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雨月物語
雨月物語
円城塔/河出書房新社
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総合評価

9件)
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    池澤夏樹=個人編集・日本文学全集の文庫化(古典新訳コレクション)。 河出文庫ベスト・オブ・ベスト2025のフェアでヒグチユウコ限定カバーにつられて買った(ここにでてる書影は通常版)。江戸文学はこれまであまり身近じゃなくて名前とタイトルしか知らずにこの歳まで来たが、巻末の解説で上田秋成は「べらぼう」と同時代の上方の文人とわかっただけで一気に読めそうな気がしてきた。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    評判の雨月物語新訳ということでした期待して読んだ。おどろおどろしい内容だが、当時の景色が手に取るよう。江戸時代後期のベストセラーってこんな感じなんでしょうね。

    9
    投稿日: 2025.06.29
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    お恥ずかしながら読んでなかった名作を読んでみようシリーズ! 円城塔さん訳です。 雨月物語、こんなに面白いんだ!というのが最初の感想。 ところどころわからない単語や難しめの言葉遣いもあるものの、するする入ってくる。 お化けが出てくるんでしょ、といううっすら知識のみだったけど、怪異を通して描かれるのは“人間”の情念。 地元なので、「吉備津の釜」でわーい!と思ったら、結構怖い話だったw

    4
    投稿日: 2025.04.11
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    とても読みやすい訳で、スルスルと読めた。 古典怪綺談の余韻が感じられて、もっとゆっくりじっくり読めばよかったと少し後悔。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    石川淳訳に比べると読みやすい。 この辺りは好みの問題もあり、私は共に好ましい現代語訳と思う。 既に石川訳も古いと思う読書もいるだろうし、これが翻訳の悩ましいところではないかと考えてしまった。

    28
    投稿日: 2025.04.01
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    はじめての上田秋成。とても面白く読みやすかった。たぶん訳が自分にとって良いと思う。 短篇集で現世の世界と死後の世界をひょいひょいと行き来するような不思議な物語が多い。 余分の「あめははれ、つきがおぼろにてらすよるである」みたいな文章もなぜかかなり好き。

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    原本を読んだあとで、円城さんの訳を読んでいるので、ストーリーはだいたいのところつかんでいた、追うのは文章・文体になる。さっぱりとした文章に、怪異が乗ってくる。ぞっとする。始めの言葉では「文字渦」を思う。解説を読んで、円城さんが原本にない文章を加えて、「雨月物語」の元になった古典を喚起させてくれている、と知った。古典の知識があれば、円城さんの文章をもっと楽しめるのに。

    0
    投稿日: 2024.12.18
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    大学のころに注釈付きの原文を読んだよことがあり、どれも怪しく美しい話で印象に残っていた。また、円城塔は好きな小説家の一人なので、どう料理してもらえるのかと期待して読んだ。 円城塔らしさよりも、原文を尊重して読みやすく言葉を補いながら、スルスルと読める文になっていると思った。彼の小説の持ち味は思考実験と詩情の按配が絶妙なところと評価しているが、純粋に文章のみ取り上げても地力がある文筆家なのだと認識を改めた。

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    2024.11.20〜11.25 古文の問題で解いたかな、ぐらいの記憶しかなく、 この歳まできちんと読んでいなかったことを後悔した。 古典文学でこんなにも面白いものがあったのか、と思った。私のお気に入りは仏法僧と青頭巾。 今度は現代語訳ではなく、古文で読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2024.11.20