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夏の匂いがする
夏の匂いがする
木爾チレン、岩倉しおり/マイクロマガジン社
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総合評価

15件)
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    学生時代のいちばんの友達、大人になって会わなくなった今もちょっと特別な感情ある。10代女子ってそういうもん。

    3
    投稿日: 2025.09.15
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    毎日暑いですね〜 毎日こう暑くちゃ嫌になっちゃいますね そんなとき、暑い夏にぴったりの表紙の本を見つけました 木爾チレンさんの『夏の匂いがする』です JKがプールに足をつけて涼しそうですね〜 OSの1Qさんも一緒に足をつけて涼しんでみようかな〜 (OSはもちろんおじさんの略ね) あっ!だめか、、、 OSの足はちょっと見苦しいか、、、 すね毛が生えた足は表紙には映えないか、、、 いや、待てよ! 1Qさんの足ならギリいけるか アタシ、意外と足の毛は薄いのよ すねには生えているけど、ふくらはぎには生えてないのよ ツルっとしてキレイなのよ ワンチャンいけるか ま、最近の男の子は毛を剃るのがエチケットなのかな? (知らんけど) OS世代のアタシたちにはわかないですよね〜、ひま師匠、土瓶師匠、ultramanさん (まさか、剃ってませんよね!?) 若い世代のユッキーさんなら剃ってるのかな? 来年の夏も暑かったら、OS世代のみんなでプールに足をつけて涼しみたいですね (想像しただけで気持ちが悪い、、、) 来年のお盆あたりでどーですか? 予定をあけておいてくださいね♡

    54
    投稿日: 2025.08.13
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    最初の「瑠璃色を着ていた」でグッと心掴まれた。若い時の友情と嫉妬とキラキラと。短編なんだけど満足度高かったが、2つ目以降も同性に焦がれるところは同じなのでちょっと残念。

    6
    投稿日: 2025.06.07
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    『植物姉妹』が地味に好きで頭から離れなくて不思議な感覚。あとの話はそんなだけど、逆に『植物姉妹』以外は短いから読みやすいって人もいるかも。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    木爾チレンさんの作品、初めて手にした。 5話の初期作品集。 「それにしでも少女と夏という取り合わせは、なぜこんなにも美しいのだろう。」 随所に見られる瑞々しい表現は、少女たちのリアルな期間限定の美しさのようにも思える。 私もまた自分が制服を着ていた頃を思い出した。 唯一無二の10代の夏はやはり特別だったと思う。 どの作品も形の違う「愛」が溢れた作品だと思った。私は「植物姉妹」が一番好き。 なんとも表現しがたい姉妹関係に惹かれる。 著者は小説の中で少女たちに自分の青春を重ね合わせながら夏の匂いを感じたのだろうか。 なんだか不思議な読了感だった。

    92
    投稿日: 2025.04.08
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    少女の頃の二人の記憶。夏の匂いとともに懐かしさと少し胸がチクチクするような痛みを覚える。友情が全てだったあの時代に何を置いてきたのか。最初の2編「瑠璃色を着ていた」と「植物姉妹」が特に良かった。切なかった。

    0
    投稿日: 2025.03.06
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    短編集5篇 女子の友情や一卵性双生児のような姉妹の愛、そういった瑞々しい感情を、痛々しいほど丁寧に描いていて心に響いてきた。

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    デビュー作をまたこうして本で出会えたこと、逆サイドからの話も読めたこと、過去のチレンちゃんの作品に出会えたこと全てが嬉しい。 あずきちゃんが懐かし過ぎてその後作者どうなってるのかとか調べちゃったくらいには同世代

    5
    投稿日: 2025.02.22
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    「瑠璃色を着ていた」 「植物姉妹」 「りかちゃんといづみちゃん」 「溶けたらしぼんだ」 「夏の匂いがする」 木爾チレンさんの初期作品、五篇が収録された短編集。 「溶けたらしぼんだ」は『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞した作品。 どの物語も瑞々しく、繊細で柔らかな感性を感じた。 読みながら自分の高校生時代に心がタイムスリップする。 学校指定のソックスにハルタの黒のローファー、ネクタイ制服。 きっと誰もが自身の青春の一コマを思い出すはず。 プールの塩素のニオイまで感じとれる中、彼女達のきらめきと痛みに想いを馳せた。

