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A DAY IN YOUR LIFE
A DAY IN YOUR LIFE
小路幸也/徳間書店
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総合評価

18件)
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    読者から募集した〈ある一日の物語〉を読みやすい物語に仕立てる、という番組の趣向が面白いなと思った。投稿される物語自体も、興味深い縁を感じるもので良い。その紹介とと並行してパーソナリティ自身が幼少期の不思議な体験の真相が紐解かれていくが、その結末があっけなかったような意外だったような…不思議な読後感。

    2
    投稿日: 2025.10.26
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    日付が変わる前の一時間、そこにいるあなたのある一日を聴くラジオ番組「A DAY IN YOUR LIFE」でおたよりが読まれる様子が描かれ、番組終了後のスタッフの裏話も描かれる物語。 DJをするのは、小説家の槇村朗。実は彼にも不思議な話があり、日本中の誰かのある一日の話の中に何らかのヒントが見つかることをほのかに期待してもいるのだった。 聴取者の物語もどれも興味深く、槇村の謎解きも胸が高鳴る。 楽しい趣向の一冊だった。

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    小説家の槇村が担当するラジオの番組。 リスナーから届く「あなたの人生の、ある一日」の エピソードを基に、番組は進行する。 日常の中の非日常だったり、何気ない出来事だったり、 番組の中のちょっとしたエピソードなので、 小説にしたら超短編が幾つも楽しめる作品で、 何だか、得した気になる。 さらに、槇村自身の、子ども時代の出来事が、 ひょっとしたら、不穏な色合いを帯びそうなんだけど、 この作家さん特有の、「悪意はどこにもなかった」的な 始末の仕方で、まあまあ。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    面白かった!ラジオパーソナリティで小説家の槙村さんは、共感覚をもち投稿者の話がうそかほんとか、色のように分かる。 このラジオの、a day in your life.投稿者の人生のある1日を綴って、それをすてきなストーリーに編んで読んでくれるのが面白い。たくさんの投稿があって、奇跡みたいな、偶然というには運命的な、投稿にワクワクした。本当にラジオを聞いてるかのよう。 で、槙村さんはこのラジオで、亡くなった父親と、それを殺した犯人を探してる…というふうに話の本筋もある。ミステリーと謳っていたが、そこはあまりミステリーというよりもただの秘密って感じで、そちらよりみんなの投稿のが面白かった。殺人犯を探してると聞くと怖い感じの本かと思ったが違った。前回読んだ 小説家の姉ともそうだったが、あまりミステリー推しで言わない方が小路さんの小説には良いと思う。魅力が減ってしまう。スラスラ2日くらいで読めた。

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    小路幸也氏、初読み。 一気に読んでしまったけど、ラジオ番組を聴く気分で一日、なんなら週に1ストーリーくらいのペースで読めばもっと楽しめたかも?と読後に思ってしまいました。

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    リスナーさんの印象に残る体験を物語として読み聞かせるラジオ番組の語り手の小説家が主人公。 書かれた字から真偽話判定できる能力を持ち、自身の聞いたお話と同じ体験をした人を探している。 短いお話がたくさんあって、その前後にラジオ用の決まり文句があっての繰り返しです。 私はそこで読む勢いが止まってしまうので、読み辛いと感じました。

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    ラジオで素敵な1日を話す番組 本当にあったらいいのにと思いながら読んだ 子供の頃の体験が何だったのかを探す話。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    丁度お昼のラジオ番組「オトナノラジオ」を聴いてる時に読み始めたので、小説家 槙村 朗 の語り口調が、ロバートハリスの声の様な気がした。 ラジオ好きにはたまらないストーリーではないか。「あなたの人生の ある一日」を語るラジオ番組。あったらいいな。あるのかな? とにかく面白くて一気読み。

