: 2025.11.18
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    人間社会の嫌なあるあるの中でも、誰が悪いとも言えないような部分を集中して書いた作品 誰でも主観があって各々他人の為に生きているようで自分勝手な気がした 優しい人がバカを見ているんじゃ無いかと感じた

    1
    投稿日: 2025.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私は「食べること」は人生を豊かにするものだと信じてやまない側なので、二谷には共感できなかった。 でも、善意でお菓子を持ってくる芦川さんにも、嫌悪感を抱いた。 それってなんか、旅行に行ったらお菓子を買ってこなきゃいけないみたいな、半ば強制的な、そういう感覚ともちょっと似ているんじゃないか。 一人暮らしだと、同じものや大したものではないものを「摂取する」という行為だけど、誰かと一緒の時は「おいしい」を共有できる「食べる」という味わう意味合いになると思う。 「食べること」を共に楽しめる人との関わりを大切にしていきたいと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.17
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    食に対する苦痛。お腹が空くから食べる。 そんな主人公が大切な人が作ってくれるご飯に対して嫌悪感を持ちつつ話が進んでいくところは終始嫌な気持ちになりつつ読んだ。 「美味しいご飯をつくりつづけますね」こんな幸せな言葉が一生涯の地獄を表す言葉として使われるとは。

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    第167回芥川賞受賞作 ということで。 ポップなカバーとタイトルとは裏腹に。 今のご時世、いや典型的とも言える、 偽物?の弱者の完全な勝利を、ラストの笑顔に見る。 お腹は空かない……。 構成もかっちりしていて、読みやすかった。

    82
    投稿日: 2025.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    芦川さんがすごく嫌い。 弱いこと、できないことをしないことが正しいと思ってて、守られて生きてきて、純粋だから嫌いと思うことさえ悪になる感じ。 でも、どこにいってもそういう人はいるよね 押尾さんにすごく共感できた。 芦川さんみたいな人がこの本読んだらどう思うんだろう。自分ごととしては考えないのかな。うざいな。 わたしは美味しいものを食べることは好きだから二谷さんにはあまり共感できなかった。けど、美味しいものを食べるのはみんな好きだよねって世間一般的な感性を押し付けられるのはしんどいな〜とも。

    1
    投稿日: 2025.11.16
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    二谷のように他人が自分のために用意した食事にすらしんどさを感じる部分は理解できなかった。準備と片付けまでのセットで面倒さが勝るときは確かにあるが、そうでなければおいしいごはんは日常で幸福を感じる機会だと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    ごはんほっこりストーリーでないことを知った上で読むことができた。そうであると知らなかったら、読むことはなかったかもしれない為、知れて良かったと思う。 芦川さんのことがすごく苦手。自分が弱い存在であることを自覚しながら、その権利を堂々と振りかざす姿。更には、罪滅ぼしのようにお菓子を皆に振る舞う。仕事を早めに切り上げた時間を使って作ったものを。同様に、彼女に対してそうするのが正しいと言わんばかりに作られる会社の雰囲気も苦手。ただ、自分も同じ場に居合わせると雰囲気に合わせ、適当な行動をとってしまいそうで嫌になる。社会に適応するというのはこういった行動に違和感を持たないようにすることなのかと少し嫌な気持ちになった。

    11
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スッキリしない終わりだけど、なんだか満足するお話し。 私は芦川さんのように、度々体調を崩して早退したり休んだりするが、周りにこのように思っている人がいるのだと思うと、申し訳ない気持ちが今までよりもグッと大きくなった。でも、体調が悪いから早退しているのに、お菓子を作る余裕がある芦川さんは理解ができない。 だから、私は同僚の押川さんの意地悪したくなる気持ちも理解できた。 二谷さんは芦川さんと結婚したら、どんな食生活を送っていくのだろう。きっと変わらずカップラーメンを深夜に食べているんだろうなぁと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.11
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    どの会社にもありそうな人間関係を綴った話。 弱い人ほど強い立場にあるは、私も昔から疑問だったが、それを思う人は少なからずいるのかと妙に安心しました。 高瀬さんの作品は、いじわるさが絶妙なので好きです。 仕事ってなんですかね。仕事以外で出会ったらきっと話もしない人たち。 食と人間関係、まさにおいしいご飯が食べられますようにでした。

