
総合評価
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powered by ブクログ今作の主人公Yoruは、前作『夜が明けたら朝が来る』主人公アサの最推しである音楽系配信者の女子高生。謎が多かった彼女の物語を待ってました! 前作同様に母親との関係がテーマで、哀しいけれど温かさや爽やかさも混じる読後感が良いです。二作セットで読んでほしい! 前作と今作の両方読めばどちらを先に読んでも支障はなく、それぞれの味わいがあると思います◎その上で私は前作を先に読んで良かったなと。 アサとYoruの接点をもっと見たかったし、母の不遇を思うと涙が止まりませんが……二作とも等身大の読みやすい視点で母の愛に改めて気づかせてくれる良作です!
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
積読消化なう。 刊行してたことを知らず。慌てて購入。 読み終えて、ん? 色々足りんだろと思ったらアナザー巻だった模様。 読む順番間違えた…! ファンレターに力が入っていたのもなるほど納得。 あれは前巻の主人公からだったか。 死をちらつかせるのは前シリーズ同様。 題材は古いがこの手の作品は誰かが定期的に書くべきだと思うので好感。 「今」とうまく融合して展開していた。 足りないと思ったのもそういうことか。 ただし尺は短いし、挿絵はない。 GAの展開が悪手。同時刊行でも良かったのでは?
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作『夜が明けたら朝が来る』のスピンオフ作品で、海の向こう側のもう1つの温かな家族の物語。 前作では既にYoruはいなくなってしまった後でどんな子だったのかはぼんやりとしていましたが、彼女が何を思いどう感じながら音楽配信活動をしていたのか、彼女はどんな家庭で育って来たのか、その全てがこの1冊に詰まっていました。 raemz先生のキャラデザやアサを通して感じるYoruはしっとりとおしとやかで大人しい感じの子なのかな?と思っていましたが、年頃の少女らしく明るく活発で結構気が強いんだなぁとほっこりしました(❁´ω`❁) 配信活動を通して好きな音楽をもっと多くの人に知って欲しい、たくさんの人の心に残りたいと願うYoruの活動を方法は違えどちゃんと応援して沙夜自身を大切に思ってくれている温かな家族の存在が胸にじんわりと沁みました。 親と子と、近いようで言葉が足りなくてぶつかり合うこともたくさんあるけれど、ちゃんと分かり合えてすれ違いのまま終わらなくて、あんなにも愛のこもった透き通るような素敵な曲が出来上がるその様子を読むことが出来て良かったなと思います。Yoruから母へのたくさんの「ありがとう」と母から沙夜へ注がれたたっぷりの愛情に涙が溢れて止まりませんでした(´;ω;`) 取り替え子なんて関係ない、確かな絆がちゃんとそこにはありました。 母の分かりにくい愛情と心配から来る態度をとりもって上手く立ち回る優しいお父さんもとっても素敵で何度もうるうるしちゃいました。 あと、色んな種類のプリンが美味しそうで、私もプリン大好きなので食べたくなりました笑
0投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ家族の物語の良さというものをシンプルに突き詰めたかのような作品。前巻と比べるとドラマチックな要素はあまり際立っていないようにも捉えられるがだからこそ人の繋がりの根幹である家族の関係性の素朴さを中心に味わうことができる。 ただそれだけではなく前巻の展開を知っているからこそほんのりぼやけていた輪郭が補強されていくかのような、独特の深みが増している。あまりないタイプの話の広げ方だしね。でも、確かに家族としての確かな形はあった。続編のような、前日譚のような。でもアナザーストーリーという表現がピッタリくる。
1投稿日: 2025.04.04
