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にじゅうよんのひとみ
にじゅうよんのひとみ
吉田恵里香/ハーパーコリンズ・ジャパン
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総合評価

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    1時間に1歳ずつ成長する過去の自分と過ごすことで、その当時、その時々で闇に葬り去って来た出来事や人間関係を思い出し、自分のズルさや軸のなさ、不甲斐なさを改めて感じるひとみ。 その苦しさ、すごくわかる。 胸の中でバイト先のドーナツがボトッと落ちる感じ。。 セルフケアというと曖昧だけど、自分の気持ちに耳を傾けることってとても大事なのだと思う。 人間関係を築く上でも、自分が今どんな気持ちなのか客観的に見られれば、極度に卑屈になったり嘘をついたり、見栄を張ったりすることはないのかもしれない。 自分が自分であることの価値は卑屈なままでは見出だせないし、他人任せではもはや自分ではない。

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    投稿日: 2025.08.26
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    1時間に1歳ずつ成長する自分という存在が主人公に対して果たす役割はよく思いついたなと感心したが、物語が進むにつれて存在や役割が薄くなっていくのがもったいない。主人公が自ら前に進んで助けがいらなくなったというより、物語の進行に役割をうまく変化させられなかったように感じられた。 ありえないことをあることとして読ませる文章や、もう一人の自分というアイデア、昔の有名な作品になぞられたタイトルなど小さく光るものが沢山あるのに目を見張る大きな光になっていないところがとても残念だ。

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    投稿日: 2025.08.02
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    読んでてモヤモヤ、イライラ、でもわかる!でも!あぁ!何やってんだよ…となりながら、最後は頑張れ、頑張れ…と読み終えました。

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    投稿日: 2025.05.15
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    24歳の誕生日を迎えたひとみの前に1時間に1歳ずつ成長していくもう1人の自分が現れて...粗削りというか若書きというかだけど、これはこれで引き込まれて一気に読んだ。

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    投稿日: 2025.04.22