
総合評価
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powered by ブクログ「陰謀論」、「陰謀論者」とうい言葉がいつの間にか一般的にも広く浸透しており、しかしながら陰謀論についてどう捉えるべきか迷っていたところで手に取った一冊。 【本書から感じた特徴】 ・サイバーセキュリティやインテリジェンスに関する国内では高度な有識者3名の共著であり、それなりに確からしいと言える解説書となっている ・陰謀論についての各種定義を紐解き、陰謀論の矮小化を避けている(陰謀論を単なるオカルティズムや奇妙なものという捉え方をしない) ・対策の方法論として事実の発信強化、ファクトチェック、公共の教育などを挙げているが、これに加えて、陰謀論が拡散する土壌を抑えること(社会的不安、経済的不安など、民衆が不確実性、不安感を感じる環境を抑えること)についても言及している。 ・陰謀論そのものを否定したいわけではなく、他国からの干渉や情報操作を防ぐことを目的としている。 【感想】 陰謀論や認知戦を考えるために必要な要素が、比較的簡潔に整理されていると感じた。(以下の内容など) ・陰謀論の定義の仕方としては認識的権威(学者、裁判所、議会)の示す認識と矛盾し、原因を陰謀とする説を陰謀論と捉えながら本書では陰謀論の事例などを多数挙げられている。 ・各国の陰謀論の事例や、国内の発信者と海外機関の連携/共鳴による陰謀論の発信など。 ・情報戦、サイバー戦、認知戦などの区分、分類の解説。 ・人の認知処理フローや、陰謀論を信じやすい脳の状態についてなど。 一部の人からは挙げられた事例を陰謀論と扱うことに抵抗感を感じる事例もあるかもしれない。 陰謀論自体が悪いというわけではなく、思想の自由や言論空間の多様性は守るべきということは筆者も記載していたし、とても共感した。 そもそも、SNSというサイバー空間での陰謀論だけが認知戦でもなく、古来から嘘やディスインフレーションの流布というのはあらゆる手段にて行われていたとも思う。 認識的権威自体にアプローチする手法もあっただろう。(このほうが陰謀論より怖い) またSNS以外のメディアも必ずしも完全な真実を公開しているのかも不確かさがある。 テレビなど、特にニュースなのかなんなのか分からない情報ばかりの発信が一日の大半を占めている。 陰謀論自体は対策を講じるために注意深く検討をする必要があるが、国家を守るために大切なことは、本書でも記載のとおり、「他国からの干渉や情報操作を防ぎ、我々自身で意思決定する環境を取り戻す」ことをベースに考えることである。 陰謀論又は陰謀論らしきものの完全排除は不可能だし、むしろやるべきでもない。 他国などからの意図的な戦略としての干渉を排除することを軸に検討をしていくべきだ。
6投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログメモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1963735940427661783?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ2025/07/20:読了 過去「太田 龍」を代表とするような時代の陰謀論的な言説は、”は虫類人”、”宇宙人”などとセットで語られており、ユダヤや国際資本のコントロールなどとは別なツッコミどころ満載な本が多かった。そういう時代に語られたユダヤ・国際資本に関係する陰謀論的な情報は、そもそも荒唐無稽な情報の中の一つであり、マジメな言論空間で否定する必要のないものだった。 この本の183ページ~194ページでは、山本太郎、馬渕睦夫、副島隆彦らが、ロシアのウクライナ侵攻において「ロシア寄りであったり、DSがバックにいる」等の代表的な陰謀論的な言説を行っている人物として紹介している。 副島、馬渕の本はよく読んでいるが、現状分析の1つの捉え方としては優れており、それを陰謀論として紹介するのは妥当であるとは個人的には思わない。いろいろな見方・考え方のなかの1つの選択肢として扱うべき情報。 この本の認知戦・地政学的な考え方は参考になったが、そのような情報戦を学術的に研究している人が、「副島さん、馬渕さん」の言説を陰謀として切って捨てなければならないような時代になったんだなぁ、がこの本の主な感想だった。 『は虫類人のような荒唐無稽な世界の陰謀論』から、『”陰謀論で言われているような認知戦をかけている海外勢力側の管理するロンドンやアメリカの大学を出た、ディープステートの国内受け皿のような経歴の持ち主達”が批判しなければならないような陰謀論』に変化したんだなぁ。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ普段あまり触れることがない話題だったためかなり難解で読みにくかったが、ここで解説されている陰謀論、認知戦、他国の干渉による国民の行動の操作など、決して誇張ではない現実の脅威を深く認識させられた。 『情報戦や認知戦は、平時から始まっている。 そして、我々一人ひとりが攻撃対象となる認知 戦においては、インターネットに接続し得るす べての人間がその戦場に立っている (p.220)』 このような自覚の元で、情報ソースやファクトチェック情報を確かめるリテラシーを養い、不明確な情報を拡散しない、誤って拡散してしまったら速やかに削除訂正をするというのは、各人に課せられた責務だと思う。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ「情報戦や認知戦は、平時から始まっている 」あとがきより。 「陰謀論」は昔のように楽しむものではなく、中露が武器化しているナラティブであり、指先一つのクリックで、自国の体制を弱体化させてしまう恐ろしい入口であると認識を新たにした。 ああ、昔のようにネタとして楽しんでいる場合ではないのである。もはや、安全保障の専門家が取り扱わねばならないテーマなのである<陰謀論
0投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログ情報の誤りの種類 - ミスインフォメーション(Mis-information): 意図せずに誤った情報が広がること。 - デマ(Disinformation): 意図的に誤った情報が広められること。 - マルインフォメーション(Mal-information): 正しい情報を元にしているが、文脈を無視した形で広められること。 認知に対する影響 - 認知バイアス: 情報を受け取る際の個人の偏見や先入観が、誤った情報の受け入れを助長する。 - 社会的影響: デマが広がることで、集団の意見や行動が変化し、社会的な問題を引き起こす可能性がある。 対策と予防 - 心理的接種(Psychological inoculation): 誤った情報に対する耐性を高めるための教育やトレーニングが効果的であることが示唆されている。 - メディアリテラシー: 情報を批判的に評価し、デマに騙されないためのスキルを育成することが重要。 ケーススタディ - 政治的影響: 過去の選挙や政治的事件でのデマの影響を分析し、社会的な結果を考察。 - 健康危機: パンデミック時における誤情報の拡散が、公共の健康にどのような影響を与えたかの具体例。 結論 - 情報の誤りは、個人の行動や社会全体に深刻な影響を及ぼす可能性があり、これを防ぐための教育や対策が必要であると強調されています。
0投稿日: 2025.02.13
