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講談社 学習まんが 北海道とアイヌ民族の歴史
講談社 学習まんが 北海道とアイヌ民族の歴史
桑原真人、川上淳、神宮寺一/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    アイヌを弱者・民族と決めつけたのは学習まんがとして仕方ないとして、アイヌ文化の紹介にふごっぺ洞窟を混ぜて先住民の印象付けが嫌らしい、アイヌがサハリンや千島列島を渡り、オホーツク海地域で毛皮や海産物を交易した歴史程度が妥当 アイヌ語由来の地名(例:札幌=サッ・ポロ・ペッ「乾いた大きな川」)って一般名称ばかりで文化と称するには残念な仕上がり 歴史の流れも縄文時代から続縄文と擦文文化と直接結びつけられないアイヌ文化、違和感 アイヌの先住性を強調することで、和人や他の民族との複雑な交流史(例:オホーツク文化や和人との混血)が背景に押しやられ、アイヌのアイデンティティが一元的になりがち、子ども向けゆえに、こうした複雑な議論を省略し、「アイヌ=先住」という印象を強く与える点で、歴史の多義性を十分に反映していないと思う

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    投稿日: 2025.05.29
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    数年前に北海道に訪れたときに 触れた、アイヌ文化。 ずっと、心に残っていて… 北海道とアイヌ民族の歴史が まんがで学べるとは! 思わず手にとってみました☆ 観光地として栄え、 農作物も豊かな北海道。 かつては荒れ果てた土地だった。 そして戦いを幾度となく繰り返し、 過酷な歴史をもつ土地。 アイヌ民族は、本州からきた和人に 攻められ、搾取され… ひたすら切ない。 現在の繁栄の背景には、 アイヌ民族の苦しみや やせ細った土地を開墾した人々の苦労、 ロシアからの脅威など 幾重にも重なる苦難の歴史がある。 日本のことなのに、 よく知らない日本があるな… アイヌ民族のことを学ぶたびに、 思うのでした。

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    投稿日: 2025.03.16