
総合評価
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powered by ブクログスマホでの検索は日常茶飯事だし、店の予約もAI対応、何をするのもAIが解決してくれる現代だからこそ、脳科学者の第1人者モギケンの本書のタイトルに惹かれた。とてもわかりやすい文章で説得力もあり、今からでも実践しなくては、という気にさせてくれた。今はまだAI導入時代なのか、今後本格的なAI時代になったら世の中がどのように変化するのかが語られ、それにあわせてAIの特性と人間の得意・不得意な面を紹介しつつ、AIを駆使していくために必要な5つの力(質問力、ボキャブラリー、判断力、疑う力、インテリジェンス)を提示している。そして脳科学者だから提言できるAI時代の脳の使い方・鍛え方で締めくくっていた。新しいアイデアを生み出すためにも、1日5−10分ほどボーッとする時間が脳のために良いこと、ウオーキングも音楽など聞かず景色を眺めながらのんびり歩くことが良いことには、目から鱗だった。そして、AI時代に一番必要なものは「生きがい」なのだと力説するくだりを読んで、あらためて自分の生きがいとは?と考えるきっかけになりそうだ。AI時代にスタンダードになる生き方として、①「失敗する」と思われることをやる②間違いを気にしない③使命感を持つ④好きをアイデンティティーにする④AIで壁打ちをする⑤二刀流でいく⑥ユニークな発想をすることの参考としてロールモデルの著名人の紹介があり、今後の自分の生き方にも参考にしたいと思った。本著を読んで、AIにはできない人間にしかできないことがまだまだあることがわかり、安心すると共に、これからはお互いの長所を生かして共存する必要性をますます感じた。今の子どもたちが大人になる頃はAIもインフラの一部になっているのだろうから、茂木先生推奨の5つの力を身につけられる教育を施してほしいものだ。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ今後AI活用が当たり前になる世の中でどう生きて行くべきか?について分かり易くまとめた本。 AIに不安を感じている方には、AIの世界観が理解できる良い本だと思う。 具体的にどうAIを使いこなして行けば勝てるのかについては、書かれてないので別本での勉強が必要です。
3投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログAIの進化はめざましく、茂木氏はすでにシンギュラリティーは起こっていると言う。私はそうは思わないけれど。 AIに任せられることは任せたらいい。AIにできないことは、人間がする。そんな時代になってきている。 AI時代に必要な力や、脳の使い方、鍛え方を茂木氏は述べている。それを読むと、真新しいことはないんですよね。多分どれも耳にしたことがあること。でも、それを多分、どこか疎かにしてきたのだろうな。原点に立ち帰れ、ということなのかなと思う。
6投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
AI時代に身につけておきたい5つの力 1.質問力 2.ボキャブラリー 3.判断力 4.疑う力 5.インテリジェンス AI時代に起こること 1.すべての人の人生がけもの道になる 2.常識が非常識、非常識が常識になる 3.コスパ、タイパを追求しがちになる 4.時間を奪われる 5.年齢のハンディがなくなる 6.世界がマーケットになる 質問力 ・ゴールを明確にする ・足らないところを補う ・不安の芽を摘む 判断力 ・他の人がしない経験をする ・感性やセンスを高める ・たくさん失敗する AI時代の脳の使い方、鍛え方 1.新しいことをどんどんやる 2.空白をつくる 3.継続する 4.試行錯誤する 5.孤独になる 6.睡眠、食事をしっかりとる 7.脱抑制をする 8.手書きでメモする
1投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ人間にあって、AIにはないもの クオリア メタ認知 生きがい 気遣い(おもてなし) 質問力 ボキャブラリー 判断力 疑う力 インテリジェンス
