
総合評価
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powered by ブクログ愛することについていろんな人の視点で話が進んで行く連作短編集。 最後は1つの事件に繋がって行く。 ラスト間際までうまく入り込めず。
9投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ恋や愛という感情が、別の相手との関係性の変化によって意識される、というのが面白い。枝のように広がっていく扉の関係図が、球突きみたいにごろごろ変化していくのが良い。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログうーん、うまくこの本の世界に入り込めなかった…。ミアキスって最近知って分かってたのでそのミアキスか!と思いました。 この物語は少し昔に書いた物語たちなのですね。 間違いなく加藤シゲアキ先生の小説の技術は上がっていると思いました。 これからも彼の書く作品を追いかけ続けます。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログそうなるの!?って、お話の展開にドキドキしました!あやちゃんのお話は、もっともっと読みたかった!断れない案件も好きでした!青井さんがタイプです……!
1投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログシゲオタ ってな事で、加藤シゲアキの『ミアキス・シンフォニー』 白い壁 わたしのともだち 断れない案件 シンボル 誰かの景色 砂の城 愛のようなもの のシンクロ短編集。 今までのシゲアキくんの作風とはちょっと違って、前半は誰の本を読んでるのかなって❓感じじゃったけど、中盤から登場人物達の関係が繋がって来て面白くなって終盤にはホラーな感じもあったりと中々面白かったかな シゲアキくんの本は人の内面を優しく炙り出すと言うのか、じんわりと人々の感情を伝えてくれて、こんな考えの人も居るんじゃなぁと未経験な経験値を上げてくれるような感覚になります。 色んな人が居て多種多様で、生きやすい様な生きにくい時代になったなぁとしみじみ 2025年26冊目
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ自分にとっての愛とはなんなのか、 改めて考えても難しいなぁと思った。 伏線が回収されていくような すべてが繋がった!って驚きました サスペンス?な内容が好きなこともあって 最後の方は一気に読み込んじゃいました! 面白かったです!加藤シゲアキ先生は こんなこと考えてるんだ!? って不思議な気持ちになりました!
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ愛とはなんだろう。 それを考えさせられる小説でした。 色んな人達がどこかで出会い関わる。 愛が何かは私にも分かりません。 きっと何時になっても分からないだろう。 最後の章ではミステリー仕立てになっており、そこに言葉には出さないけど愛の要素が詰まっているような気がしました。 加藤シゲアキの小説はアイドルの書いた小説ではないことを思い知らされました。
9投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始めは、ぬいぐるみと話すとか 自傷するとか、メンヘラの話なら だるいなぁと思い… 途中、話がいまいちわからんなり… 初めて短編集と気づいたバカな私 登場人物がつながってるから 短編っぽく感じず勘違いしたわ なーんとなく読み続け まりながいなくなったあたりから 急に面白くなった 諦めずに読んで良かった この本を読んで 朝顔や紫陽花を飲んでみよか? と思う人がいませんように (私は少し興味もったので) NEWSのシゲが,こんなに ちゃんとした作家になるなんてね… 一番好きなのは 「ピンクとグレー」だよ
1投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ愛とは何なのか。 形のないものは言葉では曖昧な輪郭になる。 愛についてはやはり、行動がわかりやすいのかもしれないと感じる。
28投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ご贔屓作家さんです(笑) 読み始めは短編集です。 登場人物の関係図が章の始めに描いてあり、 メインとなる人物の名前が太字になっています。 お話しによってメインになる人物が違うのですが 全部の人間関係が繋がっております。 こういう短編集好き!! でもシゲは短編より長編が好きだなー! とか思いながら読み進めると、 中心となる人物が浮かび上がってきて、 最後の章は相関図の名前が全部太字になります。 全員がメイン!? わくわくはMAXですよね(笑) 最後の最後で一気に事件が起こり(笑) 全てが解決していきます。爽快。 前半は短編集で登場人物それぞれの人生を楽しみ、 最後でミステリー?を楽しむ。 短編集と言っていいのか、長編と言っていいのか。 不思議な感覚でした。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ『なれのはて』以来、加藤シゲアキ推しの家族に釣られ一緒に読了。 福岡は自分に合わないと、大学進学を機に上京したあや。2年ぶりに帰省した際、地元の友人の成長した姿に自分は何をしているんだろうと焦燥感に駆られる。衝動的に友達のみちるを連れ、あてどもなく歩いていると通っている大学に辿り着く。そこで同級生のまりなと出会い物語が展開していく… 章を追うごとに登場人物が増え、それまでの物語や人間関係が絡み合う。しばらく誰が主人公なのか分からないまま進んでいくが、読みにくさを感じさせない。最後の6章では意外な展開とともに全てが繋がっていくところは流石。 愛とは何か? 愛するということを改めて考えさせられる。 簡単に答えられることではないけど、ふと思い出したのが最近まで放送されていた連ドラ『19番目のカルテ』で松本潤が演じる徳重先生の言葉。 「あなたと私、その間に心は生まれると僕は思っています」 人の心はどこにあるかの質問に対する言葉だけど、心を愛に置き換えても言えるような気がする。
88投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっと感想が一言では言いにくい。本、読んだなあ!という感覚が残る。明快なエンタメ小説を読んだ時とは違うおもしろさ。 登場人物は不器用な人たち。不器用で懸命で、人間ってこういう感じなのかも、という気持ちになる。 「愛はわかりにくく、見えにくく、気づきにくい。だからわたしたちは足りないと思って、追い求めてしまうんだろう。」という文がある。愛は意外と身近にあると、言いたかったんだろうか。 最後はハッピーエンドという程ではないが、ほんのり明るい予感を感じた。登場人物達は、前より少し愛を感じる日常を、また懸命に歩んでいくのかなと思った。
