
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
海老饅頭の味が変わったことに気付き、それを政治面で解決出来るマツリカの優秀さ。そして、その小さいマツリカがいずれ背負うかもしれない大きな重責を思って心痛めるハルカゼ。これからの二人の交流をもっと読んでいたいと思いました。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログマツリカの始まりのお話。 とても楽しく読めた。 作者の難しい単語選びに感心しながら、これがこれからこうなって、と想像していく楽しみにあふれた本だった。 最後の世界情勢の会議は、それこそ「机上の論争」でちょっと詰め込みすぎというか、じっくり書いてほしかったかな。
0投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ感想 今回は祖父のタイキが生きていて、マツリカが小さい頃の話。特段の出来事はなかった。 あらすじ マツリカがまだ6-7歳の頃の話。宗主国の一ノ谷の財政難で属国が独立するかもしれないという緊張の時代であった。祖父は、図書館の主人として国政のために忙しく働いていた。 ハルカゼは司書として図書館に勤め、一方で元老院議員の間者の役割も担っていた。祖父のタイキは、第三次同盟市戦争を止めるのに奔走していた。祖父はもう一つの大国の二ザマに乗り込み、戦争の芽をつむも禍根を残す。タイキの行動には、暴動で失った娘への弔いがあった。 マツリカは、海老饅頭を食べるために海老を貿易で仕入れられるように動いていた。タイキは戦争の芽がなくなったことにより引退を決める。
22投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館の魔女の新刊が出てたから、新刊の前に読もうと図書館から借りた。 6、7才のマツリカが怖いほど賢い、と同時に年相応の『見て。褒めて。』を自己完結している姿がかわいいけど切ない。タイキ様付き合ってやってくれ。忙しすぎてできないんだろうか。それとも何ら裏や思いがあるのか。過去の話にマツリカが出てこなかったのも伏線かとビクビクしてしまう。 なぜ海老饅頭は不味くなったのか、どうしたら元の美味しい海老饅頭になるのか。第三次同盟市戦争回避のためのタイキ側の動きと同様に、マツリカ側の海老饅頭改善ミッションが動く。微笑ましいけど、実は国のために重要な方策になっている。一箇所に依存しない塩や輸送ルートの確保の話とか。最近、現実でも聞いたな、石油や半導体確保とかで。 海老饅頭もやっぱりタイキ様のためだったのが切ないな。 それはそれとして、肉饅頭や海老饅頭が美味しそう。食べたい。 頭のいい人たちがもぐもぐしながら、真剣に話をするシーンが好き。
0投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログなんせあまりにも前作を読んでから時間がたっていて、正直世界観が思い出せないまま読み進める笑 芝海老のパートはおもしろかったけど、芝海老とかおやきとか、もろにこっちの名称が使われているのに少し引き戻されてしまうところがあった。 とはいえ、シリーズ再開?を喜びたい。
0投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ図書館の魔女の前日譚 『第三次同盟市戦争が起こらなかった理由』、『嘘偽りアリの海老饅頭』が大きな主題なのだろう。 しかし、それよりも『タイキとマツリカの往復伝書』が私には深く刺さった。 マツリカの深謀の間に垣間見える、本心や拙さ。 政治の思惑の狭間で揺れるハルカゼの感傷。 タイキから語られる過去から察せられる、マツリカが童心を忘れてしまった理由。 それぞれ思案を寄せると、感傷に思わず胸がつまる。 子供でいられる時間がなかったマツリカにとって、暇がなかったからこそ、本当は縋りたいものが見える瞬間は特に切ない。 論理的で目端の利くマツリカにとって意味の無い情緒は難問だけれど、それを逆に理解して説明してるハルカゼとの最後のやり取りがとても印象的でした。
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログこれ読んだら、シリーズを全部を読み返したくなる(^o^;)政治も軍事も大事だけれど、海老饅頭が美味しい事が一番大切!!(≧∇≦)b
