
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私自身の現状と重なり、面白かった。 前作を随分前に読んでいて、続編があると知って読んだ形で、幸せな結婚の話や、周りの人のその後とかかなと思っていたら、結婚にまつわる様々な問題の話が、想像していたより重く書かれてあった。ちょうど自分自身が結婚を控え、姓の問題で数ヶ月揉め、ようやくなんとか結論が出た直後だったので、リアルに想像しながら読めた。 周りからの反対の描写など、もう本当に全く同じことを言われたなぁと。涼音の苦しみ方、悩み方にも、自分を投影した。p288「幸せを祈られたら、大抵の場合、口をつぐむしかなくなる。」等は特に大共感。 姓の話が結論付く前は、孤独に悩み、結婚とはなにか家族とはなにかと、よく分からなくなることばかりだった。今回こちらの小説を読み、こういった価値観のズレ、結婚に関わる問題は、変化の多い世の中で、ままある話なのだなと気づけた。 とはいえ、涼音たちの考えや結論が、すべて同じ!納得!という訳では無い。夫婦同姓や男性が世帯主とかにはどっちかというと肯定派だし…。それがまた現実だなぁとは思うところである。しかし、変化を恐れず考えてみる。真っ向から否定せず、意見を聞いてみる。「それはそういうものだから。」を疑ってみる。こういったことは、すごく難しくて大変なことだけれど、私が死ぬまで、世の中はたくさん変化していくだろうから、なるべく大切にしていきたいと思った。
0投稿日: 2025.11.15
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涼音は老舗の桜山ホテルを退職し、パティシエの達也と結婚することに。 が、婚姻届けを書く段になって引っかかることが… 夫婦別姓のこと、働く女性がおかれた立場、その他さまざまなことに悩み、周囲にも理解されない。 涼音・達也の両親、特に父親のあまりの古さに愕然。 逆に、涼音のおじいちゃんの視野の広さ、考え方の自由さにはびっくり。 もちろん、そうなる背景があったのだけど。 とても考えさせられる内容だったけど、正直に言うと前作のような内容を期待していた私にはちと重すぎた。 でも、それはそれとして、みんなに幸あれ!
0投稿日: 2025.11.10
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前回の『最高のアフタヌーンティーの作り方』がとても好みだったので、続編も楽しみに読みました。 装丁の美しさや、美味しそうなお菓子とお料理の描写に思わずにっこり。 ラストは涙が出るほどでした。 ただ、前作とは違い夫婦別姓の問題やLGBTQなどの社会的な問題を主軸にしたストーリー展開が多く、肩透かしを食らったような気持ちになったのが正直なところ…。 前作では素敵なアフタヌーンティーを軸とし、ままならなさをもバネにして成長していく1人の女性の物語といった印象だったので。 個人的には今作ではあまりにも問題提起というか、今の世の中を変えていかなくてはいけないという訴えが強すぎたように感じてしまいました。 もちろんそういう話が悪いわけではないし、私自身も当たり前だと思い込み、疑問にさえ思っていないことが多すぎるのでは…?と気付かされる良いきっかけとなりました。 単純に今の自分にはしっくりこなかったので、また時間を置いて再読できればと思います。
1投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ前作の『最高のアフタヌーンティーの作り方』が良かったのでこちらも読みました。 自分自身が結婚するとき、名字を変える手続き等々大変でした。 主人公もそんな流れでマリッジブルーなのかな?と思いきや、 段々読み進めるにつれて、夫婦別姓や戸籍制度についてなど、政治的な思想が強く出てきていました。 私とは反対の考えだったため、あまり共感出来ませんでした。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログアフタヌーンティーラウンジで働いていた涼音はパティシエの達也と二人でお店を始める為奔走していたが婚姻届の筆頭者と世帯主の欄を記入する所で涼音は疑問を持つ 結婚して男性の籍に入るのではなく二人で新しい籍を作るのではないのかと 戦災孤児の祖父の言葉が涼音を励ましてくれる
3投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ私は涼音ほど、最後まで突き抜けてこの選択肢を取るほど強くはなくて、周りの説得がめんどくさい、と思っちゃうけどでも彼女の自分の名前を尊重したい、男性の姓に当たり前のように変えるのは何故?という主張はわかるなぁ。 名前変えるのめんどいし。 もちろん名前を変えることに意味を見出す人はそれでいい。そうじゃない人のための選択肢があればいい、それだけの話。 女性が犠牲になる、我慢を強いられるような家族制度や価値観。確かにそこへの憤りは理解する。 でもそれを犠牲と思わない人もいるし、逆に外に出ないといけないことが犠牲だと思う男の人もいる。 べき論はない。ただ確かにそろそろパラダイムシフトはあっていいよねぇ。 お前の名前になんの価値があるんだよ、と言い放った彼女の兄だけはマジで許せん笑 お前のもな、と言ってやりたい。 2025.10.16 193
9投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。 涼音と達也の結婚は「結婚後の氏をどうするか。」という問題に直面し、色々な人の色々な考え方や生き方に触れ迷ったり悩んだり疑問に感じたりしながら読者も巻き込んで進んでいきます。 自分の結婚の時感じたこと、その時は気づかなかったこと、新しく知ることが良くまとまっています。うちの旦那さんは達也と違い「もし、氏を変えたくないなら、俺が変えても良い」と言ってくれたことも思い出しました。 男女別姓のテーマが中心にありすぎて、少し読みにくいと感じましたが、負けずに読み進めて行くと心が温かくなるいつもの感じに出会えました。 終わりの頃には美味しい丁寧に作られたお菓子を食べたくなりました。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ世の中の当たり前を考え直す作品。 結婚するなら女性が氏を変えるという暗黙の了解に待ったをかける涼音と、それに向き合う達也。愛する人と人生を共にしたいが、共にするには自身の氏を変えなければならないのか?と。 結婚し氏が変われば、それまでの自分はどこにいってしまうのかという気持ちはおおいに共感できる。 本書で出会ったクイニーアマン、本場のものを食べてみたいなぁ。
2投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ楽しみにしていた続編! 夫婦別姓について考えさせられました。 まぁたしかに...という感じですが ちょっと涼音に同感しがたいかなぁ?て いう気持ちもありました。 香織さんにもイライラしましたが 言いたいことはわかると思ってしまったり。 私も古い考え方なのかな?? でもいろいろと考えさせられました。 あとはやっぱりおじいちゃんが大好きです。
8投稿日: 2025.09.10
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続編 真っ直ぐすぎる主人公の出した答えはなるほどパートナー制度か。 子供ができたり色々考えることはあるけど、しっかり考えて選択していくことが大事なんだろうな。 変化を怖がっていたら何も新しいものは手に入らない。 おじいちゃんが本当に素敵だった。 アプレを舐めちゃいけねえよ が痺れた。
