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人生が変わるゲームのつくりかた ――いいルールってどんなもの?
人生が変わるゲームのつくりかた ――いいルールってどんなもの?
米光一成/筑摩書房
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総合評価

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    著者は『ぷよぷよ』や『はぁって言うゲーム』を作った人!人気ゲームの開発者です。ゲーム作りのステップを伝授しながらゲームって何?なんでおもしろい?を解明します。「場を楽しくするルール」を生み出すことができれば、日々のくらしや人生を楽しくすることができます。

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    投稿日: 2025.06.20
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    ゲームの作り方だけでなく、心構えについての教えがとても面白かった。好き勝手アドバイスや意見を出してくる人はいるが、そういう人に対しての返事の仕方とか。地味だけどとても大事な事だと思う。

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    投稿日: 2025.02.15
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    2025/02/12 p51 自分マトリクスゲームをやってみよう ペンとストップウォッチを用意し、自分の興味あるものや関心があることを5分以内に44個描く。コツは思いついたらなんでも描き込むこと。なにかを思いついたらもっと具体的にできないか考える。(映画→SF、トトロ)カッコ悪くても、だめなものでも描いていく。 自分マトリクスにはアイデアの種がたくさん詰まっている。毎日やってみる。毎日やるときは前回のものは見ずにやるとよい。 p58 好きなものをコンセプトにする→自分マトリクスゲーム→その中からキーワードを探す→勝利条件をきめる→モチーフからアクションをきめる→相撲マトリクスをかく(テーマを軸に書き出す。相撲で連想する言葉) p68 大切なのは自分から出発すること。自分が興味を持っていたり、自分が好きだったりすることからはじめる p77 ゲームは大きく分けて、2種類の楽しさが含まれている。 瞬間的な楽しさ(カードをめくる、サイコロを振るなど原始的な楽しさ) 文脈のある楽しさ(逆転するために我慢、かけひきなど) p120 ゲームのアイデアを出すコツは、いつだって「たのしくできないかな」と考えることです。つまらないことがあったり、楽しくない場があったら、「これってどうにか楽しくできないかな」と考えます。そして、ルールをちょっとだけ変更してみます

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    投稿日: 2025.02.12
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    【目次】 第1章 そもそも、ゲームってなに? column『はぁって言うゲーム』を遊んでみよう 第2章 ゲームはなんでおもしろいのだろう? column ゲームズマンシップってなに? 第3章 ゲームづくりの5つのステップ 第4章「好き」からゲームをつくってみよう 第5章 汚くつくってやりなおせ 第6章 ルールを改善するともっとおもしろくなる column スタートプレイヤーの決めかた 第7章 すべてをゲームにしてみよう

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    投稿日: 2025.02.09
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    ゲームを作る為の本かと思いきや、生き方についても応用できる本。著者がはぁって言うゲームやぷよぷよなど有名ゲームの作家で非常に頭の切り替え方が柔軟で思考法として参考になる。もちろんカードゲームを自分で作る為の本としても参考になるが、ビジネスパーソンも思考法として是非読んでみるべき

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    投稿日: 2025.01.03
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    中高生向けに分かりやすく書かれているからこそ、ハッとさせられる気づきが多かった。白眉は第7章「すべてをゲームにしてみよう」。いかに自分でルールを作り変えて面白くできるか。「自分マトリクスゲーム」も有効そう。

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    投稿日: 2024.12.28
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    全体的には普通なことを書いてると思いましたが、「頭のよくなるゲーム、学習ゲーム」がおもしろくないのは、役立てようという邪念がゲームの本質を曇らせている、みたいなことを書いていて、そこにすごく共感しました。【2024年11月21日読了】