2投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ合う合わないでいったら、残念ながら合わなかった。 拙いとか面白くないとかではなく、むしろ構成は楽しかったし、最後まで飽きずに読めた。 ただ、なんというか、響かなかった、乗れなかっただけ。 文章って、ただ文字を拾う、言葉を追うのではなくて、メロディとかリズムなんだなって、あらためて感じた。 Webドラマとかにしたら、ちょうどよいのではないかな。 読後に、NEWSのメンバーの人だって知った。 なるほど、後出しだけど、妙に納得。
2投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
NEWSの人なの??全然わからんで借りました 哲学的な文学的な不思議な感じ。独特の世界観と文学感。村上春樹さんっぽい? 愛とはなにか人との繋がりってなにか安心感てなにか、生きていくってなにか。 なんだかたくさんの問いが散りばめられた話でした 最後の話はストレートで分かりやすかった。愛のカタチってなんなんだろうね。監禁して束縛して。。。。そこまでしても愛して欲しい。分からんでもないかな
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログずっと加藤シゲアキさんが書く小説を読みたくて「愛」がテーマになってて、しかも限定のカバーがもらえる感じだったから購入した。 「愛」って形ないものだから正解も不正解ない。 目に見えないから、気付きにくいから、足りないと思うから、満たされていると実感できるまで追い求めてしまう。本当はもう満たされているのに。 「愛」は人に対する優しさで、愛おしさで、自己犠牲を払ってでも相手を助けたいと思えることだと、どこかで思っていたから、刺さるシーンがあった。 でも読んでたら、そもそも、自己犠牲っていう言葉を「自己」が使うのは違う気もしてきて。 じゃあ私にとっての「愛」ってなんだろうって思った。私が愛るす人達を思い浮かべて思考した。私にとっての愛は、相手の言葉や行動や心を信じられることだなって。 だって愛は心で、心はきっと自分と人との間にあるものだから。見えないからこそ信じることができると思うから。犠牲とか、情とかじゃない。相手に対する自分の心の話。 好きとは違って伝えて成り立つものではなく、そこに存在としてあって、それをそのものを信じることができる人や物や事を「愛」だなってそう思った。 人からの愛を受け取るとか、感じるっていうのはその人のことを信じることができている証拠なのかもなとか思ったり。 いやー深い話だった。 シゲの他の本も読みたくなった!
13投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ人の繋がり、愛、感情 複雑なこの世界 それをひとつの大きく長い繋がりで表現している作品 一人一人の小さな優しさ、心の暖かさが、 少しづつつながっていく
1投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログシゲ推しの妹から借りました。 表紙がオシャレで魅力的です。 深いような、伏線があるようなないような、 エモくて想像させられて私は好きでした! アイドルでイケメンで頭良くて こんな本をかけるのは才能すぎて同じ人間とは思えない!
1投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初はまりなを、破天荒で不思議系女子かなと思ったけど、まさかの監禁もの?! 愛について考えるのはもうお腹いっぱい。それが愛でも愛でなくてももうなんでも良くなる。 自分の行動が確かに人との繋がりを作っていくんだなと人物相関図を見ながら、愛とは違うことを考えてみたり。
4投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ加藤君の話はパターンにはまらず、新しく読むたびに感心させられる。この作品もそう云う意味では期待を裏切らなかったが、話としては私には合わなかった。次作に期待!
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
各章の前に、その章にでてくる重要人物の系譜?人物相関図?みたいなものが書かれている。 人物覚えられない私にはありがてぇ!って感じ立つわだたけど、コレが表題の「ミアキス」につながるのかー。 ミアキスとは、犬とか猫とかの動物が進化する前にさかのぼっていくと、一種の個体種になるらしく、その動物の名前らしい。 話が進むごとにこの相関図はどんどん増えていく。 友だちの彼氏の兄弟、とかそんな人も自分に遠からずかかわってくるもんだ。 ぬいぐるみと話す女子大生あやと、同じ大学であるきっかけで知り合ったまりあ。 まりあが紹介した、劇の脚本をかく彰人。 まりあの彼氏で大学教員の忠。 忠の弟で女の子をとっかえひっかえの涼太。 涼太の元恋人だった優と、今彼の弁護士青木。 彰人の叔母で女優の波定テツ子の愛人だった料理人の里見。 里見のところで昔働いていて,少年院上がりでいまは東京で店をかまえる橋本は、里見に刃を向けて切り、そのまま逃げたことをずっと悔やんでる。 その橋本の弟子の岩井。 まりあの母の玉美と離婚した父の達彦。 それぞれの視点でそれぞれの話が進むけどやっぱ影響はしあってるんだよね。 そして最後にまりあがいう 「愛ってなに?」 面白かったです。 どうまとまりつけるんだろーとおもったけど、結局系譜をつくっていきたかったのかなと。 ソレで納得。 ミアキスをぐぐってみてみたら、カワウソ?みたいな動物だった。 コレが最初?!って信じられないかんじだったわー、
0投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログなれのはてが面白かったので2冊目。なれのはてとは違うテイストで、こちらも面白かった。 一人称がころころ変わるので色んな視点で物語が進む。 ミアキスはキーワードなんだろうけど、この話のどこに掛かってるのかいまいちよくわからず。各章の表紙の絵と関係してるのかな?とか考えたけどわからず。 シンボルが1番面白かった。 売る
1投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ加藤氏の作品、読むのは3作目だが、その中でもちょっと読みにくい作品であった。人と人がゆるやかにつながる系は好きなのだが、全編を貫く空気感や人物たちの感覚的な行動があまり得意ではないのかも。いろいろあった物語も終盤、おだやかに終わっていくのかな〜と思いきや、コロナ禍が到来。という作品は、最近読んだ三浦しをんさんの「ゆびさきに魔法」もそうだった。もちろん読み手もコロナに各々思うところがあろうが、すっかり落ち着いた今、わざわざそのようなラストを持ってくるのがちょっと。うまくいってても試練が忍び寄ってるよ、と示唆することの意味は何だろう?と思ってしまった。
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ短編が重奏的に綴られる。各章の物語にはそれぞれ別の人物が登場し、ストーリーも別なのだが、どこかで繋がっている。人間関係を辿っていくうちに、本作の核となる人物が明らかになる。各章の初めに相関図のようなものがついており、人物関係の把握が苦手な私は、その図をしっかり見ながら読んでいた(図があって助かった‥) ぬいぐるみの話はとても読みにくく、挫けそうになりつつどうにか読み進めた。愛について様々な形で描かれるのだが、最終章で大爆発。加藤シゲアキさん、愛についてずっと考えていたのだろうなと思った。 表紙イラスト、装丁共にとても美しく素敵な本。見た瞬間、内容も何も知らなかったが読みたいと思った。表紙イラストは内容を的確に表現していて、そこも素晴らしい。