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ前作よりもずっと深くて、人間味に溢れたお話だった。主人公含め登場人物みんなの考え方、わかるなと思うものもあれば、いやないわ、と、嫌悪を覚えたり憤怒の感情も芽生えたり。前作よりもずっと感情が忙しなかった気がする(笑)それでもみんな最後には、前を向いて、変わろうとしていく。眩しいなと思った。最後はちょっとうるっとしてしまったくらいには、よかった。気持ちが伝わってきた。そして相変わらず美味しそう。やっぱりアフタヌーンティー行きたい。と、思わせる作品。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ『最高のアフタヌーンティーの作り方』続編 結婚が決まった涼音をとりまく様々なしがらみを通して、今までとこれからの人々のあり方を問う物語。 結婚や妊娠に対する世間の「おめでとう」の大合唱を罠だと疑い始める女性たちがいても不思議ではない。 男女の結婚のみが祝福され、同性同士のカップルに降り注ぐ温度の差を、見て見ぬふりをしていたのではないかと気付かされる。 親や伝統やしきたりやその他付随してくる諸々のしがらみなく、相手には自分の隣を歩いてほしい。 それはそんなに難しい願いなのだろうか。 結婚は二人だけの問題ではないとする「常識」の不自由さは、日本で昔から受け継がれてきた抑圧と犠牲と言えるのかもしれない。好きな相手と人生を共にしたいというシンプルな理由を、私たちはもっと誇っていいのではないだろうか。 「昔からこうだった」 「結婚したら男性の苗字を名のるものだ」 「別姓だなんてそんなものは我儘だ」 同性婚や夫婦別姓。 選択肢が増えるだけで、彼らの歩んできた過去が否定されたわけではないのに、なかなか変化を受け入れることができないこの国。 そんな中で自分たちの決断がたとえ少数派であったとしても、二人の形を他の誰かに容認してもらう必要はない。 覚悟も責任も、すべては自分たちの中にある。 納得できる形を選び取ってこそ、堂々と前を向いて歩いていけるのではないだろうか。 思いつきもしなかった新しい世界がすぐそこにあることを認め、いらないものは手放す。 次の道を見つけた誰かを否定したり押さえつけたりするのではなく、優しい眼差しで見送ってあげることこそ、今までの世界を歩いてきた者たちが先を行く人たちにできることなのだと思う。 登場人物たちそれぞれの歩みを描いた本作は、これからの未来へ向けての願いがつまった物語だ
14投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログホテルのアフタヌーンティーが舞台の前作とは全く違う内容。 登場人物の心情が細かく描かれている作品。 主人公はの涼音はいつもキリッとしていて素敵だけれども、こだわりが強く誤解されやすい。 祖父の言葉には重みも説得力もあり、心に沁みた。私もお菓子を頂く時は、ご褒美として大切な時間にしようと思う。
3投稿日: 2025.08.18
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「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。涼音と達也は結婚することになり桜山ホテルを退職して、自分たちの店を持つことになる。 という冒頭から、まさかの夫婦別姓問題からのフェミニズムからのLGBTQ。美味しい食べ物の話はしっかり描かれているものの、メインテーマは社会における女性の立場問題。 男が社会に出て女が家を守る…、経済的な余裕がそれをできなくさせている衰退する日本になったからこそ、この封建的仕組みの歪みが浮き彫りされてきた。 「日本が強く元気だった頃はこうじゃなかった」は、因果関係が逆なんやねんなぁ。戦後民主主義が連合国側からの押し付けとはいえ、教育されてきた後、もっともっと女性の社会的立場を改めていくべきだった。 国家の繁栄という意味では、もう手遅れかも知れないけど、国なんか知ったことか、個人それぞれの価値観を認めて生きていく社会を構築するという意味でなら、まだ間に合うと思う。 だれがどんな名前で生きようが、誰が誰と恋に落ちようが、第3者はほっといてやったらエエねん。 戸籍が定まってないと行政が困るから?あんだけごり押ししたマイナンバーカードがあるやん。きちんと国民の背番号を管理したら戸籍管理しなくても税金のとりっぱぐれはないはずやのに、旧態依然の体制を押し付けるのは立法府と行政府の怠慢にすぎない。さぼるな政治家、手を抜くな官僚。 …閑話休題 ということで、どっちかというと美味しいものの話が脇役っぽくなっていたので、ちょっとだけ期待外れ。でも古内一絵さんの小説は、旧態依然とした既得権益のために虐げられる人々への応援歌的側面は必ずあるんで、これでよし。
2投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ涼音が絶対的に正しい人という書き方に違和感を覚えた。 日本ほど先祖を辿れる国はなく、確かそれは戸籍制度のおかげだったはず。 夫婦別姓には賛成だけど、合理的ではない、保守的、日本では女性の権利がーとかではなく、ちゃんとどうして運用出来ないか記載して欲しい。 瑠璃ちゃんの話の方がよほど共感が出来た。 このカップルはパートナーシップ制度を選んだけど、また子供が出来た時にこの国はーと、文句を言うんだろうなと思った。
1投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログ変化を恐れる自分にとって、改めて気付かされることが多かった。 仕事でも中堅からベテランと呼ばれる立場になったものの、明らかに自分より優秀な同僚、後輩たちに囲まれ、自分の立場がいたたまれなく感じることがある。何も発言しなければ何もしない人と思われるのではないか、何か言おうにも的外れなことを言ってないか、邪魔になってるんじゃないかと心配になる。 嫉妬やネガティブな気持ちは持ちたくないと思っても湧いてしまうのは仕方ない。意地張って対決するのではなく、少なくとも相手を思いやる気持ちは忘れないようにしたい。
2投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログお菓子がメインというより 人間関係がメインの内容 夫婦はどうして男性に苗字を変えるのか 婚活はどのくらい急がなきゃいかないのか 高齢出産はどうしてこんなにも地獄なのか 同棲同士の結婚はどうしてまだ承認されないのか 色々なことを 主人公、涼音が人と交流しながら解きほぐしていく… そんなお話しでした。
1投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ前作のアフタヌーンティーが最高に良かったので、続編への期待値が上がりすぎていたのかも。改姓にまつわるお話がメインで肩透かしをくらった感が。こだわりもわからなくはないけれど、要は自分らしい生き方とは何ぞやみたいなことを突き詰めたお話だったのかな。瑠璃ちゃんのたくましさが小気味良かったし、ラストの演出もさすがだなぁと。
18投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ「最高のアフタヌーンティーの作り方」は、良かったのですが、今作はわたしには少し合わなかったかもです。 鈴音、達也、瑠璃、香織、それぞれの登場人物の視点で描かれた短編連作になっています。 結婚を決め老舗ホテルを辞めた鈴音が、選択的夫婦別姓について、あれこれ悩みすぎなあたりに共感できず… 婚姻後の改姓については鈴音のような考えなら、はなから事実婚でいいじゃない?と思ったし、そこで結婚話が消えるならどうせいずれうまくいかなくなるとしか思わず。 社会が制度が、って話ばかりでもないのかなと。冒頭がそれだったので読むのが遅々として進まず…。 ただ、瑠璃や香織のパートは、なるほど〜って感じで、中盤から後半はおもしろく読めました。
5投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ『最高のアフタヌーンティーの作り方』がとっても良くて、その続きを知りたくて読みました。タイトルから涼音と達也の為のウェディングケーキのことだろうと思ったけれど違いました。 涼音と達也のその後のことではあるけれど、この本のテーマが予想だにしなかったもので、初めは違和感がありました。 個人的な思いとしては、涼音と達也のその後のことをメインにしたストーリーを読みたかった。それが皆無ではないけれど、物足りなさはありました。 結婚すれば、大概は女性が改姓する。でも、そこに違和感を抱いた涼音。かと言って、達也に改姓してほしいというわけでもない。初めは涼音のそのこだわりが重たく感じました。 でも、読み進めるうちに、「改姓」云々ということだけではなく、その背後にあるしがらみみたいなものがあることに気づかされました。 世間の大勢の人達が結婚に対して口にする「おめでとう」や、「お幸せに」の大合唱は「呪い」でもあると言う涼音の友人。 初めはその意味が分かりませんでした。でも、読み進めるうちに、なるほどそういうことなのかと分かった時に、「こうあるべき」という考え、先入観に自分自身とらわれていたのだとハッとさせれられました。 読み始めに感じた違和感、イライラは、私が当然だと思っていたことに対して、それは本当にそうなの?と問われていたからなのかもしれない。 それにしても、涼音のこだわりを煩わしいと無視するのではなく、しっかりと向き合おうとする達也の誠実さに惹かれました。 また、涼音のおじいちゃん、出番は少ないけれど、その一言がキラリと光っています。 また読み直したい一冊です。
