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創価学会 現代日本の模倣国家
創価学会 現代日本の模倣国家
マクローリン・レヴィ、山形浩生、中野毅/講談社
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総合評価

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    2018年にハワイ大学出版会からでた研究書の翻訳。文献調査とフィールドワークの双方が組み合わされており、とても読み応えがある。ここまでの研究は、これまで殆んどなかったのではないだろうか。特にフィールドワークは、20年近くの参与観察がなされており、幹部ではない会員やその家族の姿に迫っている。 翻訳に際しては講談社の校閲部がほぼ全ての原典に当たってチェックしたそうで、監訳者による注記も充実している。こういう丁寧な仕事は、書籍というメディアならではの強みなのだと思う。

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    投稿日: 2024.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に興味深い論考。 学会を疑似国家として捉える視点は一つの卓見と思われる。 著者の勘違いは、適宜、中野毅名誉教授により、補訂が付けられている。 <メモ> ・牧口は息子の戦死を知り、生きる力を失う。 ・学会内での後継者をめぐる権力闘争。 P「日蓮宗系は分派の歴史。それをさせないためにわたしは を反逆者にしていったんだ。」 ・霊などのお告げではなく、本の出版日が創立記念日。 ・人間革命の山本は感情がない。ユーモアがない。しかし、実際の池田は違う。 ・『人間革命』に見る正統化の流れ。 ・天職論

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    投稿日: 2024.08.02