3投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログリアルな愛の物語。 高尚でなおかつ深い内容に、 何度か読まないと私には理解が難しそうだ… 愛って実際キレイじゃない。 歪で真っ白じゃなくて、でもなんでこんなに愛おしくて苦しいのかな… 本作に出てくる人物たちは、みんなどこか歪だ。 ぬいぐるみにしか本心を話せない女学生や、 お金はあるのに愛に飢えて女性関係が乱れた男性、 師匠を刺してしまった料理人、 「愛」をずっと探し求める女学生… 本当に色んな、少し自分に似ているかも…と感じる要素をもつ人も出てくる。 特に印象的な人物はまりな。彼女は「愛」とは何か探し続けるのだが、なかなか見つけることができない… しかし最後に彼女なりに完全ではないかもしれないけどが「愛」のかたちを導き出す。その姿が、描写がとてつもなく美しくて、途中苦しかったが最後まで読んで良かったと心から思った… 「愛」について知りたい人、 人々繋がりを感じたい人にぜひ読んでほしい作品。 辛くても加藤シゲアキさんの話は、最後に読者を救ってくれるから、裏切らないから読んでほしい。
11投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ読みやすくはあったけど、まあまあかな…。加藤シゲアキさんの本、なんだかんだでもう4冊くらいは読んでいるが、読んできた中では一番ビミョウだったかもしれない。不思議な感じのする作品。
7投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ人間相関図と共に広がる連作短編です。 登場人物各々の個性が強くて、皆が主人公?それをきちんと書き分けている、作者の力量がすごいです。 そろりそろりと、いつの間にか核心に近付いていく雰囲気が好きです。
33投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ愛とは何かをずっと考えさせられる作品だった。ヒグチユウコさんの装画が作品とピッタリ合っていて素敵だなと思った。各章ごとに相関図があって、これがなかったら、ちょっと苦戦したかも。フロムの「愛するということ」も、もう1度ちゃんと読んでみようと思う。
18投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログリズムがちょっと不思議な本. 退屈と言えば退屈,ゆったりといえばゆったり,気になるといえば気になる,面白いといえば面白い,ただ悪くは絶対にない. ちょっと不思議な感じで進んでいく先は愛の話. ちゃんと考えるとよく分からなくなる,昔からある普遍的なミステリー. 答えなんかないけれど,『感覚』がゆっくりと染み込んでくるよう.
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ連作短編集だけど、ひとつのストーリーとしても読み応えがあった。「愛とは何か」については難しかった。それでも読み進めるうちに物語の深みにはまっていくような面白さを感じた。
1投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログあなたにとって「愛する」とはどういうことですか・・・ すべての話を読了した時に見える世界が・・・ すべての話がつながっている連作短編集でした。 想像以上に少しずつ話がつながっていく感じがたまらなく好きでした。 また、この小説のメインテーマの「愛する」ことについての色々な考え方も知れて、 考えるきっかけをくれた小説だと思います。 章ごとに人物の相関図がありますが、気にしすぎて読むとスラスラ読めなかったです。途中から気にせずに読みましたが関係性が理解して読めたのでよかったです。
39投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログ大好きなヒグチユウコさんの装画に惹かれて 手に取る。装丁もとてもおしゃれ。 「愛」について書かれた短編集。 語り手が一人称となっているが、 話がすすむに従ってそれぞれが繋がっていく。 最初、第1章の「みちる」が人間ではなく、 うさぎのぬいぐるみだと分かって、一瞬頭が 混乱したが、なんとか読み進める事が出来た。 第3章の「シンボル」、料理人の師弟の話が一番 面白く、共感できた。 最後は利己的な愛(少しホラー)があり、 そして涼太はどうなったのか、気になった。 全体的に私には少々読みにくい、「愛」の物語だった。 作者は「愛」について、かなり深く考えられて いるんだなと思った。 タイトルの「ミアキス」とヒグチユウコさんの装画が本を読み終わって、初めて繋がった。
17投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ愛とは何か?哲学、社会学、心理学、ひっくるめても説明できない。それぞれの愛があって、人には納得できなくても、それは愛なんだろう。 人間関係が紐解かれていく、最後はちょっと怖いけど、愛を見つけたような。
13投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ愛が知りたくて起こした行動は愛は生まれるが自分の周りをまわるばかりで一向に自分のもとにはやってこない、他人からも理解されない。 愛を求めれば求めるほどに愛はどんどん遠ざかっていくようだ。 忠は、まりなは、愛未は、私なのかもしれない。 連作短編集で章が進むごとに登場人物がどんどん増えていくのに途中でこの人誰だっけとならないのがすごい。 キャラクターの輪郭がはっきりしていて書き分けがしっかりなされているのだと分かる。 初めて著者の本を読んだが紛うことなき作家なのだと突き付けられた。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ私の好きなタイプのど真ん中(*^_^*) しかも表紙から背表紙から裏表紙まで絵もめっちゃツボ このお話の感じ、好きが過ぎます。 ピンクとグレーを初めて読んだとき、え?これをNEWSの 加藤くんが書いたの?と思ったけど、もうそういうことじゃないんだなー 次はどの作品を読もうかな。楽しみ~
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ図書館にて借りる、第747弾。 (京都市図書館にて借りる、第213弾。) 愛についてのお話。 本の構成としては、面白く、家系図のように登場人物が増えていく。 ただ、どのお話も愛のお話。 加藤シゲアキ、どうした? 急に愛について考えたりして、何があった?という感じだが、ラストのお話だけが突然、愛、愛言い出すが、それまでは読んでいるこちらに愛を考えさせるもので悪くはなかった。ただ、ラストだけ、愛、愛言いすぎ。ゲシュタルト崩壊起こすよ。 星は3つ。3.6くらいか。 あと、1600冊目。