10投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログアフターヌーンティー行きたくなる。 結婚や妊娠をとにかく「おめでたいもの」にしておきたい流れの根底にある意図・・・ 無条件に繰り返される「おめでとう」という祝福の前では、それに対する違和感を口に出すこともはばかられる。 たしかに。。。 香織とか、涼音の両親みたいに考える人って本当に多い。 秀夫やカスハラ爺みたいな男性も。 「女ってやつは途中から社会に出てくるから、ちっとも感情を制御できない」 「突如経済力を持った小生意気な女たちに、自分の作った菓子を食べ散らかせたくなかった」 「何でもかんでも平等なわけないだろう。我々男は逆立ちしたって子どもは産めない。権利ばかり主張する女に限って、この一番大事な女性の役割を果たしていない」 むしろ涼音や朝子みたいなタイプは少ない。 嫁を貰う、もらっていただく、内助の功・・・ 洋菓子のメモ ピュイダムール(カスタードパイ) セミフレッド(アイスクリームの原型) クイニーアマン サマープディング(ベリー果汁に浸した食パン)
1投稿日: 2025.07.17
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「認めることや、理解をすることは出来なくても、相手を思いやることはできる。」 今一番大切なことだと思う。 いろいろ考えさせられる、とても素敵な作品でした。
4投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログいやぁ〜。 戸惑いました、戸惑いましたとも 夫婦別姓とかフェミニズム(性差別をなくし、性差別による不当な扱いや不利益を解消しようとする思想や運動のこと)とか… 肩に力入れて考えなくてもいいのでは?と思ってるんで、延々と語られる問題定義に正直に言って、何度本を投げようかと思ったか分かりません 作者さま、ゴメンナサイ わたしは涼音さんのお仕事するときの立ち居振る舞いが好きだから 涼音さんと達也さんのその後が気になったから とってもすてきなお菓子にふれたかったから なんで… なんで… 大好きな世界がぁ〜(泣)って感じでした、本当に。 瑠璃ちゃんと桜山ホテルラウンジのあたらしい仲間・長谷川俊生くんが終盤までは、わたしの癒しでした(笑) そして あ〜やっぱりこの世界観好きっ!!ってなったのは、涼音さんの祖父・滋さんのおかげ わたし滋さんのこと、大好きです!! この作品好きだぁ〜って思えてしあわせでした 前作を読んでから、アフタヌーンティを体験したわたし。 テーブルに3段スタンドが置かれ、美し〜い✨と思ったのですが、テーブルの高さの関係で、スタンドからお菓子をお皿にとるのが、ムズカシイ〜ってなったのは、ここだけの秘密(笑)
19投稿日: 2025.07.02
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うーーーーん。 悪くはない。悪くはないんだけど… 読んでいて怒りを感じる。 女性の生き方に対する怒りみたいなものと日本の現行の制度(法律)に対する怒りみたいなものを感じる。 別にそれはそれで悪いことではないし、むしろ私は女性の生き方が蔑ろにされてきたなって思っているからその怒りみたいなものも理解はできるんだけど…なんか共感はできない。 やたらと中国を引き合いに出して、選択的夫婦別姓や中国2000年の歴史と中国を持ち上げる表現が出てくるけど、日本はギネスにも載る世界一古い現存国家。 選択的夫婦別姓も確かにこれを認めていないのは日本だけだけど、何代も出自を辿れるのは日本の戸籍制度のおかげ。 選択的夫婦別姓を導入して、この戸籍制度をなくして自分の出自が辿れなくしたいのは一体誰? 都合が悪い人たちがいるんでしょ? 確かに選択的夫婦別姓を選びたい人もいる、同性婚を認めて欲しい人もいる。 別にそれを否定するつもりは一切ない。 でもそれを美化して正当化させてそれが正しいと思わせるみたいなやり方はなんだかなぁって思う。 間違いなく、結婚して姓が変わった時大変だった!!!!!!! これだけは間違いない。 なんで男性側の苗字になるのが当たり前なのかとも思ってる。 友達に1人男性側が苗字を変えて結婚した子がいる。 でも別になんだとも思わなかった。 すごく最近の話、子どもの通う学校の保護者に私の幼馴染がいるらしいと分かった。 でも最後に会ったのは子どもの頃きり。 お互い苗字も変わってて、マンモス校で学年も違うらしいし、探しようがない。 同じ市内でも実家から離れたこの場所で同じ学校の保護者としているのは奇跡的なのに、探しようがない。 これ姓が変わって物凄く厄介だと思ったこと。 そんな訳で分からなくはないけど、なんだかなぁーーーって部分も大きい。 中国出身の友達が主人公のことを中国語読みで呼んでいるのも嫌だった。 親が最初に子の幸せを願って漢字と音に願いを込めて付けたのに。 友好の証だとしても私だったら嫌。 前巻では気にならなかったのにな。 この方の本嫌いじゃなかったのに、多分もう読むことはないと思う。
37投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログ全編があるとは知らずに読み始めたけど楽しめた。涼音と達也を含め登場人物はみな仕事にプライドと向上心を持って働いている。プライベートでの考え方はそれぞれで多様性を受け入れて行こうというラストでした。
1投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ夫婦別姓とかの社会問題が〜って書いてるレビューを事前に見ていたので「まぁそういうのも話題の1つとしてあるよなぁ」と思って読んだら驚くほどメインテーマだった。結婚がテーマというより夫婦別姓、ひいてはその後ろの男尊女卑的なのがテーマで話が動いてて、前回の甘酸っぱい恋愛感を期待して読むとかなり毛色が違うのでびっくりすると思う。 作者の方の思想も結構強そうというか、その割にはキャラの思考が単調すぎるというか……男性キャラがすぐに受け入れすぎてて説得力に欠ける気がする。心理描写甘めだったかも。 最後も「それ……解決してる……?」って感じだったし、主人公の言い分もかなり楽観的であてにならないし、まぁ……本人達がいいならいいんだけど……きっともっと後のことって考えてないんだろうなぁ、とは思ったり。 前作がめちゃくちゃ良かったから、と思って読むとキツいかも。面白かったけどね……。
5投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ女性ならではの苦悩がやや苦かったけれど最後はキレイに仕上がっていた。 涼音や香織にはかなり苛ついたので、彼女たちが主役の話は休み休み読んだ。 本作でもアフタヌーンティーの鉄人クリスタがいい味を出していた。
19投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ今回のお話も良かったー!最終話なんて、もうウルウルしちゃって大変だった。 前作に引き続き、女性と社会を扱いながら、スイーツに浸れる作品だった。今回は、結婚を大きなテーマにして、夫婦別姓や同性婚、カスハラなども扱う。とても勉強になった。 改姓への疑問をうじうじと考える涼音にはモヤモヤさせられもしたが、彼女が真剣に考えていることはとても大切なことだ。私は改姓について特にこだわりもなかった(むしろ元の名字が全国上位だったので、改姓する気満々だった)が、改姓後の手続きの面倒くささは今でも覚えている。不平等だなと思わない人はいないのではないか。 そういうことにしっかり向き合って、変えていこうとする動きはむしろ応援されるべきで、批判されるようなことはない。と、思いつつ保守派の香織の気持ちもわかる。そんな難しい問題にしっかり向き合った作品だった。 今回の新キャラ・俊夫くんがよかった。 みんなのこれから、涼音たちのお店のこれからもすごく楽しみだ。続編が出たら読み続けていきたい!
