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PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)
PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)
オードリー・タン、E・グレン・ワイル、山形浩生、⿻ Community/ライツ社
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総合評価

12件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書ノート:https://note.com/futen_seisuke/n/n7ff74ed26ba5 全世界で大反響! 米TIME誌でも取り上げられた話題の書の日本語版が、サイボウズ式ブックスから遂に刊行! 「PLURALITY」は、台湾の初代デジタル発展省大臣オードリー・タンとマイクロソフトの首席研究員にして気鋭の経済学者グレン・ワイルという世界のトップランナーが提唱する、新たな社会のビジョンだ。 「プルラリティ/多元性」―――それは、「シンギュラリティ/単一性」とは異なる道。対立を創造に変える、協働テクノロジーともに歩む未来。 【権利】【通貨】【コミュニケーション】【投票】【市場】【メディア】【環境】【学習】【政策】……起こり得る未来を全検証した一冊です。 訳:山形浩生…世界的ベストセラー、トマ・ピケティ『21世紀の資本』の訳者として知られる翻訳家 解説:鈴木健…『なめらかな社会とその敵』著者であり、スマートニュース株式会社取締役会長 世界はひとつの声に支配されるべきではない。 対立を創造に変え、新たな可能性を生む。 プルラリティはそのための道標だ。 空前の技術革新の時代。 AIや大規模プラットフォームは世界をつなぐと同時に分断も生んだ。 だが技術は本来、信頼と協働の仲介者であるべきだ。 複雑な歴史と幾多の分断を越えてきた台湾。 この島で生まれたデジタル民主主義は、その実践例だ。 人々の声を可視化し、多数決が見落としてきた意志の強さをすくい上げる。 多様な声が響き合い、民主的な対話が社会のゆく道を決める。 ひるがえって日本。 少子高齢化、社会の多様化、政治的諦観……。 様々な課題に直面しながら、私たちは社会的分断をいまだ超えられずにいる。 しかし、伝統と革新が同時に息づく日本にこそ、照らせる道があると著者は言う。 プルラリティ(多元性)は、シンギュラリティ(単一性)とは異なる道を示す。 多様な人々が協調しながら技術を活用する未来。 「敵」と「味方」を超越し、調和点をデザインしよう。 無数の声が交わり、新たな地平を拓く。 信頼は架け橋となり、対話は未来を照らす光となる。 現代に生きる私たちこそが、未来の共同設計者である。 《著者からのメッセージ》 真の調和とは差異を避けることではなく、多様な声を積極的に束ねて共通の目標へ向かうことにある。日本こそが、次なる道を照らし出す存在になり得ると強く信じている。 ーーーオードリー・タン プルラリティは、世界中のめまいがするほど多様な文化から引き出した伝統を、完成させ、折り合わせ、慎重にハイブリッド化して改善するという昔ながらの日本の誇りと共鳴するものだ。 ーーーE・グレン・ワイル 《各界から賛同の声が続々!》 『PLURALITY』は、いま日本で読む価値のある本である。読者には、「社会的差異を超えたコラボレーション」として本書を日本の文脈に取り入れ、発展させることが求められている。 ーーー鈴木 健(『なめらかな社会とその敵』著者) 多元性という広大無辺の広がりの中で、それぞれの生命は唯一無二の尊い存在である...外部の状況がいかに危ういものであろうとも...分かち合う善の種が大地を突き破り、共感、喜び、調和の花へと開花するよう、積極的に行動しよう。 ーーーチベット ダライ・ラマ14世法王 民主主義は相反する価値観の対立であった。しかし台湾では、民主主義は多様な価値観の対話となっている。オードリー・タンは、イデオロギーの制約を超越した「デジタル・デモクラシー」を創造する方法を示してくれた。 -ーーー蔡英文 中華民国前総統(台湾) 技術的に進歩し、政治的に挑戦的で、急速に進化する21世紀において、自由で開かれた未来とはどのようなものだろうか?グレン、オードリー、そして共著者たちは、説得力のある展望を提示している。 ーーーヴィタリック・ブテリン イーサリアム創設者

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    投稿日: 2025.11.03
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    彼女の考える多元化は、ユークリッド空間上での次元数を指してるんだろうけど、ダイバーシティと読み違えている人が多そう。モデルのover fittingに制約を加えたらAIに乗っ取らないと仰っていた。そうすると予測可能性が強い方が生きやすい人達へのノルム項をどういう風に定義するのか。ケアはもう少しギリガンの視点に依拠してもいいかも

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    投稿日: 2025.10.09
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    ようやく読んだ!多分1/3も理解していないです。 でも恐らく今後の人生でこの本を思い出すことは多いでしょう。「あーこれPluralityで言ってた思想、あるいは技術だ! 」と。 しかし、半信半疑なところもある。それは人の主体性を信じすぎてる気がするところだ。自分は民主主義を無意識化する成田悠輔の思想もPluralityの一翼を担うと思う。