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ言葉の圧に抵抗しながら 普段は使はない言葉 漢字 読めないものが多多々ある 漢字って それひとつで 状況 感情 が伝わる 納得する場面が多かった 事柄の説明も 塩作り 笹枝の枝条架から天日採塩のくだりは 最近知ったことだったので 正確で 目に浮かんだ 先に続編を読んでしまっていたので パズルは嵌ったが 順番によみたかった
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50390091 他校地の本の取り寄せも可能です
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ呪いとは。信じるとは。 マツリカやタイキ、ヒヨコやロワン、キリヒトといった錚々たる登場人物が出てくるもの二国を巡るゴチャゴチャっとした政治小話。 実は大戦争が起こらなかった、”起こらなかったことであるから、いつ起こらなかったか、どのように起こらなかったのか、そのように問うても答えはない”という起こらないことの裏の詳細を細かに練り上げた物語。 1番おもしろかったのはキリヒトがミツクビに叩きつけてきた書簡とその解説部分。そこには、呪いという怪奇的なものが、実に心理的な駆け引きをもって科学的に行われるとするならこういうことなのだとハッとする。 また、信じているとはどういうことかをマツリカとタイキが問答する場面がおもしろい。トマサコという人物が二ザマから引き抜かれた丘老師と一同に会し話すこと避けているとマツリカが気づき、話し方の中で名詞の複数形単数形の受け方といった母語以外を学んだ際の過剰訂正といった使い方の誤りについて細かな気づきを指摘する。そして、トマサコが丘老師と同じ二ザマの出身であること、丘老師の言の裏を取る目的で居るが、丘老師への信頼とは別であることが話題となる。では、高い塔は疑うことを仕事としているのか、とマリツカが問う。このような、人や団体に対する信頼性は私たちの日常生活でもよく遭遇するので、ふと身近な関係におとしこんで考えることになる。 他のレビューをみて、これがエピソード0の位置づけだったとようやく気づいた。前作を読んでから時間が経ちすぎていた。なるほど。それは、この時点で才の片鱗をみせている末恐ろしさと幼い心の動きが見られたのはとても面白い一冊だった。
0投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログシリーズ、前日譚が出た! まだ幼いマツリカ様と 図書館に来て日が浅いハルカゼの物語。 図書館は祖父タイキが辣腕を震っている時代。 世界はニザマの策略もあって 一触即発で戦争になりそうな空気の中 皆が各国に情報を求めて散り 日夜会議を開いては対処法を考えている。 一方、知識の吸収のため、幼いながら 図書館の蔵書を次々と読破するマツリカ。 差し入れられた饅頭の味が違うと指摘したところ 仕入れ先まで遡って原因を考えることに。 それが実は、戦争回避にも一役買うらしく…。 小さな謎が大きな謎につながっていく。 相変わらずのリーダビリティーでした。
1投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログオススメで紹介されていたので、気になり手に取りました。 辞書片手に読むほど、私にとっては挑戦でした。読めない漢字と単語 意味もわからない言葉も多く、時間がかかりました。 図書館にて貸出延長してこれ以上は・・・ハイ!返します!笑 内容的にも私にとっては挑戦?! ハルカゼに会ってみたいな。
36投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