45投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ前作の『最高のアフターヌーンティーの作り方』が良かったので、続編のこちらも手に取りました。 序盤は涼音の結婚に伴う改姓への違和感とそれに伴う話題が中心で、みんなモヤモヤしたものを抱えており、ウェディングケーキや新しくオープンするパティスリーの話しをもっと読みたかったなぁと少し残念な気持ちに。 後半、徐々にみんなが自分なりの正解を出していき、気持ちも前向きになっていくのを感じ、最終話を読み、やっぱりこの本を読んで良かったなと思えました。 余談ですが、私は香織と考え方が似ていて『世間に対して真面目な優等生』なので、香織の涼音や周囲に対する苛立ちにはすごく共感してしまいました。
19投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログきのうアフタヌーンティーを読み終え そのまま本日ウェディングケーキを読んだ 私は今作の方が読み応えがあって好き! 冒頭で達也の名前が出てきた私、心の中で小躍り笑 前作は心温まるほっこり作品だとしたら 今作は、それ+世間への訴え に感じた 登場人物の中で言うとトシオと同じ世代なのかなと、 わたしは別姓にもLGBTQ+にもどちらにも肯定的な考えで 要所で出てくる反対派に少し苛立ちを覚えながら読んでいっていた 数年後、この作品が一昔前のものになった時 多様性の考えが当たり前になっていたらいいなと感じた 最終章が一番好き それぞれの形で世の中の変化を受け入れられる暖かい世界になって欲しいと感じた
5投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ第二作。夫婦別姓やらLGBTやらのテーマをうまく混ぜ込んでいて結構好きだった。さすがに次回作はないかな。
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ『最高のアフターヌーンティーの作り方』を読んでからしばらく経っていましたが、読み進めると同時に登場人物たちを思い出すことが出来ました。 そして前回より夫婦別姓など現代でよく聞く話題が豊富でなかなか攻めているストーリーだなと感じました。
43投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ前作の記憶が朧げだったが、読み進めるうちに徐々に思い出していく。涼音は近くにいると正直ちょっと面倒くさいかもと思ってしまったが、達也の器が大きく、ちゃんと涼音の意見を受け入れてくれる人で素敵なカップルだと感じた。ただ涼音は家出しちゃいけない。不安に感じる達也にきちんと自分の思いを説明しなくてはいけない、と読者の視点では思うが、当事者なら飛び出しちゃうだろうな。香織の章がとても良かった。30を過ぎると凝り固まった自身の考え方を変えるのは至難の業。彗怜が要所で大活躍していて格好良かった。
5投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
桜山(おうざん)ホテルのラウンジスタッフとしての最後の仕事を終えた遠山涼音(すずね)。本格的なアフターヌーンティーを日本で初めて提供したと言われるラウンジに憧れて新卒入社して約十一年。 涼音はそこで出逢ったシェフ・パティシエの飛鳥井(あすかい)達也と結婚し、自分たちのパティスリーを作る。 新しい夢への道も結婚も、順風満帆だったはず。しかし、結婚に必要な書面を一つ一つ確認していて、涼音はふと首を傾げた。戸籍の筆頭者と世帯主ってなにがどう違うのだろうか。 それからというものの、両親や義両親との顔合わせ、送別会での門出を祝う言葉や元職場の人達との会話の中での違和感を、涼音は無視することができなくなり……。 桜山ホテルの従業員を舞台に、価値観の移り変わりや時代の変化、ひいてはそこに生きる人々の変化について丁寧に描かれたお話でした。 読んでいて、いわゆる前時代的な人の考え方に心から腹が立ちました。私自身の立ち位置はちょうど中間地点、香織の立ち位置が一番近いのだろうなと思いました。ただ、年齢は近くとも自分は香織ほどの立場ではなく、香織の立ち位置はキツいだろうなあと半ば同情的な気持ちで読みました。上の世代に合わせた保守的な生き方をずっとしてきて、その恩恵を受けてきた。その分辛酸を舐めてきた部分も大いにあるが、自分より下の世代はもうそのシステムに飲み込まれようとはしない、そんな姿が自分勝手に見える。変化の過渡期にいる香織の場面は読むのが苦しいほどでした。だって、あんなに毛嫌いしていた偉そうなおじいさんのやっていることと同じことを香織は下の世代の涼音に言うんだから。そしてそれには気が付いていないことが滑稽にうつってしまいました。 香織が変わらない、変化のない保守的な考え方をやめて、時代に流れに沿って仕組みが変わっていくことは、香織のやってきたことを否定するのではなくただ選択肢が増えるだけのことだと気付いて良かったと思いました。 私自身、どちらかといえば前衛的な考え方でいたつもりでいましたが、香織が下の世代の子に無意識のうちに感じていたズルいという気持ちや、自分の立場が危うくなるのではという焦りについては少し気持ちが分かる気がしました。 うまくまとまりませんが、これからの時代を考える上で大切なことがたくさん描かれているお話だったなと思いました。それ故に、ただ面白い、いい話だとだけでは終わらず、読むのが苦しかったとりもどかしくなる本でもありました。 続き物のお話だということに読み終わってから知りました。前作は読んでいませんが、それでも違和感なく読むことができました。 順番が逆にはなりますが、前作も読みたいと思います。
3投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。 甘いお菓子を扱う職場の苦い現実にヘコみながらも、自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を作り上げることができた。 そして、最初は対立していたシェフ・パティシエの達也との距離も変化していく。 ――そこから3年、涼音に大きな変化がおとずれ……。 『ほとんどの人は、強く出られそうな相手にしか強く出ない。子供の頃からずっとそうだ。規則をきちんと守ろうとする真面目な生徒だけが、先生の説教や小言を正面から受け止める。』 『真面目は損だ。ルールを守ろうとする側ばかりが、割を食う。わかっていても、変われない。なぜなら、つまるところ、私は優等生でいたいから。』 『人は、誰かが自分がしてきた苦労を免れて出し抜くように幸せになる世界より、全員で理不尽な不幸に甘んじている世界のほうが、いっそ認めやすいのだ。』 【個人的な感想】 結婚にまつわる色々な女性の悩みが取り上げられていた。私がこれまで疑問に感じてきていなかったことも視点を変えれば確かに違和感があるな、、、と思った。
0投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログタイトルから 涼音と達也のウェディング…? と期待してしまうが、焦らず読むべし。 前作もよかったが 第二弾の最高のウェディングケーキも ますます最高だった。 桜山ホテルのスタッフたちの事も 読んでいくうちその個性豊かな面々を思い出し 章ごとに語られるそれぞれの物語に入り込んだ。 もちろん よだれものの、スイーツたちの描写も魅惑的 そして改めて ハッとする問題提起 私も大概 凝り固まった昭和な頭なのかもしれないなって。 涼音と達也の新しいパティスリー 温かく、愛おしいお店だろうな 行ってみたすぎる! ウェディングケーキのラストも感動的だった。 そして今作もおじいちゃんの言葉に涙した。 2作ともまた読みたくなった。
16投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『最高のアフタヌーンティーの作り方』続編。今回も鈴木久美さんによる美しい装丁が目を惹く1冊。主人公の涼音の人生におけるターニングポイントが訪れる。現実でも、旧姓を失うことに悲しみを持つ人は多くいるはず。そんな心境とどう向き合っていくのか。
0投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ最高のアフタヌーンティーの続編。今回は美味しいお菓子やお料理に絡めて男女格差や夫婦別姓婚や同性婚など社会的な問題にも触れていて考えさせられるお話でした。誰もが納得出来る終わり方でした。
