お洒落なイラストとファッションが明るく楽しい 前向きの努力で日々を幸せに生きるコツを掴んでおられるのが素敵です

良かった。人生の先輩として、日々心がけていることが参考になり、哲学書みたいな感じに思えた。 それを田村さんのイラストで挟んであるし、イラストは本書にあまり関係ないように思ったけど元気をもらえる。 イラストレーター駆け出しのとき、介護で大変だった時も、大変さを滲み出さず、その中にある明るいものを見つけて生きる大切さが伝わった。87歳現役でバリバリ、かわいらしく、お仕事されてる姿も励まされる。

日常の中の小さな幸せと自己表現を楽しむ 著者・田村セツコさんの愛猫にゃん太との生活を通じて、日々の小さな幸せを慈しむ様子が描かれます。おしゃれは他人の評価を気にせず自分を表現する手段であると捉え、個性的なファッションを楽しむこと、そしてお気に入りの品々や工夫を凝らした料理、香りの好み、手軽なメイクなどを通して、日々の生活を豊かにするコツが語られます。 学びと成長、仕事を通して得た経験 著者の無類の勉強好きと、荒井先生からの「頭で考える暇に手を動かせ」という学び、駆け出しの頃の挿絵の仕事での苦労と喜び、そして仕事への真摯な向き合い方が語られます。どんな仕事も断らず「便利屋さん」のように働いた経験や、困難に遭遇した際の心構えなど、仕事を通じて得た学びが明かされます。 人との関わりと心の持ち方 憧れのターシャの庭への旅での出会いや、理想のおばあさん像、身づくろいの力（セルフエステ）、自分だけの空間を持つことの大切さ、捉え方次第で人生が変わるという考え方、感謝の気持ち、そして自分の中にトレーナーを作るというユニークな発想など、人との関わりや心の持ち方における著者のポジティブな姿勢が示されます。 健康と人生観：自分に合う方法と母の介護経験 著者が実践する自分に合う健康法、心身の休息の重要性、そして睡眠の力を語ります。また、母親の介護経験を通して得た「水の力」への気づき、理想の最期、そして人生は計画通りにならないという柔軟な人生観が述べられます。 家族との関係：両親への思いと母への感謝 警察官の父と洋装店勤務の母という両親との思い出や、両親からの教えが紹介されます。特に、長年話が通じないと思っていた母親との関係が、介護を通して変化し、感謝の気持ちが湧いた様子が描かれます。老いた親には薬よりも褒め言葉が効果的であるという著者の気づきが語られます。 旅の記憶と出会い、日常の中の発見 旅先での出会いや印象的な出来事を通して、異文化に触れることや、日常の中に潜む小さな発見を大切にする著者の視点が描かれます。S子さんとの出会いや、中国海南島での植物学者とのエピソードなど、旅の記憶が著者の人生観に与えた影響が語られます。 人生を楽しむヒントと前向きな姿勢 本書全体を通して、困難な状況の中でも前向きに生きる力、日々の小さな出来事から喜びを見出す視点、自分自身を大切にする方法、そして他者への理解や寛容さを示す著者の人生哲学が綴られています。読者に対し、自分らしく楽しく生きるための様々なヒントを提供し、明るい未来を築くための勇気を与えてくれる一冊です。