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山の学校 キツネのとしょいいん
山の学校 キツネのとしょいいん
葦原かも、高橋和枝/講談社
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総合評価

12件)
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    山の中に全校児童20人足らずの小さな学校がありました。ある日学校図書館にリンという名のきつねの子がやってきます。リンはバーコードでピッっていうのをやりたいと司書のかえでさんに頼みます。ピッが、突然いなくなってしまった友だちのことりちゃんの鳴き声に似ていると言うのです。ピッを上手にできたリンにかえでさんは、明日図書委員をやらないかと提案します。次の日から、図書館は大賑わい。だって、きつねの子が図書委員をやっているんですもの。 ことりちゃんがいなくなった理由は何だったんでしょうね。 リンとかえでさんと山の小学校のほのぼのするお話です。

    17
    投稿日: 2025.10.09
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    学校司書のかえでさんとキツネのリンくんの優しいお話。 小学校低学年向けの短いお話ながら作り込まれていて、気づいたら読み終わっていた。 以下あらすじ。 学校司書のかえでさんは、ある日窓の方から聞こえる声に振り向くと、小さなキツネの子・リンくんがいた。 リンくんは、本のバーコードを読み取るピッピッという音が気になるのでやってみたいと懇願。かえでさんはリンくんの願いを叶えるため、校長にお願いをし図書委員をやってもらうことに! リンくんは当たり前のようにお話するのだが、かえでさんの反応を見るに他の動物は話さないみたい。 そんな不思議な現象にも動じず、周囲の人間はリンくんを受け入れるあたたかい世界。 実際にバーコードを読み込んではしゃぐリンくんの気持ちはすごくわかる…!テンション上がるよね。 余韻が残る最後も相まって、素敵な読書体験をさせてもらいました。

    15
    投稿日: 2025.09.15
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    図書館でかしだしの「ピッ」てするの、あこがれている子は多い。その「ピッ」の音が、キツネのリンには友達の青い小鳥のなきごえにきこえた。 リンのかなしみが、図書館にいるみんなや図書館でえたちしきによっていやされていくのを見て、あらためて図書館がもつかのうせいについて考えさせられた。 しあわせとさみしさが調和したような、ふしぎな気持ちで本をとじた。 「リンくん、わかったわ。山が、リンくんのとしょかんなのよ。山から、いろんなちしきを、いっぱいもらえるんだわ」P85

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    リンくんがなんとも可愛らしい…!図書館でバーコードをピッてするお仕事、子どもたちもやりたい子多いよね。司書さんも先生も生徒たちも、そしてリンくんたちキツネの親子も、お互いのことを考えて丁寧に接しているのが素敵な世界だなぁと思った。

    6
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小4娘と読んだ。 とにかく、かわいい!! 子ぎつねのリンくんは図書室のバーコードリーダーに興味津々。 単にやってみたいだけと言う理由ではなく、いなくなってしまったお友達のことりちゃんの鳴き声に似ているからと。 それもかわいすぎる! 司書のかえでさんや学校の子供達と触れ合う中で、ことりちゃんを思い出して泣いてしまうシーンは不覚にも泣きそうになってしまった。 渡り鳥のことりちゃんがまた春になったら戻ってくるとわかり、それで一安心、物語もおしまいかと思いきや、まさかの子ぎつねとの別れ。 子ぎつねはきつねとして、山で生きていく術を学ばなければならない。 子供の絵本としては別れは悲しいものであるが、それもかえでさんの素直で前向きな捉え方にただ悲しい別れではなく、心が温まるような終わり方で良かった。 イラストの子ぎつねも、バーコードリーダーを一生懸命操作する様子の描写も可愛くて、娘もとても気に入ってくれた。

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    山の小学校にキツネの子どもがやって来て、図書委員になる話。 バーコードリーダーはみんなやりたい、キツネの子どもだって同じこと。 でもキツネの子どもにはちょっと違う理由もある。それはあの「ピッ、ピッ」という音が仲良しの小鳥の鳴き声ににているから。でもその小鳥はいなくなってしまって⋯。 学校図書館のことだけでなく、渡り鳥の生態や山で生きる動物の生態等、低学年向きであだし、表紙も可愛いが、中々奥の深い題材も織り込まれていて読み応えがある話だった。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初委員会で図書委員になった9歳息子繋がり。 山の学校の学校図書館の司書かえでさんの優しい人柄、元気で親切な子どもたち、キツネのリンくんの礼儀正しさ、高橋さんの愛らしい絵…どれをとっても心が洗われるような素敵さしかない。 最後はちょっぴりせつないんだけど、リンくんのお母さんの言葉は最もで、心が通じ合っても住む世界はちがうという人間と動物それぞれの生きていく道にグッと深みを感じる。 息子もリンくんと同じくバーコードリーダーの「ピッ、ピッ」が楽しいとのことw 母はバーコードを読み取る学校図書の貸出方法の変化が新鮮。

    1
    投稿日: 2025.05.23
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    表紙の絵がかわいくて。うちの子らもかわいいかわいいと感激していた。こんな図書委員さんいたら、図書室に行列ができちゃうな〜かえでさんが優しいのもありがたい。お友だちは渡り鳥だったのね。リンくんが山に帰るのがまたいいな〜

    1
    投稿日: 2025.02.17
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    きつねの子が山の小学校で図書委員をする話。きつねの子を受け入れる図書の先生や楽しみに待つ生徒達等、山の麓の優しく穏やかな空気が作品全体を包んでいる。もしかしたら、あり得そうというファンタジー感もいい。 前編に挿し絵が入れられており、作品の可愛く優しい雰囲気を倍増している。 低学年向き。

    2
    投稿日: 2025.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2年生くらいから。きつねの子が山にある学校で図書委員をするとってもかわいいお話。 きつねと司書や図書委員とのやりとりがほんわかするし、きつねの悩みを図書館にある本で解決するのもいい。山がきつねの図書館というのがすてきだった。

    2
    投稿日: 2025.01.24
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    2年。森の中の小学校の図書館に現れたキツネのリンは、なかよしのことりさんのようなピッピをしたくて司書のかえでさんにとしょいいんにしてもらうことに。 描写が丁寧で、優しい物語と自然を味わえる展開がとても素敵。子どもたちの憧れのピッピがもっと素敵になるお話。

    13
    投稿日: 2024.12.05
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    とってもかわいいきつねのリンくん。 学校図書館のバーコードリーダーの「ピッピッ」という音が聞きたくて、図書委員になります。 司書のかえでさん、生徒たちとの交流の様子が穏やかで温かさに満ちていて素敵。 絵もかわいらしくて、癒されました。 短い中にも出会いと別れがあって、でもこれからも仲良しで続いていくんだなと思わせるストーリー。 読み聞かせにも良さそうです。

    1
    投稿日: 2024.09.18