2投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ主人公・鈴音の結婚に伴う改姓問題から始まり、老舗・桜山ホテルのラウンジ周辺で起こるストーリー色々。 配偶者について第三者に話すとき、配偶者をなんて呼ぶ?と友人に聞かれつつこの本を勧められたのだけれど(夫 と回答)、夫婦別姓、女性の社会進出、ディスレクシア、LGBTQ、婚活、、問題提起てんこ盛りで苦しくなり、更に(個人的には)ユーモアが感じられない作風なのでリタイアしそうになる、、が、今きちんと考えないと将来後悔するんじゃないかと思い、読みきった。 習慣には歴史があり、それがいいと感じる人もいて、世の中は簡単には変わらない。雨垂れ石を穿つ…のだとしても、一粒の雨垂れが思いを抱えて消えていくことを良しとしたくない、と思う。『虎に翼』は名作だと思う。
1投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログ古内一絵さんらしい作品 食べ物をエッセンス?にした美味しくてでも頑張って涙がこぼれる作品 悲しくはないけど甘酸っぱくもあり嬉しさを表す涙 本話に登場する知識だけのおじさんかもしれないけど美味しいスイーツのお話しは幸せ
0投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログたのしいおいしいおかしの話が見たかったのにそれ以外の社会的要素が多すぎてあんまりたのしくなかった…いらいらしてくるしもう読まないかな…
1投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ考え方は人それぞれである。 結婚を巡って交わされる意見の対立。 涼音の考えは固執しすぎかな?と思っていたけれど、読むほど選択的夫婦別姓を望むカップルもいるんだろうなと思えた。 改姓することで喜びを得る人もいれば、キャリアを失う人もいる。 結婚で改姓する可能性の高い女性にとっては大きなターニングポイントとなる。 それを互いに分かち合い、納得出来る環境を作れるパートナーに出会えることは素敵だなと思った。 “常識”から外れた道を歩むには批判されることも多い。でも、須藤さんや篠原さんの考えもその年代を代表する意見のように思えた。 それぞれの考えを尊重できるような社会になりますように。 最後に登場する“最高のウエディングケーキ”。 込められたたくさんの思いに、最後は暖かい気持ちになれた。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
五話のうち、私が一番楽しんだのは、婚活中の林瑠璃と長谷川俊生のお話でした。 前作の存在は知らず、夫婦別姓を扱っているという興味と期待で手にしたけれど、残念ながら、主人公遠山鈴音や彼女の支持者たちの、古い時代と従来の結婚をよしとしない強い正義圧(?)を感じてしまい、私はあまり楽しめなかった。 「結婚は、二人だけでするものではない? なら、みんな、なんのために結婚するの?」 と帯には書かれている。 「一緒に生きていくために決めた自分たちの形(注:現状、夫婦別姓が選べないので、パートナーシップ制度による結婚を二人は選択した)を、他の誰かに容認してもらう必要はない」と婚約指輪のサファイアを撫でながら鈴音は思う。(P280) 最後まで読んで、私の方も鈴音に聞きたい、 「なぜあなたは結婚制度にこだわるの?」 好きな人と人生を共にすることは、それこそ、誰からの許可も必要なく、当事者の意志があればできると思うよ? パートナーシップ制度とか、わざわざ必要?? 二人ではじめる共同事業のほうは、きちんと二人の間で契約を結んでいる気配は全くなくて。 事業のほうは契約書とか作らなくても、お互いの自由意思でパートナーシップを組んで、課題は話し合って乗り越えていくんだろうな、もしどうしても事業が立ち行かなくなったり、二人の方向性のすり合わせがてきなくなったら話し合ってやめるんだろうな、だったら、結婚もそれでいいんじゃない、というか、事業も私生活も一緒にしようと決めた二人なら、事業はもちろん、結婚だって、そんなふうに話し合って、納得して折り合いつけて、どうしてもダメなら別れること含めて、二人で決めていけるよ。きっと。 鈴音が結婚制度(夫婦別姓が選べないため、パートナーシップ制度)にこだわるのは、相手に何かあった時、例えば、臨終の床に就いた相手を独占したいとか、お葬式で蔑ろにされるのはいやとか、遺産相続で損したくない、つまりは、自分よりパートナーの親族の方が近親者として扱われるのは納得できないとか、そういうこと?? そんな気持ちはわかるけど、それもきっと、現実として、とても大事なことなのだろうけど、それが理由なら、なんだかあんまり素敵じゃない。 結婚制度で守られるべきは、弱き者のように思う。鈴音が弱き者なら、制度が要るのかもしれない。 結婚制度は確かに立場の弱い妻を守る時もある。 でも、結婚制度が想定している最も弱き者は、生まれてくる子どもなのでは?? 今の時代、夫婦に子どもがいるのは当たり前ではなく、周りもそれを求めてはいけない、うん、そうよね。 でも、次の時代に生命を繋ぐことを想定していないのなら、自分と自分が選んだ相手との関係だけで閉じたいのなら、それこそ、制度とか関係なしで向き合えるよ、向き合おうよ、と思う。 「結婚は、二人だけでするものではない? なら、みんな、なんのために結婚するの?」 私は、二人の間に生まれてくるであろう子供たちが、親たちが婚姻届を出していないがために、現実として社会的不利益を被るリスクをなくすために結婚(法律婚)しました。私が改姓したので、戸籍の私の欄には、姓は記載されていません。(戸籍筆頭者の配偶者及び同じ戸籍に記載されている未婚の子供たちには、姓の記載がなく、筆頭者の姓で識別されます。) ・・・子どもが、とかいうと古いヒトになっちゃうのよね、でも、私からしたら、子供を想定していないカップルは、まずは自分たちで話し合ってすり合わせしたらいい、お互い大人同志なんだし、二人だけで結婚するつもり、配偶者の親族と関係を結ぶ意思がないのならなおさら、それこそ誰の容認も受ける必要はなく、二人で決めて実行したらいいんじゃないのと思う。 結婚制度や夫婦別姓選択制導入については、家族の中の弱き者を守るという視点から、次世代を育む意思のあるカップルたちの意見を最優先して一刻も早く必要な改正をして欲しい、あっという間に私たちの子供世代が結婚を考える時代になってしまっているのに、その間、何の進展もないことに愕然としています。 自分たちだけで閉じるつもりのカップルたちの思いまで含めようとすることで議論や動きを遅れさせないで欲しい、と切に思う。 P.S. この感想が、子どもが欲しくても望めない人たちの気持ちを逆撫でしてしまっていたら、すみません、それは、全く本意ではありません。
5投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ前作とはまったく異なった展開に戸惑い。 なぜそこまで頑なに?と思ってしまう自分こそが頑ななのか。うーむ。
3投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログLGBTや夫婦別姓などの問題が取り上げられている。 最後でやられました、いい意味で。 理解することはできなくても、相手を思いやることはできる。この言葉に勇気をもらいました。
0投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ読んでいて涼音はどうしてそこまで 改名する事や戸籍の筆頭者等に抵抗を感じるのかと 少し苛立ちを覚えた 自分はそういうものだと思い生きていた みんな違ってみんないい… 多様性が描かれたものを多く目にすると これが今の時代なのだろかとつくづく思う
8投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Kindleで読んだ。 老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。甘いお菓子を扱う職場の苦い現実にヘコみながらも、自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を作り上げることができた。――そこから3年、涼音に大きな変化がおとずれ……。 「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。 涼音は桜山ホテルを退職をし、夫となる達也とともに、自分たちのパティスリーを作るという夢を追うことになった。 今作は結婚についてのお話がメイン。 夫婦別姓や同性婚など。 どちらかが改姓することに納得がいかない涼音。 “世界に倣い日本の法律が変わるまで、結婚を棚上げにするつもりなのか。” 事実婚を選ぶのかな?→パートナーシップ制度を利用することに。 なにが正しいとかではなく、自分も相手も納得できればいいよね。 出てくる料理もどれも美味しそうだった! 南仏料理は馴染みがないので面白い。 サマープディングも初めて知りました。 「マカン・マラン」のクリスタさんがアフタヌーンティーを楽しむ様子が描かれていてほっこり。 次作があるなら、バースデーケーキかな?