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    投稿日: 2025.10.08
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    第2章 IoT (もののインターネット)を見たら生き物のインターネットを考えよう 仮想現実を見たら共有 現実にしよう 機械学習を見たら 共同学習にしよう ユーザー体験(UX) を見たら人間同士の体験にしよう シンギュラリティは近いと聞いたら思い出そう 多元性は今ここにあるのだと 第3章 プルラリティつまり 多元性についての説明が行われる 世の中の仕組みとしてうまく機能していない リバタリアンやテクノクラート と比較して プロラリティ が語られる。またプルラリティの本書における使い方の補足が行われる ・概念として使う場合には プルラリティ ・形容詞として使う時にはデジタル複数あるいは インターセクショナル 共同的ネットワークなど。 その後 数学や 物理学 生物学等の18世紀までの成果と19世紀 あるいは20世紀以降の成果の大きな違いを 具体例としてあげながら全てがプルダリティ的な考え方につながっていくことを示唆している 具体的に言うと 18世紀以前の物理学では ニュートン力学に代表されるような方式によって全ての事象が説明されると考えられていたが その後 アインシュタインによって相対性理論が発見され 光の速度における世界においては ニュートン力学の仕組みでは説明できないことが実証されたことが 説明された また 数学の世界では全ての仕組みは 公式によって説明されるという風に信じられていたが ゲーデルの不完全定理等により数学的に公式や定理で説明できないことがあることや計算機資源の限界から計算しきれないような事象があることも示されてい。こうしたものは説明できないということに対するマイナスの評価、結論というよりは全ては多元的な考え方に紐付いていくべきであるという新たな理念のようなものを表示しているように思われる。 第4章 自由 この章では 本人を特定する ID がどのような形が理想的かということが検討されている 一般的には国が発行する マイナンバーカードや自動車免許証 ないもの から始まって 他にはパスポートのようなものは本人を特定する重要な情報であると考えられている それと対極にあるのが いわゆる SNS で発行されるような ID である これには マイクロソフト Apple Google Amazon のような ビッグ ID が発行する ID が該当しいわゆる シングルサインオンやオープン ID コネクトの仕組みによって本人を特定する仕組みとして利用されている これら 2つの間のものとして 銀行口座の情報 あるいは 金融機関の情報 公共料金の支払い先 つまり ガス 電気 といった会社が管理する個人情報のようなものがある 問題になるのはこのような本人を特定する ID というものが明確に定められておらず どのような形が理想的かということが今まで定まっていないことである またこういった ID に類似する情報によって本人を特定するということは ある意味 厳格にできているわけではあるがその本人を表現する情報 周りに付随する情報というものはもっと豊かに存在し それをどのように 紐付けるかということも一つの課題として考えられている ここで 本人を認証するためにどのようなやり方が有効なのかという例として 最近では 生体認証が普通に利用されている例を挙げた上で このやり方は十分なやり方ではないといった問題提起を行っている つまり 生体認証というのはある人がある人と会った時にその見た目を判断するという意味では 本人特定の1手段であるのは確かであるが 一方で見た目だけで相手のことを判断するということは 一般的には行わない つまり 何かしらの会話を行ったり 趣味の話を聞いたり 仕事の話を聞いたり 普段どのようなことをやっているか 食事を一緒にすることを何かスポーツを一緒にすることを 興味の範囲に関して話し合うこと こういった豊 かな経験がその人との関係において 本人を本人ならしめる という状況があるわけである こういった要素を 本人認証の要素として取り入れるために 著者がアイディアとして このようなことをあげている例えばその本人が本人であることを証明するために ID のようなものに加えてその人の友人がその人であることを証明する つまり その人の友人 5人がその人のことをその人であると判断した場合には認証が OK になるといったような仕組みが成り立たないだろうかという問題提起を行っている これは非常に面白い試みで有名な話として友人をたどっていった時に 6番目 あるいは 7番目の友人というもの がもし 特定できるのであれば地球上のすべての人間と知り合いになる可能性があるという事例とによって説明されている 話がある つまりある人間が知りうる 友人の最大数 というのは 一般的に 150人程度であると言われている これを超えた場合 その人の特徴というものを何かしら 電子的なデバイス あるいは メモのような情報がなければ 思い出せないというわけである 150人というのが少し多すぎるということであれば 仮に100人がその人が友人として 把握できる人数の限界であると仮定しよう 100人の友達一人一人がそれぞれに100人の友達を知っているという状況が発生しうるわけであるこれにより自分が知る100人の友達のさらにその友達のそれぞれの100人を掛け合わせると100×100で1万人のつながりが生まれるわけであるつまり友達の友達をたどるだけで1万人を網羅できる可能性があるということである同様に友達の友達の友達を考えた場合100×3乗つまり10万人の人間を網羅できる可能性があるというわけであるこのように掛け算を繰り返していくと地球上の人類の総数である100億弱の人数に到達するためにはせいぜい6番目か7番目の友達をたどっていた時に 地球上のすべての人間を網羅できる可能性があるということなのである さて ID の認証の話に戻り このように考えるとある人間にとってその友達を知る範囲がせいぜい100人から150人程度であるといった場合 その人を証明する手段として その100から150名程度の中から5名程度の人が本人が本人であることを認証手段として判断してくれるとやり方はあながち おかしな話ではないように思えてくる

