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汝、隣人を愛せよ
汝、隣人を愛せよ
福澤徹三/徳間書店
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総合評価

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    Kindleにて読了 大学講師の真壁弘平が買った中古マンションで起こる数々のトラブル。 始めは『静かにしてください』という無記名の手紙から始まる。 そこからエスカレートしていき…更に真壁自身のトラブルも重なり…正に泣きっ面に蜂。 そうなのよね〜嫌なことって重なるのよね〜て思いながらも、やはり読んでて楽しいものはなく。 ま、でも最後は平和でよかったわ。

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    投稿日: 2025.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エキセントリックな人物は登場するけれどミスリードであることはすぐにわかる。 いかにも怪しい人間は犯人ではない・・・まるで2時間ドラマのお約束のような方程式だ。 真壁はいろいろと自分ではクレームと戦っていると思っていたかもしれないが、実際には何もやっていないに等しい。 一番怪しくない人間が犯人である・・・これまたお馴染みの方程式だ。 決着のつけ方も、本当にこれでいいのかと思うほど雑な感じがした。 魅力的に感じられる登場人物がひとりもいなかったのは残念だった。 ある程度閉ざされた環境にひとりでも完全に壊れた人間を放り込むと、その壊れ具合がいつの間にか周囲の人にも感染していく・・・といった恐怖を描いたホラーだったのだろうか。 何を伝えたいのかが最後まで掴みきれない物語だった。

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    投稿日: 2017.02.16
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    日常の中で、起こりうるような恐怖を描いたホラー小説。結末には意外な真相が待ち受ける。 大学講師の真壁弘平は家族と暮らすマンションで匿名の手紙を受け取ったことから、次第に近隣住民とのトラブルに巻き込まれていく。何者かによるエスカレートする嫌がらせ…果たして、犯人の正体は… タイトルはなかなか洒落ているが、ホラー小説としての完成度は並ではないだろうか。 文庫化にあたり大幅に加筆修正。

    1
    投稿日: 2016.02.05
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    図書館で久々に本を借りた。私の好きな作家の一人がの福澤さんの文庫に目が行き借りて来た。この人の本は救いようのないこの間読んだ絶叫みたいな転落人生を描くものが多くいつも身につまされながら読んでたので、今回もそうかなと思ったら最後はどうにか丸く?収まったのでホッとした。しかし、家族の結びつきの脆さや、現代の不況の下で暮らしていく事の大変さ。読みながら暗い気持ちになった。ミステリー仕立てで、ホラー要素が少し入ってた所にこの人らしさを感じた。

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    投稿日: 2014.11.16