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ私が求めてた本!って気がしなくもない。 愛を具体的に知りたいって本当に共感しかない。 “思ったことと逆のことをする” なんか深いような浅いような。笑 直感とは逆にする。迷ったらやってみよう。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログヒグチユウコさんの美しい装画が目を惹く1冊。装丁は名久井直子さん?と思っていたら岡本歌織さんでした!(どちらも大好きな装丁家)ananの連載ということもあり女性層を意識した装丁なのかな。女子大生まりなを中心としてめぐる連作短編集。エーリッヒ・フロムの『愛するということ』が時折出てくる。こちらも面白いので興味のある方はどうぞ。(こちらは小説ではなく愛するということについて書かれた哲学書の類だとは思う)
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログプロローグ的な0章から始まり6章まで続く物語は、1話完結でありながらすべてつながっている。各章の扉には登場人物の相関図が描かれており、複数の主人公が同じ場面をそれぞれの一人称で語っていく。さらにその人物が……と説明するのがなかなか難しい構成だが、可読性は高いので読み進めるのに困ることはなかった。 タイトルのミアキスとは犬や猫の祖先である動物だ。全体を通して浮かび上がってくるのは、同じように1つの祖先から分岐した人間がいかにわかりあえないかという謎だ。おもしろかった。
3投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ愛に憧れ実態に辿り着きたいanan世代に向けて書かれた本だからなのか、なかなか物語に入れなかった。 系統図でその章の人物を分かりやすくしたのだろうが、人物の関係が煩わしくなってしまった。 物語がすっきり運ばない文章に読むのが辛かった。 「なれのはて」を読み加藤シゲアキの小説に興味を覚え本作を選んだが、高齢男性には愛をテーマにした小説に親和性は無かった。
1投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ「なれのはて」の骨太感が好きだったので、 若い人が主人公の本作は、入り込めず。 anan連載の書籍化だから、仕方ないか。 また、骨太なのを書いてほしいなあ。
5投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
独特な雰囲気の表紙に惹かれたのと高校時代の同級が加藤シゲアキの本を勧めてくれたことを思い出したので購入。 『あらすじ』 「愛とは何か」を探し続ける女子大学生の話。 『感想』 登場人物のそれぞれの視点が描かれていて全員が主人公になり得ると感じた。 第一章は誰の台詞なのか分かりにくく混乱したが、読み進めると理解できた。 章毎に人がどのように繋がっていったのか。また相関係図が章ごとにあり人間関係を理解しやすく読みやすかった。 途中は痴情のもつれ、後半はミステリーチックになりラストが近づくにつれ面白く感じた。 好き嫌いが分かれそうな本かな? 「愛」をテーマにした本を初めて読む人には響くんだろうか。
2投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ一章 少し読みにくく感じ、最後まで読めなかった 方言が不自然に感じる 誰と誰が話しているのか、誰視点なのかがわかりにくくて、一読で内容が入ってこない 「ぬいぐるみが喋る」ことを隠して進めたい意図はわかるが、そこは意外と勘付く範囲で、それなのに誰が話しているかわかりにくいから面白さよりストレスが大きくなってしまった 二章 せっかくなので読んでみた こちらは読み切れた しかし「面白い」と感じることはできなかったし、特に何も感じられなかった たぶんnot for meなのかなと思う 興味があったので残念 面白いと思える時はくるだろうか
0投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ冒頭と最後の方が繋がっているのが見事だと思いました。前情報仕入れず表紙に惹かれて買ったので、どんな話なのか最初の方よくわからなかったけれど、ある人物を中心にしてることが最後まで読むとわかって、すとんと腑に落ちました。愛っていろんな形があるよね、ってことだと思います。双方向でない愛も成り立つのでは? という。
0投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ愛とは?ということをテーマにした連作短編集。 愛って言葉は日常に溢れているけど、愛とは何か?って言われると確かに説明が難しいし、説明出来る物でもない。哲学的でちょっと小難しいけど、サラッと読める。 an・anの連載だったと聞きなるほどと思った。an・anを読む世代の人には響くのかもなぁ。
13投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ前作『なれのはて』がとても良かったので、新しい境地を開いた作品かもしれないと、期待して読みました。 「愛とは何か」を問う主人公の物語。主人公にかかわる人々がそれぞれの立場で思いを吐露し、問いに対するヒントが立体的に語られます。そして、随所にエーリッヒ・フロムの言葉が引用されます。フロムは、愛について多くの言葉を残している 心理学者であり哲学者。でも、その言葉たちと作品との関連がすっきりしなくて…。また、タイトルになっているミアキス。その意味が分かった上でも、シンフォニーとしての意味がストンと落ちなくて…。分からないまま終わってしまい、最後はそこ?という所での着地。 ん? 被災地救援のために行動を起こす作者を素敵だと思います。そして、前作で力のある作家さんだと確信しました。次回作に期待したいと思います。
41投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログよかった。唸った。 前半は、ゆっくり広がる相関図を眺めて 畳み掛ける後半の勢いにやられた。 枝分かれしてたはずの話が、こんなふうにまとまるのか。すごい。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ短編集のような話の展開で、少しずつ登場人物が関わっていく。最後は少しミステリー要素もあり、ハラハラした。 男女の関係などの記述もあるので中学校以上。 以下、読んでも大丈夫レベルだけど、多少ネタバレ含みます。 あや...友達のぬいぐるみ(みちる)と話す大学生 西倉まりな...あやの同級生、みちると距離を取らせようとする 彰人...まりなの知人。演劇をやっており、まりながあやと知り合うと良い影響があると思い紹介した。叔母は女優の波定テツ子 涼太...会社を経営していて収入の良い男性。忠の弟。女にだらしない。 忠...あや、まりなの大学の教員。まりなが火をつけたところを見て声をかけたのをきっかけに関係深まる。 橋本...料亭の店主。「はしもと」はまりなやまりなの父、波定、涼太、弁護士の青井(涼太の元恋人、優の彼)などのいきつけ 里見...テレビにもよく出ている料理人 岩井...目的があってはしもとで働いている料理人見習い 玉美...歌が得意だった。まりなの母。離婚している。 西倉達彦...まりなの父。玉美の元夫。