0投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ最高のアフタヌーンティーの作り方の続編。選択的夫婦別姓やパートナーシップがメインに取り上げられていて、今まで考えたこと無かったことを深く考えさせられた。時代は変わる、価値観もルールも変わっていく。それをきちんと受け止めれる人でありたいな、と思った。
1投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログホテルのアフタヌーンティーラウンジで 頑張っていた涼音の物語の続き。 時は流れ、なんとパティシエの達也と 結婚してお店を持つ流れになっていました。 これは、そんなふたりを主軸に ホテルの同僚たちが向き合う 仕事と人生のちょっとホロ苦&甘なお話。 現代の結婚に関するいろいろな問題が 簡単に「幸せ一直線」にはさせてくれない感じ。 涼音の元後輩で自称パリピの瑠璃が 婚活で出会った男性と繰り広げる ドラマみたいな展開がすごい。 こういう家庭もあるのかも。 あとやっぱり常連紳士さんがナイス。 いいところで存在感発揮してくれます(*´∀`*)
1投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ前作がよかったので、続編を楽しみにしていたのだがウエディングケーキや美味しいお菓子がメインというより夫婦別姓やパートナーシップ制度、同性婚に重きが置かれていた。そういった新しい人たちとそれらを認められない、嫌厭する保守的な人たち、親世代の相容れなさを描いた作品のように感じた。 自分はそういう新しい制度もよいと思うし、多様性の社会だよねって思ってるはずなんだけど、主人公がなぜ改姓にここまでこだわっているのかが最後まで読んでも理解できず若干のくどさを感じてしまった。まぁそれも、世の中には色んな考えの人がいると一つ勉強になった。
9投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ大筋としては古内らしく暖かないい話なのだが、選択適用夫婦別姓へのこだわりが強すぎ、物語りを台無しにした。最大の問題「子供」について何も書いてないのも逆に問題。同性婚については論外。
1投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログお仕事小説として読んでいて自分も頑張ろうって思えるのはもちろん、最近よく聞く選択的夫婦別姓についてが書かれていて、いろんな考え方があるなぁって考えさせられたし、視野がまた広がって読み応えのある本だった。
1投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログ今の時代伝えることを良く書いてると思った 2人が幸せになる事は、お互いに歩み寄ることが大事、親は色々と思いが有るだろうけど、親の思いは今時通用しそうもない。仕方ないと思う。幸せは自分のため2人で考えてよかったらそれで良い。暮らすのは2人だから今からの時代はそうなってくるかも。少し考えさせられる本。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ古内一絵さんの作品は本当に心がじわっと温かくなり胸が熱くなります。 『認めることや、理解をすることはできなくても、相手を思いやることはできる。言葉や態度に表すことはできなくても、大切な相手に思いを込めてなにかを作ることはできる。』 人の温かさが伝わる素敵な言葉です(/ _ ; ) 美味しい甘いお菓子には、人の硬く傷付いた心を優しく包み込んで溶かす力があるのですね!✨
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ多数派もしくは滋が言うように集団を統制する側にとって都合のいいテンプレートが、いわゆる常識なのではないかと思うことがある。常識に乗っかれば考えなくて済む。不都合が生じても、みんなそうなんだからと納得しようとする。しかし、そのありように疑問を持ったならば、自分の生き方をカスタマイズしなければならない。テンプレとは違う行動をとるのは、ほんとうに手間が掛かるうえ、邪魔が入る。 けれども、その困難を耐えてでも、前人未到の道を切り開いていく人を目にするようになった。今は細い道かもしれないが、やがて立派な一本の道となり、道の数が増えていくと、生き易くなる人が増えるだろう。 違う道を進む人に、共感できなくてもいい。相手が何を大切だと思っていて、何が嫌なのかを認識することが必要なのではないだろうか。その上で、お互いにとって納得のいく関係性を導き出すのが大事なのだと思う。 言うは易し行うは難しではある。違う考えを認めることは難しいし、妥協点を探るのは大変だ。けれども、香織が新たに心に決めたように、せめて違う道を行く人を邪魔することはないよう気を付けたい。違う道の相手を尊重することは、自分の道を進む自分自身を尊重することでもあるのだから。
1投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ感動!!題名からは想像できない深いお話だった。女だからこうあるべきという考えが一気に刷新される。後ろめたい気持ちがかなり楽になった。
0投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。 涼音と達也の結婚へのストーリー。 そして華やかで美しい、素敵なお菓子。 アフタヌーンティーに行きたい! しかし思ったような内容ではなく、結婚について考えてしまった。 涼音の感じた違和感は、私もいつも思っている。 両家の顔合わせ食事会での会話。 婚姻後の夫婦の氏。 ほとんどの人達が夫の氏を選択する。 結婚によって、自分の名前を失いたくない。 長い時間をかけて刷り込まれているいろんな事。 時代は変わり人の考え方も変わっていく。 選択肢が増えることで、幸せになる人もいるだろうし、今のままで幸せな人もいる。 ハッピーなラストはとても良い終わり方だった。
17投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログあまり縁のない世界。横文字のお菓子、美味しそうだけど…。夫婦別姓も同姓婚も、それぞれの言い分あっていいが、問題は自分だけが正しく、しかも相手のことを思ってと…。ケセラセラ。もっと自由に、柔軟に…は難しいのかなぁ…。
3投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ前作も好きだったけど今作も面白かった。連作短編集かつこの視点が話ごとに変わってくやつ、やっぱり好きだなぁ。めっちゃお菓子食べたくなった…。また続き書いてくれるといいな。
0投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ誰しもが自分や自分が大事な人が好きなように暮らせる世界になりますように。 楽な方だったり多数派に流されがちだけど自分の気持ちや違和感は大事にしたいと思った。常に当事者意識。 夫婦別姓が日本だけ認められていないことを知らなくて驚いた。私も自分の苗字が好きだから手放したくない。 涼音も、俊夫も、瑠璃も、香織も達也も、みんな仕事に一生懸命なことに変わりなくてよかった!
0投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ令和と言う時代にピッタリの小説だと思った。女性だから男性だから…私もそんな考えに縛られてきたし、たぶんこれからも縛られることは多くあると思う。14歳と11歳の我が子にこの小説読んで欲しい。 世代的には涼音より香織の方に近い。香織の歯痒さや葛藤や悔しさも分かる気がした。 そして、「認めることや理解することはできなくても、相手を思いやることはできる」 誰しも他人を理解することはできないし、認めることもできないことは多々ある。でも、思いやる心を忘れなければきっと大丈夫。 素敵なお話でした!
