
真夏の夜の悲劇 イヴ&ローク59
J・D・ロブ、青木悦子/ハーパーコリンズ・ジャパン
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総合評価
(1件)4.0
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powered by ブクログこれまでに多く描かれてきたように関係者の中に犯人がいる状況ではなく、なかなか犯人の正体が見えてこなかったことで、久しぶりにハラハラしながら展開を追うことができました。 犯行の動機そのものはこのシリーズではある程度パターン化している「頭でっかちな少年のエゴ」でしたが、本作はそれによるマンネリ化をあまり感じさせない読後感だったように思います。 メイヴィスとピーボディの「豪邸プロジェクト」もゴールが見えてきたようですし、ナディーンの恋人もしっかりと登場して彼らの関係性ももう少し発展しそうです。 過去の事件で登場したキャラクターが「チーム」の仲間として活躍する場面も増えてきたことも本作の魅力の一つですが、「どんな事件だっけ?」と記憶がおぼろげになっているところもあるので、また折を見て過去作も読んでみようかな、と思います。 …が、それなりにどの巻もボリュームがあるので、なかなか一筋縄ではいきそうにありません。
5投稿日: 2025.04.16