電子書籍の方で登録しちゃってたので、こちらで改めて。 突然の発表に驚き、書籍で読みたいと発売を首を長くして待ち望んでいた作品がついに発売されたので、勇んで購入し、一気に読み終わりました。 タイトルが示すように、「図書館の魔女」こと高い塔のマツリカ様の幼少期に起こった、「起こらなかった第三次同盟市戦争」の顛末を描きつつ、その裏で起こっていた「マツリカ様エピソード・ゼロ」を紹介する、といった感じのお話。 この作者に一生付いていこうと思わせてくれた、流麗な文章は健在で、「文字を追う」という行為をここまで気持ちよく感じさせてくれるのはこの著者ならでは。言葉の連なりから生み出されるリズムがひたすらに心地よいです。かつて村上春樹が、エッセイだったかで「文章に必要なものはリズムとビート」的なことを書いていましたが、高田大介氏の文章は、まさにこれを具現化したものだと思います。 本書の主題となっている「起こらなかった第三次同盟市戦争」は、かなり薄味に感じました。それはたぶん、この分は「おまけ」だからだったからか、と最後まで読み終わって嘆息しているところです。 読み手の勝手な受取として、本書は、最後にタイキからハルカゼに語られる、マツリカの両親に起こってしまった痛ましい事件と、タイキの「怒り」。そして、それを受けて紡がれた、ハルカゼとマツリカによるラストシーン。ここを書くために、「起こらなかった第三次同盟市戦争」の顛末が「おまけ」として書かれたんだ、と自分は受け取りました。 そして、自分はタイキの「怒り」と全く同じものを、全く同じ認識のもと「恐怖」の対象として捉えているので、一言一句に頷き、そう、そうだよね、と共感しながら読みました。 続くマツリカ様のエピソードを読んで、「現キリヒト」との出会いが、どれほどの救いになったんだろうか、と、改めて涙がこぼれ、もともと大好きなハルカゼが、さらに好きになりました。 この世界を、いつまでも読んでいたいと改めて感じさせてくれる作品でした。霆ける塔、お待ちしております。
2投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログおもしろかった 少し内容が難しく感じられたが楽しく読めた。 登場人物たちの時折見せる深い優しさに思わず感動した。
9投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
暴動 とは、多数の市民・民衆が集合的に暴行・脅迫・破壊などの暴力的な活動を行うこと。 たぶん著者の言いたいことは全体主義の怖さと理不尽への怒り=気安くあるいは安易に暴力に訴える・加わってはいけない。 何のための暴動か?目的に対し、暴動という手段は違うということ。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ図書館の魔女、エピソード0。 マツリカがまだ幼く、先代タイキの時代のお話。 起こらなかった第三次同盟市戦争の舞台裏、ニザマとの確執の原点、そしてタイキや先代のキリヒトの様子を知ることができます。 戦争を止めたタイキの原動力となった「怒り」、そして、マツリカの心の内がふと垣間見えるエピソードに、胸が切なくなりました。 本編では絡みのない、タイキとマツリカ。口は悪いけど、マツリカはタイキを思っているんだなと微笑ましく思う場面がありました。そして本編でも度々感じる、才能と立場で年相応の子供らしくいられないマツリカの悲しさを、ここでも感じました。 「図書館の魔女」の世界へ、より理解が深まる作品。読んで良かったです。
6投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ続編が出ていたので(時系列としては、『図書館の魔女』の前になるでしょう)読みました。 マツリカが、「言葉を尽くせば、もっとできることがあったのではないか」と慟哭したその原型が、ここに在ったことが解ります。シリーズを読んでいる人には、もれなく落涙必至。 (あぁもう、また1巻目から読み直さなきゃじゃん!)
0投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ図書館の魔女のはじまりの物語。図書館に多くの人々がやってきてはどこかに出て行った。各地との連絡や間諜を仕事とする人たちだ。今までに無くそれが頻繁に起きた。一の谷に対抗する出来事が起ようとしていた。記録に残されなかった「第三次同盟市戦争」が起きたかも知れないのだ。図書館の番人のタイキはそれに対処し、孫娘のマツリカは海老饅頭の味が落ちたことに疑問を持ちその理由を探す…。マツリカの幼少期のできごとと声の失われた秘密。