    11
    投稿日: 2025.02.13
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    『木爾チレン初期短編集』 今や人気作家となった著者の初期作品を含む5話の短編を収録。新潮社の「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞した「溶けたらしぼんだ。」や、文学フリマで販売していた「植物姉妹」など、ファンにはたまらない初期作品集だ。 容姿の優れた女性を描くことから、木爾さんの作品を美少女文学と呼ぶらしい。もちろん本書も全篇 美少女文学である。独特の温度感の低い文章から、冷たくもの悲しい印象を受ける。陰か陽で言うと、人間の陰の部分を丁寧に描いている。 また作品ごとに木爾さんが解説をつけているのも本書の特徴である。書き上げたときの心境や想いを、作者自らの言葉で知れるのはとても嬉しい演出である。

    1
    投稿日: 2025.01.29
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     本書は、木爾チレンさんが初期に書いた小説を主に、改稿作品も交えて、5つの作品を集めた本です。暖房の効いた部屋で、夏の匂いを感じながら作品を読み進めましたw  各作品のあとには、木爾さんが作品についての思いを綴っておられます。 「溶けたらしぼんだ」という作品のあとには、わたし(みのり)が言葉にしたかったことが綴られていました。  「改めて読み返すと、当時は本当に感性だけで書いていたなと、そう感じた。でも、そういう衝動のようなものが、小説には必要だし、洗練された文章より、心から湧き出る粗削りな文章のほうが、人の胸を打つ場合がある。」  そのとおりだと思います。  おさめられている5つの作品は、   瑠璃色を着ていた   植物姉妹   りかちゃんといづみちゃん   溶けたらしぼんだ   夏の匂いがする  一度しかない人生のうちの そのまた一度しかない季節の感性を 受けとめてみてください。  そこには きっと その季節のころの あなたの姿も 見えるはずです。  ほのかに漂う 夏の匂いと 女の子の匂いとともに。

    90
    投稿日: 2025.01.25
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    最近木爾チレンさんの小説にハマっていて、初期作品集ということで気になって読んでみた。 初期作品なのにここまで仕上がってる話が書けてさすがだなあ。 『植物人間』の話が1番好き。 ご本人の解説も付いていて、気持ちも知ることができてとても良かった。 2024.12.30(月)

    2
    投稿日: 2024.12.30
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    【美少女】の原点はここにある気がする。 ご本人の解説付きでチレンさんの内部を見たような気がした。 この本で最初の『瑠璃色を着ていた』は私の心をガッツリ掴んでくれました。 1番好きかも。 挿絵に線香花火が描かれているんだけど、その絵を見てたら花火の匂いを思い出した。 冬のクリスマスの季節なのに夏の本を読んで、学生時代を思い出す。 何とも不思議な体感をした作品でした。

    32
    投稿日: 2024.12.22
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    木爾 チレンさん、初読みでした。 初期作品集ということで、いまのご本人からのコメントが各話に書かれており、こんな気持ちや思い入れがある作品なんだな〜と知れるのが良かった。作品の裏話を聞くのって楽しい。 いずれも若い女の子同士の友情とか家族愛のようなものを描いていて、シスターフッドものの作品集。 淡々とした文章と会話なのに、少女たちの心の揺れを瑞々しく描いていて、少女を卒業した身としては心の潤い成分を補給してもらった気分。

    6
    投稿日: 2024.12.17
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    木爾チレン すんごいよかったり うん〜?だったり なかなかおもしろい作家だと思ってる ので 読んでみた 結構よかった 初期作品集と聞いたけど いやぜんぜんそんな感じしないぜ? 最近書いたんやないんか? って思った 白黒の話とか とてもいいと思う 読み返したりはしないかもだけど 端々で記憶に残るものがあった 星は4つには届かない3つ

    1
    投稿日: 2024.10.24