3投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログ待ってました続編! 一作目より、社会的な問題に切り込んでいるなぁという印象。 わたしは涼音と全く同じ考えだったので、よくぞ言語化してくれた!という感じでした。 涼音に対して浴びせられる言葉に、須藤シェフから娘に浴びせる言葉に心が痛くなりながら、イライラしながらも、どんな答えを二人は出すんだろう?とドキドキしながら読み進めました。 男性と夫婦別姓の話になったときに、理解してくれないことに対してももちろんイライラしたけど、女性が姓を変えるのが当たり前だと思ってる考え方に一番イライラしたなぁっていうことを思い出した。笑 夫婦別姓早く認められて欲しいなぁと思いつつ、今結婚するには、どっちかが我慢するしかないのかぁ、、と残念な気持ちになっていたところだったので、二人が見つけた答えに、そういう考え方もできるのね!と勉強になりました。
3投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログ美味しそうなアントルメが次々に登場するから、ついつい甘いモノが食べたくなって困ったwww クイニーアマンはバターの風味たっぷりのサクサクとしたパイ生地にほろ苦いキャラメリゼをまとって最高に美味しい。まさに悪魔のケーキ。 桜山ホテルのラウンジスタッフ達のその後。 それぞれが変化を受け入れ新しい挑戦に向かって行く。どの時代も新旧が入れ替わって今に至る。それは今後も続いていくこと。 あーケーキ食べたい。
2投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作から続くストーリー。達也と涼音が前作 からの流れで「二人で最高のパティスリーを 作りたい」まではよかったんですがその後の 結婚というか婚姻届けの件がすごく長かった。 親世代の言う昔からの「結婚というのは」 みたいなのは今の時代はもう古いんじゃないか と思うし結婚する二人が新たに戸籍を作るって いう考え方にも納得。夫婦別姓だって これからの時代少しずつ変わっていくん じゃないかと思う。涼音が小さいころから 疑問を持つとなんで?なんで?っていうタイプ なのもいい、ただいつまでもグズグズと周りの 祝福なんかにもいちいち引っかかるのが少し モヤモヤしながら読みました。最終的に パートナーシップ制度っていうところに 落ち着いたのでよかったけどちょっとその件 が長くてもっとスイーツなんかにスポットを あててそこにページを割いてほしかったかな。 でもこれからの時代そう言った考え方が もっと必要になってくるっていう点では違う 考え方と言う選択肢が増えてよかったかな。 ラストはなんだかんだと考えただろうけど 秀夫さん、いい仕事でしたよ。 まぁ結婚って言っても男女や世代間で考え方も 様々で結婚自体がゴールではなく結婚して からの方が色々とアップグレートを していかないとだめだなと思いました。 どちらかと言うとわたし自身も古い考え方 の方によっていると思うので色々と 考えさせられる作品でした。
1投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ古内一絵さんの本を読むとやる気がむくむく湧いてくる。 この本もマカンマランも食の歴史とか食材の事が 詳しく書かれているから、私の脳は色々触発されてるんだと思う。 なんだかんだで俊夫が一番好き。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高シリーズ?第二弾! こちらと良かった〜! 結婚することになった涼音は両親の『内助の功』『もらう』『飛鳥井家の一員になる』という言葉に引っ掛かりを覚えてしまう。更に婚姻届を書くのにどちらかの姓にしなくてはならないことにも納得がいかない。 結婚は二人でするものではない…と、昔から言うし、私もそんなに変なこととは思っていなかった。但し、あまりにも『もらった』を連発されて『私はモノじゃない!』と、怒ったことを思い出しましたが…笑 この本を読んで気付かされたことがたくさんありました。ああ、でも、数十年前の結婚前にこんなことを思ってしまったら結婚してなかったかもしれないなぁ…などと思ったりして。 日本はこういう面でとても遅れているらしい。早く世界に追いついてほしいですね。
4投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログこの題名から人生を学べるとは思いもよらなかった 自分の考えが正しいと誰もが考えていることについての疑問符 流石、作家古内一絵
0投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作の最高のアフタヌーンティーの作り方が面白かったので、続編出たことを知って読むのを楽しみにしていましたが、すぐにホテルを辞めてしまったのでびっくり。その後の展開も想像してた内容と違っていて、私は改姓については瑠璃と香織の間ぐらいの認識で、涼音の拘りに着いていけず読みながら少しイライラすることも。でも読み進めて行くうちに、理解と共感。最後は感嘆たる思い。何度読みながらなるほどと呟いたことか。 特に彗怜が香織にぶつけた言いたかった事は胸のすくような気持ちもしつつ、自分の中にある香織の部分が疼く部分もあった。 まだ涼音に全部賛成と言うわけでもないけど、色んな選択肢ができる世の中になればいいなと思ったし、自分以外の人にも常識とか慣習を押し付けたりしないしよう思った。 色んな立場の人に刺さる作品だと思う。
45投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログラウンジのチーフとしての苦悩、親としての、また自分の将来に対する葛藤、日本の結婚制度などを一つのストーリーとして成り立たせ、かつそれらをまさしく甘いクリームで包んだような温かい物語でした。
0投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ前作の「最高のアフタヌーンティーの作り方」が面白く、続作も楽しみにして読み始めたら。 他の読者も書いていたが、メッセージ性が強く、涼音の気持ちに入り込めなかった。 選択的夫婦別姓や同性婚など、理解できる部分もあるが、スイーツを通して描かれる人間模様を楽しみにしていたため、びっくりしてしまった。 アフタヌーンティーに1人でくる男性の人間模様が描かれることを願ってます。
0投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ結婚に伴う女性の社会的立場について、物語となって示されていく。 深く考えてこなかったけれど、こうして提示されると、男女は本当に平等なのか?など社会には不思議なことが沢山あると思った。
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ社会的テーマを盛り込んだストーリーに、読みながら考えさせられる。私は瑠璃ちゃん的な考え方だったけど、もしかしたら昔からの慣習と育ってきた環境からの刷り込み的思考だったのかも。何気なくおめでとうって言っちゃうけど、決まり文句や価値観を見つめ直す機会になった。
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ今っぽいテーマだった。 夫婦別姓、同性婚、マッチングアプリ(を用いた割り切り婚)、ワーキングママ、育休復帰などなど、主に女性目線での結婚をめぐる難を描いている。 自分が30代前半女性なのもあり、どうしても無関係とはいえないなと思いながら読んでいた。まだ独身だけど、独身でもワーママとは関わるし、家事やれ介護やれって言われるのが娘というのには変わりはないね。結婚しろ、子供産め、の重圧はずっとあるし、それをおめでたいものとする呪いもたしかに感じている。 テーマが濃く出過ぎて、少々頭でっかち感が否めないものの、メッセージをよく小説に落とし込んだ作品だと感じた。女性は当事者にならざるを得ないけれど、ぜひ男性にも知ってほしいので読んでもらえたらいいなと思う。 涼音と達也みたいな、互いを尊重して、ときに社会の言いなりにならなくても自分たちが幸せになっていくための選択ができるのは立派だと思う。ちゃんと考えているからできること。結婚自体が幸せなのではなく、幸せは味わうもの。 キャラクターとしてはパリピの瑠璃ちゃんが好きです。 実写ドラマ化とかしてくれないかなー。
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ結婚とそれに伴う諸々。夫婦別姓や同性婚なんかをアントルメやアフタヌーンティーに絡めながら模索していく人々を描いている。女性がどうしても犠牲になりがちな社会で、自分も女として共感できることが多かった。本当は涼音と達也のようにしっかり考えて行ける関係が理想だけど、無理解な人達にわかってもらうの諦めちゃったり、世間に合わせちゃう弱い自分がいた。何が幸せかって考えてしまうけれど、涼音のおじいちゃんのように幸せはなるのではなくて味わうもんだという言葉をよく覚えておこう。
0投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ夫婦別姓や同性婚など今話題となっている内容で、何も考えずに生きてきた私には思い付かない考え方でした。 でも主人公の二人が良い方向に進めそうでよかったです。 どんなことでも話し合うことや人の意見を聞くことは大切ですね。
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログ前作とは違う雰囲気のお仕事小説だった。登場するお菓子は垂涎もの。現実こんな理解のある旦那さんは居ない。。
1投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ凄く好きだった古内氏の作品、待ちに待った新作。5話からなる。うーんうーん、ずっと好きな作家さんだからと思ってたが今回はかなりメッセージ性が強くなっている。その部分を考えてたら内容が入ってこなかった。気持ちもわかるし凄く同意はするけど、キラキラした部分が浮いてるみたい。前回同様、私の大好きな椿山荘にまた行きたい。
