
総合評価
(7件)| 0 | ||
| 2 | ||
| 1 | ||
| 3 | ||
| 0 |
powered by ブクログ何だろうか。偶然の聖地の、あの沢山の注釈が入るスタイルが個人的にかなり面白かったので、それの発展形かと思いきや、そうでもなかった。 書かれた当時の、個人的経験あり、政治的意見あり、割と今回は内容は真面目な本だった。 世代的に当時ミクシィは流行ってて、今でいう閉じたSNSみたいにコミュニティ内でやり取りするようなサービスだった。あれを振り返るのは確かに嫌だが、あえて作家として発表してみたのだろう。 自分も過去のブログを個人的に本にまとめた事があったが内容がしょうもなかった…。
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ商業的に読ませることを前提にしてない日記の文章は、頭の中が直に表されているようで面白かった。過去の自分を突き放しつつも、つい愛おしく思ってしまっている解説も面白い。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ図書館にて借りる、第746弾。 (京都市図書館にて借りる、第212弾。) 宮内悠介の日記と雑文。 宮内悠介が好きなら読めば良いが、興味がないなら読んでも面白くないと思う。 難しい事が書いてある部分もあり、阿呆の私には分からないところもある。宮内悠介は頭が良い。知っていたけど、頭が良い。 宮内悠介がmixiで日記を書いていた頃に私もせっせと日記を書いていたが、内容のアホさ加減が違いすぎて鼻血が出そうだ。 星は3つ。3.3としたい。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ『これは間違いなく黒歴史』 作家が自身のアイデンティティを赤裸々に綴った読み物としてのエッセイは面白い。その作家の生い立ちが作品にエッセンスとして取り込まれていることを発見できたり、好きな作品が生まれた経緯などを知ることができるからだ。 しかし、本書は一般的な「作家のエッセイ」とは一線を画す。というのも、著者・宮内悠介氏が若かりし頃に書き綴っていたブログや日記を、自身で振り返りながら解説を加えたエッセイ集である。この内容が強烈だ。 まず第一に難解である。当時の原文だけを読んでも理解しがたい。さらに解説を読んでも、なおポエムだ。 次に政治的思想が強い。これは意見を述べる際は八方美人に振舞わず、肯定か否定のどちらかのポジションをとるという自身のポリシーに基づくものである。 最後に作品との関連性はあまり読み取れない。当然ながら作家と作品は別物だ。本書は宮内氏の作品が好きな方より、作家・宮内悠介に興味のある方が読者ターゲットとなる。宮内氏の作品を読み込んでいればもっと楽しめただろうが、自分の読解力では残念ながら読む手が止まらないということはなかった。(辛辣な感想で申し訳ございません。)
2投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログmixi、なつかしい。 本書の一番の感想がこれ。 著者の日記の内容自体は難解で、読み進めるのがなかなか大変だった。 理由は、2つ。 1つめは、そもそも著者の小説を読んだことがないから、著者の背景に興味が持てていないこと。 2つめは、2000年代の時代背景に疎いこと。(特にガザ侵攻について書かれた文章は、ほとんど理解できなかった…) 日常を綴った日記は割とすらすらと読めたので、宮内悠介さんのファンならば、作品の背景を知られて面白く読めそう。 私が読むには、まだ早すぎました…。
3投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ2025.04.20 商業ベースにのった書籍だからとさいごまで我慢して読む。読み始めた以上、読み終えなければと考え自分の悪癖を思い知らされた一冊。 内容は、自分にとっては、忘れてもよい。
2投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ書籍の全体像 過去の記録の単なる暴露ではなく、現在の視点から過去の自己を批評的に検証し、普遍的な人間の心理や社会に対する考察を深める試みです。 各章はテーマごとに分かれており、自己認識、社会への違和感、表現への衝動、日常からの逃避、他者への視線、自己矛盾、創作の源泉、価値観の変遷、表現の倫理、日記という形式と過去との対峙など、多岐にわたる内容が含まれています。 主要なテーマと考察 自己認識と他者との関係性: 自身の存在意義や価値観が揺るがされることへの根源的な反発。 他者の心を動かすことの難しさと、相手の「善」を認める重要性。 思想の洗練と、他者との対話のあり方についての考察。 社会に対する違和感と葛藤: 社会の分断やパワーゲームに対する憂慮。 自身の未熟さを自覚しつつ、社会への発信を試みる葛藤。 当時の社会情勢(イラク戦争など)に対する関心と考察。 表現への衝動とその矛盾: 文学が担うべき役割についての模索。 読者との関係性、表現の本質についての考察。 「言葉」の再定義の試み。 日常からの逃避と内面の葛藤: 現実逃避、ユーモアによる問題回避など、過去の自己の省察。 仕事への不満や、自己矛盾との葛藤。 「言葉で言葉を殺す」という表現についての考察。 他者への視線とメディアへの不信感: 海外の反応を通して、当時の世界情勢を考察。 メディアへの不信感と、情報収集の難しさ。 多様な視点と、単純な構図への抵抗。 自己矛盾と社会運動への距離感: 自己矛盾との葛藤、行動と内面の乖離。 社会運動への参加と、個々のリテラシーについての考察。 SNS等における分断や闘争に対する落胆。 過去の断片と創作の源泉: 個人的な経験や感情が創作の源泉となっていることの告白。 過去の日常の断片的な記録を通して、当時の内面を垣間見る。 価値観の変遷と社会への眼差し: 過去の思考パターンを反省し、現代社会への考察を深める。 権利や自由といった概念に対する独自の考察。 インターネットスラングや社会現象に対する考察。 表現の倫理と自己欺瞞: 過去の自己の矛盾した言動や思考を告白。 他者の内面を決めつけることの危険性についての考察。 価値観のアップデートについての疑問。 日記という形式と過去との対峙: 日記という形式を通して、過去の自己と対峙する意味を問いかける。 コンテンツ批評における倫理的な問題についての考察。 個人的な記録としての枠を超えた、日記の可能性の探求。 著者による考察 著者は、過去の未熟な思想や過激な言動を記録した日記を公開することで、自身の変化や成長の過程を振り返り、読者と共に考察したいと考えています。 現代社会の分断や対立を乗り越えるためには、対話が不可欠であると考えています。 「価値観のアップデート」という概念自体に疑問を抱き、安易な情報摂取や思考停止の危険性を指摘しています。 日記という形式を通して、過去の自己と対峙し、自己探求を深めようとしています。
1投稿日: 2025.04.16
