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何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?
何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?
奥野克巳、吉田尚記/亜紀書房
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総合評価

10件)
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    ポインティが出てるラジオを聞いたら面白すぎたので本も読んでみた まあ内容はラジオとほぼ一緒なので新鮮味はないけど写真がいっぱい載ってるし、イラストもかわいい 個人的に最近ハマっているミニマリストの概念とは少し違うけど、所有をやめて楽になれるというのは共通しているなと思ったり 下ネタと噂話って本当おもろいwけどどんどんできる場所が減ってる感じ わかる 本当息苦しい なんでこんな死ぬ確率も低い清潔で安定した社会に生きてるのにこんなに毎日息苦しいのか 過度な資本主義から本当に脱したい… ほんまもっと毎日ゴロゴロしてたいよ 大声で喧嘩しまくって翌日はコロっと元に戻る〜のくだりとかも羨ましすぎる きちんと喧嘩できなかったがために疎遠になってしまった友達が何人かいる…

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    投稿日: 2025.11.11
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    ずっと気になっていて今月唯一買った本。プナン人の生き方から生きづらさについて考える。人類は農業によって所有することにより格差が生まれ、戦争が行われることになった。プナン人はこの「所有」という概念がない。全てのものは全員の財産であるという考え方。ありがとうやごめんなさいという挨拶も、モノに執着していないため存在しない。結婚離婚も自由(子供は共同体で育てる)。他にも存在しないものは多いが、全部「所有」がないからである。狩猟民族のプナン人から学べることは多く、今後の生き方に取り入れたいものばかりだった。

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    投稿日: 2025.10.13
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    所有の概念がない、とは新しい視点でした。自分の持ち物に対してもその考え方を生かせそうで、人に勧めたい一冊です。

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    投稿日: 2025.09.17
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    こちらも「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」で紹介されていた著作。マレーシア・プナンで住む人々と共に生活し、観察することからわかる文化人類学、それを超えて人間とは何かまで面白く考察できる哲学書ともいえる。文明社会にどっぷり洗脳されている現代人からみると不可解であり奇妙な概念のオンパレードを見せつけられるとプナンの人々がエイリアンにも見えてくる。人類がみなプナン人なら文明とかプログレスはありえないので、やはり進化といいたいところだが、そこが行き過ぎて生きづらくなっている現代からすると幸せに見えるとは思う。文明社会に洗脳されている人々が今更プナン人生活に入れるとは思えず(逆ストレスで押しつぶされるはず)、そのエッセンスを取り入れて少しでも生きやすくしてくれる塩梅が下ネタなんだろうと思った。

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    投稿日: 2025.08.04
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    奥野先生を前から知っていて、面白そうな内容でもあったので読んでみた サクッと軽めで読みやすい、後半は特に下ネタ多めでゆるく読める まさかのポインティも登場 「幸せ」という抽象的な概念がないからこそ「幸せである」って、めちゃくちゃ納得できる パスカルの「人間は幸福を知った時点で不幸」的な話にも似てて、興味深く読めた あと勝手に仏教的な考え方にも通ずるなと思ったりして、自分の価値観に近しい部分も多くて、点と点がつながっていく感覚もあり なんで「ありがとう」がないのか、幸せという概念がないのか、みたいなところまで踏み込んだ内容だったらより楽しめたかも、教授というのが先行してしまってたけどアカデミックな感じでは全然なく読み応えに物足りなさはあった 現代の人間には完全にその価値観になることは無理かもしれないけど、「あれしなきゃ幸せになれない」みたいなしがらみから解放させて、案外こんなもんでも十分かも、って思える訓練を早くからしとくことが、生きやすさに繋がるとは思う