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ本書は、脳科学者・茂木健一郎氏(著者と推定)が、急速に進化し社会に浸透するAI(人工知能)時代において、人間がどのようにAIと向き合い、その能力を最大限に活用し、共存していくべきかを説く一冊です。AIに対する過度な期待や悲観論を排し、AIの特性と限界を理解した上で、人間ならではの脳の力、特に**「5つの力」**を磨くことの重要性を強調します。 AI時代の現実認識: AIの進化は目覚ましく、多くの分野で人間の能力を凌駕しつつあります(ウサギとカメの例え)。この現実は否定できず、人間がAIに「負けている」状況も存在します。 しかし、AIは万能ではなく、得意なこと(論理的思考、効率化、膨大なデータの分析)と苦手なこと(感情、創造性、クオリア=質感の理解、生きがい)があります。 AIが出す答えは、過去のデータに基づく統計的な最適解であり、必ずしも「正解」ではありません。鵜呑みにするのは危険です。 AI時代の課題と人間の役割: AIに仕事を奪われるという悲観論もありますが、変化に適応し、AIにはできない付加価値を生み出すことが重要になります。 従来の知識詰め込み型・偏差値重視の教育は通用しなくなります。 AIの指示に従うだけ、あるいはAIが出した答えをそのまま使うだけでは、人並みの成果しか得られません。「AIを使って何かをなす人」になる必要があります。 AIは諸刃の剣であり、使い方次第で強力な味方にも、人間の能力を退化させる存在にもなり得ます。 AIを使いこなす「5つの力」とその周辺: 本書で強調されるのは、AI時代に人間が特に磨くべき5つの力です。(※抜粋からは5つ全て明示されていませんが、以下の要素が重要とされています) 質問力: AIから有益な答えを引き出すための、的確な問いを立てる能力。 疑う力(批判的思考力): AIが出した答えやネット上の情報を鵜呑みにせず、真偽を見抜き、多角的に検討する能力。フェイクニュース対策にも不可欠。 インテリジェンス: 単なる知識ではなく、情報を収集・分析し、状況を的確に判断し、応用する知性。 メタ認知: 自分自身の思考や感情、能力を客観的に把握し、コントロールする能力。 判断力: AIの分析結果などを踏まえつつも、最終的にどの選択肢を選び、どう行動するかを主体的に決定する能力。 これらに加え、新しいことを学ぶ意欲、継続力、状況に応じた孤立と協働の使い分け、睡眠による脳の整理、固定観念を外す脱抑制、手書きメモによる思考深化なども、脳を活性化させAI時代を生き抜く上で重要です。 AIとの共存と進化: AIは敵ではなく、「ドラえもん」のような頼れるパートナーとなり得ます。AIに任せられることは任せ、効率化によって生まれた時間や余裕を、人間ならではの創造的な活動やスキルアップ、あるいは「生きがい」の追求に充てる「二刀流」の生き方が推奨されます。 人間が得意とするのは、相手の状況や感情を察する「気遣いあふれるコミュニケーション」です。AIによる生産性向上と、人間による温かいコミュニケーションを組み合わせることが理想です。 AIの進化は止められません。人間もまた、変化に適応し、脳を活性化させ、成長し続ける必要があります。 未来への展望: AIの活用次第で、ディストピアにもユートピア(第二のルネサンス)にもなり得ます。コストパフォーマンス(コスパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)といった効率性偏重の考え方だけでは、真の豊かさや新しい価値は生まれません。AIを使いこなし、人間ならではの創造性や感性を発揮することで、より良い未来を築くことができると、本書は希望を示しています。 本書は、AI時代への漠然とした不安を抱える人々に対し、脳科学的な知見に基づいた具体的な思考法と行動指針を提示し、AIと共存しながら人間として成長していくための道筋を示唆する、未来への羅針盤となる一冊です。
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ2025年3月22日、有楽町の東京交通会館の三省堂書店にあった。2階。66ページ、「チャットGPTに限らず、AIは集合知です」。もうエジソンみたいなアナログ集合天才は厳しいのかな。
0投稿日: 2025.03.22