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    受動的攻撃…という言葉がじわじわと浮かんできて、口の中が気持ち悪くなってたまらない様な気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.11.07
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    図書館から借入しました。 現実世界では思っていても周りに非難されるのではないかと思って言えない、仕事に関することと、他人が作ったお菓子に関することに大きく共感した。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    なんと表現したらいいのかよくわからない作品 私も芦川さん的な部分があるとはおもうけど、押尾さんほど極端な部分はないと思うけど、大体はみんな名もない助け合い社員みたいな感じだと思うんだけどね。 1番嫌いなのは原田さんみたいなタイプだなぁ。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    2025.09.19 読了 内容は、なんとも現実味のある社外人の生活が描かれた物語であった。食に興味がない?と言うよりも、限られた時間に「ちゃんとした料理」を「おいしく頂く」ことが正とされる世の中に対する抵抗感をもった二谷と、体が弱く、仕事もできないが、周りにそのことを理解・承認されている芦川と、その職場の雰囲気、当たり前感に納得できていない押尾の3人を中心とした話だった。 読了後、内容に対してモヤモヤする気持ちと、そのモヤモヤに納得感を持つ自分にモヤモヤした。 自分は、押尾に近い感性を持っている気がした。別にいじわるはしないと思うが、上司には抗議すると思う。自分が勤めている会社は抗議できるだろうが、作中の会社は抗議したって無駄だろうし、自分の居場所が狭くなるんだろうと思った。自分が勤めている会社は恵まれているんだなと思った。モチベは低いが、続けるだろうなと、そう思った(芦川みたいなのは辞めていくし…)。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    怖い〜〜〜〜〜。 芦川さんが、どうか私の目の前にはあらわれませんように。 悪意がないように見え、弱いという特権を行使する女、弱い立場にいることで周りが安全地帯を作り、結果的に「恵まれた」環境を生み出しているのがムラすぎる。 そして、二谷は私とは全く違う食への価値観を持ってるのに、甘ったるいケーキを咀嚼し摂取することへの不快感は手に取るように分かるのが妙。 こんなにも食の捉え方が違うのに共にいれるものなのか 男の征服欲は生理的欲求や社会通念をも超えるのか。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    職場の人間関係を食べ物で描写された小説です。 食事とは、誰でも毎日行わなければいけない行為で、どのような境遇や場所においても必要不可欠ですね。 「どう、美味しいでしょう?」という半ば脅迫じみた感想を促されつつも、手作りを差し出す方に対してどのように受け流すかに労力を要しています。 職場という狭い空間。基本仕事をする場所でありながら自己欲求を満たす為に行う手作り料理はいかがなものか‥。 しかも、肝心な仕事は他の方へお願いしている状況。 「仕事が出来ない代わりです」と言われたら、返す言葉もありません。そして、ご飯を食べる行為が嫌いなクセにそんな彼女と結婚を考える彼。嫌だなぁ‥。 人間関係の難しさが浮き彫りになり、読み応えありました。芥川賞受賞作です。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美味しいものや、栄養のあるものを食べること。そのことにどれだけの価値を見出してプライオリティを付けるのかは人次第であり、これを押し付けることは嫌悪感や抵抗感を生むということを感じた。 きっと「食」以外もそうなんだろう。 また、弱い人こそが(守られるから)強い。 そこに不満を感じる人がいるという構造が切り出されており、みんな誰かを傷つけようとしているわけではないのに、そういう構造になってしまうことに人間心理の複雑さを感じた。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    オーディブルにて読了。 一人称の複数視点で語り手がふたり入れ替わることによって、「食べる」ことへの意識の差や、アシカワさんへの気持ちの移り変わり、会社の歪な人間関係が浮き彫りになる。効果的な視点移動だと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯で期待した内容とちょっと違ったかもしれない。 現代における人間関係とか常識の嫌なところを描いた作品に感じたが、最近読んだ作品たちがもっとえぐかったので、少し弱く感じてしまったところもあり、読むタイミングに失敗した感がある。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    やっぱりこの人の書く文を好きだなと感じた あまり共感したく無いけれど、共感できる部分が沢山ある人物を書くのが上手いと思う。 割と鬱々とした話だけどすごく面白い。

