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ぼくと初音の夏休み
ぼくと初音の夏休み
掌編小説/扶桑社
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総合評価

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    サクサク読めて。頭の良い奴って、変人で、あっけらかんで、臆する事なし。天下無敵のやりたい放題。それで青春モノって、最強!面白かった〜。心踊る物語に出会えた事を感謝。

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    投稿日: 2025.06.24
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    母子家庭で育つ逸見千尋は、変わり者の女子高生・北條初音に、ひと夏の海岸清掃活動へ誘われる。健全なボランティアかと思いきや、拾うゴミは酒の空き瓶と避妊具のみという、ややスキャンダラスな匂いのするもの。初音は、このゴミ拾いを「この夏、砂浜から『お酒の勢いで……』を排除する目的で行う」と言うが…。 未発達な心と、徐々に成熟を迎える体。その狭間であがき成長していく少年少女。思春期という、子どもと大人の境目を生きる彼らは、心に負った疵を誤魔化して、笑顔をつくることも覚えた。その空白を抱えたまま大人になる子もいれば、その疵に正面から向き合う子もいる。扱うテーマがテーマなだけに、かなり露骨な生々しさをもって読者に迫ってくる感はあるが、主人公たちが選ぶ結末を、ぜひ見届けて欲しい。

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    投稿日: 2025.02.02