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恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい
畑野ライ麦、巻羊/SBクリエイティブ
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。KU。 畑野ライ麦氏の『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』は、言葉という不確かでありながらも強靭な手段を通じて、人の心が通い合う瞬間の尊さを描いた秀作である。短歌という限られた器に感情を託す登場人物たちの姿には、若さゆえの不器用さと真摯さが交錯し、その葛藤が読む者の胸に静かに沁み入ってくる。 恋愛を描く物語は多いが、本作は「言葉の重み」を主軸に置いている点が印象的だ。言い過ぎても届かず、言わなければ伝わらない──そんな微妙な距離感が、短歌という形式を通して見事に表現されている。加えて、登場人物たちの心の機微が丁寧に紡がれており、思春期の揺れる感情を追体験するような読後感がある。 終盤には賛否を呼ぶ展開もあるが、それもまた物語に奥行きを与えている。静かで、しかし確かに熱を帯びた恋のかたちが、そこにはあった。

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    投稿日: 2025.07.26
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    まだまだ直裁で稚拙だけど、徐々に拡がりのある一首が増えてくる感じが三十一文字の世界の可能性を感じさせる。ただちょっと詩織の存在が加速器のようで、おちょくり過ぎな気もする。でもだから良い発破になったと解くのが良いのかな。

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    投稿日: 2025.01.02