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ図書館の魔女の前日譚。まだ図書館の番人はマツリカの祖父タイキだし、マツリカとハルカゼが出会って間もない頃のぎこちないやりとりがあり、なるほど、こんな事情があってニザマとの間に確執があったりしたのかとか、色々とわかって楽しいのだけれど、政治的な部分がちょっと多すぎて疲れるのが難点。
1投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ高い塔の魔法使い、図書館の番人タイキの綿密な情報操作戦のおかげで起こらなかった戦争の顛末と孫のマツリカと送り込まれていた諜報員ハルカゼの交流。マツリカの子どもながら卓越した知識とその資質がすごい。
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ図書館の魔女シリーズエピソード0。幼少期のマツリカは既にマツリカで微笑ましかったし、齡6歳くらいでもうこれだけの策を練れるのかと舌を巻く。あとタイキの怒りがこちらまで伝わってきて言葉を失う。もう少し深掘りした話が知りたくなる。
4投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ難解な単語の洪水なのに、読みやすい。うっかり読み出すのは危ない。後に用事がある時はやめた方がいい。『図書館の魔女』のシリーズはどれもそうだけれども、この「高い塔の童心」は特にその傾向が強いと感じた。 読むのをやめたい、と思う瞬間が一度もない。それどころか、いつまでもこの「世界」にひたっていたいと思ってしまう。この魅力はどこからくるのだろう。 ひとつは「余韻」。読み終わった後に残るものかな。 主軸は「起こらなかった第三次同盟市戦争」の話だけれども、そこに当たる照明のシルエットとして映し出されるのが、「童心」の持ち主マツリカ。そしてマツリカに寄り添おうとするハルカゼ。 というか、ハルカゼの葛藤から決心に至る道程が語られる。そしてハルカゼはマツリカの奥底にある「童心」に辿り着く。 この「童心」は、この後のマツリカの「活躍」を読んでいる者には殊更に響く。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ図書館の魔女シリーズの久しぶりの続編に感謝しながら読みました。シリーズ読んでいなくても大丈夫ですが、以前の登場人物が多く出てきてにやりとできるので、最初から読んだ方が良いです。キリヒトとマツリカの話ではなく、副題にあるように、マツリカの6,7歳ごろ、図書館が暗躍して戦争を起こさなかった話です。 タイキ(前の図書館長、マツリカの祖父)や家刀自(料理長のような)イソキ、耳が聞こえないマツリカと同じ年頃の侍女見習いイラム、そして勤め始めたばかりのハルカゼが主な登場人物。マツリカが声を失くしたその昔に何が起こったかがわかります。あとは先代キリヒトの活躍も少し。 このシリーズは話も面白いのですが、普段使わない語彙が流れるように組まれて文章となっているのを読むのが脳内刺激も甚だしく楽しいです。『寝穢(いぎたな)く寝坊を決め込むのが常だったが』←鬼滅の最終回で初めて見た単語だ!とか、『遥か頭上の穹窿の頂点を』『作滝(さくろう)の水音が絶えず囁(つつ)めいていた』etc.......。あっ、あとなぜそうなっていったのか、という政治的な流れが半端なく重厚かつ知的です。小説って一回読むとあまり読み返そうと思わないんだけど、このシリーズは内容を思い出すため以外の理由で何度も読みたくなる本です。 文章は難しめですが、中学校以上。
1投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログマツリカの幼いころの話。図書館の魔女シリーズのエピソード0。 大きな戦争を起こさないように未然に防ぐために、こんなにもたくさんの人が裏で立ち回っているんだ、、、と気づかされた。 ちょっとした異変からたくさんの事に気づいて対処できるマツリカはさすがだった。 図書館の魔女シリーズは後半読めてないから、改めて読んだらこの作品ももっと楽しめたのかな。 むしろこれを読んだからこそ、本編がもっと楽しくなるかもしれない!と思って、読めてない3巻4巻読みたいと思う!