7投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的には「オルタネート」がすごく好きなのですが、この物語にも加藤シゲアキさんの小説でしか得られないエモさ?がありました! 解釈が違ったら申し訳ないのですが… 愛ってなに?っていう問いへの答えはなくて、 家族や友人や恋人をただ好きっていうことじゃない、その人にはその人の生い立ちや環境、周りの人との繋がりによって愛し方もそれぞれ。 愛って好意や思いやりだけの幸せなことだけじゃなくて、愛によって壊れかけてしまうものもあるし危険なこともある… この物語を読んで、色んな人たちと繋がって生きてる限り、私たちは愛に振り回されていくんだなあって思いました。 まりなさんが愛を知ろうとする姿は苦しかったし、監禁されたのもつらかったですが、 最後に愛未さんを抱きしめて、そんな自分を愛おしいと思ったっていうのがとても良くて…! ぬいぐるみを燃やしかけたときからは想像できないような…人間らしさが最高でした。
4投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログan・an連載時のものを全て追えてはいないのだが、少しずつリンクしたエピソードの連なりが後半にかけてまるで大きな川のうねりとなるような構成が圧巻。作品全体に「愛」というテーマは貫かれているのだが、それはどこまで行っても不確かで曖昧で得体の知れないものであり、掴もうとすれば指の隙間からすり抜けていってしまう。様々な関係性が描かれるがどれもどこか歪な形をしていて、そこが人間という生き物の不完全さと愛おしさを体現していると思う。個人的には忠と涼太の兄弟の愛憎入り交じる感じは癖に刺さりましたね、、、 リファレンスとしてエーリッヒ・フロムの「愛するということ」が挙げられており、私も読んだことがあるのだが、本当に「愛」に向き合おうとすることは決して簡単なものではない。その愛という技術の実践の記録がこの本に描かれた物語なのかもしれない。
0投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ短編集でありながらも1つのストーリーとなっている。どの話も「愛とは何か」を問うものとなっている。また、その人物の行動がその話の伏線にも繋がるので、そうだったのかと思ったり、ここが伏線になっていそうだと考えながら読んでいて楽しかった。私は最後のまりなの話が一番のお気に入りである。今までのストーリーが回収され、まりなが「愛」について問う。予想を超える終盤は手が止まらなかった。各短編が始まる前にある相関図はとてもわかりやすく、タイトルにもある「ミアキス」にも繋がっているだろう。ミアキスと物語の関連性は表紙絵が非常に物語っているだろう。
1投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログオーケストラのような壮大さは感じられなかったが、哺乳類の系統図に“愛”を絡ませて異なる視点から物語を展開させる意欲的な作品。「バラバラと思われた物語はやがてひとつになり、想像していたものとは違う結末へと向かっていく」確かに。“愛”とは、を小難しく考える根気なく最後は流されてしまった。ペットの例はわかりやすいが…「飼い主は神」は違う。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログAmazonの紹介より ぬいぐるみに本音を吐露する少女、気軽に付き合う相手を替える青年、生真面目な大学教員、何かありそうな料理人…。大学や和食屋を舞台に、一つの場面を異なる視点からたどっていくうちに交錯していく登場人物たち。そして物語の中心人物がわかったとき、さらなるシンフォニーが奏でられる――。あなたにとって「愛する」ということは何ですか? 様々な愛の形が交錯して、どう展開するのか気になっていたのですが、最後の方は予想外でした。多くの人物が登場し、途中まで混乱していたのですが、ある一人を中心として考えると、スッキリと整理でき、それぞれの愛に対する深さがより感じられました。 最初を読むと、ぬいぐるみの視点で語っているので、これはファンタジー?といった不思議な物語なのかなと思っていましたが、どんどん読み進めると、それぞれの「愛」を垣間見ることができました。 章が変わるごとに登場人物も変わり、人物の相関図も、より複雑だったので、頭がこんがらがっていましたが、段々と「形」がわかってくると、それぞれの関係性がわかっていきます。 ホールケーキのように切り分けた一つのピースが、章が変わるごとに別のピースを紹介していき、結果的にそれが集合すると、中心がある特定の人物となって、周りに関係者が網羅されているという構成になっていて、その構成自体面白いなと思いました。 ちなみに題名にある「ミアキス」ですが、犬や猫の祖先とされている動物です。そういった繋がりがあるように、人間もたどると、色んな関係性が見えてきます。 この作品では、「愛」を中心にそれぞれが相手に対する愛情を色んな形で垣間見るのですが、改めて様々なのがあるんだなと思いました。ドロドロ要素というものは控えめでしたが、恋人にしろ、愛人にしろ、友人にしろ、愛の深さにも色々あって、「愛」について考えたくなったなと思いました。 そんなこんなで、どう最後は締めくくっていくのか?気になったのですが、まさかのミステリー展開には驚きました。それによって、影響される関係者の行動が、今迄の話があった分、発揮していくのですが、それにしても急な展開だったので、それまでのが序章のようにも感じました。 それだけ丁寧に描かれた分、ある人物の生き方や考えといったものが丁寧に描かれていて、愛情についての深さといったものがより感じられました。
5投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログ登場人物達から見え隠れする「愛のようなもの」から「愛とは何か?」を探ろうとする物語。テーマとしてはむつかしい!師弟関係の料理人の話が好みでした。 加藤シゲアキさんの文章はこの方独特の固さがあってそれが少し癖になる。読むのは多分3作目ですが作品ごとに違った印象を受けます。
1投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログこの作者の作品、まだ読むのは4作品目だけれど、毎回印象が違って面白い。今作は語り手が替わっていって連作短編ぽくも読める。各章に人物相関図があるのも良い(なんか化学記号のように見えるけど) 愛とは何か?を突き詰めて考えて話が終盤になって、急にそっち??って方向に行ったけど良かった。 個人的に由紀にも幸せになってほしい。彼女だけ一途なだけなのに報われてないなーと思ってしまう。
9投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連載を追いかけていたので、なかなか本にならないなと思っていた。ずいぶん変わっていてびっくりしてしまった。連載版も読み返してみたい。「愛」なんて、たいそうな言葉では語れない。ただあるだけのもの?
