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彼方此方の空に粗茶一服
彼方此方の空に粗茶一服
松村栄子、柴田ゆう/ポプラ社
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    再びこうしてまた会えるとは思ってもみなかった。 連載当初から同じ年を重ねて、新しい出会いもあれば、離れていってしまうひといれば、子育てに奔走しているひともいるし、働くようになったものもいる。そんな彼らを見るのはなんだかちょと照れくさいような、それでいて、変わらずにいてくれたことにどこか安心する。 何かあってもなくても、時間は流れ、ひとはその歩みを止めることはできない。自分以上の何者にもなれないし、自分以上のことは誰もできない。 躓く日もあるし、じっと動けないでとどまらないといけない日もある。そんなただ抗うことのできない流れに身を任せて歩んでいくより他ないこの日常の中で、また巡り合えたことは、ほんとうに、有難いことなんだと思う。 時間を隔ててめぐり合っても、出会った当初のことがまざまざ思い出される。振り返るときはあっという間で、自分がこんなところまで歩いてきてしまったことを想わずにはいられない。この次出会うことはもうないかもしれない。それでもまた会ってみたい、そんな風に思わずにはいられない

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    投稿日: 2025.10.04