16投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログ前作のお仕事小説とは違って、夫婦別姓やジェンダーや女性達の生き方など考えさせられる話。どの人の考え方もわかるわ〜と頷きつつ、最高のエンディングで着地できて大満足です。
0投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO85089460Y4A121C2BE0P00/
0投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ前作から三年後。今作は美味しそうなお菓子の描写以上に、夫婦別性や同性婚など考えさせられる事柄が印象に残りました。「フェミ」の一言で片づけるのはよくないことだと思います。価値観が変わっていく中、変われない人達のことも描いているのがよかった。 そしてソロアフタヌーンティーの鉄人は今日も素敵。
1投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ最初は有名ホテルからのスイーツ関連の蘊蓄がゾロゾロと列記されてて「独立するスィーツ店舗の話」か?と読み進めるや、物語の本筋が半ば強引に軌道修正され主人公の価値観が前面にフォーカスされてきます。 現在の社会において「多様性」という言語で一括りにされてしまう様々なマイノリティな考え方として、私自身が主人公の「結婚」に対するこだわりに同調できず、理解し難い側にいる事に気付かされてしまいました。 「あたりまえ」や「普通」という言語の定義が綻びしだした現在、様々な考え方を持っ方々が大勢に巻き込まれる事なく声を上げる事については、両手を広げて受け入れる事が出来なくも、理解しようと努力はしたいし、助演男優賞級の主人公の祖父の様に懐を広く持ちたいものです。 読了してから気がつきましたが、どうやら今作は続編らしい。前作を読まなくとも充分物語として完結してますし楽しめます。それ故、前作を知っていたら更に楽しめたかと思うと残念でなりません。
64投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ選択的夫婦別姓やLGBTQなど、現在みんなで正しく語り合わなくてはならない内容に対して、作者は真っ向勝負で作家として挑んでいる。 話自体も面白いが、同時にもっと考えるべきと言われているようだ。
1投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログ「選択的夫婦別姓制度」を軸に物語が進んでいて、世代だけではなくその人の境遇によって全く捉え方が違っていて、共感したり反感を持ったり、私自身いろいろ考えてしまった。 ひとつ残念なのが、表紙が最後に出てきたウェディングケーキじゃないこと。黄色いガーベラは載せて欲しかったな。
5投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログ最高のアフタヌーンティーの作り方の続編。 ホテルのラウンジで知り合った2人が独立してお店を開く事にする。 結婚を考えるのだが姓を選ぶ事に違和感。 考え抜いて、常識、慣例にとらわれず、自分達の道を選択する。 そんなのが清々しい。 ケーキが美味しそう♡
1投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでる途中どうも涼音のこだわりに共感出来なくて、最後まで読むと問題提起と解決策有りきのゴネ方だったように思えた 良い悪いは別として、この人は生まれてこの方好きな人が出来た時 お付き合いする時、結婚を意識した時等に、相手方の名前になる事を 意識した事がなかったんだろうか 実際やり始めて改めて気づく事もあるだろうけど、それにしては理由が弱い気がする 逆に香織はもやっとする部分も有ったけど 気を使いすぎたり、叱られると萎縮してしまう自分と比べて そうじゃない人達に、何であんなにしれっとしてられるんだろう?って 妬みと羨望が入り混じる部分は凄く共感出来た
2投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログこの内容が一体いつの古い時代の話なんだよ!って言われる日が近いことを願う。 まさに渦中世代の私は、みんなの言いたいことに全部頷く内容だった。
1投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログシリーズ2作目。 今回のテーマは「結婚」。涼音と達也が婚約して、いざ結婚というところから物語がスタートする。 第1章で、どちらの姓を選択するか悩んでいるあたりは、フェミニズム系の話の流れになるのかと思ってうんざりしたけど、そういう展開ではなかった。 結婚、出産はおめでたい。結婚すれば夫の姓を名乗り、家事や介護を女性メインでやる。今でこそ流れが変わってきつつあるけど、一昔前ならそれが当たり前として考えることすらなかったようなこと。 そんな一つ一つのことを当事者同士で、しっかり考えられるのはいいなと思った。 涼音と達也がぶつかりながらも成長して、お互いを尊重する姿がよかった。 最終章は自然と顔がニヤけてしまった。人に見られていませんように。
48投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログ”最高のアフタヌーンティーの作り方”の涼音と達也が二人の新たなお店を開いていく中での、登場人物たちの葛藤とそれを乗り越えていく心温まる物語。 最初の4つの章は、涼音、瑠璃、達也、香織をそれぞれメインとして、最近の社会問題とも言えるテーマを扱いながら、関わる人たちの想いが心に染みていきます。 最終章での最高のウエディングケーキにため息とともに、二人のこれからの展開にも期待がわきます。
0投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋で山積みされていて気になった。後半のサマープディングと最高のウエディングケーキが特に良かった。誰かと言えば香織に性格が似てるので妙にぶっ刺さった。最終章はおじいちゃん〜となるし、何やかんや主人公の周りの人達も幸せになりつつ力を貸してくれるのが良かった。
0投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログここまで切り込むの凄いな。 夫婦別姓、婚活、同性婚など《結婚》という制度自体を問い直す連作短編集。 甘いお菓子の歴史を紐解く前作とは異なり、なかなか重みのあるテーマに衝撃を受けつつも無心で読んだ。 語り手が変われば結婚に対する捉え方も変わる。 性別・性格・時代背景・家庭環境・国籍等で考え方が異なるのも、当然と言えば当然だよなあと。 未婚でも既婚でも婚約中でも婚活中でも共感できる部分は多いのでは?と思った。 個人的に『結婚=幸せ』という考えに疑問を抱いていたので、この本はとても面白かった。 美味しいお菓子の歴史にも触れつつ、時折憤ったり泣いたりとなかなか楽しい読書になりました。
5投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ「ピュイダムール」 「エクレール」 「クイニーアマン」 「サマープディング」 「最高のウエディングケーキ」 五話収録の連作短編集で『最高のアフタヌーンティーの作り方』続編。 鈴木久美さんの装幀が美しい。 四季折々の草木と花々が咲き誇る広大な庭園の中に建つ桜山ホテルで、切磋琢磨する彼等に再び出会えた事が嬉しい。 お仕事小説の趣だった前作とは異なり、今回は生き方を問われる内容となっていた。 なんの疑問も持たず、世間の当たり前を受け入れて来た自分にとって目が覚める思い。 流れに任す事なく考える事を放棄しない生き方をしたいと思えた。
5投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ前作も好きだったけど、今回は色々と考えさせられる話でした。 香織さんの気持ちが痛いほどわかって、でも彼女なりの吹っ切れがあって良かった。やっぱり大好きな作家さんです。
0投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログホテルのアフタヌーンティースタッフを辞め結婚相手とパティスリーを作る涼音らを主人公にする連作短編集。 夫婦別姓問題や古臭い価値観に深く切り込む意欲作。作者の意図に同意するとともに、こういうの受け付けない人達が多いだろうことに悲観する。トランプが当選するわけだし。
0投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログ好きな作家さんのひとり。前作の方が好みだけれど、それぞれの成長が見られて良かった。多種多様な女性の生き方を全て詰め込んだ感じで、どの女性に感情を重ねるかで感じ方も違うだろうなと思う。
0投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログあの二人のその後、前作を読んでからずっと想像していた。ある意味予想通りだったけど、この物語が本質的に問いかけている部分での二人の決断は予想外だった。 「選択的夫婦別姓」に興味ある方はご一読を。色んな立場の人の思いが読めます。 事は結婚だけにとどまらない、祝福の裏にある、この国が女性に背負わせてきた呪いを詳らかにしてしまう のが、選択的夫婦別姓の問題かも知れない。 これまで家庭で女性が無償で担って来た事が有料に流れていく事を止めたいのが国の本音だとは思うけど。 変わらなければ。
12投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ最高のパティスリーを作りたいという達也と夢を 共有し、共に生きることを決めた涼音。だが、 いざ結婚届を出そうとした時…。「最高のアフタヌーン ティーの作り方」の続編。
2投稿日: 2024.10.21
