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国を蹴った男 下
国を蹴った男 下
幾花にいろ、伊東潤/秋田書店
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    武田と徳川に攻められて妻の実家の北条を頼り、 北条が代替わりして武田と組めば旧臣の徳川を頼る氏真。 その流れで氏真は信長に蹴鞠を披露することになるが、 氏真に付き従っていた毬職人の五助は妻子を人質にとられ、 氏真もろとも信長を暗殺するよう命じられる ・・・というお話。 氏真さんは持って生まれた才能が時代や立場にそぐわなかったけど、 何だかんだ家康が面倒みてくれたし、 政略結婚で嫁いできた早川殿との夫婦仲は良かったし、 現代人の感覚で見れば最終的に悪い人生じゃなかったと思うんですよね。 全て達観したような辞世の句がすごく良い。

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    投稿日: 2025.04.02