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    投稿日: 2025.07.31
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    幸せってなんだろう?お金をたくさん持っていること?結婚して家族をつくること?権力を持って人の上に立つこと? 多分今挙げたものは全部正解だし、全部間違っている。つまり、これが幸せ!と決まったものはなにもないのだ。 だけど、多くの人は自分、ないしは世間一般がイメージする幸せのかたちを追い求め、他人と比較して一喜一憂する。端から見ると自分で自分の幸せがなんなのかわかっていない滑稽な人に思えてまったく幸せそうじゃない。 でもこの本を読めば、幸せってなんなんだろうと悩んでいることがバカバカしくなることは間違いない。 私自身は特に目的もなく、会社の同僚に「おもしろかったから読んでみて!」と薦められて読んだだけなのだが、お金やモノに満たされた生活イコール幸せ、というわけではないということがよく理解できた。 ただ、本の中の言葉でこれだけは間違いないと思えることが一つある。それは「不幸な人は下ネタを言わない」。バカみたいな論理だけど結構真理を突いているような気がするので、これからは会社でもバンバン下ネタを使っていこうと思う。

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    投稿日: 2025.07.26
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    私たちの常識では届かない幸せ 社会について色々考えさせられた一冊 プナンの暮らしは幸せそうだなと羨ましくも思った。 考え方が自由に気楽になれました。感謝 (下ネタが多いので、カフェで読みにくかった笑)

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    投稿日: 2025.07.04
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    「所有・未来・抽象」に縛られず、今この瞬間を素直に生きるプナンの文化は、現代社会に疲れた私たちにとって「自分らしくしなやかに生きるヒント」を与えてくれる―そんな風に読める一冊です。

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    投稿日: 2025.06.22
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    どうやったら人間は幸せになれるのか? なにも持っていないのに、なぜ幸せなんですか? 現代の閉塞感に風穴を開ける対話 プナン族:「所有」の概念がない狩猟採集民 「所有したい」ではなく「使いたい」だけ 貯金は「独り占め」であり、悪である 感謝・お礼の概念がない(物を大切に思わない?) 「親切」「幸福」といった抽象概念がない 誰もが幸せそうなプナンの「高福祉社会」 「くれ」と言われたら断れない社会ルール 「なにもしない」プナンのウェルビーイングな生き方 生きるのは「今」と「ここ」だけ 将来を考えない、過去も振り返らない 「歴史」も「反省」も「謝罪」もない ウェルビーイング:「自己決定」している感覚 突出した能力や権力を回避する社会の知恵 実家に帰ったような「ダラダラした」日常 日本社会はプナンに「近づきつつある」? 下ネタ文化:挨拶代わりに「勃起してるか?」 「恥ずかしい」という感覚が希薄 森での性行為はピクニック感覚? ペニスビン:装飾的な身体改造の流行 世迷い商社マン、文化人類学への道 プナンの「なんにもしない」面白さへの魅力 日本の同調圧力から解放されるプナンの森 我々は... どうすれば... 幸せになれるか(最終章の問い) 怒りや落ち込みは「バノ」と叫んで発散 喧嘩は飽きるまで続け、最後は忘れる 自分が幸せかどうかなんて考えない 「ごめんなさい」がない社会 自己に責任を負わせず、内省を強いない文化 プレッシャー社会へのヒント:「丁寧にかつ柔らかく断る」 十分な睡眠、将来のために今を犠牲にしない 下ネタは「分断」を防ぐコミュニケーション? 下ネタが人類の幸福の分岐点になる? 下ネタがない環境では人類は滅びる?(極論) ビッグマン(リーダー)を生み出さない社会 権力が発生しないように「してきた」プナンの知恵 正位をしない文化から見る性の多様性 猥談(下ネタ)が持つ社会的な緊張緩和機能

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    投稿日: 2025.04.27
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    我々は日頃から駆り立てられて無理している。 我々が決めて作り上げたルールとか制度がまずあって、みんながそれに従うべきだというある種の同調圧力の中で暮らす。日本は地獄か。 なにか良く無いことが起きれば、彼らはそこから遠ざかろうとするだけ。それは遊動民ノマドならではの性質。 そもそも誰かになにかをお願いする側に回らなければいい。人に依頼しないで済むポジションを死守したいと思う。 偉くなってしまうと非常に組織的な軍隊の上官のようにならざるを得なくなって行く。やだ。 荷が重く感じると丁寧に断る。 抽象的なことを考え出すとつらくなってくる。

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    投稿日: 2025.03.02