1投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログ表紙がとても綺麗。 愛についての連作短編集。 章が変わるごとに出てくる相関図がどんどん繋がっていくのを見て、 世間は狭くて、どこかで誰かが繋がってるんだなと思った。 「愛」の形はひとそれぞれ。 他人の「愛」の形を理解するのは難しいなって思った。
8投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログお話の終盤で愛とは何か考えさせられた。 話進むたびに登場人物同士の絡みが複雑になっていき、加藤シゲアキさんの言葉の綴り方が丁寧で印象的。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ面白い連作短編集だなと読み進めていたところ、終章の展開が圧巻。愛についての考察、戻ることは還ることと同義ではない不可逆性。多様な枝分かれの掴みどころのなさ。彼らしい世界観をヒグチユウコさんの絵が更に豊かにしている。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ加藤シゲアキさんとヒグチユウコさんの組み合わせなんて素晴らしいです。ヒグチユウコさんの絵と言うだけで醸し出されるなんとも言えない雰囲気が大好きなのでこのコラボは嬉しいです。ちょっと不穏な感じが漂う中進む物語。帯に「あなたにとって愛とは何ですか?」とある。恋人ばかりでなく親子や兄弟や師弟。弟は意識の戻らないままでしたが…。
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ帯には「あなたにとって、愛、とは何ですか?」と書かれている。でも私はかなり後半になってから、ああそうか、これは愛についての本なのか、とようやく気がついた。愛とは何ぞや、みたいな説明がくどくど続く本では決してなくて、日常の中にぼんやり見えたり見えなかったりするもの、そのときはそれが愛だなんて思わないけど、何年も後になってそのときのことを振り返って、「もしかしたら、あれもある種の愛だったのかもしれないな」と思うもの、そういう空気が描かれている。その空気の集合体が少しずつ重なってシンフォニーになる。ひとつひとつの愛は風変わりだったり歪だったりするのに、重なると美しく愛おしく思えてくるのは、なんでなんだろうね。 【読んだ目的・理由】著者が好きだから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.1 【一番好きな表現】切ったばかりの爪は生まれ変わったように鋭い。どうせすぐ馴染むくせに、毎回この攻撃的な態度なのが気に食わない。(本文から引用)
4投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰かが誰かと繋がり視点を変えながらそれぞれの物語が複雑に絡まって、最後にまりなの愛についての考察に収斂していく。相関図があってずいぶん助けられました。 何よりヒグチさんの表紙が素敵です。
0投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ加藤シゲアキさんの8作品目の小説。 この小説は『anan』で、2018年から2022年まで不定期で連載されていたものを加筆修正し書籍化したものだそうです。 私は『anan』に連載中は読んでいなので、全くの初見でした。 集中して読む時間が取れず、購入してから、数ページずつ読んでいたため、なかなか進まず、正直なところ、入り込めないまま読み終わった感じです。 一つの場面を、登場人物のそれぞれの視点と感情でたどっていって、交錯しながらつながっていく。 親子、兄弟、友人、恋人、師弟、・・・、さまざまな人や物の関係性の中で、愛とは何なのだろう、と考えさせられる小説でした。 歪んだ愛、無償の愛、偽りの愛・・・。 愛のかたちは無数に存在しているのかも知れません。 ちなみに、ミアキスとは猫や犬の祖先だそうです。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ愛についての連作短編集。 料亭の話と夫婦の話がよかった。エーリッヒ・フロムの『愛するということ』が要所で出てくる。読んでいたらまた違った面白さがあるかも。 愛に形はないし、正しい答えもない。 けれど私たちは愛情を必要とするし、誰かに愛を与えようとする。動物のように愛の形が決まっていれば苦労はないが、相手の欲する愛と、自分が与えたい愛が異なるものだったとき、すれ違ったりトラブルが起きたりする。かなり難しいテーマだったので、後半は小説の形の論文みたいな感覚で読んだ。 登場人物から見た、それぞれの愛の形についても、視点人物からすれば偽物の愛かもしれないけれど、本人にとっては本当の愛だと信じているかもしれないし、愛情とは思っていないものかもしれない。 愛はそれぞれによってその形を変えるもので、結局のところ相手を思いやることしかできないけれど、正解がないからこそ奥深くて、手に入れたいと思うものなのかもしれないなと思った。
46投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ面白かった〜すっかり手練れにおなりになって。 読みづらいとこ一切なかった。 後半一気にミステリーモードになるのも心地よかった。 そして表紙がものすごく理解を深めてくれる。 隠れキャラは卵料理かも(本人も言ってた気が)。
2投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あなたにとって、愛、とは何ですか? ananの人気連載作らしい。愛をてーまにしたややこしい女のややこしい話で、こじらせちゃってるのに浸って気持ちよくなっちゃってる的な、自分的には全く無理で全く響かない系 それでも投げ出さずに完読できたのは作者の力量か? 対象がan an読者により過ぎ
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ初めて加藤シゲアキさんの作品を読みました。 愛って何? つまりは愛がテーマの作品。 「愛しいと思えば…抱きしめたいと思えば… それはもう愛じゃないですか。」難しく考えなくてもいいんじゃない?と言う思いで読了しました。 つまりは愛❤️に正解なんかない。