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    タイトルと読後感のギャップがある! この人はしょうがないと思わせたもん勝ちだったり、そういう人がパートさんには可愛がられたり、 手作りケーキを配られた時の本当にみんな思ってるのかわからないオーバーリアクション、あるあるが散りばめられてる。 なんにも解決しないけど、スッキリ終わらないのが嘘くさくなくていい。

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    職場ミステリーってどうゆうことなんでしょうか? 全然よくわからないまんま終わってしまった… 読解力が無くて悔しいです。 とにもかくにも押尾さんを全面に推してます。芦川さん無理… 絶対に無理です。。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    なんと言うんだろう、、きちんとした本?内容?書き方??とても読みやすかった。何か深いものはあったのか??私の頭ではわからない(笑)

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    おすすめポイント ⚪︎人付き合いに疲れた、日本中の社不の皆さまへ ⚪︎あるある!あー!わかる!という感覚になりたい人 ⚪︎簡単な言葉では言い表せない、言いたいしみんな思ってるんだろうけど言えない、大人社会の歪み。痒い所に手が届く感覚。うーん、絶妙です。 ⚪︎他のみんなの感想読んだら、百発百中で全員心のざわつきを覚えててワロタ!この小説にはパワーがあるね。 ⚪︎ざわざわしませんよ私は…という方はぜひ読んでみてほしい。あなたが最も異常だと感じる登場人物はだれなのか…試金石です、この小説は 残念ポイント ⚪︎特段見当たらない

    13
    投稿日: 2025.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    推しCPにしたいと思ってた2人が結ばれず、そうじゃない人たちが結ばれてしまったんですが、そういう後味の悪さも含めておいしいごはんが食べられますように、だなって……

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    単純に主人公がいる会社がブラックなだけじゃねと思ったし、芦川さんが自分に正直で正しいと思ったけど、こんなやつが会社にいたらイライラするよなとも思いました。  ラノベの主人公ばりに主人公がモテるのには違和感があったけど、それを補うあまりの面白さでした。

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    イライラするけど、読み終わったあとに他人の感想読むのが楽しかった。 お菓子もらえたら普通に嬉しいけど材料費みんなでだそう!とか言われたら、は?ってなるなって思った。

    3
    投稿日: 2025.10.27
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    押尾さんがずっとかわいそう。 できない女のフォローを当然のようにさせられて待遇変わらず。共犯なのに、全部割を食う。 芦川さんみたいな人嫌いだし 二谷みたいなやつも大嫌い

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    すごい。最初から最後まで心がざわつく小説だった。なのに展開が気になってどんどん読み進めてしまう。 本の薄さが救い。これが厚い本だったらもっとしんどかったかも。それでも夢中で最後まで読んだと思うけど。 何の後ろめたさもなく、当然のように守られる存在でいる芦川さんとか、 嫌いだけど避けるとかじゃなく、いじわるをしようと提案したり実際に行動に移しちゃう押尾さんとか、 芦川さんに対する二谷さんの感情とか、 芦川さんの弱さやお菓子作りを(本音は分からないけど)全面的に受け入れる周りのみんなとか、 少しずつわかる部分もあるけど、それぞれが振り切っていて恐ろしく感じた。 だけど、読んでて印象的な表現や文章に付箋を貼っていったら付箋いっぱい。 刺さる表現や共感も多かった。 おもしろかった。

    24
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エグい話だと思った。 芦川さんが普通だとしたら、二谷さんは異常なのかもしれない。でもこの話の中では、芦川さんが異常で二谷さんが普通のような、視点の逆転が起こっている。どちらが普通でどちらが異常なのか。冒頭、芦川さんのペットボトルのお茶を藤さんが口をつけて、飲んじゃったと芦川さんに言い、芦川さんがそれを飲むシーンは気持ち悪いと思った。あれが冒頭にあるのは、芦川さんへの不快感を増幅させる意図なんだろうと思った。芦川さんが妻に出ていかれた藤さんを抱きしめるシーンはおぞましいと思った。 二谷さんからは、芦川さんに対する憎しみすら伝わってくる。 押尾さんが送別会をブッチするシーンで嘘はつきたくないからと言ったのは、幸せになることはないのに嘘をつき続けてしまう二谷さんに対する当てつけなんだろうなぁと思った。 よく出来た話だ。

