不本意ながら皇帝の妃として後宮で過ごしている鈴花。嫉妬や思惑だらけで不穏な雰囲気が漂う後宮の中で、謎に挑んでいくのが楽しい。一匹狼な感じの雰囲気があるのに、少しずつ「ファン」を増やしていくのも。助手として皇帝に送り込まれた焔に警戒してばかりだった鈴花だけど、一緒に過ごすうちにそれが変わっていくのも楽しくなる。自分の立場や役目に縛られて、自分の気持ちに気がつくことができない鈴花はもどかしかったけれど、それでも前を向いて進んでいくのを見られるのは嬉しかった。