藤森照信とはなが連載していた茶室を訪問する記事を本にまとめたもの。建築の専門家に茶の湯を程よく嗜んでいるはなというコンビネーションでわかりやすく楽しく書かれている。そして取り上げた茶室たちが時代も場所も性質も全然違うし、ビジュアルも豊富なのでそれも理解を深めてくれる。
茶室は侘び寂びの原点で個性あふれるものが多いことがわかります。待庵だけでなく、如庵などに触れられる良本です。