
総合評価
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powered by ブクログ帯に「若い読者に贈る」とあったが、初老が紐解く。 いわゆるビックヒストリーの入門書。読みやすい文体でこの本を1冊読むだけで、大きな流れを把握することができる。高校1年生に教える言葉を用いてできるだけ簡潔かつ教科書的に書かれている。既に知っているよという内容も多く、知識を整理するのによい。また、随所に出てくる関連する書籍に興味を持つものもあり。
2投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログこの本はとても良かった。ビッグヒストリーをとても分かりやすく説明してくれている。「私たちは星屑からできている」ということが本当はどういうことなのかよく分かっていなかったのだが、よく分かった。
57投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゴルディックス条件=熱すぎず冷たすぎず、大きすぎず小さすぎず。 ビッグバンの発生=宇宙の誕生、 恒星と銀河の誕生、 より重い化学元素の生成 太陽系の誕生、 生命の誕生、 ホモサピエンスの出現、 農業の始まり、 工業化の始まり、 宇宙の始まりはあまりに熱かったため、エネルギーと物質の区別はない。 最初はインフレーション、それがビッグバンを引き起こした。 重力を運ぶ粒子=重力子=予言されているが発見されていない。 ダークエネルギー、ダークマター、まだ発見されていない。 最初はプラズマ状態。 太陽系は、天の川銀河の中心にあるブラックホールの周りの軌道上を回っている。秒速200キロの速さ。一周するのにⅡ億2500万年かかる。 サッカーボールを太陽に見立ててサッカー場の真ん中に置く。25m離れたところに胡椒の粒を置く。これが地球。プロキシマケンタウリ(4.24光年離れた一番近い恒星)に見立てたサッカーボールは6500キロ離れたところに置く(南米大陸の長さと同じ)。 宇宙が膨張しないとエントロピーが増大してもっと熱くなる。我々の排泄物もエントロピーを捨てていると考えられる。 ダークマター、ブラックホール、クエーサーがまだ謎。 太陽の質量の200倍以下であれば、恒星ができた。これ以上の集まりはブラックホールになった。 クエーサーは準恒星状の天体=中心のブラックホールの周りにある領域。 恒星は、水素を燃やしてヘリウムに変えている。核融合。 小さい恒星は、水素がなくなると崩壊して白色矮星となり、やがて黒色矮星となって燃えかすになる。 大きい恒星は、水素がなくなると、崩壊して赤色巨星になる。ヘリウムが核融合を始めてベリリウム、炭素になる。ヘリウムがなくなると崩壊して爆発して炭素がばらまかれる。 もっと質量が高いと、コアの温度が上昇するので炭素が酸素へ、ケイ素へ、最後は鉄を作る。最後に急激な崩壊が起きて超新星爆発が起きる。鉄より重いウランまでの元素を、核融合ではなく中性子捕獲によって作る。重い元素は、15分~30分の間に作られる。重い元素がごくわずかしかない理由。 超新星爆発が500光年以内の距離で起きると、地球は焦げる。 1054年の超新星爆発は中国に記録がある。かに星雲となった。 太陽は45億年位燃え続ける。20億年後には今より15%位明るくなる=地球の温度は高くなって金星くらいになる。コアに水素より重いヘリウムが増えるため温度が上昇する。40~50億年後に、水素を使い果たす。ヘリウムを炭素に変え、最後に爆発して白色矮星になる。超新星になるほど大きくない。 地球誕生の1億年後に、原始惑星が衝突して月ができた。=ジャイアントインパクト。月は年に5センチの割合で遠ざかっている。このおかげで自転軸が傾いた。 地球の自転時間は8時間だった。40億年前に15時間になった。そのころ太陽は暗く、今の25~30%ほどの明るさ。 地球表面のプレートは常にリサイクルされている。約5億年。 地球が小さければ大気や液体を重力が留めておけない。 地軸の傾きは、4.1万年ごとに21.5度~24.5度の変化をする。 地球は、元素と栄養素では閉鎖系=原子の量は変わらない。 レアアースは、身近にないだけで珍しいわけではない。ツリウム、ルテチウムでさえ、金の200倍存在する。鉱床に集中していない。 地球にはプレートテクトニクスのため、隕石の衝突後が残っていない。月にはプレートテクトニクスがないため、残っている。 生命の定義は難しい。代謝、生殖、適応の3つの特徴がある。進化の定義も難しい。突然変異の中で環境に適合したため生き残ったもの。 生命は細胞からなり、単細胞生物の時間が長かった。ストロマトライトという化石は34億年前に光合成をしていた。最初の生命はもっと前に誕生していたはず=最終普遍共通祖先(LUCA)。 スノーボールアースからカンブリア大爆発で大量の種が生まれた。今までに少なくとも5回の大量絶滅。ゴキブリとイチョウとカブトガニは生き残った。 恐竜は1億5000万年の間、地球を支配した。 陸上の生命は、火をもたらした。植物が上陸するまで、岩石だけで燃えるものはなかった。燃えることで酸素濃度が下がり、炭素が空気中にも取った。 小惑星の衝突で恐竜が絶滅。どのくらいの期間がかかったかは不明。小惑星の衝突がなければ人類はいない。 初期ホミニンの化石はすべてアフリカで見つかっている。ホモサピエンスの出現以来、人間は長い間同じ種のままだった。 人間の社交性は生物全体の真ん中くらい。孤独なサメ、社会的なシロアリやアリ。チンパンジーより社会的。 最初に家畜化された動物はハイイロオオカミ。犬に変わった。すべての動物が家畜化できるわけではない。大型陸上哺乳類148種のうち、14種ほど。カバはできない。 グローバリゼーション。コロンブス交換とマゼラン交換。ヨーロッパの家畜化された動物からうつされた天然痘やはしかのような病気がアメリカ大陸に感染した。アメリカには家畜化された動物はいなかったため、免疫がなかった。アメリカの人口は半分以上減った。 人新世=人間の時代。パウル・クルッツェンの造語。 現在の人口は2050年ごろ90億人で安定するとみられている。
0投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログほとんど新たなアイデアもないし、知的好奇心を刺激しない。もう知っていることばかり… 総説。不要。 読了35分
0投稿日: 2024.05.22