    2
    投稿日: 2025.10.26
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    個人が持っている感覚というか、感情の種類というか当然だけどみんな違うんだよな。 みんなが嬉しい訳でもないし、迷惑な訳でもない。 社会の中で大人として振る舞うのは当たり前なんだろうけど、普通の感覚を全員が同じように持っているとは思われたくないかも。 あなたの普通は私の普通ではないからさ、みたいな。 仕事にできなくてもよいとされる範囲が与えられているのは、見方によっては羨ましかったり、ずるかったり、可哀想だったりと様々な受け取り方がある。 私個人的な意見だけど、できない時はお互い様とか信じてない。。

    7
    投稿日: 2025.10.26
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    芦川さんにイライラしそうでしなかった 二谷のほうにイライラした 芦川さんみたいな人いたらおやつ毎日楽しみにしちゃう

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女として生きていると、最後は弱い者が勝つんだなと実感することが、幼い頃から何度もある。久しぶりにその感覚を思い出して、芦川にも二谷にもうんざりした。人間関係や人生って、こんなもんだよなー。と思う、現実的な小説だった。 でも、芦川以外の登場人物の心情描写や解説を読むと少し気が楽になる。弱い人を守る立場にならざるを得なくなったときの、この黒い感情は自分だけではないんだなー。と。

    1
    投稿日: 2025.10.25
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    神経を逆撫でしてくる弱い奴に正直でいれば悪者になるのは自分。周りから守られる状況を作れたのは持ち前の性格と「顔」。それに振り回されるのは素直でない、いわば普通の人。平等とはこのことなのか。

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    登場人物それぞれかいつまんだ共感はあったけど、感情移入することはなかったな。 不快感。 胃もたれするような読後感のもやもや、、。 芦川さんが1番強かなのでは。

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    なんて皮肉なタイトルだこと! 読み終わったときの私はげんなりして、食欲なんて失せてしまったのでした。 めちゃくちゃ面白いです。 でも、楽しく美味しくする食事じゃなくて、人の不幸やグズグズの部分の煮凝りを口に含んでいる感じ。 真面目に働いていたからこそわかる。 日本人に求められるのは芦川さんみたいなタイプの人間だ。 そして私は彼女みたいな人間が大嫌いだ。 日本人男性が「恋人」とか「妻」のラベルを与えるのも芦川さんみたいなタイプの人間だ。 浮気だの不倫だのをしたのをツツ―っと涙を流すことで周りに攻めさせ、自分はかよわいまま攻撃する人間だ。 そして私は彼女みたいな人間が、大嫌いだ。 めちゃくちゃ面白かった。

    1
    投稿日: 2025.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文学的な表現の面白さと単純に人間関係の話みたいなところが面白かったです。 長さも短いため、誰にでもオススメです。 実際によくある人間関係をリアルに思い浮かべられるような描写で芥川賞納得な形です。

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    新卒の頃(もしかしたら現在も)、私も芦川さんのポジションだったのかもなあ。自分の弱さを周囲にも認めさせることが生きていく術だった。だって本当に弱いんだもん。ただ猫を助けるときに自分だけ傘をさして見守るのは流石に何だコイツと思った。

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    「わかりすぎてエグい 職場ホラー」という惹句と、ほのぼのしたタイトルとのギャップ これって一体どんな小説? うわー、たしかにホラーなのかもしれない ありふれてる職場なんだけど、こんな人たちいるよね TVドラマになりそうな話 じゃあ、あんたが作ってみろよ、みたいな? 追記 実は私も食べ物にはあまり執着していない 料理も好きじゃない 1時間かかって作った料理を10分で食べられたらちょっと(かなり)悲しい (美味しいからだよ、って言われてもね) 食べ放題やバイキングも苦手 もちろん美味しいものは大好きだし、スイーツにも目がない でもたくさんは食べられないし、食べなくてもいいやってときもある 美味しいものを少しずつ食べたいな 毎日手作りケーキを持ってくる人はやっぱり苦手かも