    4
    投稿日: 2025.06.17
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    印象的な1日があるんだろうな、振り返ってみれば。こんなところで昔の知り合いに会うのか、とかね。偶然によく会う人は、きっと自分との関わりが深いに違いない。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    ラジオパーソナリティーを主人公としてメインストーリーは進行しますが、随所にテンポ良くリスナー投稿が挟まれており心地よい間が作られています。また、そのストーリーが全部素敵で、こんなラジオを聞いてみたい!と思わされます。 ゆる~く進行していくメインストーリーとラジオのリスナー投稿のストーリー、双方を楽しみながら読めました。

    1
    投稿日: 2025.06.15
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    人それぞれの人生のある一日。主軸はラジオのパーソナリティで作家、その彼のある日一日の謎解き。着想はおもしろい。ややまどろっこしい。

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    ラジオ番組で読者から募集した「何でもない1日」を募集・・・ 幼少期に不思議な体験をすることに、それは、誘拐され、助けに来た父を殺される。 そして、犯人から聞かされた話とは・・・ 設定が面白そうで惹かれて読みました。 色々な奇跡のような「何でもない1日」の色々な投稿を読めるので、短編に近い感じがして面白かったです。 また、少しずつ話が進むにつれて、幼少期の不思議な体験の謎が見えてくる。 こちらも不思議な体験に引き込まれていきました。 ちょっと今までにない小説ではでしょうか。

    34
    投稿日: 2025.05.10
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    表紙のイラストのようにラジオの配信のような感じで読める本です。ラジオ好きには親しみやすい内容でした。 短編的な部分が多くスキマ時間に読んでも内容が入ってきます。 ただ一つの物語が最後まで繋がっている話もあり、最後にそういう展開になるのかって感じで楽しく読めました。 色んな人の人生・物語を多く感じられほっこりするような話もありとても読んでいて気分がいい内容でした。

    8
    投稿日: 2025.05.06
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    小説家の槙村が担当するラジオ番組「A DAY IN YOUR LIFE」には「ある一日」の体験エピソードが寄せられる。何気ないはずの一日に起こった、まるで奇跡のような偶然の出来事。心温まるようなエピソードを物語に仕立てる槙村には、忘れられない「物語」があった。子供の頃にあった「事件」、それはいったい何だったのか。ほっこりムードの中に少しばかりサスペンスも感じる物語です。 メインは槙村の過去の事件ではあるのですが。それ以外の、直接関係してこないエピソードの数々がとても良いです。あり得ないような偶然から生まれた不思議な縁、運命のような奇跡のような出来事。絶対にありえない話ではないかも、と思える絶妙のさじ加減と、その物語によってもたらされる余韻が印象的です。そしてもちろん槙村の過去の真相にもどきどきさせられますが。これもまあ心温まる結末なのだろうな、という予想。安心して読める一冊です。

    3
    投稿日: 2025.04.16
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    自分の忘れられない1日、不思議な体験をした日を投稿するとしたら、どの日だろうか? ちょっと考えただけでは浮かばないって事は? あれ?波瀾万丈な人生を過ごしてきたはずなのに、、、

    0
    投稿日: 2025.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラジオに投稿されたハガキを中心にした話が語られる。興味深いが、いちいちラジオの決まり文句が繰り返されるのがうっとうしい。 肝心の槙村の謎も推理も何もない。調査と手紙で真相が知らされる。 人が書いた文字から真偽を見抜けるという設定は興味深いのに、本筋の話がそこまで面白くなくてもったいない。

    4
    投稿日: 2025.03.26
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    タイトルは忘れてしまったが 星新一の話の種を集めた作品や いとうせいこうの想像ラジオを思い浮かべつつ読んだ。 ラジオパーソナリティーを務める小説家とそのスタッフ。 毎回リスナーの「ある1日」をブラッシュアップして話す。 そして彼自身の「ある1日」の謎も。 肝心なとこをフワッとさせるのは毎度だけれど 今回はさすがにヒャーッとなった。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    ラジオ番組の司会を務める小説家槙村のもとにリスナーからのある1日の話が届く。不思議だったり、ほのぼのしたり、内容はさまざま。それらを紹介しつつ槙村の子供時代のある1日について明らかになっていく。3.3

    2
    投稿日: 2025.03.04