2投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログゆる〜く繋がった人たちを、それぞれの視点で描く短編の寄せ集め。一人一人が自分のパートを演じて大きな交響曲を作り上げているというタイトルイメージの作品かな。 エピソードとしては人と関わることに自信を持てない弁護士を描く「断れない案件」と、後ろめたい過去を抱えた料理人を描く「シンボル」が面白かったけど、メインテーマである“愛とは何か”をくどくどと論じ始めたあたりでちょっと文章が上滑りし始めて興を削がれた。 「なれのはて」が良かっただけに肩透かし感が激しく、残念。
3投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ加藤シゲアキ作品は好きなので今回もワクワクしながら読み始めたけれど、どうしても話の世界に入り込めず断念…… 「なれのはて」がとても良かったので、合わないと感じてしまった自分にとてもショックを感じてしまいました…
2投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ読んでて軽率だなって思うのは、自分が慎重過ぎるのか?でも、愛だなってジワるのは、3人の軽率な救出劇だ。そして、私にとってのミアキスと言うかニアミスは由紀。私だってわたしの景色の中で幸せだもんね。
33投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ書けば書くほど面白く、上達していく作家さんだな…誰か忘れたけど本当にアイドルが作家やってるというより作家がアイドルやっているとどなたかが言っていたけどほんとそう。今回の作品もめちゃくちゃ面白かった、、どんどん広がっていき、最後の愛が〜からの事件への発展にはびっくりした。
1投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログ愛とは何か?娘のまりなが思う愛を探るべくオンラインサロンで知り合った人の家に泊まったのだが、そのまま監禁されてしまう。離婚した両親達がマリナの行方を探して、その家に潜り込み助け出すことに成功さする。ミアキスとは何だろうと思いググってみたら、そういう事かと思った。
0投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ女子大生まりなを軸に彼女に関わりのある人たち、それぞれの「愛」に関する連作短編集。 ヒグチユウコさんの美しい装画が目を惹く一冊。 フロムの『愛するということ』に強く影響された作者が愛について書いてるけど、ぬいぐるみへの執着愛だったり、兄弟愛だったり、師弟愛だったり、なんだかいろんな愛が出てきてた。極め付けは、最終章。プロローグがなんだったのかがわかってくるちょっと怖い愛。 『なれのはて』が壮大だったので、それよりは小さく感じてしまうけど、私はそんなに嫌いじゃなかった。上から目線だけど、加藤くんの作品、どんどん読みやすくなってる気がする。 「ミアキス」を調べたら、可愛らしい動物だった。
43投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ皆さんはミアキスが一体なんなのか、ご存知でしょうか?私は全く知らなかった。 敢えて愛称で呼ばせて頂きますが、シゲ… 「日、月、火〜♪」とかキラキラしながら歌ってるシゲ…(歌のチョイスが古い) 陰でこんな事を考えて生きているのかい…? 前作『なれのはて』を読むタイミングが遅かった為に、新刊の本作をそう間を空けずに読む事が出来たのですが、前作とはまたガラッと変わった連作短編です。 『an・an』に連載されていたようなので、ある程度は読者層を考えて書かれた作品なのでしょう。前に比べると非常にライトに読める内容です。ですが読み進めるにしたがって、どんどんテーマが掘り下げられて行き、え?そんな展開になるんですか?!と予想外な方向へ。 読み終えた際には、やっぱりシゲ凄いわ…と呟いてしまった。(友達か?) 始まりは白い壁のある部屋。何処かは全く分かりません。どうやら部屋に居る女性は何かしらの理由で酩酊状態。手にはマジック。彼女は壁に文字を書いて行く。 彼女の名前から枝分かれして行く人物達。 どんな話なのか予想も付かなかったのですが、各章の始めに登場人物の相関図が差し込まれています。なるほど、連作短編でそれぞれの章の登場人物たちと関わりのある人達の群像劇なのだとすぐに気付きます。 時々私が癒し成分を摂取する為に拝読する、青山さんが最もお得意とされるスタイルですね。 さてさて、シゲはどんな物語を紡いでくれるのだろうか?! 愛の物語だった!!(結論を引っ張らないスタイル) ご本人も「真正面から愛を描いた」と仰っていましたが、色々な愛が様々な形で表現されて行きます。 ぬいぐるみと本音で語り合う少女。 付き合う相手が定まらない青年。 生真面目だった筈の大学教員。 訳ありの料理人。 そして、一見奔放な女子大生。 兄弟愛、師弟愛、親子愛、友情、恋愛。 世の中には様々な愛が溢れていますが、意識しないと気付けないのかも知れない。そんな事を1番に考えさせてくれた作品でした。 連作短編では最後に複数の物語が収束して行き、物語の全体像が見えてくるという構成が多いように思いますが、本作で最後に溢れるのは…愛!! 散らばっていた伏線がどんどん絡まって行き、若干のミステリー展開からの……愛!! こう書くと、大団円の感動物語かと思われるかもしれませんが、実は違います。 うわー!良かったー!とはならないのですが、むしろそこが良い。 説明が難しいのですが、ハッピーエンドではあるのですが、じわりと沁みる感じ。 例えると、夕暮れ時に少し高いお紅茶を、少し高いクッキーをお茶請けに嗜んだ際の、じんわり来る感じでしょうか。 最後まで読み終えた時、こちらは愛とは関係ないのですが、そういう事か!と冒頭のページに戻ってしまい、シゲ凄いわ…となった訳です。(高いお紅茶を飲む人間の発言とは思えない) 前から加藤さんの小説を読まれていた方によると、シゲらしさが溢れている作品だという事です。 私は『なれのはて』しか拝読していませんが、アピールされていた愛の物語にしては、少し変わった小説だな、と思っていました。恐らくこれがシゲらしさ、なのでしょうね。 私の中で完全にアイドルよりも作家としての印象が強くなって来たシゲ。 これからも「日、月、火〜♪」とキラキラしながら、どんどん面白い作品を我々に提供して頂きたい!(この曲しか知らないのがバレる) さて、結局ミアキスとはなんなのか? 是非とも、本書で確かめてみて下さい。(説明が面倒くさくなった、とか決してそういう訳ではありません。決して!!)