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    かなり難しい。 数カ月間少しずつ読み続けていて途中で読むのを諦めようかと思ったが、理解できない部分は軽く流して最近一気に読破した。 技術の背景には思想が絡んでいるという話は、意識したことがなく新鮮だった。 人類は立ちはだかる困難をコラボレーションによって乗り越えていけるという、希望を持たせてくれる内容だった。 Talk to the city使ってみようと思う。

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    率直に言うと難しい、難解である。その上でボリュームも600ページ以上あり心理的ハードルも高い。 もちろん自分の理解力の無さが原因である。 思想、学術用語が多用されており、また言葉以外の背景や文脈を共有している度合いが高く、技術科学的概念が詳細説明無く使われており、理解が難しい。 最後に鈴木さんの解説があり、その要約が一番分かり易いかもしれないが、出来れば時間をかけて(多分一ヶ月以上は余裕でかかりそう)でも本文を理解したいと思った。

    4
    投稿日: 2025.08.14
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    何回であった。幾度もところどころ読み返しても、頭に入ってこず。、「社会的差異を超えたコラボレーションのための技術」について今までとこれから期待されること(懸念されるととも)をわけて、解説をしているのだが、鈴木健の日本語版解説で何とか、ぼんやりと掴んだか、という感覚。自分の理解が、ちょっと頼りない。ただ、これは別のところは引っ張ってきた知見だが、ICTがInformation Communication Technologyという頭文字なのが、これからはInnovation Collaboration Technologyと取り替えたほうがずっとしっくり来るだろうな、ということは納得できた。

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    投稿日: 2025.07.22
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    難しい。 そしてボリュームがすごい。 だからこそもう1回読みたい。 ITと社会の将来ビジョンを描いているのだけど、カバーされる分野が多くて、一度じゃ理解できなかった。

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    投稿日: 2025.07.14
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    > 社会世界は、孤立した個人の無秩序な寄せ集めでもなければ、一枚岩の全体でもない。むしろそれは、個人アイデンティティと集合的組織の両方を特徴づける、多様で交差する帰属性が織りなすものだ。(3-0 プルラリティ(多元性)とは?) PLURALITYの思想には共感する。一方で、この思想に世界全体が染まる日は来ないだろうと感じた。 > 文明の最大の価値は、生活手段をもっと複雑にすること、つまり、人々が衣食住を持ち、あちこちに移動できるように、単純で無秩序な知的努力ではなく、大きく統合された知的努力が必要となることなのだ。(3-1 世界に生きる) それぞれの人が知的努力を義務として必ず行う社会はどのようにしたら実現できるのか。 さまざまな観点からPLURALITY的な視点や技術を与えるカタログ的な文章が並んでおり、勤勉で多元的な社会に共感を示して語ることのできる人々だけが想定され、現実の厳しさや悪意に対抗するための方法論が欠如している。

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    投稿日: 2025.06.08
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    本書の示す「PLURALITY」は多元性という意味を通り越して差異のある社会の成員がコラボレーションするための技術であると述べる。民主主義や資本主義の行き止まりにあるかのように感じられる現代社会と、シンギュラリティを目の当たりにしている現代の情報技術をつなぐ「PLURALITY」によって、歴史の終わりの終焉を乗り越えた新たな協働社会を築くため本。

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    投稿日: 2025.05.20
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    PLURALITY多元性 オードリータン他 サイボウズ式ブックス 本文だけでもこの550ページに及ぶ 紙による本は3,000円だけれど 本来の公式サイトでダウンロードすれば 日々更新する生きた最新版に無料で参加できる 時代を先取りした最初の一行目から 「目から鱗」の異次元では無いか‼︎ コンピュータもインターネットもSNS も 軍事用に開発されたものだしそのルールや仕組みを作る管理者がそこから生まれる情報も富も権力も独り占めして格差社会を広げ中央集権体制を広げてきた しかし一方でシンギュラリティと呼ばれるAIが管理者の手を離れて自己管理するようになると民衆も解放されて 競争原理社会から逃れお互いの分断が解けそれぞれの多様な存在を確認し合い相乗効果を発揮して切磋琢磨の環境を生み出すだろうと私は思う さて この本を囲むコミュニティではどこへ向かうことになるだろうか? 二章では突然台湾の歴史が語られだし それがあまりに綺麗事なのに驚きをおぼえ 流し読みして先へと進む 三章では本題であろう多元生に踏み込む この分厚い本が言いたいのはつまり この相対性三次元時空間には何一つ決まったものなだ無く常に全てが有機的に変化をしつつも全体と部分がフラクタルに調和していると言いたいのだろう 神も仏も悪魔も全ての答えを含んだまま 1成る無限を創造していると言うことなのだろう この本はそこに辿り着く具体性を持ったプラットフォームをここに作り みんなで模索し続けて行こうと言う提案なのだろう

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    投稿日: 2025.05.18
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    2025年4月27日、高木社長インスタグラムストーリー。ジュンク堂・池袋本店/代官山・蔦屋書店の画像、書店にもう平積みされてる画像あった。発売前なのにあるんだ。

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    投稿日: 2025.04.27