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無敗のふたり(1)
無敗のふたり(1)
遠藤浩輝/講談社
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総合評価

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    格闘技をこよなく愛する天真爛漫な青年・三島ユタカ。天真爛漫がゆきすぎて、おバカな方によってる気もするけど、彼の過去を見るとあえて演じている気がしないでもないな。 セコンドにつけば、誰でも勝たせる天才トレーナー・外山晃一郎。自分のセコンド能力の商品価値を最大限に売り捌くので、金銭にまつわる黒い噂もついてきます。 一癖も二癖も、どころか物語が進んでゆくうちに何癖も出てくるであろう、難癖もつくであろう二人の格闘技成り上がりストーリー「無敗のふたり」です。 二人がコンビ組む前に敗北はしています。ユタカは格闘技で。外山は社会的に。コンビ組んでからの無敗ストーリー、なんでしょうね。最終的に敵同士になって相見える、みたいな少年漫展開は熱いんじゃないでしょうか。 外山の眼力が発揮された飯田の一戦が素晴らしい。 ユタカにとって外山の性格の悪さが強調される印象の試合ですが、互いの選手の強み弱みを理解咀嚼して、思い描いたプラン通りの試合展開に持ち込むことと、それを選手に実行させる指導力説得力が光った試合でした。 自分が憧れた姿になれなくとも、勝利の栄光を浴びることはできる。初めは賞賛されなくても、やり続けることで結果がついてくれば、評価される世界。 残酷だけど、平等な世界。面白いですよ格闘技。 外山は勝利至上主義者であるけども、その根っこにはロマンがあるのだと思います。まあ、強者に吠えづらかかすという快楽に囚われている気もするので、そういう点が性格悪い歪んでるとユタカには見えてしまったんでしょうね。 でも、嫌いじゃあないぞ。モウリーニョみたいだよね。ここで、黒田と言いたくないのが複雑なところ。 町田ゼルビアは、そういう面を隠さずに追求しているのが強みの一つです。分かってはいるのだけど、ヒールとして申し分ない相手であるのだけど、賞賛はしたくないよね。 それは、清水エスパルスが好きなので、フラットな感情でJリーグは見ることができないからですな。贔屓はロジックを超えてくる。 贔屓が信仰にならないように気をつけたいです。

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    投稿日: 2025.01.21
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    訳アリ、メガネ、イケメンキャラが大すきなので満足した。あと、情報開示の方法がなんか上手い。主人公から見た父親、父親の情報だけを見た対戦相手の反応。その対比が面白かった。

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    投稿日: 2024.10.20