7投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「図書館の魔女」マツリカが、まだ六、七歳の童女だった頃、マツリカの祖父タイキが「高い塔の魔法使い」と呼ばれていた頃の物語。 東大陸の多様な同盟都市諸州を束ねる一ノ谷は、海を隔てた西大陸の潜在的敵国・二ザマとの睨み合いを常に抱えつつ、自治を求める市民軍の反乱、内政の対立等による「第三次同盟市戦争」勃発の危機にあった。 幼いマツリカを見守る立場に置かれた、新任の司書ハルカゼの視点から描かれる「起こらなかった戦争」の裏側。 タイキとマツリカの、恐るべき知識と洞察で繰り広げられる物語の最終盤に、タイキの怒りと、マツリカの置き忘れられた童心についてのエピソードが、少なすぎるほどの描写で語られる。 幼い孫娘に、ただの祖父として接する言葉を失ったかのようなタイキ、言葉を発することができなくなったマツリカの受けた衝撃を思い、読んでいるこちらも喉元を締め付けられるようだった。 前日譚を読むと、また本編を読み返したくもなるが…初読の頃より体力が衰えてしまっているので、読めるかどうか。 それより、他に未読の本が待っているというのもあるけれど。 そして、ファンとしては、先行の3冊に比べて装丁が安っぽくて残念。手にとって愛でたい、シリーズで並べたいファンの心がわかんないかなぁ…
2投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ手元にあるひとつの小さな海老饅頭。これが大きな地政学の理解に繋がるとは。 ミクロからマクロへ、同じような事象が世界を作っているのだと分かっていてもこんな風に鮮やかに描かれるともうため息しかでない。 以前読んだ『砂糖の世界史』でも思ったけど、教科書で習ってきたことに人の暮らしが見えるとその景色が色づき始めるのよね。 さてマツリカ。「あの」マツリカの奥底にある深い泉をのぞかせてもらって(マツリカが登場するページは決して多くないのに)いたく得心した一篇となりました。もう一度シリーズを再読せねば!そう決心して本を閉じました。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ良すぎた。最新刊が読めるって最高。 番外編のような立ち位置だと言われていただけに、少しタッチが違った。やはり子どもの心を表すためだろうか、意識的に優しい言葉が使われているような気がした。 にしても、まさかこうくるとは思わなかった。奪われたものと、新しく得たもの。そして、奪われたと思っていたけれどもなくしきっていなかったもの。それらの寂しさと悲しさがよく現れていた。最後の方は泣いてしまった。
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログ相変わらず、地政学、言語学、軍事経済まで、人の営為に対する高い解像度でもって、芝海老饅頭から国家間の暗闘までを理路整然とつなげて語る力量に脱帽。
0投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ終盤で語られるマツリカの祖父タイキの胸中に色々考えることがあった。衆愚になるな、ということか。情と理のバランス。理を尊ぶこと。
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ25/04/14読了 待望の新刊。後半1/3で畳み掛けてくる、マツリカの策とハルカゼの思いとタイキの怒りがよかった。前半は少し期待外れな進みでこのままいくのかと不安になったけど、杞憂に終わってよかった。
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後の「図書館の魔女」となるマツリカの幼い頃の一ノ谷での記録。エピソード0。 「図書館の魔女」を読んでからだいぶ経ってしまったけれどあの時の感動が忘れられずにいた。幼いマツリカはやはりただ者ではなく図書館の塔で知識の積み重ねのみならず、他国との交易にも関わっていた。子どもながら、幅広い視野にも驚くけれど後の対ニザマとの諍いや海上貿易とかにも繋がるんだろうなとも想像を巡らせる。 その生い立ちにも触れてあり、身元引受人の祖父とのやり取り(らしさ)にも切ない気持ちを抱いてしまう。 前の本は番外編も二回は読んだけれどまた読み返したくなった。
11投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ使われる言葉が難しく、理知的な内容で、頭のいい人の文章。 新作は嬉しいが、過去話ではなく、続きを出してくれ…