    14
    投稿日: 2025.10.21
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    不穏な職場…!!! 配慮される存在。何の為に配慮を? 配慮される側とする側の溝は決して埋まらない。

    0
    投稿日: 2025.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読 小説の良さは、自分とは違う価値観や生き方を深く知れることだと思っているので、この作品の登場人物のような自分とは全く違う考え方はとても興味深いし読んでいて面白い 最後のシーン、登場人物に誰も泣いたり悲しんだりしている人がいないのに、読んでいてせつない気持ちになる とても好きな終わり方 けどちょっと二谷酷いぞ

    1
    投稿日: 2025.10.21
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    いるいる、こういうイラっとする人。 で、二谷さんはどうして彼女と付き合ってるわけ?我慢してるの?それとも、彼女の弱い部分とか、自分と合わない部分を全部ひっくるめて好きなわけ? 一穂ミチさんの解説タイトルが絶妙!私もまさにそう思う! っていうか、私だったら排除しようとしてしまうかも(笑)

    13
    投稿日: 2025.10.21
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     面白い! あの職場の微妙な、なんとも表現し難い感情をしっかり文字に起こして、確認させてくれる作品でした。  最後、芦川さんには痛い目にあって欲しかった…。  そうなる展開なのかな?でも、きっと芦川さんなら、めげずにしっかり、次に向かって進んでいくんだろうな…。

    18
    投稿日: 2025.10.21
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    誰かと一緒に食事をする時、わたしたちは「生きよう」という暗黙の約束を結んでいる。死にたいとまで思っていなくても、日に三度も前向きにさせられるタイミングがあるのか、と改めて考えると多い気がする。恥ずかしい。しかもそこに「健康的」「おいしい」というポジティブな要素までトッ ピングされると、これはもう明らかに過剰だ。 私は「食べるために生きる」だけど、「生きるために食べる人」の話。一生分かり合えないと思う。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    ちゃんとした物食べなよ、料理しなよは本当に言われて腹が立つ言葉だと思う。 食べるために生きてるわけじゃないけど食べないと生きられない。 二谷の気持ちがわかる。 お腹いっぱいになって全ての栄養取れるサプリあったらいいのになあと思う。 美味しいもの食べるのもお金がかかる。最後に美味しいもの食べたのいつだろう…

    12
    投稿日: 2025.10.18
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    おもしろかったけどモヤッと。美味しいけど美味しくないごはんを食べた気分。 食事に対する押尾さんの感情に共感できすぎてちと嬉しい。

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    TikTokで紹介されてて気になった一冊。個人的に読み終わり後味悪い感じでモヤモヤした。 この本では、押尾、二谷、芦川、3人の登場人物を軸に狭い職場での人間関係が繊細に描かれていて共感するような、しないようなそんな話だった。 わたしも職場に芦川みたいな人がいたら、すごくイラつくと思う。自分がそんな人間じゃないから、自分とは違う部分を持っていると、その人に対して少し嫌悪感を抱くかもしれない。そして、わたしも二谷のように、他の人に比べて食にあまり関心がない方だ。いや、ないほうだったって言うのが適切かな。昔は、食べることがあまり好きじゃなくて、少食でもあったから、少し食べて満足するタイプだった。 この二人に、共感する部分があるからこそ、どうしてあのようなことをしたのかが理解できなかった。 自分とは違う=意地悪って考えになるのが、もうかなり弱ってる証拠だよね。 狭い場所での人間関係の恐ろしさがよくわかる一冊だった。登場人物たちも、たぶん視野も狭いんだろうなって読んでてつくづく思った。 わたしも食に関心がなかったと言ったけど、いまでは以前よりも食事に対して興味が湧いて、友達や家族と一緒に食べるご飯がどれだけ幸せなのか、わかるようになった。他人と一緒にご飯を食べる時間が減るほどそう思うようになった気がする。 二谷と押尾の二人にも、ぜひ「おいしいごはんが食べられますように」そう願いたくなった。

    10
    投稿日: 2025.10.16
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    ご飯を題材にした温かい話なのかと思ったら全然違った。 食に興味のない二谷や、か弱く周りに守られ丁寧に食事をする芦川、など職場の人の話。 生きるためにしなければならない食事が鬱陶しいの、すごく分かるなあと思った。 なぜ彼女に対する反感的な気持ちを隠しながら付き合い続けるのかよく分からなかった。 解説の言語化が素晴らしい。