48投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ1章を読むとサイコホラーかと思ったが、大学生のまりなを中心に友達や知人、親子、恋人、愛人と言う風に関係を相関図のように繋ぎ、それぞれの愛の形、愛とは何かという事をそれぞれの視点で解き明かしてゆく愛をテーマにした連作短編集だった。ただ私自身、愛と言う言葉自体がよく解らない人間なのでこの作品自体が難解に思えて仕方がなかった。プロローグというか0章がなにか不穏な感じで描かれていて、それが最終章への布石、最終章は若干のサスペンス・ミステリー仕立てで、読み終わった後再度0章を読むとなるほどこういうことだったのかと。
6投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ複数の登場人物が、小さな輪から少しづつ重ねたり、広げながら、話が進んでいく。 それぞれの独特な世界の中で、「愛」についていびつな形で進んでいく。「愛」とは、と何度も言葉を変え説明されるが、どちらかというと、現代の自己愛について考えさせられる一冊でした。
2投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ「愛」について様々な視点から描いた作品。恋人、家族、師弟―語られる愛は甘いだけではなく、難解で厄介な部分も描かれています。元夫婦の距離感や、無鉄砲な少女に振り回される大人達などリアルな描写がよかった。
11投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ物語が収束する一点までの助走の踏み込みが甘く各話の登場人物に深みがない。採用した多視点は散漫という他なく、話や形式を動かす事だけに殆どのエネルギーが浪費されているように思えてならない。跳躍に至っては余りにも粗雑な急展開で只々困惑するだけだった。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ表紙に惹かれて手に取ったんですが、凄く読みやすくて個々の関係性の相関図も分かりやすかったです。読めば読むほど引き込まれてく。みんな違った愛のカタチがあるんだなって改めて色々考えさせられた作品でした。深い。
1投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ作者の加藤シゲアキさんの前作『なれのはて』がとても面白かったのと表紙の絵(ヒグチユウコさんの絵)に一目ぼれしてしまい、図書館も予約枠がいっぱいだったので、この本は購入しました。 この作品は『an・an』に連載されていたのですね。購入するまで全然知りませんでした。 全部の話が繋がっている連作短編集です。 各、章立てごとに人物の相関図があることはあるのですが、全部の人物の位置関係は私はよくわかりませんでした。 ミアキスというのはどういう意味かは最後に明かされますが、私は途中で検索しました。 ラテン語で「動物の母」という意味で、猫や犬の祖先だそうです。シンフォニーは知っていますが、一応検索すると「交響曲」「オーケストラのために作られた複数楽章」と出ました。 この話は「愛」とは何かということに向かってシンフォニーを奏でていく話でした。 前作の『なれのはて』とは180度違う作風でミステリーではないし、たぶん愛という言葉に憧れる『an・an』を読んでいるような若い読者のために書かれた作品ではないかと思いました。 最後に多幸感は感じることができ「今日の私はちょっとハッピーかも」とは思えました。
141投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログアイドルゆえにさまざまな愛を向けられて、自らもさまざまなものを愛する人が、エーリッヒ・フロム「愛するということ」に影響を受け、愛について考えた作品。あと活劇。ラストに仕掛けられた展開がシゲシゲしくおもしろかった。
2投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ5割くらいまでは通勤中にちょこちょこ読み進めていたのですが、途中から続きが読みたくてたまらなくなり一気読み。 「愛とは」という、よく耳にするけれど誰にも答えが出ない題材に切り込む加藤シゲアキ凄い。 これ、出版される時期がもう少し早ければ本屋大賞ノミネート間違いないと思います。 見出しごとの人物の相関図が複雑〜!…と思いながら読んでいたのですが、読み進めていくと関係性が分かりやすいんですよね。登場人物多いのになんでや?加藤シゲアキ凄い。 一時、シゲさんがYouTubeの「木曜日は本曜日」に出演された際に、「愛するということ」を選書されていたので、それが出てきたのがとても嬉しかったです。 皆さん、本当に読んで。これ。 P.S. この本は、ブクログ20周年記念イベントで応募・当選した図書カードを使用して購入させていただきました。ありがとうございます!!!
5投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「愛とは」という問いに自分の言葉で答えられる人はいるのだろうか。 純愛も偏愛も病的な愛も恋愛も、人それぞれに、もっと言えばその時々に愛はその形を変える。 言葉では言い表せないもの、目には見えないもの、けれどそばにあるもの、それが愛、なのか。 加藤シゲアキが描くさまざまな「愛」。 登場人物たちが少しずつ重なって、一つの出来事をそれぞれの目から見て語って、「愛」についての物語が作り上げられていく。切なくなったり、ほのぼのしたり、目頭が熱くなったり、そういう群像劇なのかと思いきや!思いもよらない嵐が待っていた。 「愛するということ」に答えは求めない。空に解き放たれた問いが拡散し私たちを包み込む。 加藤シゲアキが立つ新しい地平線。次はどんな問いを放つのか。目が離せない。
4投稿日: 2025.02.26
