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荷風たちの東京大空襲 作家が目撃した昭和二十年三月十日
荷風たちの東京大空襲 作家が目撃した昭和二十年三月十日
西川清史/講談社
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総合評価

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    私の知らない歴史がたくさんあった。 当事者の方の記録(経験されたこと)から学ぶことの大切さを改めて感じさせられた。 記録として,作品として残してくださった作家のみなさんとそれらをまとめてくださった著者に感謝したい。 そして、この本に書かれていた困難な状況下で懸命に生活されながらも、愛する人たちと死別された方、亡くなられた方がたくさんおられたことを忘れずにいたいと強く思った。

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    投稿日: 2025.08.24
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    文化人の経験した東京大空襲。 敗戦の5か月前の姿。 この時点で完全に敗戦なのに、まだ神風を信じていたのだろうか? 印象的なのは最後まで神州不滅を信じた高村光太郎。 ノートルダム寺院に感激した人物が終戦時になお「一億の号泣」という詩を書いたことだ。 身近な人の死や自身の体験を赤裸々に描く作品だ。 あらためて、怪しい世相の昨今、読んでほしい一書だ。

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    投稿日: 2025.06.10
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    そのとき彼らはこの場所にいた。 東京大空襲をメインに、その後も日本各地が遭遇した 凄惨な光景を、作家たちは如何に日記や随筆、詩、小説に 遺していたのか。それらは、彼ら自身をも襲った壮絶な体験。 ・昭和20年、東京に住んでいた作家たち ・はじめに I 焼尽 II 劫火 III 空爆 IV 地獄 V 日記 VI 鏖殺 VII 戦慄 VIII 終結 ・あとがき 参考文献有り。 永井荷風、半藤一利、中田耕治、関根弘、堀田善衛、 豊田正子、向田邦子、谷崎潤一郎、山田風太郎、 江戸川乱歩、渋澤龍彦、飯沢匡、古川ロッパ、 徳川夢声、有馬頼義、小泉信三、大内兵衛、吉行淳之介、 斎藤茂太、北杜夫、宗左近、高村光太郎、尾崎一雄、 高木敏子、昭和天皇などの、体験した東京大空襲。 彼らの生々しい昭和二十年三月十日の記録は、 たった一夜の記録では留まらない。 更に、最初の空襲からも、東京大空襲の翌日からも、 まだ続く各地への空襲も。これら文士たちの日記や随筆、 詩や小説に描かれた凄惨な記録の数々は、地獄の如く。 劫火の中を彷徨い、見た風景。迫りくる焔の海。 又は遠方からでも見えた真っ赤な空や雲。光るB29。 多くの死者に焼け出された被災者の群れ。 自分のことで精いっぱいだった。親族の死に瀕しても泣けない。 感情の一種の真空状態に。でも後日に揺り戻される。 混乱の中での生き別れは悔恨となり、自責の念に駆られる。 古川ロッパの日記、谷崎潤一郎夫妻の焼け跡行脚、 徳川夢声の日記等の赤裸々な記述は貴重。 『断腸亭日乗』は全巻読んでいるが、偏奇館焼亡前後が 永井荷風の人生のクライマックスのようにも感じていた。 避難しても疎開しても、その先々で空襲に襲われてしまう。 その精神的苦痛は、その後の人生に陰りを与えたのかも。 また、現在解禁された米軍機密文書で分かる、 アメリカ側からの視線の怖ろしさ。“人道的”って何だ? そして終戦へ。 文士たちが遺した文書は、貴重な戦争時の証言でもある。 今は賑わう東京都心だが、その足元や遺る戦災の傷跡に、 あの時、この地で何が起こってのかを再認識する機会を 与えられたことを心に刻もうと思う。

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    投稿日: 2025.05.09
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    1. 東京大空襲の歴史的背景 - 戦争の影響: 第二次世界大戦中、日本の主要都市に対して行われた空襲の一環として、東京も攻撃対象となった。 - 空襲の実施日: 1945年3月10日の東京大空襲は、日本の都市への最も devastating な攻撃の一つであった。 2. 空襲の規模と結果 - 死者数: 東京大空襲による死者は約10万5千400人、他の災害と比較してもその規模の大きさが強調される。 - 物的被害: 都市の広範囲が焼失し、インフラや文化財が甚大な損害を受けた。 3. 文士たちの体験 - 日記と記録: 当時の文士たちは、自身の体験を日記に記録し、戦争の恐怖を詳細に描写した。 - 個別の視点: 荷風、太宰治、高村光太郎など、著名な文士たちの視点から、空襲の影響や心理的な葛藤が述べられている。 4. 社会と心理的影響 - 市民の反応: 空襲による恐怖は、都民の心理状態を変化させ、日常生活に深刻な影響を及ぼした。 - 生存のための適応: 人々は避難や防空壕の利用など、生存のためのさまざまな手段を講じた。 5. 空襲の戦略と意図 - 軍事的目的: 空襲は単なる都市の破壊ではなく、戦争の終結に向けた戦略的な攻撃であった。 - 民間人への影響: 戦略的な爆撃にもかかわらず、民間人が多く犠牲になったことが強調され、倫理的な問題が提起されている。 6. 空襲後の風景と復興 - 焼け野原と残された痕跡: 空襲後の東京は一面の焼け野原となり、その痕跡は今も残る。 - 復興の努力: 戦後、東京は復興に向けた取り組みを始め、徐々に元の姿を取り戻していく。 7. 文士たちの回想 - 記憶の重要性: 文士たちの日記は、戦争の記憶を後世に伝える貴重な資料となっている。 - 文化的意義: 空襲の経験は、日本文学における重要なテーマとなり、戦争の悲劇を描いた作品が多く生まれた。 8. 結論 - 過去の教訓: 東京大空襲は、戦争の恐ろしさと人間の生存本能を問う重大な出来事であり、歴史から学ぶべき教訓が存在する。 - 記憶の継承: 文士たちの記録を通じて、次世代にその教訓を伝えていくことの重要性が強調されている。

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    投稿日: 2025.03.30