    1
    投稿日: 2025.10.15
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    優しくて温かいタイトルが、蓋を開けてみれば全然違う。 読後はタイトルの言葉が、皮肉にも聞こえるし、悪意無しの暴力にも聞こえる。

    35
    投稿日: 2025.10.15
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    「自分の働き方を正しいと思い込んでいる」 「YouTubeを倍速で流しながらジャンクフードとビールで晩酌する時の多幸感は「誰かと」「ちゃんとしたごはん」を食べては得られない。「満たされなさ」で満たされたい」 この2つには共感

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    すごくいい意味で最悪 さすが芥川賞受賞作品 社内会食とかいう最悪の文化を ここまで上手く切り取っていることに感服 みんなで食べるご飯って本当に美味しくない 会食で美味しいお店に連れて行ってもらう度に あぁ、今度は一人で来よう、もしくは親と来よう と思うのであった 弱いことが正義であること 丁寧に生きていることとは、ある意味極端に視野が狭いと言うこと、ということを学ばせてもらえる

    2
    投稿日: 2025.10.14
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    うーん、全然面白さがわからなかった。 物語も不愉快で登場人物たちも不快だった。 でもなんか残る胸のざわつき。 これが純文学ってやつ?なのかな? 現代人の食べることに対する貧困みたいなことなのかな。それがつまりは人間関係の希薄化のシンボルでもあるみたいな。中国の辺境(新疆)出身の知り合いが「日本人で1人でランチに行く人がいるのが信じられない、自分の故郷にはそんな事はありえない」と言っていたのを思い出した。休憩中くらいは誰にも気を遣いたくない気持ち、よく分かるけどなぁ。 でも、食べ物を囲んでこの味がどうだ、何が美味しい、好きな野菜ランキングは、などとという時間こそが幸せだと思っている自分にはちょっと縁の遠い物語だった気がする。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二谷がサイコパスすぎる! 彼女が作ったケーキをぐしゃぐしゃにして捨てるって…ドン引きです。尊敬できない相手と付き合える二谷に何一つ共感できませんでした。 正直わたしは芦川も原田も藤も嫌い。 特に原田みたいに正義感振りかざしてくるタイプとか大嫌いです! 押尾を応援してました。 彼女はここに居るべき人ではない…退職は正しい判断だと思います。 あと甘いものしばらく食べたく無くなりました…笑 ダイエットしたい時はもってこいの作品でしたね。 もう読まないかもしれませんが…

    2
    投稿日: 2025.10.12
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    昔ご飯を食べることが好きではなく、生きるための行為になっていたことを思い出しこの作品に共感。 みんなでご飯を囲み、味についてどうのこうの言いながらくちゃくちゃしているあの空間が無理だった。人との食事が嫌いだった。 今はそういう感覚はないけれど、たまに生活の中のふとした瞬間にうんざりしてしまうことがある。 そんな言葉にできないような感情をテーマにしたこの作品が個人的にはとても刺さりました。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    なんとなく、芦川はまじで何の思惑もなくこういうことやってるんじゃないかと思うんだけど、 それ分かっててもやっぱり実際いるとめちゃくちゃイライラしちゃう、 そんな自分への自己嫌悪を増幅させてくる本だった。 めっちゃ嫌だった。