0投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
待望の「図書館の魔女」第3作である。 と言っても第3部ではない。“エピソード・ゼロ”なのだ。 項数が222ページと、これまでのシリーズ作品に比して少なめであることを知って、え? と思ってしまったが、心配する必要はなかった。 これは紛れもなく、私が待ち望んでいた「図書館の魔女・はじまりの物語」だった。 ちょっとクセのある多彩で味わい深い登場人物たち。反乱の予兆に緊迫の度合いを増す国際情勢。 海峡地域同盟市構想の盟主たる一ノ谷で「図書館の魔法使い」と呼び慣らわされる老タイキは、いかにして流血の戦乱から世界を救ったのか。 本作は、そんな“起こらなかった歴史”を、その内側から描いた物語である。 そして、その最中において、まだ幼いわずか6〜7歳の、言葉を指先でしか語ることのできない童女が鳳雛の才を示す―― デビュー作でありながら読書子を瞠目せしめた第一作からすでに11年半、そのスピンオフとも思える第二作文庫版から数えても8年が過ぎており、もういいかげん諦めかけていた。 途中、まったくの別作品である「まほり」は発表されていたので作家活動を続けていることは確認できたがあまりにも寡作であり、海外在住のためもあって消息がわかりにくかったのだ。 このたび本作の刊行予定を目にし、欣喜雀躍して飛びついてしまった次第だ。 「図書館の魔女」シリーズ作品ではあるが、本作の主人公はマツリカの祖父タイキと先代キリヒトなのかもしれない。 マツリカを中心にして読めば、国家の政をつかさどる重鎮らに対して彼女が初めてその影響力を示したエピソードであり、その内容からすれば“小品”にも思えてしまうからだ。 その発端が“海老饅頭が不味かったこと”だったり、策略を巡らせた場所が文字どおり老タイキの“机下”だったりしたのは、著者のちょっとしたジョークだろう。 本作を“エピソード・ゼロ”と言い表わしたが、マツリカが声を失うこととなった事件の詳細は、未だ語られてはいない。 それは、マツリカが人として成長を遂げ、信頼を分かち合うことができた者にのみ語られるべきものなのかもしれない。 8年来の渇きはひとまず癒やされたが、正統続編は今しばらく待たねばならない。 第二作文庫版の帯にあった近刊予告「霆ける塔」も、今度こそ本当に上梓されるとのこと。 首が長く伸びてしまわないことを期待したいと思う。
1投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ歴史小説のような格調高い文体に圧倒されながら読んだ。 スマホ片手に読まないと、知らない単語が多すぎる…。 「起こらなかった出来事」=歴史や記録には残らない。だから、そんな可能性があったことさえ、人々の記憶には残らない。 だけど、「起こらなかった」理由の裏には、多くの人たちの努力と知恵が働いているということを気付かされた。 本書の中で起こらなかったのは、大きな戦争。 現実でも、今こうして日本で平和な日々が送れているのは、誰かの多大な労力によってもたらされたものかもしれない。 「平凡な毎日が幸せ」とはよく聞くが、その裏で工作されているかもしれない大仕事を、この小説で目の当たりにした。 「図書館の魔女」シリーズの前日譚ということで、私はこれを最初に読んでしまったが、ここで登場した人たちが、本編でどんな活躍をするのか、シリーズを読破してみたくなった。
7投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ恐ろしいわ! はい、ここにきての前日譚です いやいや大ちゃんよ わいらが読みたいのはマツリカ様とキリヒトの物語なんよ いらんねん 前日譚なんかいらんねん とんでもなく面白かったけどな!(じゃあ、いいじゃん) はい、通好みのファンタジー『図書館の魔女』、待ちに待った新作はなんと前日譚ですよ! それにしてもエグい 最後の8ページがマジでエグい そしてこのエグさにちゃんと気付けるわい偉い 何がエグいのか? うん、『図書館の魔女』の世界観とかお決まりのあの感じとかはここでは説明しません(なぜなら、めんどくさいから) でね、まぁそいうのに紛れ込ませて、物語の中で自然に、「前日譚を描く理由」ってのが語られてるのよ この言葉を操る感じがもう、魔法的なのよ 『図書館の魔女』なのよ! いやー、凄いの読んだわ 満足感高し!