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    投稿日: 2024.12.25
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    10代のためのノンフィクションシリーズ「ちくまQブックス」ひさびさの新刊(第三期まずは三冊)。 著者は「ぷよぷよ」や「はぁっていうゲーム」などを手がけたゲーム作家。ゲームはゲームでもコンピューターゲームではなく、ここではアナログなカードゲームやボードゲームなどの作り方を、アイデア出しからブラッシュアップの試行錯誤を経た完成までゆっくりステップを追って伝授してくれる。 「ルールにもとづいて遊び、楽しい場を生み出そうとする」のがゲームであるなら、著者も言うようにルールがあるという点では人生・生活のあらゆる場面はゲームに例えられ、みんなで楽しめるゲームを作るというのは自分もみんなも楽しく生きるのに大いに資するというわけで、最後の章で提案されているように、勉強も日常生活もちょっとしたゲーム化(遊び心)でおもしろくなる。そのとき人から押し付けられたものではなく、自分のことをよく観察して自分で考えるというのが案外大事だということも伝わってくる一冊だった。 自分の作ろうとするゲームの原型を赤ちゃんに例えるのはうまいしとてもいいと思ったし、完成したゲームのマニュアル作り指南も具体的でよかった。 巻末の「次の読んでほしい本」はかための学術書やノンフィクションからゲーム紹介本、ゲームをテーマにした小説やマンガまでぎっしり。さらに「次に遊んでほしいボードゲーム」で著者おすすめのゲームもたっぷりあげられている。

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    投稿日: 2024.11.08
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    なるほど、ゲームの作り方。巻末のブックガイドからも分かるように、それなりの数、出版はされているんだろうけど、あえて探しに行かないと、なかなか目にする機会は無い気がする。で、本作。Qブックスにラインナップされることで、学生の時代からゲーム作りに親和性を持たせられるとしたら、それって素敵かも。”ぷよぷよ”、”はぁのゲーム”の作者と言われたら、俄然興味が沸くでしょ。

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    投稿日: 2024.11.07
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    最近、ペットボトルキャップのリサイクル回収の仕事をしている委員会の委員長が、キャップの回収率を上げようと、各クラスで競わせたらどうかという話をしていた。タイトルを見て、それをふと思い出して、勢いで買ってしまった。面白かった。 内容は、『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』などを作ったゲーム作家の著者によるゲームの作り方本。ゲームは、ルールや進め方といったゲーム構造の「システム」、ゲームの世界観となる「モチーフ」、何人でどういった風に遊ぶのか遊び方の「スタイル」からできていて、特に「システム」づくりの部分を5つのステップに分けて解説してくれる。 読めば読むほど、ゲームづくりは、パッとアイデアが沸いてくるセンスより、地道なトライアンドエラーの重なりなのだとよく分かる。プロトタイプを作って、プレイテストをして、ブラッシュアップを繰り返す。色んな人のプレイする様子を観察して、感想をもらい、どこが面白くないのか、どうしたら面白くなるのかを考えることを繰り返す。ゲームを成り立たせている要素を「カードを引く」「手札から出す」「手札は3枚」「人数は四人」……というように分解していき、一つの要素を変えては遊ぶ。想像以上に、その手順は、訓練次第でできそうなシステマティックなもので、面白かった。 もう一つ面白いと思ったのは、最初は「面白くないゲーム」を作って、少しずつ面白くなってくれることを願いながら作るという話。すごいものを作ろうとせずに、「汚く作ってやりなおせ」、少しずつ育てていくという発想は、何事にも大切だなと思う。 ゲームのシステムづくりは、上に書いたようにシステマティックにできるものである。ただ、その出発点になる「コンセプト」は、どうしても自分の中から生み出さなくてはならないものだ。筆者は、コンセプトづくりの一つの手段として、自分を中心に連想した言葉をたくさん書いていくことを紹介している。出発点は、自分の好きなことから。自分の好きなこと、自分の考えていることを理解するところからということである。 加えて、本の終わりは、人生のあらゆることがゲームになるとして話をしめている。勉強に仕事、つまらないことも、「場を楽しくするルール」を足していけば、面白いゲームになる。 冒頭の委員長に紹介してあげたい。

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    投稿日: 2024.10.05