    1
    投稿日: 2025.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了後、悲しくて苦しくて、Xの鍵アカウントに連投をしていたのでそれをまとめることとします。 ※物語の面白さ(愉快さとはまた別の)を語ると、それはとてもとても面白かったです。面白く、人物達が生きているからこそこんなにも苦しい。 仕事が出来ないが自分より優遇されている等々という人がいる時に、攻撃的になれてしまう卑しさが悲しい。しかしそれは社会において往々にしてあることなのでそういったリアリティには首肯せざるをという感じなのですが、それはそれとして密かな怒りを鎮めたまま読了。 正しく生きようとしている人のことを踏みにじることで得る快感と充足感を栄養として生きている人っているよね、という感想が正直なところ。 正しくありたいとしている人を笑うことで自分は下等ではない、正誤から逸脱した己の物差しの善悪で物事を掌握しようとしているのはグロテスクすぎる。 食事が好きではない人がいる、必要十分な栄養が取れればそれでよいという人。友人にもそういう人がいるし、それを否定する気は全くない。しかし二谷に関して語るのであればそれは別で、"自分を大切にしない食事"をすることにより自傷行為を深めているんですよね、特に芦川と関係を深めてからは。むしろ自傷行為として、自慰行為として食事を利用している。そしてそれは相手を間接的に踏みにじる行為であることもきちんと分かっていてやっているから、気持ちが悪い。しかしそれを自分が1番分かっていてその矛盾に挟まれてどんどん息が吸えなくなっているのは二谷自身である。不憫。憐憫。しかしここに一切の同情はない。 芦川の生き方に対して気持ちが悪く憎たらしく嫌いだと思うことで、自分の"正しくなさ"(あえてそう表現します)は正当だとしようとしているの、グロすぎる。 芦川をかわいいと思っているのは本当だろうけれど、傷つけたい/傷つけばいいのに、の気持ちがあるのならその可愛いは可哀想と同じ土壌の上で語られており、生命に対してこんな侮辱はない。 仕事が出来ない人を嫌うのは自由だしその皺寄せが自分に来るのを嘆くのも自由、そしてそこに不公平が生じるのは事実であるとも思うが、それを踏まえた上での行為があれに収束するのため息〜…………でしかない 。自分の気に入らないものを意地悪という形でしか昇華させることの出来ない幼稚さを。 仕事が出来ないの仕方がないじゃん弱き者は守られるべき!と考えている訳ではなく、それはそうだとしても貴方の行動は非道ですし蹂躙することで相手を掌の中に入れていると自認している貴方はとても気持ち悪いですよという気持ち。 人は自分の思う"正しさ"を朗々と掲げて生きていくことが必要な時があり、その時に他人の在り方や振る舞いを否定してしまうことがある。そういうパーソナルな部分に癒着する何かは日月単位で構成されるものではなく、今回の登場人物たちだってそう。そういうものたちを思う。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルや表紙からは想像できない内容だった。 会社内の人間関係を食物を介して描いた作品で、食品自体は間接的な役割。主人公の二谷は会社内で大切にされているかわいい年上女性と付き合い、毎日のように食事を作ってくれるが、二谷にとってはそれはむしろ煩わしいようである。結婚をお互い意識はするが、二谷は実はあまりきっちりと食事をすることは好まないようで、ぎくしゃくしている。一方の彼女は会社が大変な時でも、体調が悪いとして早退を繰り返し、同僚からは疎まられている。最後に二谷は転勤していくが、この二人はその後どうなっていくのか?結論らしい結論はでてずに終わる。 会社務めをしていた時、確かにこのような状況はあったなと思い返す。各登場人物の気持ちのずれが食物を通して絶妙に描かれている。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    面白いと思おうとしたら面白く感じる けど終読後にいろいろと考えなおしたり、疑問を持ちすぎたりすると なんだか面白くない気もしてくる 文章はうまい 着眼点も良い けど会社という現実的な題材を描くにしては ただ陰鬱なファンタジーであるような気もする

    5
    投稿日: 2025.10.09
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    面白かった。社会人になって初めて読んだ小説。自分が登場人物の誰に似ているか、職場を想像しながら読み進めれた。

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    「わかりすぎてえぐい」「共感できる」と書いてあったが、 芦川さんのような能力が低くて残業が出来ない人が優遇され優しくされる会社というのが非現実的に感じた。 押尾さんのようなサバサバした女性が穏やかな人間に「いじわる」しても糾弾されること無く、パートの女性と一緒になって「いじわる」を続け、「いじわる」された側が病んで退職する事の方が多いのではと、いじわるした側が制裁をきちんと受けることが非現実的に思えて、なんとも言えない読了感。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    ごはんの描写がこんなに幸せじゃない本は初めて。 全ての空気感が分かりすぎて、気持ちの処理が難しい一冊。 私はおいしいご飯が食べたい。そう思えるのはただ世間知らずだからなのだろうか。もしくは幸せな環境にいるということなのか。

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    投稿日: 2025.10.07