66投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ胸が...苦しすぎる... 読み終わった後のこのタイトル...なんやこれ... ボリューム薄なので手は伸ばしやすいかもしれないけど、「本編未読の方もエピソード0からどうぞ!」的な売り出し方には個人的に100%反対。 絶対本編から読むべき。 でないと、本編で物語が一気に面白くなる文庫本2巻のあの場面の驚きが半減どころか3/4減になる。 そしてこのエピソード0の持つ威力も半減する。 この本自体に本編や続編のようなワクワクドキドキ感があるわけじゃなくて、問題解決も淡々と進むし、「ふむふむ分からん」と思って読み進めていくだけで、面白みはあんまりない。 高田大介を読み慣れてない人にとっては苦行でしかないと思う。 本編や続編のような展開の妙よりも、前日譚として登場人物(マツリカ、ハルカゼ、タイキ、ヒヨコ等)を描き、本編に深みを出すことに重きを置いた作品であるため、星5は付けにくい。 でも、心臓をギュッと掴まれるラスト30ページのせいで低評価は付けられない。 端的に言うと、面白みはあんまりないけど前日譚としては100点。 最後に、本編にも言えることながら、作中に出てくる食べ物の描写があまりにも上手すぎる。 おかげで確実に今日のランチは海老です。 高田大介はグルメ番組で食レポしろ。
2投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログずっと待ってたよ〜何年振り? だいたい図書館内での政治劇だが語学ネタもちゃんとある。マツリカって子供の頃から変わっていないな。 食物に対する執念と行動力と祖父に対するツンデレがすごい。
0投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ何も起こらなかったことのために為されたこと。 図書館自体が物語の中心を据える前日談。その役割と手法が詳細に描かれ、本編へと繋がる種を蒔く。 幼き日のマツリカ様に出会えたことを喜び、タイトルに秘められたものを想う。 嗚呼、本編を読み返したい!
2投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱりよかった。 まさにエピソード0。 主要人物がどんどん現れ、まさかの登場とか驚いた。 タイキのリーダーとしての凄まじさ、ハルカゼに語った話、マツリカの人を動かす賢さ、ハルカゼがマツリカに感じたこととそれによる愛しみ深さ、全て何度も感じたい。
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ実に10年振りの新作! マツリカの先代タイキがメインの話。 今回も解決までの展開が見事!! そして難解な言葉が多発するところも健在。 これに挫折してしまう人もいるのだろうけど、読めば読むほど深みが出る素晴らしいシリーズ。 前作を読み直さないと!
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ待ちに待ったシリーズ新作。『もう読めないのかも…』とも思っていただけに、喜びもひとしお。ただでさえ寡作なうえ、前作が個人的に好きなものではなかっただけに、本シリーズに対する渇望たるや…。とはいえ、本作はエピソード0的な内容で、純粋な意味での続編は、やっぱりおあずけ。でも、今年中にって話もどこかで目にしたので、大きな期待を持って待ちたい。もちろん、本作も素晴らしく、特にマツリカの胸に奥に秘められた親子交流への想いなんかは、かなりグッときました。
0投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログG 2025.2.26 マツリカ幼少期のお話。 ハルカゼが図書館に来て数ヶ月。 起こらなかった第三次同盟市戦争がいかにして起こらなかったというお話。 そしてマツリカの両親のこと。 童心を失ったかのようなマツリカの孤独が胸に迫る。でも、それを見守るハルカゼの想いに救われる。それに成長したマツリカは人を信じることをちゃんと知っているから。
0投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログご幼少のマツリカ様はたいそうかわいらしく、わたくしの心臓が破裂するかとおもいました。どうしてくれるんですか!(八つ当たりを少々 ふむふむ、マツリカ様とタイキ様の思い出の小噺かしら?と読んでいたら、もちろん高田大介さんがそんなぬるいお話を書くわけもなく… 高い塔の童心 この副題の意味を知ってしまったわたしは、どうしたらいいんですかね!!??ハンカチ噛みちぎりそうだし、マツリカさまをぎゅうぎゅう抱きしめたいし、この時のあれが本編のあれに…!とあれこれ繋がって床をバンバン叩いて近所迷惑です?(落ち着け キリヒトは挨拶をしない。 久しぶりにこの文句を目にしてまたもやハートが痺れたね。どのキリヒトも挨拶しない!すごい!残酷!!おかげで後のキリヒトがあんなことに!!(ゼーハー 幼きマツリカ様に言えることがあるならば、大丈夫。貴女はちゃんと人を信じることができるようになるし、大切にすることもできるよおおおお!すきいいいい! 海老饅頭はわたしも食べたいです。
3投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ図書館の魔女シリーズ最新作なんと10年ぶりとのこと、初めて読むのにエピソード0とのことなのですんなり物語に入っていけました。巧みなストーリー展開に満足でした。前作を読んで見たくなりました。大人のファンタジーに酔いしれて下さい。
12投稿日: 2025.02.17
